動き出す刻   作:屋根裏散歩

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今回の登場人物は提督、明石、夕張、大淀、間宮、伊良湖といつでも何処にでも湧いてくる迷艦娘青葉となります


第十話 お出掛け 前編

「終わったー」

 

僕は金曜日の夕方総ての書類仕事を終わらせた。

 

「提督、お疲れさまでした」

 

僕は大淀がお茶を淹れてくれたお茶を飲みながら明日何しようと考えていた。

 

「士郎君いる?」

 

明石が執務室にやってきた。

 

「居るよー」

 

僕の返事を聞くと明石が部屋に入ってきた。

 

「明日暇?」

「今の所……………」

「なら、秋葉行かない?」

「いいけど…」

「じゃあ…八時に正門前に」

 

明石はそれだけいうと出ていった。

 

「私も宜しいですか?」

 

執務室で書類を片付けていた大淀が遠慮しがちに私もと名乗りを上げた。

 

「いいよ、あとは間宮も声かけないとね」

 

僕はそう言うと内線を食堂に掛けた。

 

「間宮、明日暇?暇なら明石と大淀と秋葉原に行くけどどうす「行きます!」」

 

間宮が即答してきた。

 

「この分だと伊良湖や夕張も連れてきそうだなぁワゴン車必要か……………」

 

僕は街のレンタカー屋へと連絡すると大型ワンボックスカーを予約した。

 

 

そして迎えた土曜日

 

「私も!」

 

奴はいきなり現れると颯爽と乗り込んでいた。

 

「われあおば!まぁいいか」

 

僕は後部座席を確認した、其処には間宮、伊良湖、大淀、夕張そして青葉が座っていた。

そして助手席には明石がさも当然という顔で座っていた。

 

「帰隊予定はヒトナナを予定、目的地は秋葉原」

 

警備兵に帰りの予定時間と行き先を伝えた。

 

「提督!お土産よろしく」

 

警備兵のお土産コールを聞きながら僕は車を出した。

 

「秋葉原到着時間が丁度お昼頃だから先にお昼食べてからにしようか」

 

僕は車の時計を見ながら話した。

 

「秋葉原……………お昼……………あのお店?」

 

明石と間宮が見事にハモった。

 

「だろうね」

「私もそこで良いかと」

 

大淀が同意した、しかしその顔は……………乙女のしてはいけない顔になっていた。

 

「大淀……………涎」

 

明石が呆れながら指摘した。

 

「あのお店って?」

 

夕張と伊良湖が首を傾げながら聞いてきた。

 

「スパゲティの美味しいお店……………まぁ食べてみればわかるよ、何ていうか昔ながらの喫茶店のナポリタンっ言えば伝わるかな」

 

伊良湖が何となく理解したようだった。

 

「まさか……………ビルの地下にあるあのお店ですよねぇ」

 

夕張には思い当たるお店を知っているようだった。

 

「うん、そこだよ」

「あっやっぱり……あのお店だったらナポリタンの全部載せはお約束ですよね」

 

夕張が目を輝かせながら喰い付いた、だが青葉だけは解らないという顔をしていた。

 

「青葉、まぁ食べたらわかるよ……………ヤミツキになるから」

 

結果から言おう、青葉もドハマリした……………鎮守府の食堂で間宮がそれを再現して定番メニューに加える様にお願いするほどに。

 

 

 

 

 

 

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