攻略!大ダンジョン時代─俺だけスキルがやたらポエミーなんだけど─   作:てんたくろー

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ゆるふわあざと精霊知能・スキル担当クロノジーテちゃん!

 というわけで精霊知能ヌツェン、ティートレそしてクロノジーテと出会えた俺ちゃん達。

 とりわけヌツェンとティートレとはここ数ヶ月のうちにスキル《風よ、遥かなる大地に吼えよ/PROTO CALLING》による精霊知能召喚効果で喚び出したんだけど、クロノジーテだけはそんなこともなくこれが初見だ。

 

 だもんでお互いにお互いをまじまじと見ている。ふわふわの大型犬を思わせるピンク髪で、どこか気の抜けたほわほわした感じの女の子。

 そんな彼女はこれまたゆるーく笑いながらも、俺に一礼してきたのだ。

 

「ういうい、お初でーすコマンドプロンプト様ー。スキル担当クロノジーテ、400年かけての初お目見えですねぇー」

「こちらこそはじめましてクロノジーテ。コマンドプロンプトだ……いつもスキル関係では世話になってるよ。相方のマシネも元気してる?」

「もちろん元気モリモリ夢いっぱいどぇすー。ふにゃふにゃ、マシネたんも今日呼ぼっかなーって思ったんですけどぉ、あの子はあの子で用事がありましてぇ。残念ながらまたの機会にってことで、よろしく言伝預かっとりますですみへみへー」

「そっか。それじゃあいつかまた、マシネにも挨拶させてもらうよ」

 

 独特の間延び感ある口調ながら、微笑み絶やさず接してくる姿はなんだろう、由緒正しき萌えキャラ感あるな……

 かわいいかわいいリーベちゃんが若干ふむふむうなずいてるのも気になる。参考にしなくていいと思うよ、ただでさえだいぶ属性過多なのに。

 

 それはさておき、スキル製作担当としてのクロノジーテの相方、精霊知能マシネは今日はやはりここにいないらしい。

 ただ会いたくないとかではなさそうなので、いつか機会があればあの子のほうにも挨拶しておきたいとは思うよ。

 

「はっはっはっは! 先輩方もお元気そうで何より何より! それにそちらが新人さんの、おお神奈川千尋くんにミュトスさんだね!! んんんんフレーッシュ・ニュー・カマーッ!!」

「は、はあ。神奈川です、よろしくお願いします」

「はろはろにゃちわ、ミュトスですー」

「精霊知能ティートレだ、よろしく!! オペレータの称号を担当していてね、でもここ50年はあらかた称号を開発しきったもんで、それらを管理維持しつつクロノジーテ先輩やマシネ先輩、ヌツェンの業務の手伝いもしてるんだ! んんんんナーイス・アシスターント!」

 

 芸能人より白い歯を輝かせて爽やかに笑うラガーマン風のティートレ。

 ミュトスはともかく神奈川さんが圧倒されてるよ怖ぁ……さしものイケメンもこのレベルの体育会系になると気後れするものなのか。

 

 しかしティートレくん、クロノジーテやマシネ、ヌツェンの業務補佐も行ってるんだな。相当な手の広さと有能さだ。

 要は自身の本来の業務も併せ、スキル、称号、およびそれらにまつわるバグフィックス全般に通じているということになる。あくまで補佐だからそこまで負担でないだろうけど、それでもすごいことだよこれは。

 

「クロノジーテちゃんは相変わらずのあざとさだし、ティートレくんも相変わらず暑苦しいですねー……! ヌツェンちゃんもお久ですー、元気してましたー?」

「はっ、はいいっ! 姉様方、および兄様に新人お二人にコマンドプロンプト様におかれましては、このようなところにまで御足労いただき感謝の念に尽きませんっ!!」

「堅苦しいぜェ……肩の力抜いてリラックスしろよなヌツェン、お前さんにゃ特にオレは感謝してもしきれねェんだぜ、主にワールドプロセッサの業務補佐を代行してもらってるからよォ」

 

 一方でリーベやシャーリヒッタがヌツェンに話しかける。特にシャーリヒッタは、自身がこれまで受け持っていたワールドプロセッサの補佐役としての業務を肩代わりしてもらってるからね。ヌツェンには感謝の気持が大きいようだ。

 ちなみにシャーリヒッタは今も時折、暇になったタイミングでシステム領域に戻ってそのへんの業務について取り組んだりヌツェンに教えたりしてるよ。

 

 まあそれも、インターフェイサーが本格的に動き出したらいよいよ無くなるだろうというのは他ならぬシャーリヒッタが語っていたことではあるけれど。

 そうした彼女らの言を受け、ヌツェンはやはり生真面目さんだからかガチガチに緊張してしまっている。

 前から俺を前にした時にもこんな感じだもんなあ。緊張しいさんなんだね。

 

「うむ、シャーリヒッタの代わりというのも大変だろうに君は良くやってくれている。無理はしていないか? 何かあればアフツストにすぐに駆け込むと良い、これで彼はそれなりにホワイト上司だとワタシは信じている」

「天下のWSO統括理事に言われると重いな、さすがに。まあ無論、精霊知能統括として福利厚生や環境面は常に最高の配慮を心がけているがね」

「はっはい! アフツスト兄様にはいつも気にかけていただいています! さすがは"上司にしたい精霊知能in若手"ナンバー2です! ちなみに1位はヴァール姉様でした、こちらもさすがです!!」

「えぇ……?」

「何をよく分からんアンケートを取っているのだ、昨今の精霊知能達は……」

 

 怖ぁ……なんか統計取ってる。上司にしたい精霊知能も何も、統括担当ってことで実際上司にはあたるだろうに。業務上の直系の上司にしたいってことかな?

 1位がヴァールってのは同感だけどね。ここに至るまでWSO統括理事としての辣腕や指揮力を多く見てきた身としては、彼女の下で働けるってのは光栄なことだと思うよ。




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