もうやだぁ…
天草式一同の土下座攻撃(?)を受けた俺はさっさと引越しの準備を終わらせることにした
ーーー19:00 オルソラ邸前ーーー
「今日はありがとうございました」
「いやいや、こっちは昼飯まで食べさせてもらったんだから十分だよ」
「美味しかったんだよ! 」
「あー疲れたわ」
「もう動けないわぁ…」
「お前らなぁ…」
すると後ろに障壁が自動展開する
「なんだ? 」
そちらに目を向けると全身黒色の神父たちが居た
(あーそういえば忘れてたな)
神父たちに気づいたミコっちゃんと食蜂が攻撃する
食蜂は棒倒しの時のように、高ストレスで気絶させたようだ
「案外呆気なかったわね…ってキャアアアア!! 」
ミコっちゃん、俺、上条、オルソラの足元が突然盛り上がり、高所へ持ち上がる
「せ、せんぱーい! 」
「とうま!どうしたの!? 」
地面から盛り上がった氷船は猛スピードで河口を通って海へ向かう
「痛たた…どうなったんだ? 」
「…やられたな」
こうなることはわかっていたが、知らないふりをする
「俺たちはローマ正教の"女王艦隊"に連れ去られたんだ」
ーーー女王艦隊の中の一隻 甲板ーーー
「連れ去られたって…お前の能力で飛んでいけないのか? 」
「ダメだ、撃墜術式があるからな」
「貴女様の能力でなら飛べるのでは? 」
「おそらく今の俺は魔術サイドでは重要人物だからな。俺を捕まえたんだからそれぐらいは対策してあるだろ」
本当に仕掛けられてるのかはわからないが、アニェーゼを助けるためだ
「…ねえ、魔術とかって何よ? 」
「…まあ見てればわかるよ」
「とにかく何処かに隠れよう」
「なんでだ? 」
「…俺の能力じゃあ隠すのにも限度があるからな」
俺はみんなの居るところを能力でドーム状に囲ってある
後ろの背景を投射することによる完全なステルス、防音まで兼ね備えて居るのだが、如何せん演算が膨大すぎて長時間の使用は脳が耐えられない
それに、敵が触れればすぐに気づかれるだろう
「悪いが、中に入ったら能力を解かせてもらう。流石にここで倒れるのはまずいからな」
ーーー船室ーーー
「はあ…アンタの能力ってやっぱりズルイわ…」
「応用性では垣根に負けるけどな…」
俺は窓の外へ目を向ける
「あー、いつ脱出しようかなー」
「そうだな…」
もう一度窓の外へ目を向けると、他の氷の船が海の中から浮かび上がって来た
「…あれも魔術? 」
「…ああ」
「魔術って…規格外ね…」
「…ああ」
するとドアノブが捻られる音がした
みんなが一斉に臨戦態勢になる
「し、侵入者!って上条当麻? 」
「あれ?アニェーゼ? 」
〜〜〜5分後〜〜〜
なんだかんだでアンジェレネとルチアを助ける流れになりました
あれれ〜おっかしいよ〜?
「お前らもいいよな? 」
「…まあやることないし」
「アンタが言うなら別にいいけど」
「人を助けるのに理由は要らないのでございますよー」
「みんな…ありがとな! 」
「じゃあよろしく、アニェーゼ…って何すんだよ天上! 」
俺は上条が握手しようとするのを手で弾いた
「よく考えてみろ、アニェーゼはここで強制労働させられてるんだろ?だったら逃げ出させないために服に拘束術式がかけられてるはずだ。よってお前が右手で握手すると右手が服にあたり、アニェーゼの服がバラバラになるということだ。つまりお前がロリコンになりたくなければ左手で握手しろ。OK? 」
「お、おっけー」
我ながらよく舌が回ったものだ
「アンタ…それを狙って…」
「…そういうのって吐き気がしちまうんですよ…」
「貴女様はろりこんなのでございますか? 」
「違うわ!! 」
ーーー廊下ーーー
「レッツゴー♬」
「…なんであいつは楽しそうなの? 」
「いや、俺に聞かれても…」
そりゃお前、生でアンジェレネを見られるんだぜ?
