摩訶不思議ハイスクール・ライフ エヴァンゲリオン 杜宮学園物語   作:朝陽晴空

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第十話 心に灯る焔

<異界化迷宮 堕竜の洞窟>

 

 異界化迷宮に囚われたシオを助けるため、迷宮に入ったコウ達は岩石が立ち塞がる通路を見てため息を吐き出した。

 

「異界化迷宮ってのは、相変わらず良く分からないところだな」

「迷宮は捕えられた人間や侵入した私達適格者の魂によって姿を変えると分析されているわ」

 

 コウの疑問に対して、明日香はそう答えた。

 

「だから僕の時は機械の世界のような異界化迷宮だったんだね」

 

 ユウキは納得したようにそうつぶやいた。

 

「でも壁を砕いて進むなんて無理じゃないですか?」

「ヒビの入った岩壁は、ソウルデヴァイスに剛撃の力を込めれば砕く事が出来るわ」

「それじゃあ、力を合わせて進んで行きましょう!」

 

 ソラの質問に対する明日香の答えを聞いたコウ達は、剛撃の力を同時に放つ事で岩壁を粉砕して行った。

 

「シオ先輩はそう簡単にやられるとは思わないけど」

「通常攻撃は怪異には通じない、追い詰められてやられるだけよ」

 

 楽観視するユウキに対して、明日香は厳しい表情で答えた。

 異界化迷宮の奥で、シオはエルダー怪異であるティラノサウルスのような怪物相手に、コウ達がたどり着くまで持ちこたえていた。

 

「くっ、何度パンチを食らわせても全然応えやがらねえ」

「そいつには普通の攻撃は効かないわ、私達に任せて!」

 

 ソウルデヴァイスを構えた明日香達を見て、シオは状況を察したようだ。

 シオは悔しそうな顔をして怪異から身体を離して壁に寄りかかって身を沈めた。

 恐竜のようなエルダー怪異は尻尾を振り回してコウ達に攻撃を仕掛けた。

 尻尾の直撃を受けないように間合いを取りながら、コウ達はエルダー怪異を倒した。

 

「異界化が収束して行くわ……」

 

 異界化迷宮のヌシを倒した明日香達は、倒れたシオの身体を運んで九重神社へと向かった。

 

 

 

<杜宮市 九重神社>

 

 シオを九重神社に運んで道場の布団に寝かせた明日香達は、ミサトやハルヒを除いたアスカ達にも連絡して呼び寄せた。

 BLAZEのリーダーである戌井アキヒロを取り逃がしてしまい、杜宮学園の生徒達にさらに注意を促す必要もあった。

 

「くっ、ここは……?」

「あっ、まだ体を起こしちゃいけないよ。湿布を張っていても身体中ガタガタなんだから」

 

 目を覚まして身体を起こそうとしたシオを、トワがそう言って押えた。

 

「情けない所を見せちまったな。お前の事を言えたもんじゃない」

「いえ、そんな事は無いですよ」

 

 シンジはシオにそう答えて、おにぎりを勧めた。

 

「お前が握ったのか?」

「はい、お腹が空いているかと思って、簡単な物しか作れませんでしたけど」

「男が料理してはいけないなんて、古い考えだからな」

 

 シオが美味しそうにおにぎりを食べると、シンジは照れて顔を赤らめた。

 

「アスカ、渚君、あなた達は散々つまみ食いをしたでしょう」

 

 レイはそう言ってシンジのおにぎりに手を伸ばそうとしていた2人を止めた。

 

「シオ、お前がそこまで苦戦するとは相当の相手のようだな」

 

 祖父のソウスケがシオと知り合いだった事に、コウは驚いた表情となった。

 

「ああ、だがアキの手に入れた力は間違ったものだ。俺がぶん殴って目を覚ましてやらなければならねえ」

「ですが、あなたの力では彼を倒す事は出来ません」

 

 明日香がそう断言すると、シオは悔しそうな顔で下を向いた。

 

「アンタ、1人で抱え込もうとするのは止めなさいよ」

 

