まぁ精神的なあれでしたが、今は回復したので大丈夫!
それよりも……ついに始まっちまいましたね、アニメ東京喰種……フフ……
映像で動く金木くゥん……ムッシュバンジョイ……トーカちゃあん……どれも楽しみでよだれが出るよォ……
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ東京喰種×ハイスクールD×D書きたいィィィィィィィいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!
しかしそんな時間の都合など出るはずもねぇや、ハハハ。
何はともあれ更新。本日は連投でございます
――その日は、雨だった。
「あっ……ぐ、ぅ……」
土砂降りの雨。滝のように落ちてくる大粒の水滴と、地面とぶつかって舞い上がる飛沫が視界を覆い、数メートル先も全く見えなくなるような天気。
空は曇天に覆われて、太陽の光は完全に遮られて、今は昼なのか夜なのかもわからない。豪雨の影響で周囲の気温はやたらと低く、夏の日にも関わらずその日は冬みたいに寒かったことを、よく覚えている。蹲る俺の背中を容赦なく雨粒は何度も叩き、体温とともにわずかに残った体力をも奪っていく。
俺が初めてネクサスになったその日。
絆を受け継ぎ、人々を飲みこもうとする闇を打ち払うために立ち上がったその日。
最初に戦ったビーストはやっぱり怖くて、強くて。俺みたいなガキが一人で戦っても、勝てる見込みなんてないはずだった。それでもなけなしの勇気と、ドライグの応援を受けて俺は光を纏い、ビーストを無に帰したんだ。
正直に言うと、奴らと戦うそのときのことを俺はよく覚えていない。見る者に恐怖を植え付けるその醜悪な怪物と相対する時、俺はただ我武者羅に両手を振り回していただけ。ただ視界はビーストの姿を捉え、耳はビーストの鳴き声だけを聞き、頭の中は『拳』『振る』『倒す』『守る』という単純な単語が羅列するだけで、もはや思考という思考が成り立ってすらいなかった。生きるか死ぬかの分かれ目に立っていたというのに、妙に現実感がなくて、夢を見ているような気分だった。
俺がやっと現実に意識を戻すことができたのは、俺がビーストを倒して、ネクサスから人間に戻ってから。戦いが終わったんだと思ったその途端、身体中に激痛が走り、あちこちが悲鳴をあげるように軋んだ。立つこともできないくらい、声をあげることもできないくらい全身が痛くって、冷たくて、このまま死んじゃうんじゃないかって思うくらいひどかった。
そのまま前のめりに倒れて、苦痛との格闘が始まる。子供なんだからとか、そんなことを俺は言い訳にしたくなかった。ここで泣いてしまえば、辛いことが起こり続けるこの先でずっと泣き続けることになってしまう気がしたから。理屈も根拠もないけれど、なんとなく、そんな気がしたから俺は歯を食いしばって堪えていた。
その時は痛覚で思考が完全に停止していたから、どれくらい時間が経ったかなんてわからない。ふとどこからか、バシャッって音が聞こえたんだ。水たまりに、誰かが足を突っ込んだようなそんな音がして、俺は視線をその音がした場所に向ける。
そこにいたのは、小さな女の子。燃えるような赤い髪をした女の子。雨のせいで表情はよく見えなかったけれど、怪我をしている様子はなかったから安心した。
俺は、この子のためにネクサスになった。ドライグから力を借りて、光を纏って、闇に立ち向かったんだ。
戦ってよかったと。守り切れて、よかったと。思えたんだ。
「あ……はは……大、丈……夫?」
母さんがいつも言ってたんだ。男が女の子に、弱っちぃところなんて見せちゃ駄目なんだって。男なら、誰かのために強くあらなきゃ駄目なんだって。
だから俺は、強がって笑いながら、女の子に声をかけた。それで、きっと女の子も安心してくれると思ったんだ。
「…………で……!!」
「……? どう、した、の?」
「……ないで……!!」
「……え?」
