ヒト>ウマ>ヒト   作:ゼン◯ロブロイ

30 / 34
もうちょっとだけ続くんじゃ(何が続くかは不明

コロナにかかって一週間寝込んだんだけんども、久々に死ぬかと思ったヨ
ワクチン接種兼無くしたんで接種してないし、煙草吸うから重症化したらたすからねぇなぁとか思ってたが…運が良かったかねぇ?


さておき、前書きに落書きしてみる


ファイン(私)は激怒した。
必ずやかの邪知暴虐な父王と次女姉にげんこつ…やっぱりデコピンをしなければならぬと決意した。
ファイン(私)にはお忍びが分からぬ、表立った行幸等を任されることが多かった。
民に愛され、臣下に愛され、家族に愛されて生きてきた。
だがしかし、抜け駆けには人一倍…否、ウマ娘一倍敏感であった。(ウマソウル由来)

うーん…この話し方、もうやめていい? いいよね!
つーまーり! お父様とお姉さまばっかり楽しそうな事してずるい!
隊長が教えてくれなかったら知らないままだったよ~。
だからぁ、二人とも覚悟してね? ちょーっと痛い(当社比)デコピンしちゃうからね!


年末年始・因果応報 続

 

 

 

 金曜日

 

 

 

 フッ…スペシャルウィークが居なければ危なかった。 内容を書き散らかして記憶から消そう。

 

 結局、昨晩はウマ娘パワーで引きずられて混浴する事になった訳だが、保護者二人が隠しもしないわ、それを見てスペシャルウィークが男らしくタオル投げ捨てるわで大変だった。

 保護者二人には後程げんこつ食らわせたが、スペシャルウィークに関しては頭を抱えたくなった。 何故タオルを投げ捨てたのかと聞いたら、「男の人に裸をみせちゃいけないけど、あんちゃんなら見せても大丈夫だべさ、それに湯船にタオルをつけちゃダメなんしょや?」と答えられた。

 うん、君の信頼と親愛が重たいかもしれないと初めて感じたよ。 だが、まだ修正可能だろう。 可能だよな? 後できちんと言い聞かせておこう。 今は仕方ないから髪の毛と背中を洗って、尻尾にもシャンプーとトリートメントをしてやる。

 そこの保護者組、何を期待した眼を向けている。 駄目だぞ。 駄目だからな…? いや、そんな泣きそうにならなくても…。 え? 「どうせ私達みたいなオバサンは洗いたくないのよね?」いやそうじゃなくて…って、しまった! いまのはスペシャルウィークを味方につける策か!

 

 ぬ、ぐ……ええい、仕方ない! 洗うよ洗いますよ! えぇえぇ! 折角だ、私の背中も流してもらいましょうか!

 身体が冷めないようにシャワー浴びながら待ってる大人二人は、まったくもう。

 ただまぁ、うん。 背中を流しながら、三人が三人とも私に礼を言ってくるとは思ってなかったので…くそう、怒るに怒れん。

 でもね? なんでそれなりに広い…ぶっちゃけると大人三人が脚を伸ばして入っても尚余裕がある湯船で、私の両隣にピッタリくっついてきてるんですかねお二人さん。

 え? 膝の上に乗ってきたスペシャルウィークには何も言わないのに自分達だけ言われるのは納得いかない? 歳をかんg

 

 

 

 

 眼を覚ましたら浴衣を着せられて畳の上に放置されていた。

 のぼせちゃったみたいねぇ、なんてすっとぼけているが、後頭部に二人同時に肘入れたのはわかってるんだからな?

 まぁ、女性に年齢の話を投げつけた私が迂闊だったと反省しているので突っ込まないが。

 スペシャルウィークに話を聞いてみると、私がのぼせた後もしっかり温まってから出て、大人二人がかりでテキパキと髪の毛と身体を拭き上げて着替えを着せてここに転がしたそうだ。

 何故最後だけ雑になったのか、これがわからない。 いや、多分肘打ちだけじゃ不満が残ってたのでこの扱いで解消したんだろうなぁとは思うがね?

