暗殺教室〜彼と死神〜   作:らふ

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Act.7

set4 テスト

 

あの後イリーナ先生が素直に謝りクラスに打ち解けた。別に気にしてないけど、一応褒めてやるくらいのことはした。

 

そして、かったるい授業を終え全校集会。

 

山上からほんの2分で降りてこれるから、今日も購買に勝った俺は屋上で昼食を摂ってる。…………けどなぁ

 

「葉山、俺がE組に行った理由って知ってるか?」

 

「まぁ、なんとなく分かるよ。」

 

隣には葉山。屋上で昼食を摂ってるのを見かけるとすぐにこちらに来た。めっちゃ邪魔。

 

「…………なんとかしろ。ってかしてくださいお願いします」

 

そう、葉山の周りに群がる女どもが俺の方にも来やがるのだ。「食べさせて」とか、「あーん」とか、「踏んでください!」とか………まぁ、一応全て応えてやってる。

 

流石にちょっとうざい。

 

「そう言われても……比企谷に会えるのは久々なんだしねぇ、皆」

 

その言葉に女どもがキャーキャー騒ぐ。つか、約1名男子なんだが……

 

「いいのか、俺はE組だぞ」

 

「何か事情でもあるんだろ。それくらい知ってるさ」

 

………そう理解者ズラされんのが一番ムカつくんだよ。

 

「へぇ、巷で噂の白王子さまはオトコにも言うことが違うねぇ」

 

だから、おどけて言ってやった。白王子はちらっと聞いた程度だ。

 

「はは、君もそういうのに興味があるんだね。そーゆう、キミも王子様だと思うけど?」

 

葉山が返すと、群がってた皆、「ねー」と同調した。う、うぜぇ。

 

「バカ言え。王子様なんてのは一人で十分なんだよ。」

 

そう、王子は一人で十分。二人もいらない。

 

「そう………………ところで、さっきから気になっていたんだけど、そこの金髪のお姉さんはキミの知り合い?」

 

「…………聞かないでくれ」

 

そこには触れるな。質量は感じないけど精神的に重いんだよ。主に肩が。時折寝息が俺の耳にかかるのがまた腹立たしい。

 

♬・.′•*

 

月一の全校集会。E組にはちょっとキツいイベントだろう。

 

『要するに、君たちは全国からより選ぐられたエリートです。この校長が保証します。が、慢心は注意です。油断していると……どうしようも無い誰かさん達みたいになっちゃいますよ』

 

毛が薄い校長先生が嬉嬉として言う。

 

あの校長に薦めた育毛剤聞いてないのかな……有名なブランドでレビューもいいはずなんだけど。

 

『こら君たち笑いすぎ!!校長先生も言いすぎました』

 

あはははははと、嘲笑いが響く。気を抜くと体育館を潰してしまいそうだ。自重、自重。

 

『続いて生徒会からの発表です。生徒会は準備を始めてください』

 

烏間先生が腹を抑えて歩いてる。さっき薦めたスイーツが腹にきたのか。後で謝っておこう。

 

「誰だあの先生?」

「シュッとしててかっこいい〜」

「でも、なんか腹抑えてね?」

 

そんな烏丸先生に倉橋と中村が話しかけ、何やら注意している。

 

「何か仲良さそー」

「いいなぁ、うちのクラスブサメンしかいないし、それに比企谷もいるとか……」

「…………蹴られたい」

 

男子は、黙ってるし、最後の奴!ずっとこっち見つめてくるな!!なんか文句でもあんのか?!

 

ガラッ……カッカッ……

 

今度はイリーナ先生。体育館に入るのと同時にキョロキョロし始めた。

 

何探してんの?

 

「ちょっ……なんだあのものすごい体の外人は!?」

「あいつもE組の先生なの?」

ヒソヒソヒソヒソうるせぇなぁ。1回占めなきゃわかんねぇのか?!

 

「ねぇ、烏間あの子は?」

 

「何しに来たイリーナ!?」

 

「う、うるさいわね。一応情報収集よ。で、あの子はどこなの?」

 

切羽詰まってる。探している生徒に余程大事な用事でもあるのか。

 

「誰のことだ?」

 

「え、えっと、その……は、は、は…」

 

言いずらそうにモジモジしてる。煮え切らない。イリーナ先生ここが体育館だってこと忘れてねぇか?

