戦争ゲームの世界ランキング1位、異世界で無双する   作:ソヴィエト社会主義共和国連邦

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開戦準備

◇◾️ 連合王国軍チワキィワ枢機卿領(アイルランド)方面軍司令部

 

「やはり南部に重点的に部隊を展開し少しずつ押していくことになるのか?」

 

「チワキィワ枢機卿領との境界線に展開しているのは6個師団のみ、対して枢機卿領は全軍合わせて12個師団はいる、正面から押しては勝ち目がないぞ」

 

「じゃあどうやって戦うというのだ、我々には手持ちの戦力はこれしかないのだぞ」

 

「それは.............「やあ、マーチ、ハウスウェル両中将、君達に二つ部隊を貸しに来たよ」へ、陛下?!」

 

「うん陛下だよー♪」

 

「なぜここに陛下が.............」

 

「最初に言ったよね?部隊を貸しに来たって、後はちょっとしたアドバイスかな。」

 

「部隊を貸してくださるのですか?一体どこの部隊です?」

 

「それはねー王家直属の独立魔装大隊と新編の第7艦隊だよ」

 

「独立魔装大隊........」

 

「知っているのか?ハウスウェル」

 

「あぁ、独立魔装大隊というのは、全員が連合王国最新鋭の装備に身を包んだ我が国の秘匿部隊だ、練度(レベル)も全員が40を超えている。さらに全員が高い魔導適性を保有している、そのため所属者以外には少将以上の者にしか知らされない連合王国真の最強部隊だ。」

 

「そうそれ!それの指揮権を一時的にハウスウェル中将に預けます。うまく使ってね」

 

「了解しました、ありがとうございます」

 

「それとアドバイスなんだけど、ゴニョゴニョ

 

 

 

 

 

 

「なるほど、そのような方法があるとは.............小官は必ずや祖国に勝利を捧げて見せます!」

 

「期待しているよ、ハウスウェル中将」

 

◇◾️ エルヴァ連合王国東の海上

 

 「班長!ありました!油田です!」

 

 「なに?!至急大臣へ報告しろ!」

 

 

 

 

 

 

◇◾️ 経済産業省 大臣執務室

 

「まさかほんとにあったとは.............しかしこれで経済は上向くな、しかも王室が使える資産だって増える.............戦争に必要な予算が足りないと思っていたが、これで解決したな、それにしてもこれで10個目か...........石油を輸入する立場から一転して輸出する側へと変わったな、これで国内の需要は満たせるだろうしうまくいけば他国に売りつけて一儲けできるな」

 

 

◇◾️ ???

 

「◾️◾️◾️◾️◾️の◾️◾️のための準備は順調、◾️◾️◾️の◾️◾️も既に始まっている、しかし◾️◾️共め◾️◾️◾️◾️◾️が怖いからと言って◾️◾️◾️◾️◾️してまで◾️◾️するなんて.............頭おかしいんじゃない?まあいい◾️◾️に戻るとするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◾️

そして転生してから1ヶ月が過ぎたその日、瑛里華が自室で国家元首の印が必要な書類を片付けていると

 

【イーグル帝国 国家元首 榊原英智 が転生者会議を召集しました】

【個体名 一色瑛里華 を転生者会議会場へと転移させます】

 

ーー【終焉地に接続しました】

ーー【『一色瑛里華@エルヴァ連合王国元首』が入室しました】

 

私はいきなり謎のアナウンスと共に、崩れた円卓のような巨大なテーブルのある会場へと飛ばされる。

 

そのテーブルはとても大きく周りには100個以上の椅子が置いてあった。そして今埋まっているのは7割ほどだが続々と席が埋まって行っていた。そして全てが埋まると同時に私の右に5個行った席に座っている男が立ち上がりマイクのようなものを使って喋り出した

 

【俺は国力指数世界第1位のイーグル帝国皇帝、榊原英智だ、この会議は国力指数第1位から第5位までが招集できる国連総会みたいなやつだ、俺が今回招集したのは1位特典で手に入る情報でとんでもないのがあったからだ】

 

「それは一体なんなの?イケメンくん」

 

イーグル帝国の榊原英智とかいうやつが喋った後に今度は私の右に4個行った席のの女性が榊原に対して問いを投げかけた

 

【失礼なやつだな、これからいうに決まってるだろ、頭沸いてんのか?】

 

「あらあら、小生意気なイケメンね、私のワイン共和国に対する宣戦布告と受け取っても?」

 

【いいわけないだろ、そもそも他国と争ってる余裕なんてこの世界には無いんだよ、今日はそれを伝えに来たんだ、《大規模襲撃》についてな】

 

大規模襲撃?何が襲ってくるというのだろうか?