 アスカがシオに向かってタメ口でそう言うと、シンジはハラハラと心配する表情を見せた。

 

「明日香センパイ、アイツが異界化の力を使えるほど薬を飲めばアタシ達もソウルデヴァイスを使う事が出来るわよね?」

「ええ、異界化の影響が強い場所ではソウルデヴァイスを発現できるわ」

 

 アスカの質問に明日香はそう答えた。

 

「アタシ達もBLAZEのヤツラを野放しにしては置けない。だからアタシ達も協力する」

「だが俺は……」

 

 アスカの言葉に、シオは固い表情で口をつぐんだ。

 

「シオ、お前はそのアキヒロとやらと同じになっているのではないか? 頼るれものは居ない、自分の力だけで何とかしようと、驕っている」

 

 ソウスケにそう言われたシオはハッと気が付いたように目を見開いた。

 

「アタシもエースパイロットだから1人で敵を倒せると驕り高ぶっていたけど、負けて初めて、このシンジと力を合わせて敵を倒す事を覚えたわ」

「…分かった、俺に力を貸してくれ」

「最初から素直にそう言えばいいのよ」

 

 アスカがシオに向かってニヤリと笑うのを、シンジは心配して見つめていた。

 

 

 

<杜宮市 廃工場>

 

 杜宮市でBLAZEの情報の聞き込みをしていたしていたアスカ達に恐ろしいニュースが飛び込んで来た。

 BLAZEのメンバーが蓬莱町に事務所を構える『鷹羽組』の構成員を襲って病院送りにしたと言うのだ。

 

「チーマーが893を襲うって、さすがにマズイっしょ」

「警察が動き出す前に、私達が止める必要があるわね」

 

 ミサトとリツコまでもが、科学捜査に乗り出し、街中から姿を消したBLAZEのメンバーの行方を探し始めた。

 ネルフの赤木リツコと警察の科学捜査研究所、どちらが先にBLAZEのメンバーの潜伏場所を探すのか、勝負のような形になっていた。

 

「分かったわ、BLAZEのメンバーが居るのは町外れの廃工場よ!」

 

 明日香達の足で稼ぐ捜査の協力もあり、リツコはBLAZEのメンバーの潜伏先を突き止めた。

 赤いカプセルを飲み込んだBLAZEのメンバー相手では、警官隊も893も歯が立たない。

 ソウルデヴァイスを持つアスカ達の役割だ。

 

「良いかお前ら、今日こそ『CHAOS』の連中をぶっ潰す! カズマさんの敵を取るんだ!」

 

 廃工場の中心では、リーダーのアキヒロがBLAZEのメンバー達に向けて演説をしていた。

 

「で、でも、俺達だけでCHAOSに勝てるわけが……」

 

 しかし意気上がるアキヒロに対して、9人のBLAZEのメンバー達は腰が引けているようだ。

 

「バカ野郎、この赤い薬のお陰で893にも勝てたんだ、ビビるんじゃねえ!」

 

 アキヒロはBLAZEのメンバー達に向かって怒鳴り散らした。

 

「アキ、そんな事をしてカズマが喜ぶと思ってるのか」

 

 そう言って廃工場の入口から姿を現したのはシオ。

 後ろにはコウ、明日香、ソラ、ユウキ、シンジ、アスカ、レイ、カヲル、ユキの9人の姿もあった。

 数の上では対等だが、BLAZEのメンバー達はシオ達のオーラのようなものに圧され、動く事が出来なかった。

 

「カズマさんって誰ですか?」

 

 シンジが尋ねると、シオはカズマについて話し始めた。

 カズマはBLAZEの先代リーダーで、親との仲が悪かったりして行き場の無かった少年達のグループをまとめ上げ、カツアゲなどから学生達を守っていた。

 しかしカズマは去年別のチーマーCHAOSのメンバーによってナイフで刺し殺されてしまった。

 リーダーを失ったBLAZEは解散、アキヒロが再結成したBLAZEは学生達を襲うなど、以前とは正反対の事をしている。

 だからシオはBLAZEの調査をしていたのだった。

 

