ーーー大覇星祭 三日目ーーー
今日はついに予定通りに棒倒し四回戦と綱引きを行うことができる!いやっほおぉぉうぅ!!
ま、綱引きは能力使用ありだから一方通行が居るので全く面白く無いのだが
一方通行一人でも、相手が引っ張るベクトルを反対にすれば一瞬で終わるし
っていうか棒倒しも決勝以外はカットしていい!?いいよね!?
いや、しませんけど
「きょーのーあーいーてーはー…って霧ヶ丘女学院!?えー…」
名前のブランドの割には対して強くなさそうな霧ヶ丘女学院である
「どうせ壁使ったらシュンコロだしなあ…」
「ま、今回も垣根アーマー作戦で行きますか…」
ーーー競技場ーーー
ーーでは!始め!
試合開始の合図のピストルが鳴り響く
しかし俺は前に進めなかった
というか唖然としていた
なんで…
なんで、
トールさんがナチュラルに混ざっていらっしゃるのでせうか?
トールは認識阻害魔術を使っているのかは知らないが、俺も注意深く見ないとわからなかったので、おそらく周りの奴らは気付いてないだろう
しかも何故かトールのお胸には大きめのメロンが二つ
あれれー?おっかしいぞー?
みんなが鎧を身に纏って突撃する
一方通行と上条は垣根の守備に駆られている
そして俺は…めっちゃ追ってくるトールから逃げ惑う
「いやああああああ!!!なんで俺だけええええ!? 」
「だって強いやつと闘いたいに決まってるだろーー!!! 」
「やめてよトーーーーール!!!」
ーーー垣根陣営ーーー
「なんであいつは逃げまわってンだァ? 」
「しかも音速機動だぞあいつ」
「上条さんは後ろから音速で追いかける奴もやばいと思うのですよ」
ーーー俺陣営ーーー
「ん?トール?俺は確かに雷神って呼ばれてるけどトールじゃないぞ? 」
「え? 」
「俺の名前は"キルト=イルザ"だ。決して雷神の名前を冠するようなやつじゃねえよ」
(全能神の力使える癖に何言ってんだよ!!)
一応トールはまだグレムリンに所属していないのでトールではなく、キルト=イルザとして活動している
「じゃあキルト!!なんでいきなり俺を襲ってくるんだよ!!お前は弱いものイジメが好きなのかよおおお!!! 」
全能神の力を使うトールには勝ち目が無い
…いや、一つだけ思いついたが賭けになるだろう
「いや、イジメは大っ嫌いだ。だがしかーし!お前は複合聖人だからいいんだよ!! 」
「えええええええぇぇぇ!!! 」
何という無茶理論だ
ぶっちゃけオッレルス並みに強いであろうやつとは闘いたく無いのだが…
「ったく…じゃあこの試合が終わるまでな」
「よっしゃ!約束だからな! 」
俺は足を止めてトールと向かい合う
すでにガスバーナーのような爪は展開されている
周りに人もいるので流石に20m級のやつではないが
おそらく50cmほどだろう
折角なので俺も爪を作り出す
「俺は天上とお…馨だ。よろしく」
「ああ、知ってたけどよろしく」
どうやら魔術サイドにも俺の存在は知られてるらしい
アレイスターが隠そうとしないから…
「「いくぞ!! 」」
両者は同時にぶつかり合う
ギリ、と両者の爪がこすれて火花が飛び散る音が聞こえる
溶断ブレードのはずなのに…なんで?