だけど、女の子は怯えた様に震えて、何かを俺に言っている。雨音がひどくて、ろくに聞き取ることもできなかったけれど、まだ怖がっているんだろうなって漠然と思った。もうビーストはここにはいないって、わかってないんだろう。
もう怖いものは何もないよって。誰も君を傷つけないよって、伝えなくちゃいけない。
ボロボロの身体に鞭打って、俺はなんとか立ち上がる。フラフラな足取りで情けない姿だったけど、女の子が怖がってるんだ、男なら守らなきゃいけないんだって、自分を奮い立たせた。
そのまま俺はゆっくりと歩み寄りながら、女の子に語り掛ける。
「……もう、大丈――」
――夫だよ、って。俺は言おうとしていた。
そのとき、俺はその少女と初めて向き合うこととなる。
その紅髪とは正反対に、どこまでも澄んだ深く青い双眼が、俺を見据えていた。
「来ないでっ、化け物ぉーーーーーーーーーーーーーッ!!」
俺が光になったあの日。俺が光であることを誰にも知られたくないと懇願する決定的なことが起こったあの日。
その日の悪夢は。今でも、俺の心の奥底に深く根付き、大きな傷を残したままでいる。
*
「―――――――――――――――――――――――――ッ!!??」
跳ね起きるっていうのは、このときのことを言うんだろう。まるで極限にまで縮められてから解放されたバネみたいに、俺はベッドの上で上体を起こす。
全身はビッショリと汗で濡れ、呼吸はひどく荒い。心臓は今にも破裂してしまうそうな大きく脈打っている。手足の末端から熱が消え去り、そこだけが死んでしまっているかのように異常に冷たかった。
辺りを見渡せば、そこはいつもと変わらぬ俺の部屋があった。
雨の音も少女の悲鳴も、何も聞こえない。
――夢、だったのか。
「……クソ……」
ホッと一息つく俺だが……寝起きの気分は過去最悪だ。
もう何年経ったかもわからないのに、まだあんなにもハッキリと思い出せてしまうなんて……自分がこれほどまでに臆病だという事実を眼前に突き付けられてしまうと、もはや笑えてしまう。あれから一時女性恐怖症に陥ってしまったという事実を顧みれば、それもしょうがないことかもしれない、けど。
荒療治と称してアダルトビデオに手を出したり、いろんな方法を試みてはみた。いくらトラウマとなっても仕方のないことがあったからといって、日常を送る上では障害となってしまう。結果としてはなんとか会話が出来る程度にはなったが、未だに異性を接触するときは、どこかで恐怖を感じてしまう。
俺という存在を、拒絶されることへの、恐怖が。
……ならばいっそのこと、最初から近寄って来ないでほしかったから。俺そのものを知られるより前に、否定されてしまっていれば、それが楽だから。俺はあんな態度をずっと取り続けているにすぎなかった。
他人と自分を、どこまでも欺いていくために。
「……ハハ、情けねぇ……」
自嘲するように、俺は冷ややかな笑みを浮かべる。
こんなんじゃ……いつまでも
光を纏ったって、心の闇に負けたままなんかじゃ、誰かを守ることなんてできない。
俺は……俺は、このままじゃ……
と、そこで俺は違和感を感じ取った。
ベッドの上で被っていたふとんだが……その繊維の感触がハッキリとわかるのだ。
まるで直接、肌の上にくっついているかのように。
「――あ、れ? なんで俺、服……?」
ふと見てみれば、俺は一切の衣服を身に纏わず毛布にくるまっている。俺だって寝るときくらいパジャマは着るぞ。というかそれ以上に、パンツすら履かないなんてことはしないぞ。さすがにそれは度を過ぎて変態すぎる。
なんで俺、こんな格好してんだ?
俺の頭の上にクエスチョンマークを多数浮かぶ中、背後から聞き慣れた機械音声が鳴り響く。
『……オキナイト、コロシマス。……オキナイト、バラバラヨ』
今日はヤンデレボイスか。最初にこれ聞いたときは正直ビビって飛び起きたもんだ。
くるりと身体を反転させ、朝の来訪を知らせる目覚まし時計を手に取って止める。ピッ、とスイッチを入れると画面はヤンデレ少女のそれからデジタル表記に変わる。液晶に映る数字は、今が午前七時であることを表示していた。
(……あれ? そういや、昨日は俺、どうやって家に……あれ?)