 ともあれ、スペシャルウィークに礼を言って撫でてやると気持ちよさそうに目を細めて撫でられるに任せている。 うん、やはりこの妹分は可愛いなぁ。

 

 

 

 とまぁ、こんな流れが昨夜の出来事となる。 この後は普通に食事をして一緒に寝ただけだな。 …あれ? なんでナチュラルに全員一緒に…?

 いや、深く考えるのはやめておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 今は早急にこのオンナ臭い(穏当な表現)布団から離脱せねば。

 

 

 

 

 はい、無事に離脱して朝風呂を堪能している私だ。

 スペシャルウィークを筆頭に、悪気や下心みたいなものの無い三人の体当たりはこう、ね?

 何というか、三人が三人とも距離間バグってるんだよなぁ。 スペシャルウィークは年の近い妹、但し双方が十代前半くらいの距離感なので事実とは齟齬がある。 キャンペンガールさんは同性の同世代の友人、学生等の距離感なので当然事実とは齟齬がある。 ティナさんは同じ部屋で雑魚寝したりするくらいの気やすい仲間、或いは間違いがあっても間違いじゃ無くせばいいよねくらいの距離感、これは狙われてるのでは…? 下心が無いとは一体。

 

 うん、やめやめ。 サッパリしたのでさっさと着替えてしまおう。 乱入されたらたまらんからな。

 

 和気藹々と朝食の用意をする母母娘におはようと声を掛ければ、昨夜の狂態どこ吹く風でいつも通りの挨拶が帰ってくる。 いや、スペシャルウィークはまぁなんだかんだ言ってもまだまだ子供だしな、あまり気にしてないのかもしれない。 というか身内認定らしいのでそういう気にする対象ではないのだろう、多分。 保護者二人はさぁ…ティナさんは思い出して恥ずかしくなったのか耳が赤いし、キャンペンガールさんも耳と尻尾の動きで動揺がバレバレである。

 そもそも、後から正気に戻って照れるなり羞恥を感じるのならば最初からやらなければよいのだ。 だが私も若輩とはいえ大人である。 ほじくり返して弄るような真似はしないとも…物理的に暴走されると危険だというのもあるのだがね。

 いや、決してビビってるわけじゃないんだ。 ただほら、お互い大人なんだし? 私も男としての度量を示してみるべきだし? 決して後頭部という危険な部位への打撃を躊躇なく実行した二人にビビっているわけではない。 無いったらないのだ。

 

 さておき、少々挙動不審気味な母二人に首を傾げるスペシャルウィークもツッコミを入れなかったので平穏無事に朝食も済んだ。 帰りの足に対して相談の時間である。 うん、相談、なのだ。

 冬の北海道というのは、道外の人が思う以上に危険地帯である。 積雪や路面凍結の厄介さというのは今一実感しにくいかもしれないが、慣れている地元民がきちんとした装備をしていて尚事故が起きる危険地帯が広がっていると認識すべきだ。

 確かに積雪が少ない場所ならきちんと装備を整えていれば割合問題は少ないのだが、冬の、真冬の北海道というのは文字通り試される大地なのだ。 普通に天候悪化からのホワイトアウトまで市街地近郊であってもあるのだ。 そんな場所で普段は使わない乗り物を借りて運転する、というのは…まぁ、控えめに言って正気に戻れと言われる所業である。

 よく考えて欲しい、少しばかりの(道民基準)天候悪化で外出不可能になる地域なのだ。 夏場ならば兎も角、冬場は洒落にならない。 というか、北海道の半分は豪雪地帯で残り半分は特別豪雪地帯という区分になっている辺り、本当に自然環境が厳しいのだ。 話が逸れたが、そんな土地で使われている移動手段を貸して欲しいと言っても、普通の…所謂内地の感覚で乗るつもりであるならば、そりゃあ止められるというモノである。

 特に今回はタイミングというか、間が悪い。 観光客のレンタカーに軽くぶつけられただけだった、とはいえ…それで酷く心細い思いをしたばかりのスペシャルウィークの前で言い出すのは少々よろしくないだろう。 無論、私も天候悪化しなければ問題ない程度には運転出来るのだが、理屈ではないからなぁ、不安というモノは。

