今回軽い戦闘描写を入れてみましたが、表現が難しいです。
頭でイメージした事を文章にまとめるって、大変ですね。
あと山田先生が好きな方は申し訳ありません。
今回の戦闘の結果、彼女は犠牲になってしまいました。描写の為に何故か....本当はモブでも良かったんですが、何ででしょうね?今でも不思議に思います
「初めましてだな。私は織斑千冬。私の弟が.....一夏が随分と世話になった」
「一夏....あぁ織斑の事か。別に大した事はしてない、ただ妹の楓と仲良くしてくれたから、世話を焼いただけの事だ」
「それでも、だ。私はお前に感謝している。心から礼を言いたい.....ありがとう」
「織斑教諭、貴女の気持ちは受け取りました。なので顔を上げてください。ほら、他の教員や生徒ががビックリしてますので」
「そうか、分かった」
ようやく顔を上げ、一輝は織斑教諭に連れられ、IS学園内に足を踏み入れた。
噂には聞いていたが、広すぎるな。これじゃ敷地内で遭難しそうだ。これだけ広ければ.....鍛錬する事に不自由は無さそうだ。
暫く学園内を見学しながら織斑教諭と歩いているうちに、IS学園の試験場に辿り着いた。
「まずはお前のIS適性を調べたい。中に入れ」
「了解です」
千冬に言われ一輝は扉を開け、試験場内に入った。
「それでは、ISを装着してください」
「分かりました」
試験官の指示通りに一輝は、会場内に予め展開されているISを装着した。
「今回貴方が使うISは
「まず俺は何をすれば良いでしょうか?」
「はい。まずはこの学園の教師とISによる模擬戦闘を行ってもらいます」
「なるほど、分かりました。それで、俺の対戦相手は何処ですか?」
「私です」
声が聞こえたのでそちらに向くと、見た目が子供っぽく、眼鏡を掛けた女性が、同じくISを纏って待機していた。
「貴女が今回俺の模擬戦闘の相手をしてくれる、という事でいいんですか.....えーっと」
「山田麻耶です。森城一輝さん、ですよね?本日は宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いします。山田先生」
お互い自己紹介も終え、戦闘準備に入る。
一輝は打鉄を纏ったまま軽く柔軟、ついでに手足を動かし感覚を確かめる。
山田先生は武器のチェックを行っている。因みに山田先生が使用しているISは『ラファール・リヴァイヴ』である。
「それではお二人とも、準備は宜しいでしょうか?」
「はい。問題ありません」
「私も、いつでもいけます」
試験官の問いかけに答える二人。
山田先生は武器、マシンガンを2丁呼び出して弾倉をチェック。
対して一輝は何も出さず、両手をダラーンと垂らしたまま待機してる。
「あ...あのー?」
「はい、なんでしょう?」
「構えなくて良いんですか?それと、武器は出さないのですか?」
「えぇ。良いんです。これが俺の戦闘時の構えですので。それと......」
「それと?」
「IS学園の教師がどれ程の腕前か、お手並み拝見したいと思いまして」
「む。」
一輝の挑発に少しカチンときたのか、子供のように頬を膨らませる山田先生。うん、全然怖くないし、逆に可愛過ぎます。悶え死しろというのか?くッ!童顔教師.....出来るッ?!
《うん。少し落ち着こうかず君、ね?》
っと、裏人格として宿っている
《助かった、取り敢えず礼は言っておく》
《いやぁ、こんなんでお礼言われても私が困る》
改めて気を引き締め、頭を一度クリアにし、次に対戦相手である山田先生を見据える。
山田先生も、一輝の微妙な変化に気付いたのか、一瞬表情が強張ったが、即座に武器を構える。
「それでは.......始めッ!」
試験官の合図と共に二人は動いた。
山田先生は横に飛びつつ、2丁のマシンガンを連射して一輝を牽制する。
一方の一輝は、何の苦も無く打鉄を巧みに操り、最小限の動きで山田先生が繰り出す銃弾の雨を容易く躱していく。
(な、なんですかあの子は?!とてもISを初めて乗った人間の動きじゃないですよ!?それに私の攻撃が当たらないなんて......)
