ニセコイ〜邪魔も応援も紙一重〜   作:小雨

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少し進行速度が遅いですかね?
次話でつぐみを登場させようと思ってます
早くるりちゃんも出してあげないと…


第3話

集のおかげで静かに搬送される中

出来る限りのことを考えた

 

まずは無くなったペンダント

気絶する前に確かに握り締めていたはずだが…

楽が気付いたならそれこそ救急車を呼んでくれるはずだ

それ以外であのペンダントを必要とする人物…

……あの転校生か?

膝蹴りをお見舞いして失くしたのだから楽もタダじゃ許さないだろう

今後関わらないのを条件にペンダントを探す

みたいな約束でもしたのなら納得がいく

それであの転校生が僕の手からペンダントを奪い取ったというのなら…いや、救急車…

 

まぁいい、次に置き手紙

小咲が書いたであろう手紙には不自然な点がいくつかある

なぜ僕が狙われている、という事を知っているのか

少なくともあんな状況など誰も予想出来ない

そして小咲なら単刀直入に言うはずだが…

今度聞くとしよう

 

そして最後に謎の女性

私服ではあったが動きやすい格好だった

髪は短く、男のようにも思えたが

女性に気付くきっかけとなった悲鳴が彼女の性別を物語っていた

なぜあの場所に女性が居たのか

他に気になる点があると言えば、とても懐かしい感覚だった

過去に一度会った事がある…気がする

まだなんとも言えないが

 

 

今考えられる事はこれくらいか…

もうすぐで病院に着く

少し眠るとしよう…

 

 

 

 

 

 

集side

 

「オース楽」

 

「おはよう集」

 

「あれからペンダント見つかった?」

 

「いーや、全然」

「早いとこ見つけねえと…」

 

んー、楽も相当参ってるな

捜し物も1日経てば希望は薄くなるし…

 

「ま、生き物じゃないし勝手に動きはしないさ」

「のんびり探しなよ」

 

「嫌だね、さっさと見つけてあのゴリラと「だーれがゴリラって?このもやし」

 

「…っ!」

 

「…まぁいいわ、はいこれ」

 

「!?お前これ…」

 

「あんた約束忘れたの?」

 

「…いや、お礼だけ言わせてくれ」

「ありがとう」

 

「…フンッ」

 

 

浮かない顔してるなぁ

…何か面白いことが起きてるかも

 

「うおおお、戻ってきたー!」

 

「良かったじゃん見つけてくれて」

 

「もう二度と離さねえからな!」

 

「ところで楽」

 

「ん?」

 

「ホントにもう桐崎さんと会話しないつもり?」

 

「……」

 

「これから三年間ってなると」

「必ず関わる機会も出てくると思うけど」

 

「…わかってるよ」

「落ち着いてきた頃に話すつもりだ」

 

「なら良いんだけどねー」

 

「おはよー」

 

「ぁ、おはよう小野寺」

 

「おっはよー」

 

「ぁ、ペンダント見つかったんだ」

「良かったねー」

 

「あぁ、桐崎が見つけてくれたんだ」

 

「そっか、じゃあ…」

 

「でも、なんとかするよ」

「一時の感情に任せて言った言葉なんだから」

「桐崎もわかってくれるはず」

 

「うん、頑張ってね」

 

…俺が入る隙ないなぁ

今の状態、結構いい感じなんだけど

2人は気付いてないみたいだし…

 

「そういや、小雨は?」

 

「秋野君、まだ来てないね」

 

「あぁ、小雨なら今日休むってよ」

 

「なんで?」

 

「昨日の雨でやられちまったんだと」

 

「そういや、長い時間降ってたな」

 

「お見舞い行ってあげないとね」

 

「ぉ、じゃあ俺らも一緒に行こうか」

 

「集、なんで俺も?」

 

「そう言うなって楽」

「小野寺と一緒だぞ?」(ヒソッ)

 

「あ、あぁ、そうだなぁ!」

「行こうお見舞い!」

 

まったく

世話の焼ける奴だ

 

「それに小雪ちゃんに会えるしな!」

 

「小雪…ちゃん?」

 

「小野寺は知らないっけ?」

「小雨の双子の妹」

 

「へぇ、会ってみたいかも」

 

「可愛いから是非会ってみるといいよ」

「小野寺だったらすぐに懐いてくれるだろうね」

 

「ふふ、ありがと」

 

 

 

 

集sideout

 

小雨side

 

 

 

「…すいません、もう一度おっしゃっても?」

 

「弾の当たりどころが悪すぎるのと、長く放置しすぎてる」

「リハビリをすれば歩く事は可能だけど走ったり激しい運動をしたりするのはもう…」

 

「そうですか…」

 

「あれだけの出血をしておいてここに座って会話してるだけでも十分おかしいくらいなんです」

 

「しぶといのだけが取り柄ですから」

 

「…」

 

「…」

 

なるほど、走れない…か

散歩は出来るみたいだから大丈夫かな?

 

「しばらくリハビリが必要かぁ」

 

「一緒に頑張りましょう」

 

「はい」

 

取り敢えず入院する事になった

輸血に頼らず食事とリハビリで血を作ることにした

ぁ、集に連絡しないと

 

 

 

『はいもしもし?』

 

「ぁ、集」

「小雨だけど」

 

『おー、今からお見舞い行くつもりなんだけど』

 

「そうか、入院する事になってね」

 

『入院?』

『ぁ、やば』

 

「ん?」

 

『おい小雨入院ってどうした!?』

『秋野君大丈夫!?』

 

「…大丈夫だよ、ふたりとも」

 

『おい貸せ!もしもーし』

 

「集、バレたものは仕方ない」

「適当に話つけとくから」

 

『…悪い』

 

「取り敢えず親にも連絡しないとだから切るよ」

「僕の家で母さんと一緒に来てくれたらそれで良い」

 

『了解、また後で』

 

プツッ

 

 

んー、面倒になったな

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