暗殺教室*君に好きって言わせたい   作:らふ

3 / 7
Act.1

 

 

set.1 君は

color.Pink

 

おかしいと感じる程の桜が舞い、花弁が僅かに光りを反射させて、桜色が優しく輝く。

 

椚ヶ丘中学校屋上。優しい陽だまりが、私が立つ影の輪郭を描く。

 

物理の成績が悪く、3年生からE組になる。私は、いつもひとり屋上で昼食を食べていたから、別れを告げるために屋上に来ていた。

 

「………ごめん。君とは付き合えない。俺じゃ、君を幸せにしてあげられない。もっと良い奴を探せ。………葉山とか、な」

 

なんなんだこの状況……私は運悪く告白現場に立ち会ったらしい。

 

直ぐに立ち去ろうと思ったけど、何故か離れられない。

 

先程振られた相手が長い髪を揺らしながらかなこちらに向かってくる。

 

「ぅっ……………っ?!………貴方も彼を狙っているのなら、諦めた方がいいわよ。」

 

ぼそりと呟いて階段を降っていく。彼女は、目から溢れんばかりの涙が溜まっていた。

 

私はそれを見届け、振った彼に、近づく。辛そうに、顔を顰めて空を見つめる彼。

 

「なんで、断ったの?」

 

不躾だな。と感じながらも、聞かずにはいられなかった。

 

「…………誰か知らないが、人の恋路に他人が首を突っ込んではいけない」

 

私とは目も合わせずに、何処か遠くを見ている。何を見てるの?なんて、聞けなくて。

 

「私は、3年からE組になる、速水凛花。これで他人じゃないね」

 

「他人だ。家族、いや、家族でも、それこそ恋人でも、他人なんだ」

 

なんで、そんなに辛そうなの?とも、聞けなくて

 

E組と聞いても目つきを変えない彼にちょっとドキッとして

 

「そう。思ってるのは、君だけかも。」

 

それだけ言って立ち去った。4月の始業式。2人だけの屋上は、ただただ冷たかった。

 

♭……・*′・.*

 

 

+補足(絶対飛ばして!!)

 

比企谷八幡ーーー、一方通行の能力を持ちながらも、周囲に溶け込み、能力を隠して生活している。

葉山隼人とは、偶然入ったサッカー部で仲良くなり毎日つるむようになってから色々噂された。

学年1位の成績保持者。浅野は毎回2位で、泣く泣く父親から授業を受けている。

希薄な表情と、常に堂々としたところから、目が腐っていることも相まってクールに見え、女子に人気がある。

一方で男子からは経験豊富そうに見えるとの事から恋愛相談が多く、人望が厚い。

勉強方面でも面倒見がよく、いつからか、黒王子、白王子と呼ばれるようになった(比企谷と葉山は自分がなんて呼ばれているか知らない。だから、どっちが白で、どっちが黒か判別がついてない)

本編説明あり。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。