見える子ちゃんと呪術最強の子   作:狼ルプス

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評価者がついに100人を超えました。正直驚きを隠せません。

読んでくださった読者の皆様、本当にありがとうございます!


超ヤバい

私、四谷みこの最近はいい事ばかりだ。見えるようになった霊も、五条さんからもらった御札で家では見ることはなく、毎日身につけているブレスレットのお陰で寄り付かず、ブレスレットに効果が鈍い相手は五条さんが対処してくれる。

 

最近霊関係で等級を教わり、四級から特級と五条さんは危険度を区別しているらしい。

ブレスレットを身につけて寄り付かないのは二級から下の階級で、一級から特級まではあまり効果はなかった。ブレスレットを見ると逃げるのではなく警戒はされているが近づかれることがあり、直ぐに五条さんに連絡したらすぐに駆け付け、即霊を祓ってくれた。

突然現れたのは流石に驚いたけど…どうやら呪術の応用で瞬間移動も出来るらしい…なにそれ、超羨ましい能力。

 

毎日ビクビクしないで済むようになったし、当たり前の日常を堪能してる。そして今日は…

 

「ハナ遅いな…」

 

休日、私はハナと買い物に行く約束をしており、駅前近くで待っていた。しかし時間になってもなかなか来ず、私はスマホのアプリを開き、最近のニュースなどを見る。

 

 

「(五条さん…普段休日って何してるんだろ)」

 

唯一男性友人は五条さんだけで……頼りになる人、最近は偶に勉強もしてわからないところを聞くことも増えてきた…しかもすごくわかりすい。

最近では一緒にいるハナともよく話すようになり、すぐに二人は仲良くなった。元々ハナは明るく天真爛漫な性格だから五条さんとも直ぐに打ち解けた。二人は甘いものに関しては気が合う。ただ、ハナとも会う時はよく驚く表情を見せているが、それには訳がある。

 

「(って、また五条さんの事を考えてる……どうしたんだろう、私)」

 

最近よく五条さんの事を考える事が多くなった気がする。気がついたら彼の事を考えて……なんだろう、この気持ち。

よくわからない、五条さんがよく女性に逆ナンされている姿を見かけた事がある。あの見た目だから仕方がないんだろうけど…どうも胸がズキっとする感覚がよくある。

 

 

「ハナに相談してみようかな…」

 

既に待ち合わせ場所に着いているので、ハナに相談しよう。

 

「(しかもハナ、霊を引きつけやすい体質だったなんて…前からそんな感じはしていたけど、五条さんには見えて私には見えないオーラが溢れ出てる…か)」

 

 

五条さんによれば、ハナは呪力とは違うオーラ、正確には生命オーラにより霊を寄せやすい体質らしく、たまに小さい霊が憑いているが、その小さい霊は何故か焼け焦げてしまいそのまま燃え尽きてしまう事があった。

 

ハナに憑いたりした際はブレスレットを身につけた私がハナに寄れば霊はどこかに行ってしまう。

 

私が近付けば問題ないとはいえ、ハナに霊がくっついているのは普通に嫌。先週ハナと出かけた際、数珠を買ってみたのだが、少しやばそうな霊の前には呆気なく弾け飛んだ。私のブレスレットは壊れることはなかったのだが、五条さんのブレスレットみたいに強くはなかった。この際私が持っている予備の御札を渡そうかと考えているが、見た目がマジ物だからハナが怖がる。ハナは心霊関係が苦手なため、私が霊が見える事も知らない。

 

今まで遭遇した霊は基本的に気付いてない振りをすれば乗り切れる。けど一級相当の霊に対しては効果は薄いため五条さんに連絡すればもう問題ない。霊は基本瞬殺される。

 

 

「みこーっ!」

 

「あ、ハ…………」

 

そんな事を考えている内にハナがやって来たが、みこはハナの名前を呼べず、言葉が詰まる。正確にはハナの後ろにいるソレに顔色が一瞬にして青くなり、涙目となる。

 

 

 

『*#@¥$€%÷……』

 

 

 

 

 

 

「おくれてごめーん!」

 

「何でなのっ⁉︎」

 

なんか凄いやばいやつに憑かれてきてるんですけど⁉︎これ、五条さんじゃなくても、とてつもなくタチの悪い霊なのがわかる!

 

 

 

「ワンちゃん助けてたらこんな時間に…」

 

「ど、どこでワンちゃんを…」

 

「呪いビル」

 

「何でなの⁉︎(よりによって一番近づいちゃいけない場所に⁉︎これ、絶対特級案件だって、ブレスレットの効果も効いてる気配がない…ご、五条さんに連絡しないと…)」

 

私は異形の霊に悟られないように見えないふりを継続し、直ぐに五条さんに『助けて…見た感じ特級の異形の霊がハナに憑いています』と送るが既読マークは直ぐにはつかなかった。

 

 

『*#@¥$€%÷……』

 

「(ヤバイヤバイ!!こわいこわいこわいこわい、何か喋ってる。て言うかなんでこっちにも近寄るの?)」

 

「みこ、大丈夫?なんか顔色悪いような…」

 

「ううん、なんでもない。気のせいだよ。今日ってどこ行くんだっけ?(全然大丈夫じゃないです)」

 

なんとか気を強く持ちながら行き先を聞きながらハナの方へ振り返る。

 

「えっとねー、まずはこの駅の近くにあるお店かな」

  

「よ、よーし、それじゃれっつごー!」

 