 なので、今回は少々変化球というか…半ば公共サービスと化したモノを利用しようと思う。 話は変わるが、ウマ娘と一口に言っても存外幅広い存在であるというのは、あまりピンと来ないかもしれない。 日本のトゥインクルシリーズや海外の各シリーズで走るウマ娘は根本的には同一の分類になる。 人間の人種のように、ウマ娘にも結構な細かい分類…というか、傾向があるのだ。 基本的にレースを走るウマ娘は私の前世と同じサラブレッドのウマソウル適合者なのだが、世界は広い。 それ以外のウマソウルと適合したウマ娘というべき存在が結構な数で存在している。

 いや、割合としてはそこまでではないのだが、何と言うべきか…人間でいう所の原住民のような形態で土地に根差した存在が居るのだ。

 ええい、脱線ついでだ…書き散らかすか。 何で書き散らすかって? 開き直ってるんだよ察してどうぞ。

 

 

 日本にはウマ娘の種類というか、人種? が少なくとも4種程いたと思う。 まぁ、私が会ったことがあるのと知り得る限りでは、と注釈が付くわけだが。

 そのうち2種は北海道に集中していたりするんだなぁ、これが。 もっと言うと生まれてくるのは知り得る限り北海道のみだった筈。 尚、彼女達からすると少々違いがあってもウマ娘はウマ娘という感じらしい。 それはそれとして伝統的に名乗る名前というか称号?がある、という感覚なのだそうだ。 ホッカイドウ・ばんえいレースで北海道での知名度がシャレにならないレベルで高いばんえいウマ娘、通称ばんバ。 レースにもライブにも特段興味が無い…というか、人との触れ合いが好きで好きでたまらないのでそちら側に全振りしたようなウマ娘、通称ドサンコ。

 ばんバの特徴を上げていくと、先ずは総じて身長が高いと言える。 雑な言い方をすればガタイが良いとかダイナマイトボディとかになるかね? 平均で2M少々、過去には約3Mという恵体もいたそうな。 そして、ウマ娘は総じて目に見える筋肉が付きにくいのだが、彼女らはそれはもう見事な筋肉を持つ。 まぁ、それでも美しさを損なっていない辺りはウマ娘なのだなぁとしみじみ思う訳だが。 因みにウマ娘は腹筋が割れる事は珍しいのだが、ばんバは基本割れている。 彼女らは通常のウマ娘に比べても非常にフィジカルが優れているのだが、走る速度はそれほど早くはない。 無論、人間とは比べ物にならない速さではあるのだが。 非常に力が強く、優れたスタミナを持ち、温厚篤実という言葉がウマ娘になったと言われるほど温和であり、悪意や下心というモノに非常に敏感だと言われている。

 そんな彼女らのレースは独特だ。 大きなソリにウェイトを満載し、それをハーネスとワイヤーで装着。 ソリに担当トレーナーを乗せて『走る』のだ。 全身の筋肉を躍動させ、雄叫びを上げながら坂を上る姿は迫力もインパクトも凄まじいものがある。 雪でも降ろうものなら、全身から水蒸気を立ち昇らせながらだ。 しかも総じて美女・美少女と言える上に…その、あれだ、スタイルも物凄い子ばかりなのでな、うん。

 

 

 察しろ。

 

 

 結果としてローカルシリーズでありながら御当地北海道では非常に人気がある。 まぁ、レースだけの人気とは言い難いのが、また。 彼女らばんバはレースを引退すると様々な職業に就くのだが、一際人気を集めているというか、ばんバの人気の源のような職業がある。 それが「ばんえい巡回事業組合」である。 やっている事は非常にシンプルで、自動車等では到達困難になりやすい場所に大量の物資や医師、或いは技師等と交代要員を載せたコンテナを引っ張りながら、主に老人宅や独り暮らしをしている人物の元や自動化されたライフライン関係施設を巡回するのである。

 特に天候が悪化した状況でも、非常に高い踏破能力でもって巡回し、必要であれば物資の搬入等もする。 場合によっては救急救命やレスキュー等の応援にも駆り出されると言えば、どれほどのモノかおわかりいただけるだろうか? 近年では山岳救助隊としても活動しているとか…本当に、彼女らの種族的な善意というモノを信じてしまいそうになる。