顔には出してないが、明らかに動揺している山田先生。
そして――――――その隙を見逃すほど、彼は甘くない。
一瞬地面に片足を付けたかと思うと、次の瞬間彼は山田先生の懐に潜り込んでいた。
そして彼女の懐に潜り込んだと同時に、打鉄の両腕を一時解除を行っていた。
「「
山田先生と、会場内の管制室で二人の戦いを見守っている織斑先生が同時に声を上げて驚いていた。
だが二人は更に驚く事になる。彼は打鉄の両腕を解除したかと思うと、山田先生の持つマシンガンを2丁に手刀を打ち込み、破壊してしまったのだ。
「そ、そんな事が――――」
「おっと、驚いてる暇があるんですか?先生」
「ッ!」
一輝の声に気付いたと同時に、彼女の腹部に強い衝撃が走った。
一輝は山田先生が持つ武器を破壊した後、軽く息を吸って吐き、右手に氣を練りこみ、彼女の腹部に掌底を叩き込んだ。
防御が遅れた彼女は、そのままノーバウンドで数m吹き飛ばされた後、壁に強く叩き付けられた山田先生。
「かはッ――――ぅ」
一瞬のうちに何をされたのか、理解できなかった彼女だが、唯一分かった事は、今自分は彼の攻撃を受けた。という事を理解した。
「甘過ぎです。仮に自身の武器が破壊されたとしても、一瞬の油断が命取りですよ?山田先生。生身同士の戦闘なら
「くぅ....ま、まだ...です....まだ、終わって、ません」
腹部の痛みと壁に叩き付けられた衝撃で、まだ視界がブレているにも拘らず、彼女は壁に手を付き、時折咳込みながらもゆっくり立ち上がる。
その間一輝は彼女が立ち上がるのを、ただじっと見て待っていた。何もせず、ただその場から動かず、彼女を待っていた。
「お待たせ....しました、森城さん」
「では続き、始めますか?」
「はい。お願いします」
「良い眼です。ようやく俺も本気出せそうです」
山田先生の真剣な眼差しに心を刺激された一輝。
「それじゃ、躱してください.....ねッ!!」
「ッ!?」
言ったと同時に彼女目掛けて拳を握り突撃。咄嗟に横に避ける山田先生。遅れて響き渡る轟音と衝撃に気付き、先程まで自分が居た場所を見た彼女は、その光景に恐怖した。
先程まで彼女がいた場所は、途轍もなく大きなクレーターが出来ていた。その中心地で、拳を地面に打ち付けた状態で静止している一輝。
更に想定外以上の一輝の反応速度と、纏っている打鉄の耐久度が低かった為か、既にボロボロ。ダメージレベルで表すのならCの状態であった。
「んー、どうも反応が遅いんだよな....チッ、仕方ない」
舌打ちをして一輝は、打鉄から降りる。
「済みませんが、こっからは生身でいきますから」
「え....だ、駄目ですよ!?生身でISと戦うなんて、怪我どころじゃ済まな―――「あー、そういうのは良いんで、ホント」――ッ?!」
「とうか.....俺さっき言いましたよね?」
「
「なに――――」
彼の言葉に対し、彼女が何かを言おうとする直後―――――――――
ISを纏った彼女の身体は宙を舞っていた。
「ぁ.....え?」
今更だが、ISには”絶対防御”という機能がある。全てのISに備わっている操縦者の死亡を防ぐ能力。シールドバリアーが破壊され、操縦者本人に攻撃が通ることになってもこの能力があらゆる攻撃を受け止めてくれるが、攻撃が通っても操縦者の生命に別状ない時にはこの能力は使用されないとの事だが。
つまり、今”絶対防御”が発動したという事は即ち
|彼女は今まさに生命の危機に瀕した状態まで追い詰められている《・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・》のである。
「ふむ。どうも生命を守る機能が働いてる為か、やはり普通に攻撃してもダメージが軽減されるか.....ならこれならどうかな?」
先程と同じく一瞬で懐に飛び込み、彼女の顎をアッパーカットで下から思い切り叩き上げた一輝はそう言い、宙を舞い先程の攻撃で動けない彼女の真下で仁王立ち、円の動きで両手を動かし、呼吸を整え氣を高める。
徐々に一輝の身体から青白い光が発し始める。その光を右手に全て集め圧縮。次に一輝は頭上にいる彼女に狙いを定め――――
「いでよ、覇龍!!」
右手を天高く突き出し、そこから溜めた気を一気に放出。天高く舞うその光は、龍に見えた。
「―――――ッ」
自身に迫る危機に気付き咄嗟に回避しようにも、間に合わず龍の形を成した光に飲み込まれ、そのまま試験場の天井をぶち破りながら天に昇っていき
「轟覇! 機神拳ッ!!」
彼がその技を言い放つと同時に突き破られた天井の先で、大爆発が起きた。
暫くして空いた天井の穴から落ちてくる物体があったので、一輝は地を蹴り地面に激突する前に受け止めた。
彼が抱き留めているそれは、先の攻撃で最早原形すら留めていない『ラファールリヴァイヴ』
管制室で、一部始終を見ていた他の教師たちや織斑千冬は驚愕していた。皆今起こった現実に対し、言葉を発する事が出来ず、ただ沈黙していた。
一輝は大怪我を負い意識の無い彼女を抱きかかえ、試験場を後にした。
今回初の戦闘描写ですが、うーん。個人的にかなり下手という自覚があるんですが。中々どうして上手く書けないものです。性格にもよるんでしょうか?まぁ、戦闘描写はこれから勉強しながら良くしていこうと思います。
のでみなさんこれからも宜しくお願い致します。