見える子ちゃんと呪術最強の子   作:狼ルプス

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強か

  

「なに食べる?」

 

「私は…」

 

俺と四谷さんは近くのファミレスにより、メニュー表を見ながら雑談でもする。四谷さんは唐揚げ定食、俺はハンバーグ定食を注文する。

 

「五条さん……」

 

「ん、なに?」

 

「その……」

 

「もしかして霊が全くいないのが気になる?」

 

「う、うん」

 

「…御札を一枚、テーブルの裏に貼らせてもらってるからね」

 

「御札を?」

 

「一応効果も確かめた方がいいし、霊なんて気にせず食事もしたいだろ?」

 

そう、俺達が座っている席のテーブルの裏には御札を貼り付けている。もちろん出る時には剥がすが、中に入ってくる様子がないのを見るとしっかり効果はある様だ。

 

「……そう、だね。ありがとう、五条さん」

 

自然とみこは息を吐き。身体の強張りが幾分解ける。注文した料理が届き、箸を進ませるとみこは口を開く

 

 

 

「今日、改めて思いましたが、五条さんは見慣れていますよね……アレを」

 

「物心つく頃から見えてたからね。幼い時は苦労したさ……この見た目のせいか、いじめられてた時期もあったしね」

 

「……っ、ご、ごめんなさい」

 

それを聞いて四谷さんは謝ってくる。実際俺の見た目は五条悟で日本人離れをしている見た目のせいか、気味悪がられいじめられていた。

 

「別にこの見た目が嫌いなわけじゃないし、四谷さんが気にする事ないよ。それより今は食事を楽しもう……」

 

俺達は会話をやめ箸を進める。たまに食べる外食のごはんも美味しいものだ。因みに食事の際はサングラスは外している。

 

 

食べ終えた俺達は飲み物を飲み、ゆっくり寛ぐ

 

「五条さん…今日はありがとう」

 

「どしたの急に…?」

 

「……私、見えるようになって今までこういう話ができる人いなかったから……しかも、色々としてもらって申し訳ないと言うか…」

 

「仕方ないさ、ああいったものは普通に話せる様な事でもない…はっきり言って俺も家族以外でこうやって話すのも四谷さんが初めてさ…」

 

「そうなの?」

 

「うん、探せばやつらも見える人もいるかもしれないけど…こうやって遠慮なしに話すのは初めてだよ…」

 

「……私、ふと思ってしまうの。あいつらが何かして家族や、友達に何かあったんじゃないかって。ずっと元気でいて欲しい。私が見えることがバレてそのせいで友達や家族に何かあったらと思うと、それは、私のせいじゃないのかって……」

 

 

「……強いんだな」

 

「え?」

 

「君は強いよ。強くて、友達や家族を大切に思う優しい女の子だよ。だからさ、もう、苦しいならば苦しいと、助けて欲しいなら、助けてって言って良いんだ。俺の力の限り四谷さんの助けになるよ。だって俺……最強だから」

 

俺は四谷さんの頭を撫でる。撫でられている四谷さんは何だかいろんなモノが込み上げてきている様子だった

 

 

「……ありがとう、五条さん」

 

四谷さんの言葉が少し震えていた。こんなことを言ってもらえるとは想像もしていなかったのだろう

 

俺は呼び出しボタンを押し、チョコレートパフェを注文した。

 

「あの、五条さん?」

 

「甘いものは好きか? 頑張ったご褒美だよ。頑張ったな四谷さん、見えてまだそんなに経っていないのに、あいつら相手によく頑張った」

 

「…………」

 

「それに俺、四谷さんみたいな女の子……結構好きだよ」

 

「ッ⁉︎」

 

暁の言葉にみこは突如として顔を真っ赤にした。

 

どうしたんだろう突然…そう思いながら暁はみこの額に手を当てる

 

 

「?大丈夫四谷さん?顔真っ赤だけど」 

 

「へ、平気!な、なんでもないから(その顔でそれはずるい……)」

 

「?、ならいいけど……」

 

 

その後、暁とみこは今後について話すようになった。

 

「今後俺が四谷さんの頼みを引き受けるとして、結局のところ四谷さんには無視を続けてもらうしかないね。一応ブレスレットと霊避けの御札があるとはいえ、ブレスレットも何処まで通用するかもわからない。もしやばいやつがいたら俺に助けを求めてもらえば駆けつけて対処するって事でいいかな?」

 

「そうなるかな、その時は頼りにしてるよ、五条さん」

 

「任せとけ…」

 

「あの……それと」

 

「何?」

 

「……うちにいる霊はどうしたら」

 

「……それについては御札を使えばなんとかなる。基本害のある霊は嫌がるから…貼るだけでも効果はある」

 

「その、父とかに影響は……」

 