このままではキリが無いので、俺はトールの爪を受け流し、後ろに飛ぶ
「へえ、能力だけでも結構やるんだねえ」
翼の枚数と能力の関係は看破されているようだ
ま、普通はそれぐらいするよな
ちなみに今は展開していない
ま、翼を出さなくても聖人としての力は使えるんだけどね
流石にテレズマと魔力の出力はキツイが…
テレズマを体内に循環させる、つまり聖痕を開くだけなら未だしも、魔力回路を必要とする出力は翼が必要になる
つまり翼が展開されてない今は聖人の機動力と能力の爪だけで戦っているのだ
神父服を着れば完全に言峰綺r…ゲフンゲフン
「そりゃどうも」
「これからは本気にさせてやるよ! 」
トールはさっきとは比べものにならないスピードで連打を仕掛けてくる
しかし、聖人を舐めてもらっては困る
トールが全て的確な場所に叩き込むことができるのと同じように聖人には驚異的な動体視力と反射神経、さらに幸運がある
つまりトールがどれほど連打しても果てしないテレズマが尽きるまで俺は全て受け流すことができる
普通に考えてトールの方が先に音を上げるだろう
ーーー垣根陣営ーーー
「天上とあの女の子がヤバイ。見えない」
トールはパッと見女の子なので上条は勘違いしている
しかも女子校の体操服だから尚更だ
「ほう、天上と渡り合うとはやるな」
「いや、あれは天上に余裕が見えるぞォ」
「確かにそうかもなあ」
平和な垣根陣営であった
ーーー俺陣営ーーー
トールはキリが無いと判断したのか、連打をやめて後ろに飛んだ
「ハハハハハっ!やっぱり俺が見込んだ通りだったよ!でもこれだけじゃ"ただの"聖人止まりだよなあ! 」
聖人をただのと言い切るあたり、トールは化け物なのだなと感じさせる
トールの爪が1mほどまで伸びた
「じゃあこんなのはどうだ? 」
俺は一方通行にやったのと同じように、目の前に反射壁を作り出す
何も知らないトールはそれを破ろうと右手を繰り出した
しかし、爪が当たった瞬間、一方通行と同じように腕が俺から見て右にそれる
「お? 」
トールが無防備になった瞬間、俺は隙だらけの脇腹に結構強めの蹴りを入れる
おそらく肋骨が何本かイっただろう
「うごぉ! 」
トールは真上に打ち上げられるが、すぐに体制を持ち直して着地する
化け物じみた精神力である
「っ…ハハっ!面白い技だなそれ! 」
「どうだ?聖人のお味は」
「久しぶりに痛みを感じたからテンション上がっちまうなあ!!最高だぜえ! 」
「俺は早く終わらせたいがなあ…」
すると、試合終了のピストルが鳴った
「えー?もう終わりー?もっとやりたかったなー…」
「あー…疲れた」
「じゃ、じゃあまた今度闘おうぜ!これ連絡先だから登録しといてくれ!! 」
「お、おう」
トールが俺に紙切れを渡す
「じゃあまた今度な! 」
するとトールの姿がスッと消える
「あれで女だったら付き合ってるのになぁ…」
飾り物でもいいから胸揉んどきゃよかったかなと考え始める俺であった
そしてサローニャに変わり、トールが嫁候補にランクインしました
アッーーーー♂
…冗談である
トールが女の子なら間違いなくそうなっていたが…
ーーー垣根陣営ーーー
「おい!あの女の子消えたぞ! 」
「どうせ魔術師かなんかじゃね? 」
「それよりも天上があの技を気に入ってるのがショックだァ…」
一方通行は反射壁で受け流してからの攻撃という戦術にトラウマがあるようだ
「しかも天上の野郎連絡先まで受け取ってやがる! 」
「別にそれぐらい普通じゃね? 」
「お前ってモテるのに気づかねェンだなァ…お前自分の電話帳見てみろよォ、多分8割ぐらい女だろォ? 」
「んなわけねえだろ!!年齢=彼女無しの上条さんがそんなわけ…」
「あ、こいつムカつくわ。後で〆ようぜ一方通行」
「いいぞォ」
「やめてええええ!! 」
ーーー競技場裏ーーー
「おい天上!あの女の子は何だったんだ! 」
「…なに?女の子だと? 」
「天上君、みんなが頑張ってる間に女の子とイチャイチャしてたのね…」
「最低…」
ざわ…ざわ…
「だーーー!!!俺はあいつとはイチャイチャしてねえ!!誤解されるような言い方してんじゃねえ!! 」
「あんなに乱れまくってたのに誤魔化そうってか!! 」
「だから俺は闘っただけだ!何もしてねえ!! 」
「ただし性的な意味で」
「そこのクソメルヘンは黙ってろ!! 」
「…あ? 」
「オイオイ煽られたぐらいで反応すンなよメルヘン」
「…テメェもメルヘンな翼出すじゃねえかあああ!!! 」
「…誰がメルヘンモヤシだあああァァ!!?? 」
「ああもう!喧嘩するな!お前ら! 」
「元凶の上条が言ってんじゃねえ!!お前があいつら止めてこい!! 」
ちなみに二人とも聖人化して翼が生えている
「…え? 」
「お前はどうせ主人公補正で死なないんだから行ってこい!! 」
俺は聖人パワーで上条を投げた