そこで俺は、昨晩の記憶がさっぱりとなくなっていることに気付く。
確か昨日の夜は松田に招かれるままあいつの家に行って、十時くらいまであいつのコレクションを見続けていたんだ。
それから、松田と元浜と別れて……そう、堕天使に襲われた。
公園にまで駆け込んで、足に光の槍を喰らって……そして……
「――っ」
紅い、髪の女性が……堕天使を追い払って……俺を、助けてくれたんだ。
思い出すだけで、心臓が跳ね上がった。そのまま口から臓器が全部出てくるんじゃないかって思うくらいの勢いで、俺の鼓動は再び激しくなる。
それから……それからが思い出せない。何も記憶が、ない。たぶん、気絶してしまったんだと思う。
どうして俺はここにいるんだ? あの女の人が、俺をここまで送ってくれたのか?
ならどうして服が全部脱がされてるんだ? 俺の身体に傷がないか看てくれていたのか?
何もかもわからないまま、謎ばかりが俺の頭の中で膨れ上がっていく。
……ここでこうして首を捻らせていても、何も解決しないだろう。とにかく、学校へ行く準備をするか。
そう思い直して、起き上がろうと床に足をつけたその時。
「……うぅん……」
電池を引っこ抜かれた機械みたいに、俺はその場に凍り付いた。俺のすぐ後ろから、艶っぽい声が聞こえてきたから。
今の声は。明らかに、女性のものだったから。
背後からは寝息のようなかほそい呼吸音が反復されて耳に入ってくる。足元から一気に温もりが消えてなくなっていった。
女性の誰かが、俺のベッドで。裸の俺の隣で、眠っていた。
ズシリ、とその事実が俺の心にのしかかって影を落とす。思考が、真っ白に弾け飛ぶ。
――誰が?
――どうして?
――なぜ?
――何のために?
――俺と?
――堕天使?
――悪魔?
――人間?
――それとも。
「……あ?」
ふとそのとき、俺の手はベッドの上に落ちていた細い何かに触れた。
本当にとても細くて長い、艶やかな糸。まるでそれは……髪のようだった。
もはや脳がクラッシュしてしまっていた俺は何も考えずに……それをつまんで、拾い上げる。
目に映るのは、紅く煌めく細い糸。
夢に見た、あの紅と同じ、燃えるような、血のような色。
……俺の、見当違いであってくれ。どうか、間違いであってくれ。そんな半ば懇願するように、胸中で不安と恐怖に怯えながら俺は唾を飲み込み、ゆっくりと後ろへと振り返る。きっと数秒も経っていないこの短い時間が、俺にとっては数時間にも感じられた。
そこにあったのは、いつもと変わらぬ俺のベッド。そしてそこに一糸まとわぬ姿で横たわる、女性の姿。
髪の色は……夢に見た、あの紅と同じ色だった。
「ひっ――――!!??」
小さく悲鳴をあげ、俺は思わず後ろに飛びのいてしまった。
すぐさま壁とぶつかるが、それでも俺の足はその場から逃げようと必死に後ろへと下がろうとする。息が大きく乱れ過呼吸に陥り、脳はすでに平常な判断を取ることができなくなっていた。
