超天才魔法TS転生者ちゃん様監修@バカでもわかる究極魔法の使い方   作:柳之助@電撃銀賞5月10日発売予定

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姫様回です

前回アンケ、姫様のドスケベ白ビキニと天才ちゃんのマイクロビキニが超デッドヒートで笑いました。
ただ天才ちゃんのスク水が最強だったのでさらに笑いました


天津院御影ー鬼の間にー

「婿殿、こっちだ」

 

 4人で集合した後のことである。

 一度、解散しようという話になった。

 トリウィアはそもそもあまり水に入るつもりはなかったし、海初体験のフォンは今にも飛び出しそうだけど、「彼」の手前好きに動くのは……とウズウズしている様子。

 幸い、このビーチにはコテージや売店、魚人族たちが運営するアトラクションもあって遊ぼうと思えば丸一日掛かる。

 だから、解散してそれぞれ好きに時間を過ごそうとなった。

 案の定フォンは一瞬で海へと飛び出して行ったし、トリウィアは煙草を吹かしながらパラソルが並んだフリースペースへと吸い込まれていった。

 そして、御影は「彼」の手を引いて、

 

「いいだろう、ここ。VIP用、らしいぞ?」

 

 先ほどの砂浜から少し離れた水上コテージ。

 魚人族は水中と水上、地上と多様な居住様式を持つ種族だ。基本水陸両用であるために、海沿い、川沿いかどうかで建物は環境に合わせていく。今御影たちが来た街は主に環境都市ということもあり、大体の様式がそろっていた。

 その中でもビーチ沿いの水上コテージはそのまま宿泊施設としても、VIP・個人用の休憩所としても利用可能である。

 今御影たちが来たのは休憩所向けとして、テーブルやビーチチェアや日光浴用のマットとパラソルあたりがある程度のもの。

 

 わぁ、と「彼」が目を輝かせる。

 山育ちだったせいか、「彼」もフォンと同じく海を見るのは初めてだったらしい。流石にフォンほどはしゃいでいる様子はなかったがそれでも広い海や魚人族の街に心を躍らせているように見えた。

 静かな水上コテージも賑やかなビーチとは違った風情がある。

 視覚的な空間だけではなく、足元から波の音が聞こえるのが心地いい。

 「彼」が喜んでいるだけで、コテージを確保していた甲斐があったなと、御影は頬を緩めた。

 先日の≪七氏族祭(ドロ・ナーダム)≫で仲良くなった魚人族代表だった男が良い笑顔で親指立てて用意してくれたが彼に感謝である。

 

 ここで何します? と「彼」が首をかしげて聞いてくる。

 御影は「彼」のその仕草が好きだ。

 純粋さや純真さがそのまま表れているようで。

 キュンとするし、その首筋にむしゃぶりつきたくなる。 

 

 ―――が、今回はそうではない。

 

「いやいや。せっかく海に来たはいいが、ほら。海と言えばという話だろう? うら若き乙女に、この紫外線は全く厳しいんだから」

 

 言いつつ、日光浴のマットとそのわきに置かれた()()()()()へ視線を送る。

 ぎょっ、と「彼」が目を見開いて、何か言う前に体を密着させ、腕と腕、手と手を絡めた。

 むにゅりと、自分の胸が「彼」の腕を挟みながら潰れ、

 

「――――塗ってくれ、婿殿」

 

 耳元に囁いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「んっ……ふっ」

 

 少しひんやりとした粘度の高い液体とそれに包まれた指が背中をなぞる。 

 思わず声が漏れてびくんと、「彼」の手が止まり、少ししてまたオイルを素手で伸ばして行く。

 恐る恐る、という動きだ。

 「彼」の視界は今、大変なことになっている。

 両手を顎の下にしてマットにうつぶせで寝ているが、ビキニのひもは解かれて、乳房が体とマットに挟まれて潰れているが、大きすぎて両脇に大きくはみ出ている。

 明るめの褐色の肌が透明のオイルで塗れて、あまりにも艶めかしい。

 一見筋肉質な彼女の体だが、指でなぞるその肌は柔らかくしなやかだ。

 少し指で押し込めば心地よい弾力で押し返し、気を抜けばオイルで滑って触ってはいけない所に触れてしまいそうになる。

 普段と違い高い位置でポニーテールにしているからうなじが、白銀の髪と明るい褐色のコントラストがはっきりと見えた。

 肩甲骨あたりから視線をおろせば大きな胸とは対照的にキレイに縊れた腰―――そして、大きなお尻。

 はみ出ている胸は一部だけだが、うつぶせになった彼女の脇に膝立ちな以上、明らかに全てを包むのには足りず、ほぼTバックのようになっている白ビキニの桃尻の全てが視界に飛び込んでくる。そこから伸びる足も、むっちりとしているのに全体的に長身な上に足も長いからか太いとか大きいという印象は薄れてしまう。

