「先行は私だ!」
先行を取ったのはNo.6だった。この後はNo.14→No.7→No.15の順に進んでいき再びNo.6に戻って来る。次のNo.6のターンまでバトルフェイズを行う事は出来ずLPは共通8000で墓地、除外は共通でデュエルが進んでいく事になる。
「私は手札から“愚かな埋葬”を発動する! これによりデッキから“揺海魚デッドリーフ”を墓地に送る! 続いて永続魔法“
「疑似的なサーチか」
カードを2枚使用したとは言え好きなカードをサーチできる有用性は高く、No.14も関心したように呟く。
「私は“ブリキンギョ”を召喚する! このカードの効果により手札からレベル4の“ランタン・シャーク”を特殊召喚する! そして! “ランタン・シャーク”の効果により手札からレベル4の“揺海魚デッドリーフ”を特殊召喚する!」
ブリキンギョ(水/機械族 星4)
ATK800 DEF2000
ランタン・シャーク(水/魚族 星4)
ATK1500 DEF900
揺海魚デッドリーフ(水/魚族 星4)
ATK1500 DEF1600
No.6は一気に3体のモンスターの召喚に成功した。手札は消耗したがそれだけの価値があると言えた。
「私はレベル4の“ブリキンギョ”、“ランタン・シャーク”、“揺海魚デッドリーフ”で
「エクシーズモンスター!? 持っていたのか……」
ATK2100 DEF600
「“FAブラック・レイ・ランサー”は自身のエクシーズ素材×200攻撃力をアップするよって攻撃力は2700となる!」
FAブラック・レイ・ランサー
ATK2100→2700
「私はカードを1枚伏せてターンエンドだ」
「では私のターン!」
No.14は高らかに言うとNo.15の方を見る。No.15は首を横に振っており何かを伝えている事が分かる。タッグデュエルでは手札を見せ合う事は出来ないが相談は出来るためこれは相手に知られないようにしつつ意思疎通を行う双子ならではの方法だった。
「俺は手札から永続魔法“番人の指名”を発動する! このカードの効果によりモンスター名を宣言し相手にそのカードがある場合デッキから手札に加えさせる」
「態々そんな事をして一体何の意味が……」
No.7は不思議そうに言うがNo.14は笑みを浮かべ言った。
「俺は
「勿論です。私は“雷魔神―サンガ”を手札に加えます」
「その後、俺はデッキから1枚ドローする」
No.14
手札4枚→5枚
No.15
手札5枚→6枚
「俺は永続魔法“魔力倹約術”を発動する! これでライフコストを払う魔法カードは払わずに発動できる。俺は手札から“番人の強制召喚”を発動する! モンスターカード名を1つ宣言してそのカードが自分以外のプレイヤーの手札にある場合、特殊召喚する! 俺は“雷魔神―サンガ”を指名する!」
「私の手札にあります。私は“雷魔神―サンガ”を特殊召喚します!」
雷魔神―サンガ(光/雷族 星7)
ATK2600 DEF2200
「そして俺はデッキから1枚ドローする」
No.14
手札4枚→5枚
「おいおい、動いているのに手札は減らずにモンスターが出てきているぞ……!」
「タッグデュエル専用のデッキだな」
No.14のプレイングに二人は改めてタッグデュエルに置いての彼らの強さの力を思い知った。しかし、No.14はまだまだ動く気でおり次の手を打った。
「私は手札から“サクリボー”を通常召喚する」
サクリボー(闇/悪魔族 星1)
ATK300 DEF200
「そして私は手札から“生け贄
風魔神―ヒューガ(風/魔法使い族 星7)
ATK2400 DEF2200
「そして“サクリボー”はリリースされた時にデッキから1枚ドロー出来る」
No.14
手札2枚→3枚
既にこのターンだけで3枚のカードをドローしているNo.14。相手の盤面は着々と整いつつあった。
「行くぜ! 俺は“番人の招集”を発動する! 自分フィールドに“風魔神―ヒューガ”がいる為ライフを4000払い発動できる。が、“魔力倹約術”の効果でライフコストを払わずに発動する! 俺はフィールドにいない“水魔神―スーガ”と“ゲート・ガーディアン”を手札に加える!」
「あれ? これちょっとやばくない?」
「通常召喚されているのが救いか……」
既に“ゲート・ガーディアン”まで行きそうな雰囲気のNo.14に危機感を覚え始める。しかし、それ以上は回らなかったのかNo.14の表情は乏しくなかった。