 

【大規模襲撃ってのは俺たちが転生してから1年おきに起こるイベントのようなもんだ、その内容は海に面した国は海から、内陸国はあまり開発されていない未開の地から軍隊が出てきて国の首都目指して進撃してくるというものだ、少なくとも首都から500kmは離れたとこに出てくるらしいが、結構強いらしい、国力指数上位はともかく下位には準備していないと厳しいらしいな、今回はそれに注意するよう呼びかけるのと集団的自衛権のために全国家で不可侵条約を締結するよう呼びかけに来た】

 

「集団的自衛権って何ですか?」

 

今度は私から見てテーブルを挟んで反対側の少女が質問した

 

【あー簡単に言うとだ、どっかの国が悪いこと...つまり他の国へ侵略した時にみんなでそいつをフルボッコにしようぜ、そしたら誰も侵略なんてしなくなるよねって考えだ】

 

「ねえ榊原とやら、個別的自衛権は?認められるの?」

 

気になったので質問してみた

 

【エルヴァ連合王国か、認められるでいいと俺は思う】

 

「そう、ありがとう」

 

【他に質問はないな?じゃあ審議するぞ!手元に賛成か反対のボタンが出てくるからそれを押してくれ!これをしないと正式な全体条約にならねえんだ!】

 

榊原とやらがそう言うと宣言通りにボタンが出てきた。

チワキィワ枢機卿領に攻めたいので私は反対を押したが、おそらく下位の国が賛成を押すだろうから可決されてしまうだろうな

 

《審議の結果を発表する。 

 賛成 105

 反対 45

以上の結果を持って.............拒否権の発動を確認、発動者 ワイン共和国国家元首、七星鮮血 拒否権の発動によりこの審議は否決されました》

 

【おい!どう言うつもりだ!七星!】

 

「どう言うつもりも何も、私はただこの不可侵条約に反対だって言ってるの、私の言いたいことは唯一つよ

  『共和国は帝国の提案に反対である』

  じゃあねイケメンくん」

 

 

 

 

全体会議の場はしんと静まり返っている。誰もが発言しようとしない。

 

ふざけるな ふざけんじゃねえ!俺は今、ここで、ワイン共和国への武力制裁を決意した!同盟各国及び、ワイン共和国と隣接している国家に参戦を要請する!」

 

「争ってる余裕はないんじゃなかったの?

 

私はツッコミを入れる

 

「俺の国は国力指数第1位だ多少の余裕はある、問題ない」

 

「そう.............私は帝国の同盟国だから一部の艦隊をドーバーに展開するね、それでいいでしょ?」

 

「あぁ感謝する」

 

「言いたいことがあるやつは居ないな!解散するぞ!」

 

「いないと思うよ」

 

「そうか、じゃあ解散!」

 

【イーグル帝国 国家元首 榊原英智が転生者会議を解散しました】

【ーー終焉地との接続を切断しました】

 

不毛な会議だったけど、大規模襲撃の情報掴めたのは大きいね

とりあえず陸軍大臣と海軍大臣に対ワイン共和国戦争について話しておかないとね

「セバスチャン、エドガーとネイソンを呼んで」

 

「了解しました」

 

お付きの執事に2人を呼ぶように伝えたから多分数分で来るでしょ

 

______________________________________________________________

 

それから3分後私の前に軍のトップが揃った

「陛下、わざわざ軍のツートップを呼び出してどうなさいましたか?」

「何か計画に変更でも?」

 

エドガーとネイソンが聞いてくる

 

「計画に変更はない、3日後開始でいい、伝えたいことはそれじゃなくて、ワイン共和国との戦争準備をしてほしいの」

 

「共和国.............ですか?一体どうしてです?我が国単独では勝ち目がありませんよ?」

 

「戦うのは私たちだけじゃないし私たちの軍にほとんど被害は出さないつもり、イーグル帝国主導で共和国を叩く、私たちは共和国軍主力が東に出張っている隙に北西部とできればパリースィーを私たちの領土にする事が目標、この作戦には元々南方への警戒に回していた軍を転用して、あと計画はそのまま続行して、今は少しでも国力を上げたいから」

 

「了解です、宣戦布告はいつにしますか?」

 

「帝国と共和国が戦争状態にはいってから1週間後で」

 

「了解です」

 

「連絡事項はこれで終わり、準備してね!」

 

_______________________________________________________________

 

 その日、イーグル帝国がワイン共和国に対し宣戦布告、それに対しカステラ王国(スペイン)を始めとする4ヵ国がイーグル帝国に対し宣戦布告、これに対しレーム・アステン二重帝国、ネズミーランド、ブリュージュ公国がイーグル帝国の側に立って参戦、

 

後世で第一次世界大戦と呼ばれるものの火蓋が切って落とされた

 

 

 

 

 




独立魔装大隊は幼女戦記の第203航空魔導大隊と同じようなイメージです

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