クワガノンとカントーで生き抜く   作:クワガノンが好きなんだ

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前回のあらすじ
ヒロキに拾われ早二ヶ月を迎えたシロツメ。
トキワジムの軽い(?)集まりに参加し、まだ原作開始前だと知る。
やらかしてしまったシロツメはヒロキとポケモンバトルすることに。
一体どちらに勝利の女神は微笑むのか…。


はじめてのバトル

「さて、準備はいいかな、シロツメくん?」

「えーと、まあ、はい、たぶん…」

 

俺はアニポケとかでよく見るバトルフィールドに立ち、クワガノンをボールから出す。

ヒロキさんは育成途中であると言っていたディグダを出していた。

 

「じゃあ、始めよう」

 

ヒロキさんは審判役の人に合図を出す。

 

「これより、ジムトレーナー・ヒロキとトレーナー・シロツメのバトルを開始します。手持ちは一体のみのシングルバトルです。バトル、スタート!!」

 

その合図と共に、俺は思考する。

 

ディグダは地面タイプ単一。電気系の技は無効だが、クワガノンは特性ふゆう持ちで地面タイプの技は効きづらい。

 

「クワガノン、とにかく上にいろ」

 

クワガノンのとくせいはふゆう。地面タイプの技なら大体は無効のはずだ。

 

「させると思う?僕が。ディグダ、すなかけ」

 

あっ、やばい。すなかけはやばい。命中100のすなかけとかマジで避けられん。

 

「ジッ…!」

 

クワガノンはすなかけをモロにくらい、バランスを崩して地面スレスレまで落ちる。

 

「クワガノン、動き続けてくれ!」

 

クワガノンは俺の指示を聞くと、バトルフィールド上を動き回る。こうそくいどうは多分覚えていないだろうし…。

ディグダはクワガノンを目で追いきれていないようで、少し反応が遅れている。

 

「ディグダ、相手の進行方向にいわなだれだ。大丈夫、焦らなくていいよ」

 

技マシンのやつーーー!!!?しかも進行方向塞いでくるパターンですか!?頼むー!!モロに受けるなよクワガノン!!

 

「クワガノン、不規則に動けるか!?動けるなら動け!動きながらてっぺき!」

 

てっぺきは防御を二段階上げるはがねタイプの変化わざだ。

クワガノンは飛んでくる岩に翻弄されながらもなんとか避け、てっぺきを貼り続ける。

 

「てっぺき…?ディグダ、どくどく」

 

おっふ、めちゃくちゃ技マシンのやつ使ってくるやん。まぁ状態異常は基本だしな…。

 

クワガノンは岩を避けているうちに周りを見れていなかったようで、どくどくをくらってしまった。

 

「ッ…ジ…!」

 

ただ、てっぺきもそれなりに機能しているようだ。

 

「クワガノン、ほうでん!できるだけ広範囲だ!」

 

クワガノンは身に纏わせた電気を一気にバトルフィールド上に放電した。俺にまで伝わってくる電気の痛みは、静電気なんて比じゃなかった。

 

おそらくディグダはまともにこれを受けたはず、無効にしても目眩し程度にはなるはずだ。

 

「ディグダ、出ていいぞ」

 

ヒロキさんは静かに呟いた。

出ていい…?そういえば放電を指示する前にディグダの姿は見えなかった。まさか…

 

「あなをほるで技の光も届かなくしていた…!」

「そういうこと、頭が回るようで嬉しいよ」

 

ディグダは地面に近かったクワガノンの方に飛び出る。クワガノンは上に放り出されてしまった。

ほうでんの真の強みは相手をまひにできることだが、これにはかなりの運を伴う。それに、地面タイプには無効だ。だからクワガノンでの地面タイプは嫌いなんだ!

 

「ああ、くそ…クワガノン!シザークロス!!」

 

クワガノンは顎を高速で交差させ、ディグダに突っ込んでいく。ディグダは驚くと地面へ潜った。

 

「この!!クワガノン、上昇し」

「ディグダ、突っ込め」

 

まずいまずいまずい!!完全に相手のペースに入ってる!ヒロキさん強いな!

クワガノンも焦り始めたようで、動きがチグハグになってきている。

 

「落ち着けクワガノン、むしのさざめきだ!!とにかく地面の穴に向かってむしのさざめきを聞かせてやれ!!」

 

クワガノンは俺の指示を聞くと、むしのさざめきをディグダが地面に何箇所か開けた穴に打ち始める。

とにかく一心不乱にむしのさざめきを打つクワガノンは、毒にじわじわ苦しめられている。このまま逃げ続けられたらいつか負けることはわかる…。

 

「ほお…?」

 

ヒロキさんは楽しそうに笑う。

 

くっそ、あの人余裕綽々かよふざけんな!!こっちは満身創痍だっつーの!!

 

俺はしばらくハラハラしながら戦況を見ていると、一つ怪しい穴を見つけた。

その穴は妙に入口が細く、ヒロキさん側のバトルフィールドの隅にあった。

 

「クワガノン、よく穴を見ろ!隅だ!!細いやつ!!」

 

クワガノンはその穴を即座に見つけると、むしのさざめきを即座に打ち込んだ。

 

ビンゴ!

 

ディグダは地面に急いで上がり、新しく穴を掘ろうとするもそんな暇なくむしのさざめきに直撃した。

 

これは流石にダメージ入ったろ!!

 

ディグダは少しふらっとすると、焦り始めたのか挙動不審になる。

 

「ディグダ、いわなだれ」

「クワガノン!シザークロス!!」

 

そしてそのままクワガノンのシザークロスで切り裂かれる。クワガノンにもいわなだれの岩が一つ直撃したが、なんとか耐えていた。

 

砂煙が上がり、しばらく煙が晴れるのを待つ。

煙が無くなり戦況を確認すると、ディグダは天を仰ぐ形で静止し、目を回していた。

 

「勝負あり!!勝者、トレーナー・シロツメッ!」

 

その合図と共に、俺はクワガノンに駆け寄る。

クワガノンはふらふらと俺に近づくと、力なく俺の腕の中に入る。

 

危なかった、あと一撃でも食らってたら負けてた…!

 

「よくやったクワガノン!ほんとによくやった!」

 

恐らく序盤のどくどくとあなをほるからの突っ込んでくるやつが凶悪コンボで、さらにいわなだれの岩が一つ直撃してたことによりHPが赤までいってたと思う。

 

「…いい勝負だったよ、シロツメくん。育成途中であるとはいえ、まさか僕が負けるなんてね」

「いえ、正直あと一発くらってたら負けてましたし…やっぱり俺はまだ実力不足です」

「ところで聞きたいことがあったんだけど…てっぺきとかシザークロスっていうのは、わざかな?」

 

アッッッヤラカシタ‼︎




やらかしてしまったシロツメ、一体これからどうなるのか。
それはそうとバトル描写マジで難しかったです。これから大丈夫ですかね、この作品…。
追記 自分がタイプ相性に誤った理解があったため書き直しました。
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