「……俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ」
結局、No.14の手札は状況だけ見れば3枚しか消費していないというような状況となった。とは言えこの時点でNo.6とNo.7は不利になっている事だけは確かだった。
「行くぞ! 俺のターン! 俺は“封印されし者の胴体”を召喚する!」
封印されし者の胴体(闇/魔法使い族 星2)
ATK600 DEF650
「“封印されし者の胴体”の召喚時効果発動! 手札を1枚デッキに戻し“封印されし者の右腕”を手札に加える!」
No.7
手札4枚→3枚→4枚
「更に速攻魔法“
「リバースカードオープン! “番人からの試練”! 自分フィールドに“風魔神―ヒューガ”がいる為その効果を無効にして破壊する!」
「なっ!?」
“ゲート・ガーディアン”誕生のカギとなる“風魔神―ヒューガ”と“雷魔神―サンガ”を手札に戻そうとするがそれが防がれてしまう。その結果、No.7は自らの特殊勝利条件から遠ざかってしまう結果となった。
「……俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」
「では、私のターンですね。私は魔法カード“譲渡からの反撃”を発動します。私の“雷魔神―サンガ”のコントロールを兄さんに渡す事でデッキから2枚ドローします」
「それって実質的には“強欲な壺”と変わりないじゃん……」
No.15
手札4枚→6枚
「続いて私は“番人からの強制召喚”を発動します。ライフコストは“魔力倹約術”の効果で支払わずに“水魔神―スーガ”を宣言します」
「俺の手札に“水魔神―スーガ”はある。よって特殊召喚する! いでよ! “水魔神―スーガ”!」
水魔神―スーガ(水/水族 星7)
ATK2500 DEF2400
「そして私は1枚ドローします」
No.15
手札5枚→6枚
「そして私は手札より“おろかな埋葬”を発動し、デッキから“ゲート・ガーディアン”を墓地に送ります」
「? 態々“ゲート・ガーディアン”を墓地に送って一体何を……」
No.15の意図が読めず頭に?を浮かべる。“ゲート・ガーディアン”は通常召喚出来ないモンスターでありそのために蘇生制限に引っ掛かる。条件を満たさずに特殊召喚する事が出来なかった。それでも、No.15の表情は穏やかなままであった。
「私は手札より“ダーク・エレメント”を発動します。このカードの効果により墓地に“ゲート・ガーディアン”が存在する場合、ライフを半分払う事で“闇の守護神―ダーク・ガーディアン”をデッキより特殊召喚します!」
「何!? くっ!」
フィールドに風が吹き荒れ斧を持った巨大なモンスターが姿を現した。
闇の守護神-ダーク・ガーディアン(闇/戦士族 星12)
ATK3800 DEF3800
「私はこのカードを発動したターンに召喚・特殊召喚は出来ません。ですが魔法・罠カードの発動は出来ます。私は装備魔法“ガーディアン・リンク”を“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”に装備します。装備魔法の効果で攻撃力は500アップです」
闇の守護神-ダーク・ガーディアン
ATK3800→4300
「そしてこのカードが装備されている限り相手の効果の対象にはなりません。元々戦闘破壊耐性があります。これで更なる強化へとつながりました。私はカードを2枚伏せてターンエンドです」
No.6 LP8000
手札0枚
モンスター
FAブラック・レイ・ランサー(攻撃表示)
魔法・罠
セット
No.7
手札0枚
モンスター
封印されし者の胴体(攻撃表示)
魔法・罠
セット
No.14 LP8000
手札1枚
モンスター
風魔神―ヒューガ(攻撃表示)
水魔神―スーガ(攻撃表示)
雷魔神―サンガ(攻撃表示)
魔法・罠
番人の指名(永続魔法)
魔力倹約術(永続魔法)
セット
No.15
手札0枚
モンスター
闇の守護神-ダーク・ガーディアン(攻撃表示)
魔法・罠
ガーディアン・リンク(闇の守護神-ダーク・ガーディアンに装備中)
セット
セット