「あの器の大きいカズマが、復讐なんて望んでいるわけ無いだろう?」

「BLAZEから逃げたあんたには言われたくねえ! 俺の邪魔はさせないぜ」

 

 シオに呼び掛けられたアキヒロは逆上し、手のひらいっぱいに出した赤いカプセル10錠ほどを一気に飲み込んだ。

 

「あんなにたくさんの量のカプセルを……! ヒトの形を保てなくなる……!」

 

 明日香が声を上げると、アキヒロの身体を中心に、赤い空間の裂け目が生じた。

 

「ウォォォォッ!」

 

 空中に浮かび上がり、鬼のような顔になったアキヒロを見て、BLAZEのメンバー達は悲鳴を上げて1人残らず廃工場から逃げ出した。

 

「ひえーっ、逃げろ!」

 

 明日香は携帯電話のようなものを掲げて、異界への門を発生させた。

 

「みんな、行くわよ!」

 

 シオを除く明日香達9人の適格者達は、ゲートをくぐって異界化迷宮へと突撃した。

 自分の目の前でアキヒロと明日香達が姿を消し、1人で廃工場に残される形となったシオは悔しそうに地面を蹴った。

 

「君も力が欲しいかい?」

 

 幽霊のように姿を現したのは、銀色の長い髪をした浮遊する少女だった。

 シオは何者かに操られたかのように、自分に向かって差し出された少女の手を握る。

 するとシオは自分の身体の中に力があふれて来るのを感じた。

 

「ソウルデヴァイス、薙ぎ払え、ヴォーパルウェポン!」

 

 シオの右手に両刃の重剣が出現した。

 まるで今まで使い込んで来た武器のように馴染んでいる。

 

「それが、君の魂の力なんだね」

 

 少女は満足したようにつぶやくと、幽霊が消えるように姿が透けて見えなくなった。

 そしてシオは見えていなかった異界化迷宮への門が見えるようになった。

 

「待って居ろアキ、お前を救ってやるからな」

 

 シオはそう言って門へと飛び込んだ。

 

 

 

<異界化迷宮 蒼醒めた廃墟>

 

 明日香達が異界化迷宮に入ると、そこは蠢く植物型の怪異が徘徊する迷宮だった。

 植物型の怪異は真っ赤な実を付けている。

 

「恐らく、この怪異の実をすりつぶして加工したのがあの薬ね」

「だけどBLAZEのヤツラにそんな事出来るの?」

 

 明日香の言葉に、アスカがそんな疑問を投げ掛けた。

 

「恐らく、何者かがバックにいる」

「あんな危ない薬が出回ってしまう前に、私達の手で止めましょう」

 

 ユキの言葉にうなずいたレイはそう言って闘志をたぎらせた。

 

「おい、俺もソウルデヴァイスを手に入れたんだ、ついて行って文句は無いだろう?」

 

 門からシオがそう言って姿を現したシオを見ると、アスカはライバル心を剥き出しにした。

 

「後から出しゃばって来たアンタ何かに、負けないわよ!」

「アスカっ!」

 

 功を焦ったアスカが迷宮の奥に向かって駆け出すと、シンジ達も慌ててアスカの後を追いかけた。

 

「きゃぁぁぁぁぁっ!」

 

 アスカの悲鳴が聞こえた曲がり角の向こうにシンジがたどり着くと、アスカは植物型の怪異の蔓のような触手に身体をグルグル巻きに拘束されていた。

 触手によってアスカの2つの胸の形が強調される。

 

「見とれてないで、助けてよ! 痛いんだからさ!」

「ごめん、アスカ!」

 

 シンジは持っていたソウルデヴァイス、マゴロクソードでアスカの身体を傷付けないように慎重に蔓を切り裂いた。

 

「適格者とは言え、あなたは格闘術のプロでは無い事を自覚しなさい」

 

 明日香はアスカが突出しないように陣形を組み直した。

 