「どわああああああ!!! 」
「せ、折角勝利していい雰囲気だったのが急にバイオレンスな空気になったのですよー…! 」
ーーーファミレスーーー
綱引きで圧勝した俺たちはファミレスに夕食をとりにきた
俺と上条とインデックスと一方通行と垣根と打ち止めと土御門が来ている
ちなみに明日が決勝だ
…よくよく考えてみるとうちの学校ってとんでもないダークホースだよな…
完全に長点上機学園越えてるよ…
「で?結局あの女の子は何だったんだ? 」
上条が早速本題を切り出す
「最初に断っておくが、あいつは女じゃねえ」
「「「「え? 」」」」
「土御門、あとは任せた」
「全く、そんなに仕事を押し付けないで欲しいにゃー…」
「あいつはキルト=イルザというプロの"男性"魔術師だ」
「説明ご苦労、土御門君」
「早すぎるにゃー!! 」
「ま、あいつはとにかくプロなんだよ。一人で戦争を起こせるレベルのな。雷神と呼ばれている」
「お、と、こ、の、魔術師だからな? 」
「でもあいつ胸あったよな? 」
「あいつ北欧神話のトールの神話を元にした魔術を使うから、変装術式とか得意なんだよねー…胸はどうなってんのかわからんけど」
「じゃあなンでそンなやつが混じってたンだァ? 」
「どうも俺と闘いに来たらしい…」
「ああ…」
ミコっちゃんに追われる上条は同情する
「おなかすいたんだよ…」
ーーー???ーーー
「あ、すいません、友人が居たのであそこに座ります」
「かしこまりました(すごい格好だな…)」
ーーー俺たちのテーブルーーー
「…とりあえずなんか頼もうぜ?このまま居ても迷惑だろうし」
「そうだな。打ち止め、ボタン押したいか? 」
「押す押す!! 」
「じゃあ俺はハンバーグセットとドリンクバー頼んどいてくれ」
「わかった」
上条はトイレに向かう
30秒ぐらいすると上条が戻ってきた
「いやーお待たせ」
ちなみに土御門が注文している
「早すぎじゃね!? 」
「手を洗いに行っただけだからな」
「あ、なるほど」
すると、その30秒後に"もう一人"上条が来た
「…誰だそいつ? 」
「と、とうまが2人居るかも! 」
「…なあダブル上条、ちょっと右手同士で触れてくれない? 」
「「わかった」」
すると、先に座った方の上条がトールに変わる
「へへーん!ドッキリ大成功! 」
「ドッキリになってないから!大体わかってたから!! 」
「マジで似てたなァ…」
「今度未元物質でやってみようかな」
「やめてくれマジで」
「…ま、キルトも一緒に食べないか? 」
俺はトールに持ちかける
「いいぜ、ちょうど腹減ってたしな」
「…上条さんの席…」
結局、大きい席に移動することで解決した
…するともう一人上条が来た
「…もう上条さんは騙されませんからね」
「え? 」
上条が上条の体に触れると、アレ子に変わった
「テヘッ☆」
「「「「「…」」」」」
「…食うなら座れよ」
「そうさせてもらうよ、フフ」
「…なんだこいつ? 」
「ああ、うちの学園都市統括理事長だ」
「お前らぶっ飛びすぎだろ!? 」
「…簡単に学園都市の最高戦力が集まっちまったなァ…」
「これだけ居ればキルトが暴れても余裕だな…」
「俺はそんなに弱くねえ!! 」
「フフ、ここには学園都市トップ3の能力者兼聖人と幻想殺しと禁書目録と10000人を操る幼女と君に50%で勝てる私が居るんだよ? 」
流石に魔術サイドのトールにはアレイスターであることを明かさないらしい
いくら全能神でもアレイスターには叶わないだろう
この状態でも50%で勝てるというのだから、おそらく全能神の世界を動かす力が発動しない確立が50%になるのだろう
「…降参します」
「フフ、素直でよろしいね」
「なァ、今から世界征服しねェ? 」
「あ、いいなそれ 」
「なんで食事に誘うような軽さでそんな話をしていらっしゃるのでせうか!? 」
注文していた料理が届く
「…こちらラザニアとチーズハンバーグとエビフライ、マルゲリータ、親子丼、和風ステーキ、すき焼きセット、しゃぶしゃぶセット……になります」
「多すぎじゃね!? 」
「よし、インデックス、食べていいぞ」
「やったー!なんだよ! 」
「お前も食えるのかよ!? 」
「悪いな、みんな」
「いやいや、みんなで払えば大した値段じゃねえし」
「せいぜェ一人5000円増えるぐれェだろォ? 」
「Level5の財力なめんな」
「一体いくらになるんだよ…」
次々と減っていく皿を見ながらトールはげっそりとする
「まァ始めて見たらそォなるわなァ」
「こいつは俺より常識が通用しなかったしなあ…」
「学園都市ってのは…恐ろしいな」
インデックスは魔術サイドなんですがそれは…
その後、インデックスはデザート3品もたらいあげ、俺たちはレストランを後にした
ごめんなさい、トールの本名は適当です
しかもいかにも中二病って感じがします…名前って難しい