いやぁ…社会人ってやはりとても大変なんですね…その上話の構図も上手くいかなくてかなり掛かりました…
書いてて思いましたが、この話多分まだ数話くらい書かないと纏まりませんね
あと話は全く進んでませんし、彼女は次回に見送りという…次話は出来るだけ早く投稿します
(PM 1:30)
"絶対は絶対にない"
…これは…まさか…
超能力が…!?超能力が使えなくなった!?
"どんなに確定的に思える事象でもその時にならない限り分からないものである"
僕は家に帰る途中、妙な感覚を覚えた。一瞬の頭痛を感じた途端、変化は起こった。何故今いきなりなのかは分からないが、僕は解放されたんだ!超能力という呪いから!
"あり得ないことはあり得ない"
他人の声が聞こえない!今僕は人通りが少ない住宅街を歩いているが、いつもは周りの心の声を拾って、常に商店街にいるほどの声が流れ込んでくるのに。
"どんなに非現実的に思える事象でも起こらない保証など存在しないものである"
行き先を思い浮かべて、そして…
ふん…!…瞬間移動も出来ないぞ!
"非現実的な事は何の前触れもなく起こり"
そして極めつけは…暑い!
パイロキネシスが作動しないから、体温調整が出来ない!これが暑さ…!これが汗…!
"確定的だった事は何の前触れもなく外れ"
今まで、勝手に体温調整されるものだから、暑さも寒さも感じない身体だったというのに…!
凄いぞ…!このモアッとした熱気…どんどん汗が出て来る!体が赤く燃え上がる様だ!この空のように!!
…え?
"それらはいつもの日常に突然訪れる"
僕は明らかな異常を感じ、ふと空を見上げた。
"このように、神が降臨する事はあり得ない…事はあり得ない"
文字通り目を焼きそうな異常な明るさ…体感的に40℃は超える気温…逃げ惑う人々の叫び声…あまりの熱さに叫ぶ人々…商店街のある方角から発せられる光…
"このように、街が平和なのは絶対…は絶対にない"
数秒後…謎の人工太陽爆発
"それらはいつもの日常に突然訪れる"
S県左脇腹町商店街エリア
…壊滅
(PM 0:45)
〈予知、予知夢〉
自分の意志では発動できず、突発的に頭痛と共に起きる。 その上、予知する出来事は情景を一瞬写す程度の情報しかないことが多く、いつ起きることなのかも分からない。
夢を見ている時に頭痛と共に発動した場合、その夢を100%現実にしてしまう恐ろしさがあるが、その後の行動次第で回避可能
だが斉木が常に夢見ている願望『超能力の使えない自分になる』だけは叶えられない。
これもどうせコピペだろ。
だがそんな事よりこの頭の痛さ…今のは予知、いや予知夢だ。僕が頭痛を起こした時に映る光景は100%現実になる。夢の中で聞こえた謎のナレーションと矛盾しているが、僕が動かない限り予知夢は絶対だ。
だが今回の予知夢は謎が多い。今思い返すと謎が二つ現れた。
一つは割と簡単に解決した。何故住宅街を歩いているのに夢を見たのか。
原因は恐らく、白昼夢だ。
僕が常に夢見続けている『超能力が使えなくなる』という願望が、とうとう僕に白昼夢を起こさせるほどになったのだろう。
やれやれ…まさか白昼夢でも予知夢を見る事になるとは、白昼夢はいわば空想の自由空間だというのに、本当に駄目な能力だ。
そしてもう一つの謎。爆発の原因。
これは本当に分からない。大体何故商店街の上空に小型の太陽が現れる?これまでに非現実的な事は何度かあったが、そういった事は悉くスルーされてきたのもあり原因は解明されていなかった。
だが、僕の未来で予知したものは必ず現実になる。原因はわからなくとも結果は決まっているのだ。
本物の太陽の高さからして、時間はおよそ午後1時半。その頃に商店街は謎の爆発によって消滅する
まぁ結果以外がノーヒントな以上、対策は立てられない。まずは商店街に行くとするか…
ーー
[お空さんが、落ち込んでるさとり様の役に立ちたいと言い残して、商店街エリアに出かけてしまいましたぁ!!]
