序章となる炎の申し子を踏まえて
ここからが第1話となります!
素人作者が想像と妄想から作る
煉獄を主人公とした冒険浪漫
寛大な気持ちで楽しまれ
わくわくハラハラと心を燃やしてくださいm(_ _)m
「ん? ここは…… 」
煉獄が目を覚ますと柔らかな日差しが降り注ぐ
森のような木々が繁った風景が見える
「確か俺は死んだはず……ここは一体?」
むくりと起き上がると手足を動かし
自分の身体を確認するように動かしてみる
「生きている…のか? それともここが死後の世界とでも?」
確かに感じる心臓の鼓動
生きているとしか思えないことに理解が出来ない
そこへ静寂を破る突然の悲鳴が響く
「キャァァァ!」
悲鳴が聞こえたと同時と言ってもいいほどに
煉獄の身体は駆け出していた
「考えてもわからんことは後だ!」
その素早さと身軽さはさすが柱と呼ばれる精鋭
人とは思えぬ速さで悲鳴が聞こえた方へ走って行く
「来ないでっ! イヤァァァ」
「グルルアアアッ」
若い女性が叫ぶ先には熊のような動物が
今にも襲いかかるといった瞬間だった
「危ないから地面へ伏せろ!」
煉獄の大きな声はまだ少し離れているのに
しっかりと女性の耳に届いた
誰かもわからないその声を頼りに女性は地面へと踞る
それと同時に煉獄は女性の上を軽やかに飛び越え
瞬時に刀に手をかけて熊のような動物へと飛びかかる
「炎の呼吸 壱ノ型 不知火(しらぬい)」
一瞬の出来事であった
煉獄が手をかけた刀を抜いたと同時に迸る炎
飛びかかった勢いのままに斬りかかり振り抜く
着地してもザザーッとその勢いを殺しきれぬ煉獄の背後に
熊のような動物の切断された首がドサッと落ちる
続けて首を失った身体がドーンと音を立てて倒れて来る
その斬り口は焼け焦げたように黒くなり煙が出ていた
まだ刀身に残る燃える炎をブンッと振り払い
煉獄は流れるような所作で刀をしまうと
「もう大丈夫だ! しかしデカい熊だな。食べ応えがありそうだ! はーっはっはっは」
煉獄の大きな声にビクッと身体を震わせるも
若い女性はゆっくりと顔をあげて煉獄を見る
そして斬られて頭と身体に分かれた熊のような動物を見て
「えっ!? これはあなたが? ……ありがとうございます」
聞こえた声の言うままに地面へと踞り
何秒かの間に何が起きたのか?
よくわからないままに女性はお礼を告げる
「うむっ! 気にするな」
大した事はしてないと本気で思っている煉獄が答える
「それより聞きたいことがあるのだがここは一体…グゥゥ」
女性へと歩み寄りながら話し始めた
煉獄の腹が鳴る音は女性にも聞こえるほどだった
「これは失礼!はーっはっはっは」
自分でも少し驚いた煉獄が笑う
「アハハ。 良かったら村が近くにありますので寄っていかれませんか? 大したものはありませんがお礼にご飯でも作らせてください!」
その流れに一緒に笑ってしまった若い女性は
煉獄が悪い人ではないと思い改めて感謝の気持ちで告げる
「ありがたいっ! ではお言葉に甘えよう」
そう言うと煉獄は先程の熊のような動物へ近付き
片手で頭を持ち、もう片方の手で熊のような動物の腕を自分の身体に巻き付けるようにして押さえるとズズズッと引っ張り出す
「えっ? それ持っていくんですか? 村に帰れば人を呼べるのに…」
女性が驚いてそう言うと煉獄は遮るように
「いや大丈夫そうだ! これくらいなら引っ張っていける」
そう話しながらも熊のような動物を引きずり
女性の方へと近づいてくる
「…そうですか…じゃあこっちです!」
自分の倍以上のものを少しは重そうにしながらも
引きずり歩いてくる煉獄に驚き引き気味な女性だったが
道案内のために歩き始める
煉獄はその姿を追いつつ重い荷物となった動物を
引きずりながらついていくのであった
素人作者のため読みにくい部分や色々と足りないものもあるかもしれませんが、読んで頂いた方が少しでも楽しんでもらえていればそれで満足です!
まだ始まったばかりで長い長い物語になります。
不定期更新ではありますが
暖かい眼差しで見守って頂ければ幸いですm(_ _)m