私はハナと招かれざるモノと一緒に歩き出す。

 

 

トゥルリン♪〜

 

歩き出した途端スマホから着信音が鳴った。

 

「(五条さん!)」

 

私は直ぐにスマホの画面を開く、このタイミングで着信相手はすぐに彼とわかった。

五条さんからは『すぐに行く、その間出来るだけ人のいない場所に移動して』との事だ

 

「(人気のない場所…)」

 

私はすぐに『わかりました。辛いけど…ハナと買い物を済ましたら一緒に向かいます』と返信し、五条さんからは『途中で合流するから、それまでは気を付けて……』と返事が来た。

 

「みこ、誰からメール?もしかして暁さん?」

 

「う、うん」

 

「へぇ〜、相変わらず仲いいんだねぇ〜」

 

「な、なにその顔?」

 

「むふふ、なんでもないよ」

 

ニヤニヤしているハナ、彼女との会話で少しだけ気はまぎれたみこだが、異形の霊は小さい霊を串刺しにし、ハナに向けると霊は焼け焦げそのまま捕食する。

 

 

ばき、ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ、ごくん

 

 

「(何か食べてる。メッチャ食べてる…)」

 

 明らかに何かを捕食している音が聞こえるが無視する。みこにはもはや見なくてもわかる。いや、恐ろしすぎて見たくない。

 

すぐ横に感じる禍々しい気配が強くなったのを感じながら買い物に向かった。

 

「(お願いです五条さん……早く来て、色々と耐えられない)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇みこから連絡が来る数十分前

 

 

 

「うーん…美味しい〜」

 

どうも、五条暁です。学校のない休日は鍛えてたり、家で勉強やゲームをしたり、本などを読み、普通に寛いだり、甘い物を食べに外出する事が多い。

偶に噂になってる心霊スポットに足を運び人に影響を及ぼす霊を祓っていたりもしてる。最近じゃ取り壊しの度に事故が起きて放置されてる呪いのビルが気になるところだ。今日は下見に行く予定だ。

 

「(やっぱここのスイーツは美味いな…持ち帰りも出来るみたいだし、母さんにも買って帰ろう)」

 

呼び出し鈴を鳴らして店員さんを呼ぶと、対応してきたのは女の子だった。見た感じ学生のバイトの子だろう。

 

明らかな白髪イケメンに整った顔立ちの男を相手にして、バイトの女の子は顔を赤くしながらでオーダーを取ってくれる。

 

因みに俺は食事中はサングラスを外すようにしている。まぁ、母さんから食事中くらいは外せと指摘されたからでもある。

 

「(大丈夫か、この子…緊張でガチガチじゃねぇか)」

 

メロンソーダと追加でイチゴパフェを頼みテイクアウト用のケーキも頼む。飲み物は一分もせずにすぐに来た。俺はパフェがくる間にメロンソーダを一口飲む。

 

 

「(四谷さんには霊の等級とハナさんについて話したけど、ブレスレットは一級と特級には効果は薄いとわかった)」

 

最近ブレスレットがどこまで通用するかわかった。一級と特級には効果が薄いようで、四谷さんによると霊は警戒しているが…距離を保って憑いてくるらしい。

 

その時は連絡をしてもらい、俺が駆けつける形で即祓っている。と言うかその大抵がハナさんがいる時が多い、変わらず凄いオーラを放っていたが、ここまでとは思ってもいなかった。ハナさん自身に霊からの影響はないが…引き寄せやすい体質には変わりはない。近々ハナさんにも呪具を渡そうかなぁなんて考えている。

 

「(四谷さんはハナさんはよくお腹をすかせる事があるって言ってたが…もしかしてオーラが少なくなる事でお腹をすかせるのか?もし、オーラがゼロになって霊に憑かれたら彼女はどうなる?)」

 

俺は最悪の事態を考えたが、彼女は食事をする事でオーラが増えるのは既にわかっていたが、体調を崩した際どうなるかわからない。

 

「はぁ、色々と心配になるな……」

 

顎に手を当てながら思っていた事を口に出し、他の客の目を引いてしまう。暁の事が気になっていた多くの女性客がその仕草に顔を真っ赤にしていた。

メロンソーダを半分飲み終えていると、頼んでいたイチゴパフェが来た。

 

「(最近…どうも二級以上の霊が増えた気がする。中には特級並みの怨霊の気配も感じる)」

 

ピロン♪〜

 

パフェを食べている途中、バッグの中からスマホの着信音がなった。スマホを取り出し画面を開き…見ると、メールの当て主は四谷さんからだった。

 

「(四谷さん…どうしたんだろう)」

 

アプリを開き内容を見ると、暁は目を見開く。『助けて…見た感じ特級の異形の霊がハナに憑いています。』と言う内容だった。

 

「(異形の特級⁉︎よりによってハナさんに……)」

 

俺は冷静に『すぐに行く、その間出来るだけ人のいない場所に移動して』と送ると既読マークはすぐにつき、『わかりました。辛いけど…ハナと買い物を済ましたら一緒に向かいます』と返事が来る。どうやら霊には悟られず返事ができたようだ。『途中で合流するから、それまでは気を付けて……』と送り返すと、既読マークがつきそれ以降はメッセージは来なかった。

 

「(これ片付けたらすぐに向かわねぇと)」

 

暁はパフェを急いで食べ終え、テイクアウト分の会計を済ませ店から出て、人気のいない場所へ移動する。

 

 

そして呪術を使い、みこ達の下へ向かうのだった。

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