動き出す刻   作:屋根裏散歩

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第十四話 扶桑が加わって

「扶桑が加わったので、改めて鎮守府の案内を」

 

僕は山城に案内を頼んだ。

 

「新生鎮守府になりましたから……………提督も一緒にいらしてくださいね」

 

山城から僕も一緒にと言われた。

 

「じゃあ、先ずは各位の役職から副司令は陸奥、艦娘艦隊総旗艦には扶桑、秘書艦筆頭は大淀、秘書艦補佐は持ち回りとなり、情報統括は青葉、同副統括に川内、警備艦隊旗艦は山城、設備管理全般を明石、総務関係は間宮が其々担当している」

 

僕は扶桑に簡単にではあったが説明した。

 

「私が総旗艦なんて……………」

 

扶桑が今だに信じられないという顔をしていたが、横から山城がフォローしていた。

 

「扶桑姉さま、此処では私達は必要とされています安心して、それに提督は私の親戚筋でもありますからね」

「山城……………」

 

僕は二人の顔を見ると、明石にバトンタッチした。

 

「明石、各施設の説明を」

「はい」

 

僕が席に着くと、明石がホワイトボードの前に立った。

 

「次は、私明石から各施設について説明しますね」

 

吹雪がホワイトボードに鎮守府の見取り図を張り出した。

 

「吹雪ちゃんありがとう」

「それでは各施設ですが、この司令部施設の横に建っているのが女子寮は1LDKタイプのマンションで完全個室、風呂トイレ、エアコン付となっています、室内はレンジや乾燥機付洗濯機とテレビが備え付けられています、広さは8畳間と同様のリビングダイニングとなってます、あとは此処が一番重要で男子禁制といっても男は提督しかいませんが、提督といえど緊急時以外は立入禁止となってます、それと陸奥を筆頭とした幹部艦娘は提督私室の側に固まってます」

 

明石の説明に合わせて吹雪が部屋割り表をホワイトボードに張り出した。

 

「私も司令部生活組なのですね……………総旗艦に任命されたのだからそうね、聞く限りだと凄く豪華な造りみたいね、その家電付きとか……………」

 

扶桑が司令部4階に割り当てられた自分の部屋を確認していた。

 

「そこらへんは、提督が前任の隠し財産を接収してねぇ、それを惜しげもなく投入したの」

 

扶桑が呆れていた。

 

「それじゃ映像で内覧会といきましょう」

 

明石が吹雪に合図をすると姉妹艦達も手伝ってプロジェクターがセットされた。

 

「それでは」

 

明石が手元のタブレットを操作して居室内部をスクリーンに投影していった。

 

「床についてはフローリングと畳敷きの選択が可能です、襖や障子も選択できますから扶桑さん部屋の内装を決めてくださいね、提督なんか掘り炬燵使えるようにとかいっきてね」

 

明石が僕の部屋の内装をスクリーンに映した、それは何時撮ったのか分からなかったが千歳が酒瓶を抱えて寝こけて山城は炬燵で猫のように丸くなって寝ている姿がアップで映した出された。

 

「いつの間に撮ったのよ」

 

山城と千歳が顔を真っ赤にしてスクリーンを隠そうとしていた。

 

「この炬燵って結構大きくて……………」

 

いつの間にか吹雪が新たな画像を映した。

 

「ウゲッ!」

 

スクリーンに映し出されたのは…僕が明石に抱きついて眠りこけているその瞬間だった……………ただ明石の表情はとても女の子がして良い顔ではなかった、それをみた扶桑がが優しく微笑んでいたのでこれはこれで良かったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

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