 さておき、巡回は見回り活動等がメインだったのだが…まぁ、レースで活躍したカッコいいお姉さん達が定期的に回ってきて笑顔で挨拶してくれるとか見守られてる子供達の性癖将来が心配になるな。 因みに活動範囲や内容が多岐に渡るが一切問題が無いのは、各自治体や行政・警察・消防も組み込み、果ては自衛隊まで巻き込んで北海道全域にネットワークを張り巡らせた上である種の特権というか、うん。 国というか、時の内閣に掛け合って政府のお墨付きというか、許可証というか…そのようなモノが交付されて現在に至る。

 おかげで各団体・組織の連携は本土の比では無い。 割とマジでこの辺に政府がちょっかい出したら北海道が独立自治しかねないレベルの連帯と団結といえばヤバさが伝わるだろうか? 前世・前前世の薄れた記憶でもここまでガンギマリしてる民族じゃなかったと思うんだがなぁ…。

 話を戻すが、ばんバの活動は国が認めているが公務員では無いという色々やり合った名残が見て取れる状態だ。 が、道民からすれば身近で困った時は助けてくれる美女・美少女の集団な訳で、そりゃあ人気者にもなるわ。

 ついでに書いておくと、彼女らの勝負服は基本自由なんだが、半数以上はアイヌ等の民族衣装ベースだったりする。 ウイニングライブも独特で、どちらかと言えば祭りのような雰囲気だ。 しかも着外だった子が揃いの衣装でドでかい太鼓をぶっ叩いてたり、レースによっては独特な楽器を演奏してたりするので中央とは違う方向でレベルが高いと言い切れる。 私も生で見た事があるが、あれはあれで美しさの極致と言えるのではないだろうか?

 

 さて、次はドサンコについて書こうか。 因みに北海道出身の人間・ウマ娘を道産子と呼ぶのは、ドサンコの様に厳しい環境でも元気溌剌であったり、逞しい様・或いは北海道で産まれた子を一括りにそう言うのだそうだ。 ドサンコと道産子、何方が先に出た言葉だったのかは不明である。 彼女らは総じて背丈が大きくない。 平均身長が135センチ前後しかないのだが、総じてふっくらとした体形…まぁ、ぶっちゃければ腕も脚も、胸も尻も大きい。 太いではなく大きいとした理由? 聞くな、察しろ。

 彼女らの特徴は人とのコミュニケーションを好む、これに尽きる。 レースを走る事は滅多に無いが、稀に地方でダートを走ってたりする事もあるが、非常にレアケースと言えるくらいにはレースに興味が薄い。 あ、走る事自体は好きなので、良く走り回っている姿を目にするという…まぁ、元気な子供達みたいな感じか。 老人ホームや養護施設等に自発的に集まって会話を楽しんでいるか、外を元気に駆け回っている。 大半の人達が持つドサンコの印象はこんなものではないだろうか?

 彼女らは自分たちでドサンコと名乗る事はあまりない。 何故か? 彼女らにしてみれば「見ればわかるでしょ?」くらいの認識のようだ。 背は低くともそこはウマ娘、力は成人男性よりも余程強い。 走る速さもレースを走るウマ娘程ではないが、速い。 だが、彼女らの走る場所は整備されたターフでも、アスファルトの上でも無い。 獣道くらいの道とも言えないような場所を走る能力に非常に秀でている。 悪路であればあるほど強靭なフィジカルが発揮される姿は不思議というか、ある意味神秘的ですらある。 実際、観光ルートからはぐれた海外の観光客がドサンコに助けられた時のコメントで「森の奥から妖精が現れて助けてくれたんだ」と言っていたのでお察しください。

 

 長々と書き散らかしたのでそろそろ本筋に戻すとしようか。

 

 

 ばんバの巡回に相乗りさせてもらって都市部まで戻り、帰宅すると伝えるとしよう。 だってバイク貸してくれないと思うし。

 さて、私は相談と書いていた訳だが、何故これを伝えるのが相談と表現しなくてはならないか。 これを直接伝えたら「だったら車で送る」とか言い出して軽トラで総出になる流れを止められないからだ。 先述したように、今はあまりスペシャルウィークを刺激したくない。 であるならば説得ではなく順を追って話していき、巡回に相乗りという結論まで誘導して決着したいわけだよ。 まぁ…精々努力するとしますか。

 

 

 

 

 

 

 

