ワールドトリガーRTA_称号『玄界の英雄』取得レギュ 作:カラス
『——記録、58秒』
「今期の新人もパッとしねーな。今の一分切ったやつがトップだろ?」
多数のモニターの一つを見ながら
「いやー、一時期の新人が凄すぎただけでしょ。黒江が11秒。木虎が9秒。緑川なんか4秒ですよ?そいつらと比べるのは流石に可哀想だ。」
自身の隊、
そう考えながら視線を戻すと、ふと、一つのモニターに目を奪われた。そこには特別何かがあるわけではなく、いつも通りただ訓練生が初めての戦闘を前に緊張して上手く狙えずに焦っているだけ……ではなかった。
そこには、"強者"がいた。いや、正確には強者のオーラを纏う少年がいた。
強者は、誰しもが特別な強いオーラを放っているものだ。ボーダーの中にももちろん例はいる。例えばボーダー
ランク1位の男などがいるだろう。彼もまた強者であり、そのオーラと実力は確かなものだ。
しかし、強者といえども常に強いオーラを放っているわけではない。それこそランク1位の男…
だがこの少年は違う。その例には
『——1号室終了。記録42秒。』
その言葉に意識が思考から引き剥がされた。自分でも気付かないうちに随分と深く考え込んでしまっていたようだ。
しかし、42秒…か。
悪くない。いや、今までの中では最も早い。それにこのタイムならば才能はある。即戦力クラス…とまでは言えないかもしれないが戦力になるまでに1ヶ月もかからないだろう。
だが、少し疑問が浮かぶ。
先程に感じたあのオーラだ。今も放っているように感じる。これは明らかに強者のオーラ。揺るがない自信による余裕から生まれるオーラだ。
その自信と余裕は、到底初めてで届く領域じゃない。
訓練、実践含めて何百、いや、何千は経験しないと不可能。でなければ、仮初の余裕しか生まれない。
理論ではなく、諏訪は自身の経験と"カン"からそう思う。
自分の考え通りあの少年が強者であるならば、何故もっと早く
まず一つ目の可能性は、その実力に何かしらの制限があるということだ。具体的には
二つ目の可能性はあいつがなんらかの理由で目立ちたくない。のような事情がある可能性だ。だが訓練生が目立ちたくない理由なんてあるのだろうか?いや、あるようにも思えない。…が、可能性はゼロでもないだろう。
『——5号室、用意。』
——なんだこりゃ。白いチビだな。
『——始め!』
——!!??
『……れ……0.6秒……!?』
「な……なんだこいつは……!」
こいつは取りに行きてーな。
こいつの速さは間違いなくA級レベルにも通用する。取れたらB級上位…いや、A級も夢じゃねー。
だが……こいつは俺の"カン"には引っかからなかった。強者のオーラを感じ取れなかった。こいつの戦いには感情も何も無い。あるのはただ相手を倒すっていう意思だけだ。いや、あるいはそれすらあるのか分からないが。
ったく、俺のカンなんてこんなモンってことか?
てことは…さっきの白チビの前のヤツもただの勘違いだったのかもしれねーな。だがまぁ…それだけ思わせる貫禄はあったってコトか。
さて、うまい具合にタイムも出せましたし、空閑君と同時くらいに終われたしで特に事故もなく。ようやく一安心ですね。地味にバムスターからノーダメかつ真面目に戦っているように見せるのって難しいので何気に不安でした。
後は今日は地形踏破訓練と隠密行動訓練、そして探知追跡訓練を一位を取らないように繰り返すだけですね!
で…その間みなさんは暇だと思いますので……
皆様のためにぃ〜…ヒェッ…
カットです!ホッ…
はい、そんなこんなで戦闘訓練は終了です。ほぼ全カットしたので簡単に内容を解説しますと、空閑君をストーキングしてたらいつの間にか終わってました。
順位は全部2位となっております。ポイントも取れてあまり目立たない順位…完璧ですね!
ちなみに、今回のRTAではロスの元になる危険性があるために話しかけることこそなかったものの、通常プレイでもこの戦闘訓練は空閑君についていくと楽なので試してみましょう。通常プレイならスキルを盗みたい!堂々とついて行っても(嘘を言わずに)適当に理由をつければ納得してくれる上に、ある程度好感度も稼げるので後々も美味しいです!