ロリコンは俺だったという訳さ!引っかかったな!!
…まあ実際アンジェレネ以外の幼女には興味がないからロリコンではないんだろうけど
強いて言うならアンジェコンだ!
はい、すいませんでした
すると目の前に氷の騎士が現れた!
「ワー、テキガアラワレター、カミジョータスケテー(棒)」
「自分でやれよ!! 」
そんなことを言いつつもしっかり剣を受け止めて騎士を破壊するカミジョーサンハカッコイイデスヨー(棒)
「ふぅ…じゃあこの部屋に入るか」
「感謝ぐらいしてくれよ!? 」
俺はドアノブを捻った
「手ェ上げろやゴルアアアァァァ!! 」
「ひ、ひいっ」
中にいた正教徒たちが手を上げる
俺はトールの時に使用した能力の爪を容赦無く二人に突きつけ、耳元で囁く
「声上げたら…ここで急所以外を滅多刺しにして止血して放置してそのあとお前らの個人情報をインターネットでバラ撒いてそのあと股間を50発蹴るぞ…今やるべきことはわかってるよな? 」
「た…たすけ…」
何故か二人とも気絶してしまった
ナンデダロー?(棒)
「…アンタって意外とエグいわね」
「大丈夫かお前ら! 」
「上条当麻!? 」
〜〜〜なんだかんだで説明中〜〜〜
「…わかりました、あなたに従いましょう」
「うぅ…」
「ありがとな! 」
そう言って右手を差し出す上条
「アンタはいい加減にしろ! 」
「あbbbbbbbbbbbb」
ミコっちゃんがごく微量の電撃を流したようだ
そんなバカをしていると、船全体が大きく揺れ、轟音が響いた
「な、なんだ!? 」
あっという間に復活した上条
「…おそらく俺たちの存在に気づいたんだろう」
「し、沈むわよ! 」
壁が壊れ水が流れ込んできた瞬間、俺はみんなの周りに球体の壁を張る
「上条!絶対右手で触るなよ!今度は服が敗れるとかじゃなくてみんな死ぬぞ!! 」
「わ、わかった! 」
そう言うと上条は右手をポケットに入れた
「とりあえずここらで船を探す。苦しくなったら水面に上がって酸素補給するから言えよ」
ーーー学園都市ーーー
「なあ」
「あァン? 」
「今天上たちがヤバイ目にあってる気がするんだけど」
「まあ天上だから仕方ねェなァ」
「ねえねえ、次はあのパフェが食べたいなーって私は私は垣根に頼んでみたり」
「気持ち悪いからその見た目でそんな声を出すんじゃねえよアレイスター」
「気持ち悪いからその声で打ち止めの真似すンじゃねェよアレイスター」
「ミサカのアイデンティティを取らないで!ってミサカはミサカは見た目だけ銀髪のお姉ちゃんに憤慨してみたり! 」
(これが学園都市統括理事長とは考えたくないわね」
「だから声が漏れてるっすよ心理定規さん」
ーーー何処かの草原ーーー
とりあえず俺たちは追跡していた天草式の船に上がり込み、保護してもらった
ちなみに天草式に保護された食蜂とインデックスとも合流した
で、今は戦前の腹ごしらえをしている
このサラダ美味い…
それにしてもなんでこんなに材料あるの?ねえ?
