動き出す刻   作:屋根裏散歩

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今回の登場人物は
提督(士郎)
金剛
間宮
大淀
となります。


第六話 提督の決断

「執務も一段落ついたから、昼食でも食べに行くか」

 

僕は大淀と金剛に声をかけてきた食堂へと向かった。

 

「いらっしゃ…」 

 

間宮が出迎えてくれた。

 

「やっと来てくれましたね……でもごめんなさい本日のメニューは……ラーメンかお蕎麦位しか残ってなくてごめんなさいね」

 

間宮が済まなそうに言うと大淀に関しては何かを手渡していた。

 

「えっと………提督どうしましょう」

 

大淀がそれをちらっと見ると僕に聞いてきた。

 

「提督……お腹すいたネー」

 

金剛が駄々を捏ねだした。

 

「仕方ないや、何か作るとするか」

 

金剛に告げると僕は自室へと戻った。

 

「宜しくネー」

 

金剛が僕についてきた。

 

「間宮さん、仕方ないですね」

 

大淀も僕の後を追ってきた。

 

「何にしよう………何も無い…」

 

僕はほぼ空の冷蔵庫を見て考え込んだ。

 

「見事に何も無いか……仕方ない街に食べに出ようか」

 

僕は金剛と大淀を誘って、食事の為に外出することにした。

 

「陸奥、外出する……金剛と大淀を同行させるから、何かあったらこの番号に」

 

僕は陸奥に手短に話すと私服に着替えて二人を待つ事にした。

 

「それじゃ行こうか」

 

僕は町中のファミレスへと向かう事にした。

そしてその移動中の車内で大淀が口を開いた。

 

「提督、間宮の情報収集妖精からですが……最上型に不穏な動きありとの事です」

 

大淀が間宮からの報告を僕に伝えた、

 

「確かに、この様子ですと…考えたくは無いですが、実力行使もありえます」

 

僕は二人とあらゆる可能性と対処方法をファミレスに着くまで話し合った。

 

「間宮からの提案では極秘裏に執務室を別な場所に移しそちらで執務をとの事です」

 

僕はどうするか考えた。

 

「私もそれしか無いかと」

 

大淀も金剛の案に同意していた。

そしてこの案は、大本営に即時承認されその準備が極秘裏に行われた。

 

 

数日後の深夜

 

「これで荷物は最後です」

 

憲兵が最後の荷物を車に積み込んだ。

 

「大淀、金剛二人共忘れ物は?」

「大丈夫です」  

 

二人が頷いた。

 

「それじゃ何かあったらここに電話を」

 

警備兵に電話番号のみ伝えると、僕達は深夜の闇の中に消えていった。

 

そして僕達はとある建物の前に来ていた。

 

「ここデース」

 

金剛が建物の裏口の扉の鍵を開けた。

 

「喫茶店?」

 

大淀が室内の調度品を見て呟いた。

 

「ハイ、両親が遺してくれた『喫茶 スターダストメモリー』です」

 

僕達は店内やそれ以外の部屋を見て回った。

 

「懐かしいね、昔父さんとよく来たの思い出したよ」

 

僕は調度品を見ながら父に連れられてきた時の事を思い出していた。

 

「2階をリモート執務室にして、3階に住むデース」

 

金剛の案内で店内と居住部を見て回った。

 

「それと、私は艤装も思う様に動かせないので退役したデース、だから今は麻宮 咲デース」

 

等と言いながらポーズは金剛だったけど。

 

そして迎えた朝、鎮守府は大混乱となっていた。

何故なら執務室は施錠され完全武装の憲兵が立ち何人も立ち入れなくなっていた、それだけでは無く、艤装保管庫や武器庫にも完全武装の憲兵が立ち艦娘の立ち入りを規制していたのだった。

 

 

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