盤面を見ればどちらが優勢なのかは一目瞭然であった。まだ1巡目を終えたばかりだがNo.14の場には“ゲート・ガーディアン”を召喚する条件が整っておりNo.15の場には切り札である“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”が装備カードによって強化された状態で存在していた。更に伏せカードも豊富でありどのような手を出してくるのかも分からない。No.6とNo.7は序盤から劣勢に立たされる事となったのである。
「行くぞ! 私のターン! ドロー!」
No.6
手札0枚→1枚
しかし、そんな状態でもNo.6は諦める事無くデュエルに向き合っていた。そして、そんな彼女にデッキは答えるように1枚のカードが手札に来る。
「私は“覇王眷竜融合”を発動する! ライフを半分払いデッキより覇王眷竜モンスターの融合に必要な融合素材モンスターを墓地に送る!」
「隊長を裏切った貴様が使うとはな!」
「この場を乗り切るためならどんなカードだって使ってやるさ! 私は“超古深海王シーラカンス”と“ライトハンド・シャーク”をデッキから墓地に送り融合召喚! いでよ! “覇王眷竜トリニティ・トリシューラ”!」
No.6 No.7
LP8000→4000
覇王眷竜トリニティ・トリシューラ(水/ドラゴン族 星11)
ATK2700 DEF2000
「“覇王眷竜トリニティ・トリシューラ”の召喚時効果発動! 相手の手札・フィールド・墓地のいずれかを選択しその中から3枚のカードを除外する!」
「厄介な効果だな。まぁ、通さないけどな。俺はカウンター罠“神の通告”を発動する! 1500ライフを払い“覇王眷竜トリニティ・トリシューラ”の召喚を無効にして破壊する!」
「なっ!?」
No.14 No.15
LP8000→6500
反撃の一手として召喚された“覇王眷竜トリニティ・トリシューラ”は召喚すらされなかったことになり破壊された。
「……っ! 私は“FAブラック・レイ・ランサー”を守備表示に変更してターンエンドだ……」
FAブラック・レイ・ランサー
ATK→DEF
“風魔神―ヒューガ”などの“ゲート・ガーディアン”の素材になるモンスター達は同じ効果を持っている。それは攻撃してきたモンスターの攻撃力を0にするというもの。高い攻撃力のモンスターで攻撃すれば攻撃側が大ダメージを受けてしまう。その為、攻撃するのは戸惑われた。幸いなのは1度使わせてしまえば発動は出来なくなるがそんなモンスターが3体もいた。攻撃をせずに除去を狙ったがそれは呆気なく防がれてしまった。今のNo.6に出来る事は無いと言ってよかった。
「では俺のターンだな。ドロー!」
No.14
手札1枚→2枚
「私は“番人の指名”の維持コストとして800ライフを払う必要があるが……、俺は払わずに破壊させてもらおう。では、行くぞ! 俺は“風魔神―ヒューガ”! “水魔神―スーガ”! “雷魔神―サンガ”の3体をリリースする事で“ゲート・ガーディアン”を特殊召喚する!」
ゲート・ガーディアン(闇/戦士族 星11)
ATK3750 DEF3400
「攻撃力3750……。“ダーク・ガーディアン”に並ぶモンスターが2体……」
「まだまだ! 俺は手札から装備魔法“ガーディアン・リンク”を“ゲート・ガーディアン”に装備する! これで攻撃力500アップと同時に効果の対象にならなくなった!」
ゲート・ガーディアン
ATK3750→4250
「バトル! “ゲート・ガーディアン”で“封印されし者の胴体”を攻撃! 魔神―衝撃波!」
「ぐっ! ああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
No.6 No.7
LP4000→350
“覇王眷竜融合”によってライフを半分にされていた事で二人は大ダメージを受けた。そして、リリーサーズ専用のデュエルディスクはダメージを受ける威力がすさまじく、No.7は体中に痣を作りながら部屋の隅まで吹き飛ばされた。
うめき声を上げなら彼は立ち上がろうとするも力が入らないのかプルプルと震えるだけだった。そんな彼にNo.6が焦ったように近づく。
「No.7! 大丈夫か!?」
「ちょ、ちょっと大丈夫じゃないかな? 立てないや……」
「しっかりしろ」
そう言うとNo.6はNo.7を支える。No.7もふらふらとしながらも立ち上がりゆっくりと自分がいたところまで歩いていく。その様子を眺めていたNo.14とNo.15は冷たい微笑みを浮かべて眺めていた。
「待たせた。ちょっとダメージがきつかったぞ」
