次の話からようやく進めて行こうと思います
集「さて、何から聞こうかな〜?」
雨「答えやすい質問にしろよ?」
集「分かってるって」
そういえば誠士郎はずっとあそこに居るのかな
だとしたら悪い事をしたなぁ…
集「んじゃ、まず1個目」
「ウチの学校からの帰り道にガードレールなんて無いけどよくまぁそんな嘘つけたね」
雨「…あれ、そうだったっけ?」
集「商店街の方まで行かないとまず無いよ」
雨「ふむ」
集「んで、実際の所は?」
雨「足撃たれた」
集「でしょうな」
雨「知ってたのかよ」
集「だれが保健室に連れて行ったと思ってるんだ?」
「傷口くらい見るって普通」
雨「じゃあ聞くなっての」
集「まぁ、確認しときたかったってだけ」
「それで、誰に撃たれたかは分かる?」
雨「いや、本当にただの流れ弾に当たったってだけ」
集「運が悪いことで」
「じゃあもう1個」
そういうと集は天井を見上げた
嫌な予感がする
集「来た時から」
「いや、それよりもっと前から居るのかな?」
鶫「……!?」
集「冷たーい視線を感じるね」
雨「…」
集「ぁ、これには答えづらかった?」
雨「天井に人が隠れてるなんて、普通言えるか?」
集「まぁ、俺でも頭おかしいんじゃないかって思うね」
「それよりも、暑いんじゃないかって小雨が心配そうに天井に視線を送ってたのが決定打かな」
雨「それもバレてたか」
集「小雨は優しいから」
「ま、早く出てきなよ口外しないから」
鶫「…貴様の周りにはこんな奴しか居ないのか?」
雨「いや、こいつが特殊過ぎるだけ」
集「初めましてお嬢さん」
「わたくし、舞子集と申します」
あ、こいつ調子乗ってる
鶫「…何故私が女だと?」
集「そりゃそんなナイスバディしてたら分かるってー」
鶫「くっ…」
雨「確かにひと目でわかったなぁ」
「ぁ、一応紹介しとくね」
「この方鶫誠士郎」
集「ほー、誠士郎ちゃんかぁ!」
「良い名前だ」
雨「だろ?」
鶫「…っ!?!?」
ぁ、照れてる可愛い
雨「ぁ、そうだ集」
「あの転校生のことについて教えてよ」
「僕寝てたからあんまり知らないんよねー」
集「ん、良いよ」
……
………
…………
集「あーなるほど」
「楽のペンダントを見つけたのは小雨だけど横取りしちゃったのねー」
雨「救急車くらい呼んでくれても良かったと思うんだ」
集「それだけ楽と関わりたくなかったとか?」
雨「なぁ、今桐崎は友達居るか?」
集「んー、色んな人に話しかけてもらってはいるけど壁を作られてる感じがするなぁ」
雨「じゃあ、ハーフの美人転校生の理想のデビューを楽の一言で潰されたんだから向こうもたまったもんじゃないでしょうね」
「誤解を解いて早く誰かと友達になりたいでしょうに」
集「たしかに」
雨「んー、だとしたら来週の調理実習がチャンスか」
集「ケーキ作りか」
「確かにそれで良いケーキを作れたら好印象を得る事ができるな」
雨「でしょ?」
「誠士郎どう思う?」
鶫「…」
雨「誠士郎?」
鶫「ぁ、あぁ」
「良いんじゃないか?」
なんでこの子普通に答えてるの?
さっきまで敵意剥き出しだったのに
集「なーんか釈然としないなぁ」
「誠士郎ちゃん何か隠してる?」
鶫「な、何がだ?」
集「だって普通に答えるっておかしいでしょ」
「味方でもない俺らの意見を疑いもしないで」
雨「たしかにねー」
鶫「うっ…」
雨「観念なさいな」
「逃げられないよ」
鶫「くっ、仕方ない」
……
………
…………
雨「なるほど、長い付き合いなのね」
集「それで、桐崎さんの料理の下手さを知ってるからそれを思い出してる時に質問されて普通に答えた、と」
雨「んじゃ、協力でもしますか」
集「さんせーい」
鶫「協力だと?」
雨「ついでに、僕らが桐崎の友達になってあげれば尚良し」
集「近付くきっかけにもなるしねー」
鶫「お前ら…」
雨「足を撃たれた挙句殺しにかかろうとしたんだ」
「誠士郎と一緒に『桐崎と仲良くする』って事でチャラにしてやるよ」
鶫「…!」
「…ありがとう」
雨「どういたしまして」
集「やっぱり流れ弾じゃなくて誠士郎ちゃんに撃たれたんじゃんか」
雨「…あ」