「それはないかな、君の父親はどっちかと言うと守護霊の立場を担ってる。本当なら四谷さん達に何があってもおかしくはないんだけど、君の父親が…家族を守っていたみたいだ」

 

 

「……お父さん」

 

四谷さんは目尻に涙を溜めてうつ伏せる。彼女の事情に無闇に干渉はしないさ。

 

 

「お待たせしました。こちらチョコレートパフェ二つです」

 

「ありがとうございます」

 

「わぁ、美味しそう」

 

店員から渡されたチョコレートパフェが来たので手をつけようとした時。

 

「あれ、みこじゃん!」

 

「え……」

 

「ん?」

 

声をした方を向くと、 幼く可愛らしい顔立ち、それでいて肉感的で豊麗な身体つきの少女がいた

 

 

「ハナ⁉︎なんでここに…」

 

 

「(見た感じ四谷さんの知り合いみたいだが、ていうかそれどころじゃねぇ!なんだこの子から溢れ出てるオーラは⁉︎)」

 

俺は彼女から溢れ出ているオーラに驚くしかなかった。こんなオーラは見たことがない…

 

「(呪力…じゃねぇな、これは…生命力なのか?にしてもすごい量だな…)」

 

六眼で観察していると、生命オーラと理解する。しかしその半端ない量に俺は驚くしかなかった。

 

「(だが、この子、色々とまずいな…蛾みたいに霊を惹きつけやすい体質みたいだな)」

 

「ねぇみこ、その人は誰?てかメチャクチャイケメンじゃん!」

 

「えっと、その…彼は」

 

「昨日雨に濡れてる四谷さんとバス停で会ってね。傘とタオルを貸してお礼がしたいってことでここで話をしてたんだ」

 

「そうなのみこ?」

 

「う、うん…そう、そうなの(ナイス五条さん)」

 

「そうなんだ。私てっきりみこの彼氏かと思ったよ」

 

「ち、違うよ」

 

「生憎、俺達はそう言う関係じゃないかな」

 

実際そう言う関係でもないのは事実だ。今の関係性は昨日会ったばかりなので話し相手と言う程度の相手だ。

 

「あ!このお店限定のチョコレートパフェだ!」

 

するとハナと呼ばれた子は、四谷さんの隣に座り込みパフェを見つめる。

 

「もうお腹ペコペコだったんだよぉ、どうしよう、食事の前にデザート頼もうかなぁ…」

 

「は、ハナ…」

 

「あはは、元気がいいんだね」

 

「あっ、自己紹介がまだでしたよね。私みこの同級生で親友の百合川ハナです!ハナって呼んでください!」

 

「ご丁寧にどうも、俺は五条暁…年は君らと同じ、高校生だよ」

 

「え⁉︎私達と同い年だったんだ!」

 

「驚くよね?学生証もあるし見せようか?」

 

取り敢えず俺は学生証をハナさんに見せる。ハナさんは明るく賑やかしい性格が現れている。四谷さんと仲がいいのもわかる気がする。

 

「(それに四谷さん、ハナさんのオーラは見えていないのか?)」

 

これだけ溢れ出ているオーラを認知していない事が気になるが、今は後回しにしよう。

 

ハナさんはとんでもない量を食べ更にはデザートも平らげた。見た目によらず食欲も旺盛だった。だが更にオーラの量が増したのを見て更に驚くことになってしまったが、彼女のオーラは食事がエネルギーの元となっているのか?

 

俺は奢ることで会計を済ませファミレスから出る。

 

 

「はぁ、食べた食べたぁー、暁さん、ありがとうございます!」

 

「いいよ、と言うかあれだけの量をよく一人で食べられたね」

 

「あはは、初めて見る人は驚くよ」

 

あれだけの量を食べる女の子は初めて見た。下手するとデカ盛りのある飲食店も制覇出来るんじゃないかと思うほどの食欲だった。

 

 

「さて、俺はそろそろ失礼するよ…」

 

「え?もう行っちゃうんですか?」

 

「うん、四谷さんの用件も済んだし、邪魔者はお暇させてもらうよ」

 

「五条さん、今日はありがとう…」

 

「どういたしまして…それじゃあまたね、二人とも」

 

俺は二人から背を向け後はその場から離れる。

 

 

「ねぇみこ、実際はどうなの?」

 

「?どうって何が?」

 

「暁さんだよ!みこが男子にあれだけ心を許してるの珍しかったから!」

 

「別に五条さんは……」

 

 

—————それに俺、四谷さんみたいな女の子……結構好きだよ

 

「〜〜ッ!」

 

みこは暁の言葉を思い出したのか、頬を真っ赤にしていく。

 

「おやおやぁ、これは脈ありですなぁ?」

 

 

ハナは初めて見せる反応にニヤニヤしながらみこを見つめるのだった

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