「そうか。一応言っておくがこのダメージ量はまだ低い方だ。これからは一部の重要人物を除きこのダメージを超えるダメージを与えられるデュエルをする事になる。腕を折るどころか切り落とす事も出来るレベルだ」
「馬鹿な……! そんな事をすればこちらもダメージを受けた時に……!」
「そのための補助装置の開発は完了しています。順次リリーサーズを中心にその装置を組み込んだデュエルディスクを使用してもらう事になっています」
まさにデスゲームと言える内容に二人は驚愕する。これまではアカデミアの意向でカード化する為に人を殺すような事は無かったが今後はカード化せずに人を殺しうるデュエルを行う事になるのだ。それを想像するだけでNo.6は顔をしかめる。No.7も同じようだったようで顔をゆがめている。
「……胸くその悪い話だな」
「だがこんな事は既に分かっていた事でしょう? ……ああ、貴方達から一部の者にしかこういう事は言わなくなったのでしたね。No.20の様に幼い子への配慮という奴でしょうか?」
「単純に裏切り者を警戒してだろうな。実際、No.9はエクシーズ次元侵攻時に裏切り、No.6、No.7。お前達もこうして離反しようとしている」
そう言うって双子は嘲笑する。双子らしくそっくりな顔で嫌味ったらしい表情で見下すように言う彼らは悪魔とも取れた。
「さぁ、その体でどこまで出来るのか見せてもらおうじゃないか。俺はターンエンドだ」
「……待てよ。俺はまだ動くぜ。俺は“封印されし者の胴体”が破壊された事でリバースカードを発動する! “封印解除”! この効果で俺はデッキから“封印されし者の右足”と“封印されし者の左足”を手札に加える!」
No.7
手札0枚→2枚
「そして俺のターン!」
No.7
手札2枚→3枚
「……俺は手札の“封印されし者の右足”と“封印されし者の左足”を墓地に送る事で手札から“究極封印魔人エクゾディア”を特殊召喚する!」
究極封印魔人エクゾディア(闇/魔法使い族 星12)
ATK? DEF?
「“究極封印魔人エクゾディア”の効果により墓地の封印されしモンスターとエクゾディアモンスターを可能な限りこのカードに装備する! 俺の墓地には封印されしモンスターの四肢がそろっている! 更に“封印されし者の胴体”も合わせて計5枚だ!」
究極封印魔人エクゾディア
装備カード0→5
「そして! このカードの攻撃力・守備力はこのカードの効果で装備した封印されしモンスターの数×1000の数値となる!」
「っ! つまり今は……!」
究極封印魔人エクゾディア
ATK?→5000
DEF?→5000
「攻撃力、5000……!?」
「マジかよ……!」
「更にこのカードに装備されている封印されしモンスターがいる限りこのカードは相手の効果の対象にならない! 行くぞ! 俺は“究極封印魔人エクゾディア”で“ゲート・ガーディアン”を攻撃!」
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
No.14 No.15
LP6500→5750
戦闘破壊耐性を持つ“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”とは違い耐性を持たない“ゲート・ガーディアン”は呆気なく破壊された。しかし、その攻撃力の高さゆえに受けるダメージは少なかった。とは言え、“ゲート・ガーディアン”を真正面から倒すこのモンスターに双子は少なからず衝撃を受けていた。
「まさか……、“ゲート・ガーディアン”を正面から倒されるとは……!」
「少し油断しましたね……」
とは言えNo.6とNo.7の不利である事に変わりはなかった。“究極封印魔人エクゾディア”が攻撃力5000を誇るが戦闘破壊耐性と対象に取られない効果を持つ“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”がいた。
「俺はこれでターンエンドだ……、ぐっ!」
「No.7!」
No.7は限界にきたのかその場に座り込む。No.6は心配そうに声をかけるがそんな二人を置いてNo.15は自身のターンを始める。
「私のターンですね。ドロー」
No.15
手札0枚→1枚
「私は手札から速攻魔法“コズミック・サイクロン”を発動します! この効果により貴方の“究極封印魔人エクゾディア”が装備している“封印されし者の右腕”をゲームから除外いします」