 いや、胸も尻も太ももも全部大きいのだけれど。

 彼女が少し身じろぎするたびに揺れ動くが、妙な重量感さえ醸し出し、果たしてどれだけの密度があるのだろう。

 

 ごくりと「彼」は思わずつばを飲み込んだ。

 

 何かとスキンシップが多く、胸を「彼」の腕や背中、胸板に押し当てることは多い御影だが、流石に直接手で触らせるようなことはない。

 手を繋いだり、互いの体を服越しにマッサージということはある。

 それでも、上半身は裸の背中と下半身は水着だけというは初めてで聊か以上に刺激が強すぎる。

 出会った時から耳元で囁いてくる癖は変わりないが、それでも体や手が触れ合う程度だったのが懐かしい。 

 彼女から熱烈求婚を受けてもうすぐ半年、とんでもないところまで来てしまったと「彼」は思った。

 

「んー、婿殿。手が止まっているぞ?」

 

 くすくすと、こちらを向かずに御影は「彼」を促す。

 返答はなく、無言で手を動かした「彼」に再び彼女は笑い、

 

 ―――――――うーん、これもう襲っても良くないか? と思った。

 

 数秒真面目に考え、やっぱり良くないなと思った。

 前提として、自分から行くのはレギュレーション違反だと、自分は判断する。マイルール違反だ。

 学園にいる間の3年間で、「彼」を自分に惚れさせて、手を出させたり、告白してもらったり、獣になってもらったり、襲い掛かってもらうのが目的だ。

 3年スパンの長大計画である。

 そしてわりとうまくいっている気がする。

 実際、ちょっとしたスキンシップやボディタッチは当たり前になってきたし、晩酌時、御影の部屋での露出多めな襦袢姿でも動揺することは減ってきている。 

 例えばこれが初めて会った時だったら、水着にサンオイルを塗ってもらうなんて絶対拒否されていただろう。

 

 基本的に大人しい「彼」だが性欲が無いわけではない――――むしろ、ちゃんとあることを御影は知っている。

 

 自分が薄着の時、胸の谷間に視線が行っているのも知っている。

 先輩の使いこまれたレザーパンツの太ももやヒップラインをたまに見ているのも知っている。

 フォンの何かと動きが多く無防備なせいで色々見えそうになる時に顔を赤くして目を閉じて顔を背けるのも知っている。

 ただ、最終的に踏み込むことがないだけなのだ。

 それは草食系とかヘタレとか意気地なしとかそういうことではないタイプだと御影は思っている。

 

 多分それは、()()()()()()()類の問題だと。

 「彼」の精神性を形作る根幹的な何かではないかと御影は推測している。

 

「んっ――」

 

 背筋の吐息が漏れた。

 そして、「彼」の手が数秒止まってまた動き出し、少しずつ背を降りていく。

 まだ慣れていないたとたどしい手つきが可愛い。

 もっと、がっつり来てくれるのが理想なのだけど。

 鬼族の女的に、惚れた男ないし自分の全霊を倒した男に閨で屈服させられるのは理想の一つだ。

 強さを最も尊ぶ種族だからこそ、性欲も戦闘欲もわりと直結している。

 このまま後ろからがばっと来てもウェルカム。

 褥を共にするには聊か少し離れた距離に人も多くて声とか漏れそうだが、御影的には一種のスパイスだ。

 鬼という種族は、性に開放的なのである。

 

 尤も、あまり性に開放的だったり、奔放なのは人間からすると引かれる原因になるという。

 ≪魔法学園≫ではそのあたりの文化差における授業もあり、マジかと思ったものだ。

 だが文化差なので仕方ない。

 

「んふ……ぅ」

 

 「彼」の指が、掌が腰あたりを撫でまわす。

 下腹あたりがむず痒い。

 好きな男に体を撫でまわされて、興奮しないわけがないのだ。

 先輩ならきっといつもの無表情で同意してくれるだろう。

 フォンは顔を真っ赤にして何も言えなくなるが、そういう所が可愛いと思う。

 

「は……ぁ……んっっ♡」

 

 「彼」の手が一瞬だけお尻にまで伸びる。だが、我ながら肉の詰まった尻が「彼」の指を弾いてしまった。

 学園に来るまで、「彼」に出会うまでは無駄に肉が詰まった乳も尻も好きじゃなかった。

 だけど、「彼」が思わず見てくれるのならば好きになれる。

 

「ふぁ……んくっ」

 

 あの、と「彼」が絞り出すような声を上げた。

 

「ふぅ……ふぅ……ん、どうした婿殿?」

 

