提督(士郎)
足柄
那智
陸奥
山城(扶桑から変更しました)
大淀
明石
間宮
となります。
僕の運転する車は高速道路を降りると鎮守府へと続く国道を走っていた。
「ねぇ、明石と間宮が幼馴染っていうのはわかったけど、明石が初恋の相手って……そこんとこ詳しく話してよ」
足柄がそこに喰い付いてきた、当然ながら隣の那智も頷いていた。
「…僕が産まれた時から隣に住んでいて、勉強とか見てもらって…この車も買う時に明海さんに整備点検して貰って…そのいつの間にか隣に住んでるお姉さんから……その一人の女の人って……その憧れっていうか…」
僕はしどろもどろになりながら当たり障りないところを話した。
「古めかしい車ではあるが……流石に明石の整備と言う所か」
那智が二人の関係には触れずに何故か納得していた。
等と話している内に鎮守府の入り口へと到着していた。
「身分証を拝見」
警備の女性兵士が近寄ってきた。
「はい」
僕は身分証を提示した。
「新しい提督でしたか、失礼いたしました」
女性兵士が敬礼して通してくれた。
「さっきから気になったんだけど…女の人しか居ないような……」
僕は先程から感じていた事を聞いた。
「まぁ鎮守府の特性上しかない事だ、艦娘と云うのは貴様も知っての通り、若い女性しかなれない……そんな集団の中に男を配属はできないだろ、提督を除いてな」
那智が端的に答えた。
「という訳だ、貴様も邪な事は考えるなよ」
那智が釘を差した。
「あらあら、其処は大丈夫じゃない、なんたって明石がっていう人だからね、で時にまだ明石の事好きなんでしょ白状しなさい」
足柄が笑いながらとんでもない切り替えしてきた。
「では司令部へ向かうとしよう」
那智の案内で司令部へと向かった。
「今度この鎮守府で提督をする稲葉 士郎です宜しく」
僕は司令室に入るとそう挨拶をした。
「提督補佐の陸奥よ」
背の高い癖っ毛で少し茶髪の女性が答えた。
「艦隊旗艦の山城よ」
多少ぶっきらぼうだったけど和服の似合う両家のお嬢さん風の女性が答えた。
「秘書艦筆頭の大淀です、連絡所以来ですね」
連絡所の大淀さんが何故かここに居た。
「工廠担当の明石ですって士郎君なのっ!」
明石が抱きついてきた。
「弟成分補給〜」
等と意味不明なことを言いながら暫く離してもらえなかった。
「明石、落ち着いて……補給担当の間宮です、士郎君立派になって……」
間宮はエプロンで目頭を抑えていた……何かオカンになっていた。
「あら、明石と間宮は提督の事を知ってるのかしら」
陸奥が二人に聞いていた。
「赤ん坊の頃から知ってます……」
明石の言葉の最後は小声になっていて聞こえなかった……。
「ふふっ、提督争奪戦勃発かしら」
山城がとてつもなく不穏な事を口にした。
それから僕は陸奥と山城に鎮守府内を案内された、
「以上が鎮守府の各施設よ、解ってるとは思うけど艦娘寮と女子寮は提督といえど立ち入りはやめてよね」
山城がそう締めた、僕も命は惜しいから……だが逆に艦娘は立ち入り禁止箇所が無いらしい……。
その日の夜、僕は久しぶりに間宮としてでは無く、藤村 成美が作った料理を堪能していた。