「なっ!?」
「これにより“究極封印魔人エクゾディア”の攻撃力はダウンします。そう、“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”で破壊される程度まで」
究極封印魔人エクゾディア
ATK5000→4000
DEF5000→4000
「バトル! “ 闇の守護神-ダーク・ガーディアン”! “究極封印魔人エクゾディア”を攻撃しなさい!」
「くっ!」
「No.7! ああぁぁぁぁぁぁっ!!!」
No.6 No.7
LP350→50
“究極封印魔人エクゾディア”はNo.7のモンスターであるため本来なら彼がダメージを受けるはずだったがそれをNo.6が代わりに受けた。その衝撃波は凄まじくNo.6の全身に傷をつけるが先ほどよりは勢いは少なくNo.6はその場で耐える事が出来た。
しかし、残りライフは僅か50とダメージ一つで敗北しかねない状況だった。
「な、なんで……!」
「ふ……。その体でダメージを受ければただでは済まないだろう? ならば、無傷の私が受けるべきだろう?」
そう言いながらNo.6は口から垂れた血をぬぐう。その様子を見てNo.7は自らの無力さに歯を食いしばる。自分は完全に足手まといになっている事がとても悔しくてしかたなかった。しかし、そんな彼にNo.6は言った。
「無力とか思うな。お前のおかげで厄介なモンスターは1体消え去ったのだ。ここからが反撃だ!」
「No.6……」
「あら? 私達にまだ勝つ気でいるのですか?」
「少しは自分たちの劣勢を自覚したらどうだ?」
「自覚している。が、劣勢だからといって反撃も逆転も出来ない訳ではない!」
「ではやってみてください。私はターンエンドです」
No.6 LP50
手札0枚
モンスター
FAブラック・レイ・ランサー(守備表示)
魔法・罠
セット
No.7
手札0枚
モンスター
なし
魔法・罠
なし
No.14 LP5750
手札0枚
モンスター
なし
魔法・罠
魔力倹約術
No.15
手札0枚
モンスター
闇の守護神-ダーク・ガーディアン(攻撃表示)
魔法・罠
セット
セット
「私のターン! ドロー!」
No.6
手札0枚→1枚
「っ! 私はターンエンドだ……」
「おや? どうやらお前達の運も尽きたようだな。では俺のターン!」
No.14
手札0枚→1枚
「……ちっ、俺はターンエンドだ。すまない妹よ。止めはお前が決めてくれ」
「任せてください。兄さん」
No.14もいいカードが来なかったらしく何もせずにターンを終了した。そして、No.7のターンとなったが彼は座った状態のまま弱弱しくカードを引いた。
No.7
手札0枚→1枚
「……俺は、このカードを伏せてターンエンドだ。No.6、このカードをお前に託す。後は、任せた……」
「No.7……。任せろ。必ず勝手見せる」
No.6は伏せられたカードを確認すると決意をしたように頷いた。そんな二人をNo.15はくすくすと笑いながら眺めている。
「この状況に置いても未だに勝つ気でいるのですね。では、その希望すら打ち砕いてあげましょう。私のターン!」
No.15
手札0枚→1枚
「私は“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”で“FAブラック・レイ・ランサー”を攻撃!」
「くっ! 私は“FAブラック・レイ・ランサー”の効果を使い破壊を無効にする!」
“FAブラック・レイ・ランサー”はエクシーズ素材を全て取り除く事で破壊を免れる効果を持っておりそれによって破壊は免れるもまだNo.15の動きは止まっていなかった。
「私は手札より速攻魔法“番人の追撃”を発動します! ライフコストを半分払う事で自分フィールドのモンスター1体は攻撃力を1000下げる事で2回目の攻撃を可能にします!」
「なっ!?」
闇の守護神-ダーク・ガーディアン
ATK4300→3300
「“FAブラック・レイ・ランサー”への破壊は失敗しましたが今度は防ぎきれますか? “闇の守護神-ダーク・ガーディアン”! 2回目の攻撃!」
「ぐっ!」
“FAブラック・レイ・ランサー”は守備表示であったためにダメージはなかったものの2回目の攻撃を防ぎきる事は出来なかったため破壊された。
「私はこれでターンエンドです。ターン終了により“ 闇の守護神-ダーク・ガーディアン”の攻撃力は元に戻ります」
