ーーー窓の無いビルーーー
「みなさんこんにちは!!本日は実況を担当させていただくアレイスター=クロウリーです! 」
「解説役のエイワスだよ。フフフ。」
「アレイスター、今日は何があるんだい? 」
「今日は暗部組織対抗ピンセット争奪戦を行うのさ!! 」
「というと? 」
「まずはブレイクに素粒子工学研究所からピンセットを強奪してもらいます。」
「ふむ。」
「そしてそれをグループとアイテムとで奪い合ってもらいます。」
「ブロックとメンバーは? 」
「ブロックは邪魔なので天上君に潰してもらいました!! 」
「君って時々えげつないことするよね。」
「メンバーとブレイクには反乱分子鎮圧役として動いてもらいます!! 」
「ブレイクは強すぎるんじゃないのかい? 」
「まあ怪我させない程度に遊べって指示してあるから大丈夫さ! 」
「そういえば土御門君はどうするんだい? 」
「今回の土御門はグループ所属として動いてもらうよ。」
「あ、それとこの争奪戦のことを知ってるのは天上君とていとくんだけだよ? 」
「なるほど、わかった。」
「では各サイドの作戦会議の様子をご覧ください!! 」
ーーーアイテムサイドーーー
「上からはブレイクが先に動くっていう情報が流れて来てるんだけど…どうするべきだと思う? 」
「認めるのは超シャクなんですけど、やはり先手を譲ってから強奪というのは辛くありませんかね? 」
絹旗は氷が溶けてぬるくなったメロンジュースを一口飲んで顔を顰める。
「…浜面、この超ぬるいメロンジュースを超高速で入れ替えて来てください。」
「…へいへい。」
ちなみに浜面はアイテムにいざという時のアシ役として引き抜かれた。
実際はドリンクバーでのアシ役となっているが…。
「…そうよねえ、ほんっとにシャクなんだけど第0位と第2位が揃うってのはかなりヤバイ状況なのよねえ…。」
各組織からすれば、ブレイクの強大な戦力はとんでもないバランスブレイカーなのである。
対侵入者組織となっているのが彼らにとっての唯一の救いである。
「結局、先手を打って出るのがこの状況でのセオリーって訳よ! 」
「…東北東から信号が来てる。」
ーーーアレイスターサイドーーー
「どうやらアイテムはブレイクよりも先にピンセットの強奪を謀っているようですねー。」
「圧倒的なスピードを誇るブレイクよりも先に動くのは難しいんじゃないかな? 」
「物理的にも情報面でも彼らは速いですからねー、どうなるかが気になります。」
「じゃあブレイクの様子も見てみようか? 」
ーーーブレイクサイドーーー
「ちょwwおまwwアイテムが俺らを出し抜こうとしてるぞwww」
「まwじwかwwwww無理し過ぎだろwwww」
「だよなwwww聖人より速く動ける訳無いよなwwwww」
「おまwww時間的な話じゃないのか?wwww」
「オホッwwwwそうですたwww先手を打って出るのがセオリーって訳よ!!(迫真) 」
「まwねwすwんwなwwwww妙に似てるのがムカつくわwwwww」
「「wwwwwwwww」」
「はwやwくw注文しようぜwww店員さんが困った顔で見てるぞwwww」
「それもそうだなwwwww」ピピッピッピピッピッ!
「おまwwwマリ○のリズムで押すなしwwww」
「テーブル番号も同じリズムで点滅したぞww」
「「wwwwwwwwwww」」
「ご、ご注文をどうぞ! 」
「ドリンクバー二つとオムライス二つでwwwww」
「後はスマイルもwwwwww」
「ちょwwここはマ○クじゃねーんだぞwww無理無理www絶対してやんねえwww」
「ちょwwwてwんwいwんwwwクレームつけんぞwwww」
「サービスには無いからやりませんでしたで論破したるwwwww」
「うおwww論破されたったwwww」
ーーーアレイスターサイドーーー
「笑顔の絶えないアットホームな職場じゃないか? 」
「ただファミレスでやってるのが問題なんだけどね。」
「彼らは盗聴していたようだね。」
「彼らの情報によると、未元物質製の見えない盗聴器を使用しているらしい。」
「カメラも作れば盗撮も余裕じゃないか? 」
「あなたって結構俗っぽいんですね。」
ーーー元スクールサイドーーー
「なんかー、ピンセット争奪戦的な物が起こるらしいわよー。」
「まじっすかー?まあスクールを辞めた俺たちには関係無いっすよねー。」
「…なんだかんだで平和が一番だな。」
「全くよねー。」
「心理定規さんがドレスからジャージにフォルムチェンジするぐらいっすからね。」
「だってぇー、あの人も居ないのにドレスなんて着たって仕方ないじゃなーい…。」
「…君も彼女のようにその頭の邪魔なデカブツをフォルムチェンジして欲しいのだが。」
「これは俺のアイデンティティなんで無理っすね。」
ーーーアレイスターサイドーーー
「今のは何だったんだい? 」
「ちょっとした癒しだよ。心理定規が可愛かっただろう? 」
「それもそうだね。」
ーーーメンバーサイドーーー
「…。」←査楽
「…。」←ショチトル
『…。』←馬場のロボット
「…。」←博士
ーーーアレイスターサイドーーー
「果たしてあれは作戦会議と言えるのかい? 」
「既に命令されているはずだからね、待機中なんだろう。」
「なんとも薄気味悪い組織だな…。」
ーーーグループサイドーーー
「そういえばブレイクは何故動くのでしょうか…。」
「わからない。が、おそらくこれはアレイスターが一枚噛んでいると睨んでいる。」
「アレイスターの指示でブレイクが動いてるってこと? 」
「そうだ。そうでなければあいつらがピンセットを狙いに来るわけが無い。」
「私は誰かを殺せればどうでもいいんだけどねー。」
「とにかく、今回はアイテムがブレイクを出し抜こうとするだろうから、俺たちはそのアイテムから強奪するぞ。」
「私の出番ってわけだねー! 」
「お願いしますから一般人は殺さないでくださいね?本当にお願いしますよ? 」
ーーーアレイスターサイドーーー
「土御門君は流石に鋭いね、いい目をしているよ。」
「普段はアホでも二重スパイをやれるほどには優秀だからな、彼は。」
「それにしても噂の第8位って大丈夫なのかい?言ってることは不純過ぎるのに目が純粋過ぎて怖いのだが。」
「だ、大丈夫じゃないかな?一応暗部堕ちしてからは無意味な殺人はしてないし…。」
ーーーブレイクサイドーーー
「じゃあ俺らはグループから強奪したるwwwwwww」
「ちょwww非情すぎるだろwww」
「どっちにしてもピンセットは手放さないといけないんだからこれぐらいいいだろwwww」
「それもそうだなwwwwwww」
「こwちwらwオムライスでございますwww」
「ちょwwwケチャップで『ハンバーグ』って書くなしwwww」
「どっちなんだよwwwwwハッキリしろよwwww」
「こwれwがw本当のハンバーグオムライスwwwww」
「「「wwwwwwwwww」」」
ーーーアレイスターサイドーーー
「あの店員は優秀だね。今度名前を聞いておこう。」
「流石にそろそろ除草剤を使った方がいいんじゃないか? 」
「今回の争奪戦はずっとあのテンションらしいよ。」
「除草剤が未元物質に汚染されたか…。」
こうして暗部組織対抗ピンセット争奪戦は始まってゆくのであった。
本当はこの話は全カットしようかなーと考えていたのですが、やっぱり書きたくなったので書かせてもらいます。
多分後編は長くなるので、投稿は少し遅れます。、