動き出す刻   作:屋根裏散歩

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第二十四話 初戦闘?

「おかえりなさい、新婚旅行如何でした」

 

僕は一週間の特別休暇でTDLとUSJを堪能して帰ってきた。

 

「楽しかったよ、これおみやげ」

 

僕は前日に宅配便で到着していたおみやげを配った。

 

「また今日から宜しく」

 

僕は一週間ぶりの執務を開始した。

 

「……」

 

僕は溜まっていた決済書類を捌いていった、

 

「木山大尉のお陰で休み明けでもスームズに終われそうだね」

「その為の私ですから」

 

等と会話をしながら僕は書類と格闘していたそんな時だった。

 

「緊急!」

 

その日通信担当の青葉が執務室に飛び込んできた。

 

「✕✕鎮守府に於いて爆発あり、奇襲攻撃を受けた模様、なお被害については現在不明」

 

青葉が持ってきた電文を僕は受け取ると、

 

「青葉、鎮守府に非常警戒態勢発令、総員即時出撃体制へ移行!」

 

僕は青葉に待機指示を出すと、

 

「明石、夕張と共に工廠待機、速やかにバケツ並びにドッグの稼働状況把握かかれ!」

「工廠明石、了解!」

 

鎮守府は僕の着任以来初の緊急事態宣言発令となった(最上事件は別として)。

 

「総員配置完了、十五分二十秒!」

 

扶桑が時計を見ながら報告してきた。

 

「了解した」

 

執務室に時計の秒針の音だけが響いていた。

 

「先程の鎮守府爆発事案、続報!…鎮守府爆発事案に於いては該当鎮守府所属明石並びに夕張による開発失敗に依るものと判明、敵襲撃に非ず……但し各鎮守府に於いては該当艦娘の開発作業には細心の注意を…以上!」

 

青葉が追加の電文を持ってやってきた、僕達はあぁやっぱりという感じでそれを見ると一気に脱力した。

 

「青葉、非常警戒態勢解除、通常体制へ移行」

 

僕の指示を受けて青葉が鎮守府内に放送を流していた。

 

「敵襲と間違える爆発って一体何の開発をしていたんだろうね」

 

僕の疑問にその場にいる全員が同じ事を考えていた。

 

「まぁあの二人だからなぁ………どうせろくでも無いものだろうけど」

 

そうあの鎮守府にいる明石と夕張は過去にもやらかして近隣鎮守府に迷惑をかけていたのだ。

 

「敵襲じゃなくて良かったじゃないですか」

 

扶桑が一息入れましょうとお茶を淹れてくれた。

 

「ありがとう」

 

僕はお茶請けにと出してくれた間宮羊羹を一片食べると、

 

「ほんとやれやれだね………まぁうちの二人は大丈夫だから安心は出来る「そうでもないのですけど………」ね」

 

僕の安心に山城がツッコミを入れた、

「はい?まさか………うちの二人もなの?」

「知りませんでした?✕✕鎮守府と共同開発しょっちゅうやってますよ………殆ど失敗ですけど」

 

僕は頭を抱えた。

 

「まぁ何だ他の鎮守府や近隣住民に迷惑かけなければ………ねえ」

 

幸いにも二人の開発は主に電探やタービン類だったので爆発にはならずに済んでいるそうだ。

こうして鎮守府初の緊急事態宣言発令は敵襲じゃなくてただの開発失敗に依るものとされた。

 

 

 

 

 

 




オチが………
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