 うん、疲れた。 こう、精神的にすっごい疲れた。

 ティナさんは此方の思惑を察してくれたから話が纏まった、と思ったんだが…。 キャンペンガールさんとスペシャルウィークが母娘で「なしてー!」とか言って駄々をこね始めたのが…。 纏まったタイミングでキャンペンガールさんが「ティナが車出してみんなでいこーよー」とか言い始めて、「流石に危ないからダメ」とティナさんがバッサリやったら二人して大合唱である。 この二人、変な所ばかり親子を感じさせるというか…駄々のこね方がまったく同じなのだ。 子供と同じレベルでバッタンバッタン暴れるキャンペンガールさんの豊かな母性に一瞬目を奪われたのは内緒だ。

 

 結局、近いうちに私の家に泊まりに来るという事で決着した…決着…? まぁ、よし。 巡回のばんバに話を通して了承を貰い、三人に良いお年をと伝えれば「行ってらっしゃい」と声をそろえて笑顔で見送りである。 え、なんで? 巡回の人達も微笑ましいもの見るような生暖かい目で見てくるし…何で?

 

 

 

 

 

 

 そして無事帰宅したが我が家の三人娘…うん、一応娘でいいか。 三人娘に囲まれて正座させられております。 解せぬ。

 あっ、まってまってまって、ばんバさん達との記念写真のデータ消さないでええええええええええ!?

 

 

 

 

 

 土曜日

 

 

 …やぁ、オンナ臭さで誤解されたけどきちんと説明して理解を得られた私だ。 日付が変わるまでかかってしまったが…まぁ、セーフか。

 大晦日であるが、大掃除も買い出しも御節も年越しそばも…門松も正月飾りも用意されているのでやる事が無い。 というか、三人娘が連携して終わらせてしまっていた。

 いやね? 年末年始をのんびり過ごすために片付けたと言われれば私としても礼を言う以外の選択肢は無いわけで。 散歩にでも行くか? と問えば「炬燵でのんびり過ごしましょう?」と返された。

 因みにリビングではなく私の部屋に炬燵持ち込んで居付いている。 いやまぁ、良いけどね? というか三角形の炬燵なんてあるんだな…。

 で、何故私の座っている辺に全員入っているのかね? 特撮マラソン視聴の為に用意したからこれが正しい使い方? えぇ…流石に狭くないか? こんなに密着しなくても…あ、ハイ。

 プロジェクターまで用意して、ガチだなぁ…。 で、今回は戦隊? ライダー? …えっ、魔戒騎士シリーズ? あの、流石にショウセイの教育にあまりよろしくないのではないかなぁと愚行する次第で…あ、既に視聴済みなのね…。

 あー…まぁ、良いか。 遠ざけるだけが教育という訳で無し、きちんと教えているならヨシとすべきだな。

 

 決してこのシリーズに端を発して性教育に雪崩れ込むのが私じゃなくなったのに安堵しているわけではない。

 

 因みにこのシリーズは野生のカントク見つけたんで口説き落として原案提供してこれを好きに膨らませて人員までフリーハンド投げて予算青天井という状況で制作してもらったんだよねぇ。 人脈がえげつねぇ人だったんでまぁまぁ大事になったが、大人げない大人集団がスポンサーとして全力を出してTV東亜を札束ビンタで平和的に乗っ取って深夜枠で始めてなぁ…想像以上に人気シリーズになったというね。

 特撮もVFXも殺陣もおっそろしくレベル高かったんでビビったな。 それ以上に感動したんだが。 この世界にぶちまけた特撮の種はしっかり成長したんだな、と。 ワープ進化したようなのも出てきたが。

 初代シリーズだけで除夜の鐘を聞く事になるだろうが、偶にはいいか。 では視聴を始めようか、お嬢さんがた?

 

 

 

 

 

 どうやら、私は罠にかかっていたようだ。 私の膝の上に座るショウセイも、両隣に密着しているマルゼンスキーと馬鹿弟子も、色々押し付けてきやがるしやーらかいし良い匂いするしでやべぇ。

 スタイル抜群な美人さんである両隣の押し付ける胸と太腿の柔らかさも、夏を過ぎて急速に肉付きが良くなったショウセイも私の理性を鑢掛けするように削っていく。

 やっべぇ、腕も抱き込まれてるし逃げられん。 魔戒騎士に集中するしかねぇ! あっ、やめ、太腿を撫でるな、胸元をさするな、ショウセイはもぞもぞ動くなぁ!

