最強のヒモが異異世界に行くそうです。好きにしろ 作:エタルガー
相談
宿題は一時間で終わった。こう見えて成績優秀な甚爾。
甚爾「よし、とりあえず聞くぞなんでそうなった?」
甚爾は本当に困惑していた、帰ってきて早々に弟が"おっぱいすごい"などと言われれば誰だってそうなる。こんなに困惑したのは生前五条悟を殺したと思ったのに生きていた時並みに動揺していた。
一誠「うんとねー近くの公園で夕方前になると紙芝居のおじちゃんが来るでしょ」
甚爾「いやそれは知ってるけどなんでそれが胸の話に……おい待て一誠まさか…」
一誠「うん!!その紙芝居でキレイなおっぱいのおっきいおねえさんのお話ししているんだ!!」
甚爾「………………………」
俺の予感は的中していた。本当ならこんなことに頭は使いたくない。
甚爾「……そうかまぁ人の趣味にとやかく言う筋合いはないが胸がいいと言うのは否定はしない」
一誠「やっぱにいちゃんもおっぱい好きなんだな!」
甚爾「だがな一誠。女は胸だけじゃねーぞ、顔・スタイルは確かに大切だがなによりも大切なのは内面だ」
一誠「内面?」
甚爾「まぁ所謂性格だな、お前顔も良くてスタイルも良くて胸が大きいやつが実はメチャクチャわがままで自分勝手なやつだったらどうするよ」
一誠「うーん、でもおっぱい大きいからいい!!」
甚爾「…………………そうか」
なんつー屈託無い笑顔見せるだよかわいいなー我が弟は
甚爾「でも俺はまず相手の性格で決めんだよ。たとえ顔が普通でスタイルも普通、胸の大きさも普通でも好きな相手に一途なやつなら俺はそういう奴が好きだ。両思いならなお良しだ」
かつて生前自分が愛し愛された女との仲は最高だった。お互いの悩みを打ち明けれて子供までできた。できて数年で死んだ時は俺の世界は灰色になったような感じであった。
一誠「にいちゃんの言ってること難しくてよくわかんないよー」
甚爾「まぁお前もそう言ったことが分かる歳になるからそれまで危ないことはすんなよ」
弟の頭を乱暴にたがちゃんとした愛情を持って撫でる。
一誠「ちょっとにいちゃん!いたいって!」
甚爾「ちょっと痛いぐらいがいいんだよ」
次の日結局心配になり学校を終わりに公園に寄って見ると明らかに怪しい風貌のおっさんが同人誌ばりにやらしい描写の昔話を子供に聞かせていた。その中に弟の一誠もいたしかも最前列。
そっからの俺の判断は速かった。
甚爾「もしもし警察ですか?」
数分で駐在、また数分でパトカーが来た。頭から顔を見られないようにコートを被りワッパを手首につけ御用にされているおっさん。
一誠「やーーだーーー!!おじさんをつれていかないでーー!!おじさんはおっぱいがすごいんだってことを教えてくれたんだよー!!」
そのおっさんを必死で止めようとする子供達。カオスである。
おっさん「子供達!!おっぱいは無限なんだぜ!!」
子供一同「おじさーーーーーーーーん!!!!」
甚爾「はよ終われ」
救済
あのクソどうでもいい事件から2年後甚爾は高1一誠は小2になりさらにおっぱい好きが加速したある日の夜中甚爾は騒音に魘されていた。
甚爾「うるせーなー誰だよこんな夜中にドガドガやってる阿呆はよぉ
おい起きろ」
ブッキー「ふが、なんスカ甚爾さん」
ブッキーこと武器庫呪霊、幼稚園の頃に一誠がたまたま名前をブッキーに決めて満場一致で可決されてブッキーとなった。なぜ今だに幼虫のままなのかは兵藤家の七不思議の一つになっている。そして現在も虫籠のなかで暮らしている。
甚爾「さっきから遠くで騒音がしてうるさくてしょうがねぇよ」
ブッキー「騒音?そんなもん聞こえませんよ?」
甚爾「あ?いや待てよ、おい帳みたいなのが降りてないか?」
ブッキー「そうすね、人避け・防音の結界みたいなのがあっちの方向から感じます」
ブッキーの方向に目を向けると明らかになにかが人では出せない速度で動き呪力のようなものを追いかけているものに向けていた。
甚爾「あっちの方向は教会の方角じゃねーか。やっぱりこの世界には何かあるな…人以外の化けもんがよ」