「2人は後ろの方で怪異の奇襲に備えて」

「分かりました」

 

 シンジはそう言ってアスカの側にピッタリと付いた。

 シオは明日香のお陰で余計な手間が省けたと思った。

 元々、下級生であるアスカ達を押し留めてシオは先頭近くを進むつもりだった。

 

「この異界化迷宮の怪異はあの赤い薬の材料にされる可能性があるから、なるべく数を減らして!」

「この、さっきは良くもやってくれたわね!」

 

 明日香の指示を聞いてアスカはソニックグレイブを振り回して怪異を倒して行った。

 ユウキは霊子殻を使い、レイはポジトロンライフルで遠距離から植物型の怪異の触手に捕まらないように攻撃を加える。

 

「そう言えば、今まで消滅した異界化迷宮はどうなっているんですか?」

「ヌシとなるエルダー怪異が居なくなればほとんど無害になるけど、残念ながら雑魚の怪異は時間が経つとまた湧いてくるのよ。だからこそ、この迷宮は危険よ」

 

 シンジの質問に、アスカはそう答えた。

 異界化迷宮の最深部の広間には、巨木とも言えるエルダー怪異が待ち受けていた。

 

「どうやら神人の姿は無いようだな、アレが居たら俺達にはどうにもならねえ」

 

 これほど強い異界化なのだ、神人が発生しても不思議ではない。

 コウは広間を見回してそうつぶやいた。

 

「助けてぇぇぇ、シオさん」

 

 人間の姿に戻っていたアキヒロの身体にはエルダー怪異が伸ばした細い触手が突き刺さり、エネルギーを吸い取られているようだった。

 

「やっと素直に助けを求めるようになったじゃねえかよ、アキ」

「悠長に構えている時間は無いわ、このままでは彼は怪異に全てを搾り取られてミイラのように干からびて死んでしまう」

「ちっ!」

 

 明日香の言葉を聞いたシオは舌打ちして巨木のようなエルダー怪異に向かって炎を纏ったソウルデヴァイスの大剣を振るう。

 

「みんな、柊の話は聞いたか? 怪異の苦手な火属性の攻撃を出し惜しみせずに倒すんだ!」

 

 コウの言葉に、シオ以外に火属性の攻撃を使えるアスカがソニックグレイブで捨て身の攻撃を繰り出した。

 

「アスカ、そんなに前に出ちゃ危ないよ!」

「そんな事、言ってられないんでしょう!?」

 

 猛攻を仕掛けるアスカの方に、エルダー怪異の注意が向く。

 シンジも出来るだけエルダー怪異の注意を引き付けるために頑張るしかなかった。

 あの太い木の枝で叩かれたら痛いかもしれない。

 以前のシンジなら膝がガクガクと震えていただろう。

 踏ん張って戦えているのは水泳特訓で根性を鍛えた成果があったのかもしれない。

 フンドシ姿で羞恥心を克服した成果が役に立つ日も後に訪れるのかも。

 

「シオさん、俺はもうダメだ……」

「諦めるんじゃねえ!」

 

 弱気になったアキヒロにシオがそう声を掛ける。

 アスカ達も不良だとは言え人がミイラになる姿など見たくはない。

 巨木の姿をしたエルダー怪異は炎で蔦のようにしなる枝を焼き払ってもしぶとく生き残った。

 

「こうなったら、力を解放するしかないわね」

 

 明日香がそうつぶやくと、顔の表面にオレンジ色のタトゥーのようなものが刻まれた。

 

「明日香センパイ、その顔は!?」

「私の拘束術式を解放したのよ。身体への負担が大きすぎるから普段から使える者じゃないけどね」

 

 アスカの質問に明日香は顔を苦しそうに歪めながらそう答えた。

 拘束術式解放明日香は、振り下ろされたエルダー怪異の太い枝を弾き返し、必殺技を放った!