どうしてこの人がここにいるんだとか、なぜこの人も俺も裸のまま隣同士で眠っていたのかとか、そんなことすら俺の脳は考えることもしない。ただ、『逃げろ』と。ここから逃げたい。ここから逃げて、この人に見つからぬようどこかへと消え去ってしまいたいと。俺の思考が絶叫し、全身に電気信号を送っていた。
「はっ、はっ、はっ、はっ……!!」
こみあげてくる吐き気。ズキズキと頭痛がして、唾液が大量に分泌されて口の中がいっぱいになる。
ああ。くそ。
トンカチで、殴られた、みたいに。頭が。痛い。
嫌な、汗が、どっぷりと、出て。身体が。寒い。
吐き、気が、して。胃が、ねじれてるみたいに。気持ちが。悪い。
「……ん……」
俺が錯乱しているそのときに。その声は聞こえてきた。
ベッドの上から。小さく唸るように、女性が声を上げる。
やがて、その女性の身をよじる動きが大きくなり、睡眠から覚醒へと移行していることが見て取れた。
俺はきっと。何か恐ろしいものを見るような目で、その一部始終を眺めていたんだろうと思う。
その女性は、ゆっくりと上体を起こした。胸部の脂肪に引っ掛かっていた毛布ははだけ、その人は生まれた時と同じ姿になる。陽の光に当たって白く光るその肢体は、言葉では表現しきれない美しさを誇っていた。あえて表現するならば……生きた芸術……とでも言うべきなのだろう。
眠たそうに目元をこするその女性は、ここがどこか一瞬わからなかったのか、周囲を見渡す。そのとき、俺の視線と青い瞳の視線が合わさって。
「おはよう。兵藤一誠君」
彼女はそう、笑顔で告げた。
数年の、歳月を経て。この日俺はリアスと、『再会』した。
*
起きてみれば、私は見知らぬ場所で眠っていた。
見渡せば、あまり掃除が行き届いていないであろう狭い個室がそこにあって、扉の前には真っ青な顔して私を見つめる男の子が一人。
誰だろうと最初は思ったけれど、そこでようやく私はこの子のこと……新しい私の下僕、兵藤一誠と、傷ついたこの子に癒しを施していたことを思い出した。
突然気絶をしたのだから心配だったけれど、手当のために看てみれば傷は足のかすり傷だけ。でも、そこから全身へと光が浸透していたわ。光は悪魔にとってみれば、人間でいう猛毒に等しい存在。きっと、あまりの痛みに堪えきることができず失神してしまったんでしょう。
それに彼、自分に襲い掛かってきていた堕天使に怯えていたわ。きっと危機が去ったことで安心して、張りつめていた神経の糸がフッと切れてしまったのもあるかもね。何にせよ、こうして一夜添い寝することで傷は全治。体内で彼を傷つけ続けていた光も消えたから、一安心だわ。
――で、いいのだけれど。どうしたのかしら? 堕天使が近くにいるわけでもないのに、ひどく怯えている様子ね。とりあえず安心させるために、挨拶でもしようかしら。
「おはよう。兵藤一誠君」
緊張した顔だちの彼を落ち着かせるために、私はなるべく優しい口調を意識して彼に語り掛ける。でも、彼は一向に平常心を取り戻す気配を見せなかった。むしろ、またひどく青ざめて引きつった表情を浮かべて、こちらを凝視するばかり。いったいどうしたのかしら?