闇の守護神-ダーク・ガーディアン
ATK3300→4300
No.6 LP50
手札1枚
モンスター
魔法・罠
セット
No.7
手札0枚
モンスター
なし
魔法・罠
セット
No.14 LP5750
手札1枚
モンスター
なし
魔法・罠
魔力倹約術
No.15
手札0枚
モンスター
闇の守護神-ダーク・ガーディアン(攻撃表示)
魔法・罠
セット
セット
状況はさほど変わらなかったがNo.6達の劣勢に変わりはなかった。むしろ、モンスターが全滅した分追い詰められていると言えた。
「私のターン! ドロー!」
No.6
手札1枚→2枚
「……よし!」
No.6は引いたカードを見て笑みを浮かべた。彼女のデッキで最短且つほぼ確実に勝利を掴むことが出来るカードを引き当てたのである。
「私は手札より“死者蘇生”を発動! このカードの効果により墓地から“超古深海王シーラカンス”を特殊召喚する!」
超古深海王シーラカンス(水/魚族 星7)
ATK2800 DEF2200
「成程、厄介なモンスターだ」
「まだだ! No.7、お前のカードを使わせてもらう! 私はリバースカードオープン! “貪欲な壺”! 私は“封印されし者の左腕”、“封印されし者の右足”、“封印されし者の左足”、“封印されし者の胴体”、“FAブラック・レイ・ランサー”をデッキに戻し、2枚ドローする!」
「ほう? ほぼ全てNo.7のカードだな。これでデッキを増やすことなく手札が補充できるという事か」
No.6
手札1枚→3枚
「更に墓地の“揺海魚デッドリーフ”の効果発動! このカードを除外し墓地の魚族モンスター3体をデッキに戻し1枚ドロー出来る!」
「ここで一気に手札補充をしていく気か」
「私は“ブリキンギョ”、“ランタン・シャーク”、“ライトハンド・シャーク”をデッキに戻し1枚ドロー!」
No.6
手札3枚→4枚
相方の伏せカードなどを駆使した結果No.6の手札は一気に倍に増えた。その事に双子たちは純粋に驚いているがまだまだNo.6のターンは終わっていない。
「私は“超古深海王シーラカンス”の効果を発動する! 手札を1枚墓地に送りデッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する! 私は4体のモンスターを特殊召喚する!」
モンスターの大量展開。それはまさにペンデュラム召喚の如き動きであった。No.6の言葉に応じデッキより様々なモンスターが飛び出してくる。
フィッシュボーグ・ランチャー(水/魚族/チューナー 星1)
ATK200 DEF100
レフトハンド・シャーク(水/魚族 星3)
ATK1300 DEF1500
ライトハンド・シャーク(水/魚族 星4)
ATK1500 DEF1300
揺海魚デッドリーフ(水/魚族 星4)
ATK1500 DEF1600
「私はレベル3“レフトハンド・シャーク”とレベル7” 超古深海王シーラカンス”にレベル1“フィッシュボーグ・ランチャー”をチューニング!
白き封印より解き放たれし聖なる槍よ、今こそ大いなる力を振るいあらゆるものを破壊せよ! シンクロ召喚! 降臨せよ! “氷結界の還零龍 トリシューラ”!」
氷結界の還零龍 トリシューラ(水/ドラゴン族 星11)
ATK2700 DEF2000
「“氷結界の還零龍 トリシューラ”の召喚時効果発動! 相手フィールドのカードを3枚まで除外する! これは対象を取らない効果だ。よって! “闇の守護神-ダーク・ガーディアン”も選択できる!」
「なっ!?」
「私は“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”と貴様が伏せている2枚のカードを除外する!」
「くっ!」
“氷結界の還零龍 トリシューラ”より放たれた白い氷の槍によりNo.15のカードは全て一掃された。一方のNo.6のフィールドにはまだまだモンスターが居り、怒涛の展開はまだ続いていた。
「そして! 墓地に行った“レフトハンド・シャーク”の効果発動! 自分フィールドに“ライトハンド・シャーク”がいる為特殊召喚する! そして! この効果で特殊召喚された“レフトハンド・シャーク”のレベルは4になる!」
レフトハンド・シャーク
レベル3→4
「私は! “レフトハンド・シャーク”と“ライトハンド・シャーク”でオーバーレイ!