今回のRTAだとそもそも気付かれて話しかけられるとロスなので気をつけよう!(三敗)
さて、これで今日の全体訓練は終了です。初日なので周りの訓練生は皆疲れてますね。おそらくこのまま帰宅して休むのでしょう。
ですが、主人公君には疲れていようがなかろうが休む暇などありません。入隊したばかりですが、既にアフトクラトルの第二次侵攻まで余裕はありませんので、なんとしてでもその時までに正隊員まで這い上がり、トリガーを手に入れる必要があるからですね。時間がないってレベルじゃないですけどね…
ということで、間髪入れずC級ランク戦ブースに向かいましょう。ここで少しでも遅れてしまうと、空閑君と同時に向かうことになってしまい、事故率が上がります。もともとRTAゆえにあまり事故ったことはありませんが、稀に事故ります。気をつけましょう。
よし、着きましたね。
先程説明した通り、ここからはかなりシビアなスケジュールになります。
ワンミスが命取りになりかねないので、慌てず騒がず落ち着いて、でも急いでいきましょう。
最初のうちは
何はともあれ時間がないので、相手のトリガーとかは考慮しなくて大丈夫です。大体ポイント3000以上を目処に、ランク上げ効率的に最も速くランクが上がる一本先取をしかけていく感じです。1人倒したら次!また1人倒したら次!って感じですね。
最初に部屋に入った時だけ、ポイント3500のメテオラ使いが確定でランク戦待ちをしているので、まずはその人にタイマンふっかけにいきましょう……!
『——
はい。よーいスタート。
今回の相手は
今回のお相手だけでなく、弾トリガー使いの訓練生と戦う時は射程の都合上、距離を取られてしまうとブレードしか持っていない主人公君は辛く、一度射線を切って慎重に攻める必要が出てくるのでタイム的にゲームオーバーになりかねません。。
なので、転送直後の油断している時間に可能な限り速く懐に潜り込んでいきます。一瞬でレーダーから敵の位置を把握して最短距離で突っ切りましょう。
ですが、おそらくちょうど相手との距離が30m切ったあたりで、近くに弾がいくつか飛んできます。
今回は
もちろんこの爆発に巻き込まれるとトリオン体が破壊される可能性もありますので、通常であれば少し大袈裟に避けるところなのですが……今回はあえて爆発にあたりに行きます。
自身の足元を狙った爆風を背中で受けることにによって自分を相手の方にぶっ飛ばすためです。
ようやくRTAっぽい技が出来る…
足元で爆発が起きますので、どちらかの足は吹っ飛ぶことになりますが、タイムのための致し方ない犠牲です。
と、ここまで離しましたが何の考えもなしに爆発に巻き込まれてしまうとただの自滅でしかないので、相手の弾切れタイミングを狙って最後の弾で爆発に当たりに行きます。
よっ、ほっ、躱しながらしっかりと弾数を数えましょう。を、リロードしましたね。ここから五発待って、
行きますよ……!!
5……4……3……2……1……今!
ぁぁああぁぁああぁぁああぁぁああぁぁああ!!!
ちょっと飛び過ぎましたが予想の範囲内です!!空中で姿勢を制御して——
オラッ!首置いてけッ!
『——戦闘体活動限界、
決まった……!あっやべ地面近——ブヘラッ!
と、いうことで初戦は"綺麗に"勝利を飾れましたね。タイムも14秒…完璧ですね!
ポイントも…うん!しっかり増えてます!
と、いうことで後は同じ様にポイントが多い訓練生を狩るだけなんですが、初戦とは違って戦いを見ていた訓練生が個人戦をやめたり、逆に入ったりしているためか、対戦を申し込める相手がランダムになっているんですよね。
つまり、ここからはお祈りタイムです。
3000以上の訓練生がいなくなった時点でほぼアフトクラトル戦まで間に合わないので、3000以上の訓練生が出てくるように祈りましょう。感覚的には5割でリセットになるポイントです。
今回は特に最初の面接ガバがあったせいで余裕がないです…
頼むよ…!頼む…!ん…!!???
なんか明らかに訓練生じゃない人から戦闘申請来たんですけど!!??えっこわキャンセルしよ……。
ピロンッ!
えっまた来た怖い……キャンセルキャンセル……
ピロンッ!
…………詰んだ?
ワートリ杯終了までに三話しか出せなかった……今後は更に頻度落ちてしまうかもしれないです。
誤字脱字等ありましたらお願いいたします。
感想で批評お待ちしております。