動き出す刻   作:屋根裏散歩

22 / 33
第二十話 大矢モータースでお買い物…その後

とある金曜日の夕方……………

 

「さっき、お父さんから電話があって、明日川内さんと青葉の車、エルグランドを納車するって」

 

大矢モータースに行ってから二週間後、先陣を切っての納車は川内のMR2だった。

 

「私のが一番なの」

 

川内が明日を待ちきれないという顔をしていた。

 

「それと夕張のジェミニはもう少し時間欲しいって、シートの到着待ちなんだって」

 

僕は夕張にその事を伝えた。

 

「だよね、レカロシートだから簡単には……………「お父さんの話だと、奇跡的にメーカー在庫あったみたいよ一台分まるまる」えっ!……………新品のシートがっ!?」」

「残るはクラウンだけか……………」

 

僕は自動車整備場(鎮守府内にある殆ど趣味の場所、表向きは公用車の整備場)に向かった。

 

「さてと、少しでも進めようか」

 

僕は部品取り車として買ってきた(貰ったが正解)クレスタGTツインターボ(既にエンジンと駆動系は明石によりオーバーホールの為に降ろされている)から外装や内装の必要部品の取り外しに取り掛かった。

 

「トランクフード、ドアミラー、シート一式、ハンドル、フロント廻り一式と……………」

 

取り敢えず左右のドアミラーを取り外すとヒーター付きドアミラーに交換した。

 

「配線は設定があるから楽だよな」

 

何故ならこの年式のクレスタは(だけかは分かりませんが)ディーラーオプションの装備は必要配線が既に工場で組み込まれているのだ!

 

「動作テスト……………うんちゃんと暖かくなってる、次はトランクフードと」

 

僕はトランクを開けると、フードを外し、ツインターボの物と交換した、もちろんキーシリンダーも。

 

「さてと、難関のフロント廻りの改造を……………」

 

ここが一番の難関なのだった、それはバンパーは後期型フォグランプ内蔵の物を使用して、コーナーランプ、ヘッドライト、ラジエーターグリルは前期型の組み合わせとなるのだ。

 

「そういえば明石が解体車両からHIDユニット持ってきてな……………つくのかな?まぁ今日は此処までにしてと」

 

僕はフロント廻りのカスタマイズ迄終わらすと作業を終わりにすると整備場を覗いた。

 

「明石、そっちは?」

 

明石が1G−GTEUツインターボエンジンを分解しているところだった。

 

「摩耗とか破損は無いみたいだから、消耗品の交換で済みそうね、インタークーラーの変更だけどね、フロントバンパーのインナーを加工しないと付かないから、それと取り付けにあたって不足部品あったから、明日お父さんの所に行ってくるわね」

 

 

そう言うと、実際に加工され一部が切断されたフロントバンパーのインナーを見せられた、それと不足部品というのはインタークーラーを車体に固定する部品とのことだった。

僕がふと机をみると、メーカーへの部品発注書が置かれていた、それによると、かなりの部品が欠品により発注不可となっていた。

 

「欠品部品はオークションとかで探してみますがどうしても無い場合は、他車種からの流用を考えています、基本同系列のエンジンなら多少の加工をすれば使えるはずなんで、それに1G-GTEUエンジンは今だに社外の強化部品出てますから大丈夫」

 

 

僕は作業を終えた明石が着替えるのを待つと、部屋へと戻ることにした。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。