「どういう事だい!?お菓子でも卵でも浪費して良いから、間違っても外には出すなって散々言ったじゃないか!!」
ペットの一人の猫又から緊急事態を知らされたあたいは、パニックに陥っていた。それは、咄嗟に猫形態から人型形態に戻ってしまうくらいには。周りに人間とかいなくてホント良かったよ。いつの間にかおにいさんも居なくなってるし…
なんてこった…まさかお空が単独で外に出かけてしまうだなんて…
霊烏路空、通称お空。
あたいの親友で、さとり様のペットの一匹で、種族は地獄鴉。そしてあたいと同じく人型を有してる。
見た目は大人なんだけど、全体的に子供なんだよねぇ…
〈地獄鴉〉
地獄の闇から生まれ、地獄の亡者の肉を啄む鴉の姿の妖怪。灼熱地獄にも耐えられる高温耐性を持ち、火球状の弾幕を放つ
…これ以上の情報が無いのは何故だろう。
とにかく、お空が一人で外に出るのはマズイ!あの子、真面目で素直だけど、他人の言う事も簡単に信じちゃうから悪い人間たちに騙されちゃう可能性もある!
それに不慣れなこの世界の外で暴れたりしたら更に最悪だよ!いくら能力を取り上げられてると言っても地獄鴉としての力は普通にあるんだし!もし弾幕とかぶっ放しちゃったら!でも無理に止めても…ああ面倒臭い!!
「しょうがない、早く追うよ!さとり様はなんて言ってる?]
形態を猫に変えながら主人からの指令を仰ごうとするが、猫又は微妙な顔をして…
[それが…お空さんの事を知らせた途端にさとり様も探しに行こうと飛び出したんですが…呻きながら『リングを付け忘れてた』と呟いて…現在寝込んでます…]
(さとり様ぁ!?)
主人を悪く言う気はないが、『うちの主人はアホですか!』と叫びたくなるのをぐっと堪えながら事態悪化に頭を痛める。まぁ昨日の夜から落ち込んでたから無理もないかも知れないけど…
[とりあえずさとり様はアンタ達に任せるよ!あたいはお空を追う!商店街エリアだね!]
確認をとってあたいは全速力で商店街エリアに向かう。さとり様が寺子屋に行ってる間にこの町を探索してて良かった。
あたいは脳内の地図を参考に商店街エリアに向かった。あそこは人間が多過ぎるし『野良猫』を嫌うのも多いから途中から人型にならないといけないのが玉に瑕だけど、お空の為には仕方がない…!
そう言えば能力は取り上げたけど信号弾は持ってたよね確か…
ーー
(PM 1:28)
さて、商店街が爆発が起こるまで残り二分。三十分前から様子を見に来たが、未だ特に変わった所はないな。強いていうならあらゆる所で油揚げフェアをやっているくらいだ。油揚げシュークリームってなんだ?気になるぞ
しかし今は食べている場合では無い。この商店街の人間達の運命が掛かっているんだ。あの太陽が現れる直前に阻止しなければならない。もう事前に阻止するのは諦めた方がいいだろう
「いらっしゃいませー」
太陽が現れた原因の予想は僕の中では大きく分けて二つだ。一つは、天変地異。これは真っ先に思い浮かんだが、今となってはその可能性が薄くなりつつある。
あの火山の大噴火のように自然災害は何かしらの凶兆があり、僕は普通の人間では気付かないような僅かな凶兆も逃さず察知できる。しかしここまで時間が迫っているというのに何も感じないのはおかしいのだ。自然災害の可能性はほぼ皆無と言って良い。恐らくこの予知で起こる出来事は災害では無く人災だ。となると原因はもう一つの予想。それは…
超能力者の仕業だ。
しかし、そっちも可能性は高いとは言えない。なんてったって規格外すぎる。太陽を創り出すだなんて、そんな馬鹿げた力がこの世に存在するのか?しかも予知の内容からして突如として現れた感じだった。
咄嗟に太陽を創り出す力…そんな馬鹿げた能力など…ないとは言い切れないな。むしろ有ってもおかしくない。僕の存在がそれを証明している。僕も太陽は無理でも巨大な火球を作る事は出来る。
マズイな…一気に可能性が高まった。それにしても最近は超能力者によく遭遇するな…古明地と遭遇してからまだ数日しか経ってないぞ。
しかし、もし超能力者ならばあの火山再発に関わりが…
「ありがとうございましたー」
(PM 1:29)
残り一分を切ったか…そろそろだな
油揚げシュークリームを食しながら、足がつまづいたのか僕の隣で転ぶ所だった女の子?と持ってた油揚げフルーツサンドを片手間キネシスで救出し、事態に備える。無事防げたらそれも食すとしよう
僕の一番の優先順位は現れる太陽を直ぐに消滅させる事だが、可能であれば能力者を捕縛する。
残り十秒。さあ…
来るなら来い…太陽!!
読み直す度に、「太陽並みの火球を出せる能力者がいたら実際楠雄どんな反応するんだろう」と思ってしまうのも筆が進まなかった理由ですが、どう考えても「僕もできなくは無いがかなり危険な能力だ」としか反応しなさそうなんですよね…少なくとも自分はそれしか思い浮かばない
火山再発の件で「自分並みの能力者がいるかもしれない」と疑ってる状態だから尚更