 首だけで振り返って彼を見る。

 御影の腰に手を当てたまま、必然的に前かがみの姿勢で―――そこには突っ込まないでおく―――顔を真っ赤にして目を閉じていた。

 変な声を出さないでくださいと、「彼」は言う。

 

「変? いやいや、婿殿の手管故だとも。つい身体が火照ってしまった―――もっと熱くしてくれてもいいんだぞ?」

 

 顔の位置を戻しながら、膝を折り曲げて彼の腕に()()()()と触れる。

 足蹴にしているようでちょっと興奮した。

 逆もまた良いな、とも思う。

 もういいですよね、と「彼」は立ち上がろうとした。少なくとも、御影の脇からズレようとしたのだろう。

 素早い動きだった、御影が振り向くよりも早くこの場から離脱、ないしはそのまま海に飛び込もうとする勢いだった。

 というか、実際に飛び出していた。

 

「こらっ婿殿。()()だぞ?」

 

 そう動くと分かっていたので、体をひっくり返して彼の足首を掴んで無理やり逃亡を阻止した。

 ぐえっ、と「彼」がうめき声を上げるが、身体強化魔法を使っていないのならば種族差の基礎スペックで御影が負けるはずもない。

 結果的に、「彼」が御影のお腹に墜落して、

 

「…………うむ、これはこれで乙だなぁ」

 

 起き上がれば太ももとお腹と胸で、「彼」を挟み込む形になった。

 ひぃあ、と少し高めな声を「彼」があげるのがちょっと興奮する。

 まな板の鯉ならぬ、鬼の体の上の人間である。

 

「ふむ」

 

 胸をそのまま、「彼」の背中に乗せる。

 「彼」が脱出しようともがくが、

 

「婿殿。水着取れたままなんだよな、私」

 

 その一言で時間でも止まったかのように停止してしまった。

 水着の上は外したままなので、当然明るめの褐色の乳房とその頂点の桜色の突起は晒されている。

 コテージには柵があり、パラソルの下にいるから外からは見えないだろうが、しかし今重要なのはそこではない。

 

「―――ふふっ」

 

 ぞわりと、「彼」の背を撫でる。

 両手が空いた以上、色々触り放題である。

 色々触りたいが―――我慢だ。

 色々我慢した方が、最後の最後の瞬間が最高だと御影は知っている。

 元々、妾腹・混血の身から王位継承権第一位までもぎ取った。それは10年近くの歳月をかけたものだったのだ。 

 だから、あと2年半くらいの我慢なんて興奮へのスパイスと言っていい。

 もし来年くらいに「彼」の本能が爆発したとしてそこで待ったを掛けるというのももしかしていいんじゃないだろうか。

 

「なぁ、婿殿」

 

 身をかがめて、つまり胸を強く「彼」の背中に押し当てながら耳元でささやく。

 とっくにその両耳も首筋も真っ赤だった。

 可愛い。

 かなりむらっとする。

 絞る様に、言葉を発する際に生じる吐息をそのまま真っ赤な耳に当てるのが御影のお気に入りだ。

 妙な体勢で挟んでいるからか、変に硬直した腕に、自分の指を這わせながら五指を絡ませる。

 

「まぁーだ」

 

 ぶるりと、「彼」の体が震えた。

 ぞくりと、御影の体も震えた。

 片手で五指を絡めとり、片手は「彼」の体を撫でまわし、乳と太ももで挟み込む。

 自分も「彼」も息が荒くなっているのを、自覚する。

 けれど、これで終わりではもったいない。

 折角の夏休み。折角の海。

 少しばかり、いつもはできないことを。

 

()が終わっていないだろう?」

 

 

 

 




「彼」
性欲はある。
二人きりになった時点で視界共有は切ってた
煩悩のうめき声だけが掲示板に流れていた。

ケツは勿論、うなじとか横乳もちゃんと見てた。

一線は超えなかったらしい

姫様
ハイパー肉食系だけど待てはできる
3年間かけてじっくりボルテージを上げる気満々。
彼に対して常時ASMRを心掛けている。

「彼」が一線を超えられないのは色々事情があるだろうなとは思いつつ、それならそれでと楽しんでいるので無敵
ドスケベボディの活用に余念がない


先輩
さらっと風評被害だった

天才ちゃん
<●><●>


えっちに書けたでしょうか。
水着だと姫様があまりにも無双するので、それぞれシチュ変えて先輩と鳥ちゃん回も書きたい所
感想評価いただけると幸いです

どれがお好き?

  • 鬼姫様の白ビキニ
  • 競泳水着白衣ガンベルト先輩
  • スポーティー水着入れ墨鳥ちゃん
  • マイクロビキニ天才ちゃん
  • スク水天才ちゃん

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