吠えろ未知なる轟き! 深淵の闇より姿を現わせ! エクシーズ召喚! “バハムート・シャーク”!」
バハムート・シャーク(水/海竜族 ランク4)
ATK2600 DEF2100
「“ライトハンド・シャーク”と“レフトハンド・シャーク”の効果により“バハムート・シャーク”は戦闘・効果で破壊されなくなった! 続いて“バハムート・シャーク”の効果発動! オーバーレイユニットを1つ取り除く事でランク3以下のエクシーズモンスター1体を特殊召喚する! いでよ! “潜航母艦エアロ・シャーク”!」
潜航母艦エアロ・シャーク(水/魚族 ランク3)
ATK1900 DEF1000
「そして! “潜航母艦エアロ・シャーク”の上に“FAブラック・レイ・ランサー”を重ねてランクアップ・エクシーズ・チェンジ!」
ATK2100 DEF600
「“FAブラック・レイ・ランサー”の効果で攻撃力は200アップする」
FAブラック・レイ・ランサー
ATK2100→2300
「そして“バハムート・シャーク”は効果を使ったターンに攻撃は出来ない。故に打点を挙げる方向で行く。私は“揺海魚デッドリーフ”をリリースして“シャークラーケン”を特殊召喚する!」
シャークラーケン(水/魚族 星6)
ATK2400 DEF2100
「行くぞ! 私は“FAブラック・レイ・ランサー”で
今No.6が攻撃出来るモンスターの攻撃力の総数は10200。双子たちのライフを削りきるには充分すぎる攻撃力だった。
……無論、その攻撃が通ればの話ではあるが。
「俺は手札の“バトル・フェーダー”の効果を発動する!」
「何だと!?」
「このカードを特殊召喚してバトルフェイズを終了する!」
バトル・フェーダー(闇/悪魔族 星1)
ATK0 DEF0
せっかくフィールドに揃えたカードもたった1枚のカードに阻止されてしまう。厄介なカードであった“闇の守護神-ダーク・ガーディアン”を除去できたがそれだけだった。
「わ、私は、ターンエンドだ……」
「俺のターン。ドロー」
No.14
手札0枚→1枚
「……No.6、No.7。お前らは強い。それは認めよう。お前らが裏切り者なのが惜しいくらいだ」
「そうですね、兄さん。私も残念です」
引いたカードを見てふと言ったNo.14にNo.15も答える。まるで彼らの勝利が決まったかの如き言葉にNo.6は嫌な予感がした。そして、その予感は的中する。
「私は手札より“強制転移”を発動する! 私と貴様のモンスターのコントロールを入れ替える。ただし、入れ替えるモンスターはプレイヤー自身が選ぶ。私は攻撃表示の“バトル・フェーダー”を選ぼう」
「私は……」
No.6の場のモンスターは全て攻撃力2000を超えるモンスターだ。それ以前に攻撃力0の“バトル・フェーダー”を得るという事はそのモンスターに攻撃を受ければ
「っ!」
「No.6、いや美代。もう、終わりだ」
「No.7……」
自らの本名を呼ばれNo.6、氷河美代は何かを決心したように言った。
「私は、“FAブラック・レイ・ランサー”を選択する」
その言葉により互いの場を移動する2体のモンスター。それを眺めながら美代はNo.7の隣に座った。
「……デュエルは楽しむもの。そんな事は考えた事もなかったな」
「……ああ」
「いや、もしかしたら心のどこかで考えていたのかもしれない。だけど、ずっと見て見ぬふりをしてきた。それが自分の為になると信じて」
お互いの場に到着した2体のモンスター。美代より奪ったモンスターを使い、押し付けた攻撃力0の“バトル・フェーダー”に攻撃宣言をするNo.14。
「なぁ、一つ聞いていいか?」
「ん? なんだ?」
「お前の名前を、お前の口からもう一度聞きたい」
「……そっか。なら俺も聞かせてくれよ。改めて自己紹介をしようぜ」
座っている二人に近づいてくる漆黒の槍。すさまじい速度と威圧感を放ち、ふれるものすべてを抉っていく。
「俺はアグニ・ヴェルナードだ。どうだ? カッコいい名前だろう?」
「ちゃらんぽらんな貴様には過ぎた名ではないか? まあいいさ。私は氷河美代。貴様の名よりも素晴らしい、私に似合っている名だろう?」
力を使い果たした“バトル・フェーダー”の体をやすやすと貫き大爆発を起こす。そして槍は勢いを殺すことなく二人に迫る。
「そうだな。お前にぴったりだよ」
「そうか。……私も、本当は貴様の名は似合っていると、思……う……」
「……」
二人の間に突き刺さった槍は巨大な爆発を起こし、二人はそれに呆気なく巻き込まれ、体中に爆風を浴びた。
No.6 No.7
LP50→0
No.14 No.15 WIN
「我が野望の達成も近い」
アカデミアの港、そこでは死屍累々と言っていい光景が広がっていた。煙を上げ、破壊された港。そんな港に倒れ伏すアカデミアの外で活動していた者達。そして一人だけ立つ赤城リョーマ。
「覚醒も近づいている。更に邪魔するであろうアイツの分身体も全て確保した
さぁ、榊遊矢よ! ユーゴよ! このアカデミアに来るがいい! その時こそ我が野望!
