暗殺教室〜彼と純情少女〜   作:らふ

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Act2

set 2人影

 

ころせんせーを暗殺するために皆で中庭に駆けて行った。けれど、私はそんな気にはなれない。

 

ひ、比企谷くんが、ひきがやくんがぁ、猫にうまってる!!!

 

にゃーにゃー、と猫の愛らしい鳴き声が耳を疼いて触りたい欲求が爆発しそうだ……

 

「ひ、比企谷くん?その猫どうしたの?」

 

私がてをそわそわしてると、アホ毛がぴくっと動いて反応してくれた。

 

「あ、あぁ、何故だか知らんが猫が寄ってくる体質なんだよ」

 

「キャー!比企谷くん、さいっこうの体質だね〜!」

 

ひなのは動物が好きだからその体質は羨ましいんだろう。私だって羨ましい。

 

「いや、野生の猫も多いから、猫臭くなんだよ。あんまいいもんじゃない」

 

「えぇー?猫の匂いなら本望だよっ」

 

「か、可愛い…」

 

触りたい……でも、嫌がれないかな。猫ってあまり触ったことないし。

 

「ん、ほら。触りたいんだろ?」

 

比企谷が白い猫の肉球を私の手に当てた。う、わぁ!猫の肉球って、柔らかいんだ!

 

「かーわいー。んーー♪」

 

もふもふしてて癒される。ついつい頰でスリスリして、数分経って、嫌がられたのか私の頭の上に乗った。?

 

「嫌がられたんじゃねぇよ。お前のこと気に入ったんじゃねぇか?ほら、もうぐっすり」

 

上を見ると、スヤスヤと眠ってる。ふわふわしてて、頭の上にちょっと重いクッションがあるような感じ。

 

「よかったね!桃花ちゃん!」

 

「う、うん。なんだかこの猫比企谷くんに似てるね。なんかちょっと、ふてぶてしい感じが」

 

「似てねぇよ」

 

比企谷くんがそっぽを向いた。ほら、似てる。

 

「うりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうり…」

 

ひなのが猫をずっと撫で続けている。そ、そんなに撫でちゃ猫が嫌がるよ?

 

「お、おい、倉橋それくらいに…」

 

「へ?だって、猫ちゃん可愛いよ?」

 

比企谷くんがいっても撫で続けている。可愛いけども!!

 

ウニャー!!

 

「そ、その目はっ!」

 

ウニャウニャニャ!ニャンパカー!!

 

ひなのが猫にアッパーされて、顔に引っ掻き傷が残った。ちょっと痛そう。

 

「うにゃうにゃにゃぱかー?」

 

「ほれ、言わんこっちゃない」

 

「うぅーー、私はこんなに愛してるのに……こ、こうなったら!猫を殺して私もしぬっ!!」

 

「愛が重い。」

 

比企谷君もウンウンと頷いていた。………ひなの動物好きだもんね。

 

ーーーー

 

「あれ?殺せんせー何してるの?」

 

殺せんせーが気に吊るされて、生徒たちに撃たれたり刺されたりしている。え?よく見ると比企谷君も吊るされてる??

「ひ、比企谷君ー!!何してるの!?」

 

「あ、とーかちゃん。わたし、せっとくしたんだよ……でも、ダメだった……」

 

「な、何があったの?!」

 

「男子達が、1回お前も殺されろとか言い出して、それに比企谷君も乗り気で……意味わかんない」

 

ひなのが珍しくぐったりしている。こんなひなの初めて見たかも……

 

「ははっ、ざまぁ、見ろ比企谷君!!」

 

「なんで、烏間先生がよろこんでる?…」

 

男子達は比企谷君に向かって死ねを連続して叫んでいる。か、カオスだ……

 

「ヌルフフフフフフ、比企谷君1人もまともに殺せないようでは私を殺すのは夢のまた夢。君達が私を殺すなど絶対にむ…」

 

殺せんせーを吊るしてた木の枝が鈍い音をたてて折れた。………殺せんせー

 

「ねぇ、ひなの。比企谷君の所の方が心なしか人が多い気がするんだけど」

 

「え??きっと気のせいだよぉ……わたしはしらなーい」

 

ひなのは体育座りをして塞ぎこんでる。疲れきった表情から相当止めるのに苦労したんだろうなぁ

 

「あっ、殺せんせー逃げた!」

 

縄に絡まって、テンパっていた殺せんせーが校舎の屋根上に逃げた。それ、狡い。

 

「ここまでは来れないでしょ。基本性能が違うんですよバーカバーカ」

 

惜しい。私も参加してれば良かったかな?比企谷君はまだ刺されてるけど。

 

「あァ?!誰が馬鹿だ!!オラァぁあ!!」

 

比企谷君の吊るされてるロープが3回転して粉々になり、木の枝を使いジャンプした。殺せんせーの方向へ。

 

「ひゃぁーーー!!」

 

「逃げんなや、ごらぁあ!!!」

 

皆ぽかんとしている。大量の冷や汗を流して。

 

「……………今までで1番惜しかったよね」

 

シンとした空気に片岡さんが呟いた。さ、流石委員長。あ、憧れる……

 

「…………この調子なら殺すチャンス必ず来るぜ!!」

 

磯貝くんが活気付けるように言った。さ、さ、流石、委員長………

 

「ってか、男子ぃ!!!比企谷君の方ばっか行ってんじゃないわよ!!もしかしたら殺せたかもしんないのに!!!」

 

「あぁん?!俺らだって真剣に殺ってんだよ!!てめぇらだって殺せんせーは殺れてねぇじゃねぇかよ!」

 

「比企谷君は殺す対象じゃないでしょ!?」

 

「あいつをやらなきゃ無念が晴れねえんだよぉ!!」

 

そうだ、そうだー!と、無邪気な声援が聞こえる。と、思ったら、烏間先生が援護している……何混ざってるんですか先生……

 

「何の無念よっ!」

 

「男の無念だっ!!」

 

片岡さんと岡野さん。杉野くんと前原くんがメンチきってる……岡島くんなんて青筋が立っている。なんで怒ってんの?

 

「だな。もっとやるんだ」

 

だから、なんで、あんたが援護しているだよ、烏間先生………

 

ひなのはさっきから動かないし、クラスは男子と女子で対立してるし…殺せんせーと比企谷君はいないし…………

 

……カオスだ

 

 

 

 




評価が悪い場合や、書く気力が失せた場合、投稿しないです。見たい人はピクシブで、投稿するので、それでは。
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