「それにしても…」
「どうやってアニェーゼ=サンクティスを救出するのよな? 」
「強行突破」
「「「「!? 」」」」
俺以外の全員が驚愕の表情に染まる
「え? 」←俺
「そんな!?無茶ですよぅ…」←アンジェレネ
「いくらなんでも無理があります! 」←ルチア
「アンタそれ本気で言ってんの? 」←ミコっちゃん
「おいしい!おいしいんだよ! 」←インデックス
「天上…それは無理があると思うぞ…」←上条
「せんぱーい…私もそれはちょっと…」←食蜂
「? 」←オルソラ
「無理があるのよな」←建宮
「建宮さんに賛同するっす」←香焼
「キツイですよね」←五和
「だよな」←牛深
「最近の若者はみんなこうなのかい? 」←諫早
「あいつが例外なだけですよ」←野母崎
「そうそう」←対馬
そしてみんな(2名を除く)に否定される俺
「なんで!?別に行けるっしょ? 」
「行けたとしても天上の能力だと小回りが利かないだろ」
「アニェーゼ部隊のシスターたちも潰されたら困るのよな」
「そ、そうですよぅ! 」
「確かにそれは困ります…」
「じゃあみんなでちまちまやるってことでFA? 」
「もうそれでいいのよな…」
ーーーアドリア海の女王ーーー
お前はシスターを殺しかねないという理由で上条と一緒にわかもt…ビアージオを倒しに行くことに
手加減できるのになー…
いち早く中心部に辿り着くためにいつものアレをやることにした
「だからなんでお姫様抱っこなんだよ!離せ!! 」
「今離したら滑らないためにおろし機状態になってる氷の上に落ちて背中から大根おろしみたいになるけどいいのか? 」
「ア、ハイ、ソノママデケッコーデス」
地面がヤスリとおろし機の中間のようになっており、滑ることがないので結構速めに走ることができる
結構と言っても新幹線レベルではあるが…
「ここから先は通さん…ってええええ!!!! 」
ビアーなんとかが居た気がするけど気にしない
刻限のロザリオの破壊が第一目標だからな
すると刻限のロザリオがある部屋への扉が見えてきた
「っしゃあ!上条!中に入ったら投げるから球体のやつを壊してこい!! 」
「いやあああああああああ!!!! 」
あれ、デジャヴ?
「そぉい!! 」
「やめてええええええええ!!!! 」
流石上条。どんな時でも右手は前なんですね
右手が触れた瞬間、刻限のロザリオが割れる
上条も地面を転がって満身創痍になって気を失ったが…
「「…」」
アニェーゼと後から走ってきたビアージオは呆然としている
「…てめええええ!!!よくも上条を!! 」
「アンタがやっちまったのになんで逆ギレしてるんですか!? 」
「…この異教の猿があああああああ!!! 」
あれ、それってテッラさんの台詞では?
なんかデカイ十字架とか飛んで来たけど全て躱した
「あああああああああ!!!! 」
ブリタアアニアアアアアアアア!!とでも言わんばかりの声で叫んでいる
あ、なんか壁にヒビが入り始めた
「殺してやる…こうなったら我が身諸共殺してやる…」
「えー…」
「早く逃げましょう! 」
「わ、わかった」
「ふぇっ!? 」
俺は上条とアニェーゼを抱えて飛び上がる
ビアージオは撃墜術式を使うことさえ忘れているようだ
「ちょっ!速すg…」
アニェーゼは速すぎて喋れなくなったようだ
壁を纏い次々と天井を壊しながら突っ切って行く
やっと甲板へ飛び出した…と思ったらみんなはまだ戦っているようだ
「お前らああああああ!!!!もうちょっとで沈むから逃げろおおおおおおお!!! 」
「「「「「ええええええええ!!!??? 」」」」」
そんなに声を揃えなくても…
「戦いはやめだ!!早くあの船に乗り込むのよな!! 」
建宮が言うとみんなは一斉に天草式の船に乗り移り始めた
ーーー後日談ーーー
その後、アニェーゼ部隊のシスターたちとオルソラはイギリス清教に所属することになった
そして上条はツアー最終日まで入院、よって最終日まで俺はハーレm…みんなと楽しみましたとさ
「ちゃんちゃん♪」
「ちゃんちゃん♪、じゃねーよ!!お前のせいで折角の旅行が潰れたじゃねーか!! 」
「お前が受け身を取らないから悪いんだろうが!! 」
「あの場面で受け身取れるわけ無いだろうが!!速すぎるんだよ!! 」
「…てへぺろ」
「許さねええええ!! 」
「ま、また今度またみんなで何処かに行けばいいじゃないか!ホラ、札幌とか!沖縄とか!奈良とか!なんなら外国でも! 」
「はあ…上条さんはいつも通り不幸だ…」
帰りの飛行機で上条の愚痴をずっと聞き続けたせいで寝不足なのは秘密である