 

「は、なんだ?」

 

「は……は、はっ!花見てくるねっ!?」

 

ぷいっと背を返してどっか行った。あの人何しに来た??

 

『はいっ、今配ったプリントが生徒会行事の詳細です』

 

「え?」

 

配られてない。てか、行事なんてどうせ参加しないからどうでもいい。さっさと集会終わらせろ。

 

「え?何?俺らの分は?」

 

「…すいません、E組の分まだなんですが」

 

『え?ない?おかしーな……ごめんなさーい3ーEの分忘れたみたい。すいませんけど、ぜっ?!』

 

ぐぎゃー、と悲鳴が近くで聞こえマイクが倒れた。

 

僅か3秒。それで全てが終わった。飛び乗って組み伏せて、踏む。

 

『なぁ、どーでもいいけどさ、E組いびりでいちいち間をあけんの辞めろよ。』

 

「は、はいっ!すすすす、すみません、!?」

 

滑舌が悪いな。これまで散々生徒会でも仕事をこなしているはずなのに。

 

「ついでに、プリントも配れ」

 

「そ、それはっ!」

 

「答えは、Yesか、はいだ。言え」

 

「う、うぐっ、こんなことして、ただではっ!」

 

反抗期なのかなこの子。躾は大事ですよ?

 

「あ?言えっつったよな?い、え」

 

頭を踏んでるから喋りづらいようだ。じゃあ、腹を潰せば言葉がでるかな。

 

「は、はひぃ……」

 

その前にギブアップのようだ。停学になりませんようにっ!

 

「じゃ、言いたいことは言ったし、この件の目撃者は、"誰"もいないな。さっさと終わらせろ」

 

場がシーンと静まってる。と、体育館の玄関から突如声が聞こえてる

「ぅ……ぉ」

 

何者かがこちらに走ってくる。揺れる金髪が鬱陶しい美人な先生はやはり、あいつしかいない。

 

職員室に捨てられたのに腹立っているのかちょっと顔が歪んでる。

 

「あ?あぁ?!イリーナ先生?!」

 

「や、やっと見つけた!!」

 

相当疲れているのか息を切らせて、台に登ってくる。おい、マスカラ落ちてんぞ。

 

「見つけたって、お、おいっ!?じ、じゃ、俺はこれで」

 

イリーナ先生が俺の右腕に抱きついてくるので、引きずってステージを降りた。

 

予想以上に面倒な集会になった……

 

°・.

 

あれから、そのまま体育館には居ずらかったし、先に体育館から出て自販機でマッ缶とパックのジュースを1つ買った。

 

「………はぁ、一応教師だろイリーナ」

 

未だ右腕が重い。猫みたいだなこいつ。構わなくなったら引っ付いてきて、構ったら構ったでうるさい。そこが可愛いんだけどな。

 

「ん~やっぱり心地いい……」

 

すりすりとやはり猫みたいに甘えてくる。ここまで男慣れしている奴が俺なんかにベタつくとは……ちょっと苛めてみるか。

 

「はむっ……」

 

イリーナを片手で抱き締め、首筋に痕が残るよう強めに噛む。

 

「んん……っ」

 

イリーナが肩がビクついて小さな悲鳴を上げる。面白いのでもうすこし攻めるか。

 

「かぷっ…」

 

もう一度噛み付いて、ぎゅっと抱きしめた。

 

「ひゃっ!?」

 

「これでいいだろ。」

 

イリーナからそっと離れてジュースを渡す。イリーナはまだ何かされると思っているのか目を瞑って固まってる。

 

「……….っ、ん?……へ??」

 

何が起こったのか分からなくて混乱してるみたいだ。

 

イリーナの首筋を指先で指して、ジェスチャーする。

 

「マーク。気づけよバカ」

 

それから踵を返して立ち去る。

 

遠目でちらっとイリーナ先生の方を向くと渡したジュースを持って俯いてた。…………あれ?なんか間違えた??

 

 

 

 

 

 

+補足説明

 

マークーーー、いや、そんなことよりビッチ先生がヒロインになってる?!烏丸先生早くなんとかして!!

 

イリーナ先生ーーー比企谷は自覚してるのかしてないのか……よく見ると言い換えてます。イリーナ先生とイリーナ、結構真面目なのかも。

 

葉山隼人ーーこいつについては知らん。はやはち?お望みとあらば……

 

キスーー首筋のキスは執着。因みに耳は誘惑。唇は愛情。

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