 

「アイシクルノヴァ!」

 

 明日香の身体から氷のツララが前方の広範囲に渡って撒き散らされ、巨木のようなエルダー怪異の多数の枝を凍り付かせた。

 

「今が攻撃の最大のチャンスよ! 特に炎属性の攻撃は、温度差によって大ダメージを与えられるはずだわ!」

 

 明日香の号令によって、アスカ達は身体中の力を振り絞って猛攻撃を加えた。

 アスカは炎属性の攻撃は大得意だった。

 エルダー怪異の反撃を食らえば、やられてしまうのは確実だった。

 ついにエルダー怪異の巨木のような本体が燃え上がり、異界化迷宮の消滅が始まった。

 アスカ達は勝利したのだ。

 

 

 

<杜宮市 廃工場>

 

 異界化迷宮が消滅し、残ったのは普通の男子高校生に戻ったアキヒロの姿だった。

 薬の力はすっかりと彼の身体の中から消えてしまったらしい。

 

「シオさん、あんたが逃げずにBLAZEに残ってくれれば、俺はこんな事をせずに済んだんだ」

「甘ったれるんじゃねえ!」

 

 力無くうなだれてつぶやくアキヒロに対して、シオはそう怒鳴った。

 

「BLAZEは解散しちまったが、俺達のひとりひとりの心の中には『焔(ブレイズ)』が灯っているはずだろう? だから俺は安心してBLAZEを去る事が出来たんだ」

「シオさん……」

 

 アキヒロとシオの間には、アスカ達は立ち入れないものを感じた。

 でもシンジ達との絆の力はアタシも負けないからね! とアスカは思うのだった。

 アスカ達が廃工場の外に出ると、すっかりと夜も明けていた。

 今日が休日で本当に助かったとアスカ達は思った。

 リーダーのアキヒロはネルフの明日香に逮捕され、BLAZEが暴走する心配も無いだろう、後は楽しい夏休みを待つだけだ。

 アスカ達は呑気にそう思いながら、家へと帰って行った。

 

「やれやれ、学生達は気楽で良いよなぁ」

 

 アスカ達が廃工場から立ち去った後、姿を現したのはグレーのスーツを着た893の男だった。

 鷹羽組の構成員からはアキヒロに制裁をしなければメンツが立たないと復讐を望む声が上がっている。

 

「あらゴトウさん、あなたもいらしていたのですか」

 

 廃工場に現れた高級車から降りて来たのは、杜宮学園の生徒会長、北都ミツキだった。

 

「これは北都グループの会長様、こんな廃工場に何の御用ですか?」

 

 ミツキに声を掛けられたグレーのスーツの大男、ゴトウはそう尋ねた。

 

「もちろん、鷹羽組の若頭であるあなたと話を付けに来たのです」

「私の所属するゼーレは、明日香さんのネルフより上位の組織である事はご存知ですよね?」

「分かりやした、天下のゼーレに獲物を取られたとあれば、狼は引き下がるしかないでしょう」

 

 ミツキの言葉を聞いたゴトウは、降参のポーズをとって廃工場から立ち去って行った。

 ゴトウが立ち去った後、ミツキは廃工場の中でアキヒロを拘束している明日香と対面した。

 

「柊さん、拘束術式解放を解放したようですね。それほどのお相手ならば、私が力をお貸ししても……」

「いえ、これ以上ご恩を受けると、私には返す事が出来ません」

 

 明日香はミツキに対して毅然とした態度で言った。

 

「戌井アキヒロについては、北都グループの方で優秀な弁護士を付けて刑をなるべく軽くするようにするわ」

「ありがとうございます、それではお任せします」

 

 冷たい態度を取って去って行く明日香に、ミツキは悲しそうにため息をつくのだった。




アンケートでLASパートが足りないと言うので、LASオンリーの外伝での補強で考えてみます。

追記:作りました。
https://syosetu.org/novel/285429/

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この作品で足りない部分は外伝で補完して行きます。足りないと思う部分を教えて下さい。

  • 新世紀エヴァンゲリオン(LAS)
  • 涼宮ハルヒの憂鬱(日常)
  • 東京ザナドゥ(バトル)
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