リョーマは両目を見開き、狂ったように高笑いを浮かべるのだった。
No.7のオリカカード
封印されし者の胴体(闇/魔法使い族 星2)
ATK600 DEF650
このカードの召喚、特殊召喚、反転召喚に成功した時に発動できる。手札を一枚デッキに戻す事でデッキから「封印されし」と名の付く通常モンスター一体を手札に加える。
究極封印魔人エクゾディア(闇/魔法使い族 星12)
ATK? DEF?
このカードは通常召喚出来ない。このカード以外の自分の手札から「封印されし」、「エクゾディア」モンスターを全て墓地に送る事でのみ手札から特殊召喚出来る。
①このカードの特殊召喚成功時に発動できる。自分の墓地の「封印されし」モンスターを可能な限りこのカードに装備できる。
②このカードの攻撃力・守備力は①③の効果で装備されているモンスター×1000の数値となる。
③このカードの攻撃宣言時に発動できる。墓地の「封印されし」モンスター一体をこのカードに装備する。④「封印されし」モンスターが装備されているこのカードは相手の効果の対象にならない。
このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない。
自分の手札の「封印されし」または「エクゾディア」と名のつくモンスターを任意の枚数墓地に送る事で発動できる。デッキに戻した枚数分フィールドのカードを持ち主の手札に戻す。
封印解除(通常罠)
自分が一度に3000以上のダメージを受けた時に発動できる。デッキから「封印されし」と名の付くモンスターを二体手札に加える。
番人の指名(永続魔法)
自分のスタンバイフェイズに800LPを支払う。支払わない場合このカードを破壊する。
自分のメインフェイズに発動できる。モンスターカード名を1つ宣言する。宣言したカードが自分以外のプレイヤーのデッキにある場合、そのカード1枚をそのプレイヤーの手札に加える。その後自分は1枚ドローする。
番人からの強制召喚(通常魔法)
1000LPを払い発動できる。
モンスターカード名を1つ宣言する。自分以外のプレイヤーの手札にある場合、そのカード1枚を相手の場に特殊召喚する。その後自分は1枚ドローする。
この効果でモンスターを特殊召喚出来なかった場合そのプレイヤーは1枚ドローする。
譲渡からの反撃(通常魔法)
自分フィールドのレベル7モンスターのコントロールを自分以外のプレイヤーに渡す。その後自分はデッキから2枚ドローする。この効果でドローしたカードがエンドフェイズに手札にある場合、そのカードをデッキに戻す。
番人の招集(通常魔法)
自分フィールドに「風魔神―ヒューガ」「雷魔神―サンガ」「水魔神―スーガ」のいずれか1体以上が存在する場合にライフを3000払い発動できる。
デッキからフィールドに存在しない「風魔神―ヒューガ」「雷魔神―サンガ」「水魔神―スーガ」いずれか1体と「ゲート・ガーディアン」を手札に加える。
番人の追撃(速攻魔法)
ライフを半分払い発動できる。自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象に攻撃力を1000下げる。このターン、対象となったモンスターはバトルフェイズ中に2回攻撃出来る。
ガーディアン・リンク(装備魔法)
「ゲート・ガーディアン」「闇の守護神-ダーク・ガーディアン」にのみ装備可能。装備したモンスターの攻撃力を500アップする。
このカードを装備したモンスターがフィールドに存在する限り相手の効果の対象にならない。
番人からの試練(カウンター罠)
このカードはデュエル中に1度のみ発動できる。
相手魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
自分フィールドに「風魔神ーヒューガ」「雷魔神―サンガ」「水魔神ースーガ」「ゲート・ガーディアン」「ダーク・ガーディアン」のいずれか1体以上が存在する時その効果を無効にして破壊する。