 

 

 

 

 

 昼食は焼き飯と野菜炒め、スープで簡単に済ませて視聴を続け、年越しそばの用意をして紅白を見て…見てはいないか、雑談してるし。 除夜の鐘が聞こえ始めたタイミングでそばを啜り始める。

 なんだかんだ、私を含めて健啖揃いなのであっさりと食べ終わり…年越しを迎え、全員声を揃えての「あけましておめでとうございます」。

 さて、初詣に行くとしますか。 今年も変わらずたの…何? 関係性を変えるために頑張るからそれは聞けないと。 …そうだな、では今年もよろしく、としておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 日曜日

 

 

 やっべぇ、これ死ぬかもしれん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在私は、リアルタイム進行で脳内に書き散らしている。 現実逃避ともいうな。 何故か?

 

 今目の前にある風景というか景色というか…うん、女性陣がね? うん。

 

 

 順を追って行こうか。 初詣を済ませて徒歩で帰宅していると桐生院とミークに遭遇、お互いにあけましておめでとうと言って別れると思ったらショウセイとミークが無言のまま謎の通じ合いでテンションぶち上げ(但し見た目ではわかりにくい)になってそのまま合流。

 人の多さに逸れると不味いという判断の元皆で固まって移動するかと提案した結果、滅茶苦茶周囲の人間にガン見された。 左右をマルゼンスキーと馬鹿弟子に固められ、ショウセイは「がったい!」とか言いながら私をよじ登って肩車状態でむふーとご満悦。

 因みに桐生院とミークは背中にくっついてきてたが、ミークは眼を輝かせながらショウセイに「すごい…!」とコメントしてた。 もしかして君もやりたいのか、これ? まさかな…。

 

 

 あの、お嬢さんがた…とりあえず暖かい飲み物など…あっ、メジロのメイドさんが用意してらっしゃる、ハイ。 いやいや、流石の手際ですよねぇ…。 座ってますね。

 

 

 そうこうしながら賑やかに帰宅すると、間違いなく施錠したドアの鍵が開いている。 そして、明かりもついているし人の気配もする。 それも結構な人数と思われる…。 この時点で嫌な予感というか、違うな、良くも悪くも逃げられない予感がしてたんだ、うん。

 だって『彼女』が(ノ∀`)アチャーって表情で浮いてたからね、それだけでもその、ねぇ?

 という訳で、中に居るのが誰なのか、心の準備をしながら入ろうとしたわけだよ。 そう、入ろうとしたなんだ。

 

 

 あー、戸締りの確認…あ、SP隊と親衛隊共同で終わらせてる。 いえいえ、隊長さん方の仕事を疑うなんてとんでもない。 座ってますね。

 

 

 そっと玄関のドアを開いたら、通路の左右にSP隊と親衛隊が並んでるわけですよ。 思考停止してたら親衛隊長が「閣下、皆様は上でお待ちになられております。 お早く。」なんて耳打ちしてきたので頷いて返し、ショウセイを降ろしてから来客のようだからと伝えて馬鹿弟子とマルゼンスキーにも離れてもらってから二階へ上がると…。

 

 恐らくは人海戦術で模様替えされたであろう元空き部屋の大部屋に控えるメイドさん達に出迎えられた。 なぁにぃこれぇ…。

 音もたてずに眼前まで歩み出たメイド長が優雅なカーテシーを披露しつつ「お帰りなさいませ旦那様、皆様お待ちかねになられておりますよ」なんて言われてさぁ。 背中に突き刺さる視線が痛いにも程があったが、ここまでの面子で中に居るのがおおよそ想定出来た。

 でもね? 想定出来たって心の準備以外出来ないならあんまり意味無いよね。 刺されたりしないよね? なんて考えながら意を決して部屋に入ると、其処に居たのは…。

 

 

 

 

 真正面の席に陣取っていたのは予想通り、ピルサドスキー(また何かやらかしたなコイツ)。 緑と白のアイリッシュダンスやセントパトリックデーで着られているような衣装をアレンジしたと思われるドレスを着ているが、クッソ似合ってるしものっそい好みなのが悔しい。

