クワガノンとカントーで生き抜く   作:クワガノンが好きなんだ

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前回のあらすじ
見事ヒロキとディグダに勝利したシロツメとクワガノン。
しかしバトルに夢中すぎて初代にあった技の有無を完全に忘れていた。
やらかしてしまったシロツメは一体これからどうなるのか。


俺は速攻で目を逸らした

バトルフィールドからうって変わってジムの中の回復施設。ゲーム中では一切見なかったが、まさかこんな所があるとは、なんて呑気に俺がいれるはずもなく…。

 

正直クワガノンの回復が終わったら今すぐ逃げ出したい。

 

「ねぇ、シロツメくん」

「アッ、ハイ」

「あのバトルで君が見せた技、ほとんど見たことがなかった。あれはどこで知ったの?」

 

あっ、そっすよねそういう話題になりますよね。

俺は少しヒロキさんから視線を外すと意味ありげに見せるため窓の外を見る。

 

「森の中で、生き抜くためにクワガノンと身につけました」

 

嘘です、全然そんなことはありません。寧ろクワガノンが最初から身に付けてたから俺は余裕で生き抜けたしバトルにも使いました。

俺がシザークロスとか思いつくわけないし…。

恩人に嘘つきまくっててちょっと罪悪感がすごいが、まぁ誤魔化せるならそれでいいかなと思う。良くはないけど。

 

遠くではいつか見たようなポッポの群れが、夕暮れ時の空によく映えていた。

 

「…そっか」

 

ヒロキさんも俺から顔を逸らし、暫く無言の空間が続く。

 

えっ、何このしんみりムード。なんの時間これ。

何か喋らないといけないと思うけど、何も出てこない。早く回復終わってくれねーかな…。

 

俺がずっと窓の外を眺めていると、外にオーキド博士らしき人物が見えたような気がした。

 

え?ポケモン研究の第一人者?いやいやまさか、見間違いだろ。

 

俺が目を擦り、もう一回外を見る。

 

いやいるな、オーキド博士いるな。なんでこんな時間にトキワにいんだあの人。もう日も暮れかけてんだぞ。

 

えー、いや、えー?幻覚じゃねーよなこれ?

俺がそう思いつつオーキド博士を見ていると、オーキド博士に駆け寄る子供が二人ほど見えた。

 

俺の体と同い年くらいの少年二人が、オーキド博士と一緒にいたのだ。

片方はツンツンした茶髪とプライド高そうな男の子と、もう片方は赤い帽子を被った無口な男の子だ。

 

どう見たってグリーンさんとレッドさんなんすよねー。

 

将来のレジェンド二人だし、今のうちに目に焼き付けといたほうがいいかもなーなんて、思いあっちを眺めてると、レッドさんと目が合った。

俺は速攻で目を逸らした。いや、誰だって目を逸らすだろあれ。

なんか怖かったんだもん。帽子の影がいい感じに怖くなってんだもん。

 

「シロツメくん、そろそろ回復終わるよ」

「あ、はい…」

 

俺はチラッと窓の外を見て、回復が終わったクワガノンを引き取りに行った。

このあとめちゃくちゃ飯食ってクワガノン撫でて寝た。

 

 

side レッド

 

オーキド博士の用事で、ぼくたちはトキワシティに来ていた。グリーンと一緒にあっちこっち行って、マサラタウンとは全然違う街を探検した。

 

「グリーン、レッド。マサラタウンにそろそろ戻るぞお!」

 

ぼくとグリーンはオーキド博士のその声を聞いて、オーキド博士に駆け寄った。

 

「じーさん、次いつここくんの?また来てーんだけど!」

 

グリーンはまだ見たい、遊び足りないというように目を輝かせて言ってた。

ぼくは見たことないポケモンがまだいないかなと思って、キョロキョロあたりを見回す。

 

ふとトキワジムの方の窓から、ぼくと同い年ぐらいの男の子と目があった。

男の子は驚いたように目を見開くと、すぐに目を逸らした。

その男の子はモンスターボールを握ってた。

 

トレーナーなのかなぁ、どんなポケモン使うんだろう。また会えるかなぁ。

 

「おい、レッド!置いてくぞ!」

「あ、待ってよグリーン」




今回は少し短くなってしまいました。
前回まではノートなどに書いていたものをスマホなどのメモ帳に書き写してあげていたので、実質ストックをあげていたんですが、流石にストックが切れたので投稿頻度が少し落ち、誤字脱字も目立ってくると思います。
その場合は遠慮なくご報告くださればすぐに直そうと思います。
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