小首を傾げていると、彼は私から視線を逸らす。う~ん、どうしてなのかさっぱりわからないわね。
「……あ……あの…………てください……」
すると、彼はボソリと小さな声で何かを私に話しかけてきた。
何かしら? 彼の方からこちらに言葉をかけてくれるというのは嬉しいけれど、小さくて聞き取れない。
「え? ごめんなさい、聞こえなかったの。もう少し大きな声で、もう一度言ってほしいわ」
もう一度言ってもらうように催促すると、口をもごもごさせて言いづらそうにしている。
そのときの一誠君はまるで、私をなるべく視野に入れないよう努めているようにも見えたけれど……ちょっと心配だわ。きちんと治癒してあげたはずだけど、まだどこか悪いのかしら……
「あ、の……服、着てください……」
一誠君がそう言ったのを聞いて、私は初めて気づいた。というよりも、すっかり忘れていたわ。私、何も着ないまま、裸同士で彼と寝ていたのよね。
眷属である彼に魔力を分け与えるためにしたのだけれど、なるほど。年頃の人間、しかもこういった男女関係に関して特に厳しい感性を持つ日本人なら、狼狽えるのも仕方ないことだったわ。
「あら。別に見てくれたってかまわないのよ?」
「……ッ、着て、ください……頼みますから……」
「はいはいっ、わかったわ。じゃ、ちょっとだけ待ってね」
承認の一言を述べても、彼は頑なに視線を外したままこちらを見ようとはしなかった。
あらあら、噂では『変態三人組』だなんて言われていた彼だけれど、こうして接してみれば紳士的な子じゃない。
そうして私は、彼の机の上に置かせてもらっていた制服と下着を手に取って着始める。あちらも自分の制服を引っ掴むと、慌てたようにそれを身につけていく。裸を見るのも見られるのも恥ずかしいのかしら? 初心ねぇ、別に見られたって構わないし、こっちが見ても予想外に逞しい体つきをしていて惚れ惚れするくらいなのに。そういうところが、こう、母性をくすぐるのかしら……なんだか可愛くてたまらないかも。
「さて、と。ところで一誠君……もうこの際だからイッセーって呼んでいいかしら? 傷は大丈夫? 痛くない?」
「え……あ、はい……大丈夫、です」
「ちょっと朝から驚いたかもしれないけど、昨日は痛そうにしていたから治癒していたのよ。思春期の男の子には刺激的だったかしら?」
「……はい……あの、その……ビックリ、しました……」
お互い着替え終わったっていうのにこっちを見ようとしないイッセー。最初の問いかけに生返事をこちらに返したけれど、それは呼び方についてなのか、傷の具合について言っているのか、それともその両方を言っているのかしら。まぁ、呼び方については特に否定もされなかったし、好きに呼ばせてもらいましょ。あの様子なら傷も大丈夫そうね。
「そう恥ずかしがらないでもいいのよ? さっきも言ったけど、見たいなら見ていてもこっちは構わないわ、何せ裸で抱き合ったんだし」
「は、裸で抱き合っ……やっぱりそれ、もしかして……」
「……あー。そういう意味じゃないわ、私はまだ処女だから」
そう言うと相手は半分ホッとしたように、半分どこか残念がっているように大きく息を吐く。フフッ、そういった貞操観念もしっかりしてるのね。でもなんだか、事前に調べていたこととはまるで違うわね。どういうことなのかしら……まぁ、ごく普通の日常を送っている人間が急にこんなことになったりすれば、誰だって萎縮してしまうかもしれないけれど。
……まだちょっとからかってみたいところだけど、本人が戸惑っているのならまずは落ち着かせましょうか。
「さてと。自己紹介がまだだったわねイッセー。私の名前はリアス・グレモリー」
そうして私はイッセーを見つめて彼を呼びかける。イッセーは未だ不安げな顔色のままだったけれど、初めて私の方へと視線を移してくれた。
彼の目は、恐怖の闇で暗く濁っている。昨晩の堕天使に襲われた恐怖がまだ抜けきっていないのと、この突然の事態に思考が追い付いていないのだと思う。ここで、昨晩の非日常が現実であることを知らせることは、残酷な仕打ちかもしれない。
けれど、彼はこれから逃げることができないだろう。現実から目を背けても、襲い掛かる悲劇は変わることはない。
ならばいっそ、ここで真実を告げるのだ。そして、彼に手を差し伸べるのだ。
それがきっと最善であると信じて。
お互いに見つめ合う形で、私は彼に自らの正体を明かす。
「……この地域の管轄を任せられた悪魔であり……あなたの、ご主人よ」
このときの私はまだ知らなかった。
彼の心に宿る闇の深さを。そして恐怖に見開かれた彼の瞳が全て……過去の私の、過ちだということを。
このときの私は、知る由もなかった。
彼が辿った、悲劇の数々を。後に私が、思い知ることになるなどと。
うむむぅ、しばらくもどかしい展開ばかりになるやもしれぬ。
しかし、ウルトラマンネクサス本編と同じような素晴らしいストーリーが後々にあなたを待っている……ということになるといいなぁ(願望)
しかしマジで書きたい東京喰種×ハイスクール。どうしたものやら