 時計回りに一席ずつ開けて座っているのでこのまま続けていこうか。

 

 元患者二号メジロドーベル、若草色の晴れ着とアップに纏めた髪が良く似合っているよ。

 

 元患者一号メジロアルダン、勝負服と同じ配色で纏めた晴れ着か、落ち着いた色合いはやはり君の髪が良く映えるな。

 

 ラモーヌさん、白地に緑の入った晴れ着に、結い上げた髪に簪、貴女を表現する語彙を持たない自分が情けない。 綺麗とも可憐とも清楚とも妖艶とも言えるし、足りない表現だ。 私は何故この姿を現す言葉を持たないのか…。

 

 マルゼンスキー、赤地に金糸の刺繍が入った晴れ着か…いやマテ、いつの間に着替えた? さっきまでは普通に洋服でコート着てたよな? え、着付けしてもらった? 誰に?

 

 

 は? 馬鹿弟子謹製の晴れ着を馬鹿弟子に着付けしてもらった…だと…!?

 

 

 いや、うん。 そういや多才多芸でハイスペックだったなアイツ…。 気を取り直して続けていこうか。

 

 ショウセイ、白地に赤糸と金糸で刺繍をいれた晴れ着か…というか髪の毛も結い上げてもらったのか…うん、似合ってるよ。

 

 そして馬鹿弟子…いやさ、刺々美は…お前も赤字に金糸の刺繍の晴れ着なのね。 くっ、普段と違う髪型でうなじが見えているのにちょっとだけドキドキしてしまうのが悔しい。

 

 で、テーブルを囲む最後の一人。 ファインモーション。

 ふー………。

 

 可愛すぎない? エメラルドグリーンの瞳と同じ色の生地に白糸で描かれた桜? かな? 派手過ぎず、かといって決して地味などではなく着るファインが持つ本質的な華やかさを感じられるバランスで整えられているこの姿を何と言えば良いのか…。

 

 

 

 

 えっと、そろそろ私も椅子に…アッハイ、おとなしく正座してます。

 

 

 

 あー、すまないが…着席する前に一つやる事が出来てな。 さて、我が友・我が恩人ピルサドスキーくぅん? なぁんでそっぽを向いてるのかなぁ? 私は常々お前に言っていた事があったよなぁ?

 「え、あ、うん」

 まさか忘れてはいまいな? 何度も何度も何度も繰り返し忠告し続けたのは憶えているよなぁ?

 「もちろん覚えているとも」

 何で額にキズがあるのかね? お前の顔にキズが入るという事はお前だけの問題では収まらぬと説明したよなぁ…? 理由は言えないが責任は私にもある? ほほう…。

 「い、言わないからな! 理由は言わないからな!」

 はぁ…まぁ良い。 危険な事は親衛隊が止めるだろうしな、まったく。 ん? 何時ものおまじないをしてほしい? 子供か!

 「良いではないか! やってやってやって! やってー!」

 わかった! わかったから暴れるな…まったく。 んー…ほらよ、これで痕も消えたろ。

 「うん、やはり我が君のおまじないはいいな。 唇の感触も懐かしい。」

 あれ…? あの、お嬢さんがた、何故そんなに此方を凝視しておられるので…? え? 今のキスはなんだ、と? いやいや、ただのおまじない(対象の自然治癒力を高める技術)ですよ? というかキスって口付け以外もカウントするもんなの??

 「我が君は女心を勉強するべきだと思うぞ」

 アッハイ、正座します。 おい、ピル助、どういうことだってばよ?

 「アッ」

 

 

 な、なんで皆様揃って私を囲むのですか? あの、圧が…圧が凄いです。 ちょ、あの、まっ…ああああああああああああああああああああああああ!!!

 

 「え、私もセイザ? うぅ…苦手なんだけどなぁ…。」

 

 

 




ぱかライブの情報量多すぎてちぬ

ラモーヌさんのサポカは天井してでも手に入れると決意
次は…わからん!

次の掲示板は…

  • 競走馬じゃろ
  • ウマ娘さね
  • トレセン学園やな
  • ジョッキー回ですぞ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。