甚爾は天与呪縛のフィジカルギフテッド持ち。呪力を完全に捨て去りその肉体は完全な別物へ昇華し、身体能力・五感が超人化しておりある種の新人類といってもいい、騒音は五感の一つ聴力が優れているから結界を張っても直ぐに感じ取れるし視力もマサイ族の何十倍も優れている
ブッキー「行くんすね」
甚爾「一応な、念のため顔は隠しておくか」
部屋の隅に置いてあった夏祭りの縁日で一誠と一緒に買った戦隊モノのブラックの仮面を被り
甚爾「そんじゃ行くぞ」
ブッキー「うす甚爾さん」
甚爾はブッキーを飲み込んだ
八重垣正臣「お願いです!紫藤局長!僕はどうなっても構いません!異端審問だったなんだって受けます!だから!彼女だけはクレーリアだけは手を出さないでください!!お願いします!!」
紫藤トウジ「すまないが悪魔と教会の戦士との恋はあってはならないとても残念だよ八重垣くん」
八重垣「だったら…その後ろにいる悪魔達は何なんですか!?明らかにクレーリアやその眷属に向けて敵意を向けている理由を教えてください!!何で俺たちはダメで貴方達は共闘しているんですか!?」
クレーリア・ベリアル「正臣さん……」
八重垣正臣、クレーリア・ベリアル。お互い教会の戦士・悪魔、駒王教会・駒王町の領主と本来なら敵対するもの同士がだこの二人はお互いに両想いになり良く時間を合わせてあっておりロミオとジュリエットのような恋をしていた。
だが現実は残酷だった、八重垣正臣は上司の紫藤トウジを含む戦士達に悪魔と恋仲であることがバレてしまい。クレーリア・ベリアルは冥界上層部のある不正を偶々知ってしまいそのことが上層部にバレてしまい今ここに至る、紫藤達悪魔祓いと悪魔達は互いに利害が一致したことと、深く詮索しないことを条件にこうして共闘しているのだ。
悪魔1「おい早くしろ!こっちも急いでんだ、俺たちで終わらせてもいいんだぜ」
悪魔2「全くだ。本来お前らみたいな悪魔祓いと一緒にいることが不快でならないだぞ」
悪魔祓い1「黙れ!野蛮な悪魔ども、こちらとしてもお前達蛮族と一緒に居たくねぇんだよ。」
悪魔3「なんだと人間風情が!!おい!!そこのお前どけ!俺がまとめてとどめさしてやる!いいっすよね!バアル家の使者様」
悪魔が後ろを振り向き、自分たちの依頼主である貴族のような装飾品を身につけた使者に言葉を仰ぐ」
使者「ええ構いませんよ。こちらとしてもさっさとこんな協会から出たいんですよ、報酬は弾みますから」
紫藤「待ってくれすぐに終わらせる!これが最後のチャンスだ八重垣君。その悪魔達をあちらに引き渡しなさい!」
八重垣「何度も言いますよ、絶対にクレーリアとその眷属達には手出しはさせない!絶対にだ!!悪魔と手を組んでまで俺たちの仲を引き裂こうなんてこっちこそ見損ないましたよ!!」
悪魔3「遺書はそれでいいよな!どけ!その哀れな悪魔祓いと反逆の悪魔達に俺が裁きを下してやる!!」
その悪魔は両手に魔力を集めその一撃は軽く家一軒分吹き飛ばすほどの威力を持っている。
そもそも八重垣自身相手が悪すぎる。紫藤トウジ率いる悪魔祓いの数二十人、バアル家の使者が雇った腕利きの悪魔達二十人と既に実力・数ともに圧倒的不利である。八重垣正臣自身も腕の立つ悪魔祓いであるがクレーリア達を守る末に重傷を負っているため今は声を荒げるのでやっとだった。
クレーリア「正臣さん、ごめんなさい!貴方達もこんなことに巻き込んでしまって私ったらバカな主人だわ」
八重垣「そんなこと言わないでくれ!俺はお前と出会えて本当に救われたんだ、ただ異形を殺すだけのクソッタレな人生にクレーリア、お前が光を与えてくれたんだよ」
八重垣の感謝の言葉と共に眷属達からも「そんなこと言わないでください!」・「クレーリア様と出会えて俺達は救われたんです」・「だから自分を責めないで!」・「八重垣さんとお似合いっすよ」・「姉御ぉ〜〜」と主人と出会えたことえの感謝の言葉で返した。
クレーリア「貴方達…ありがとう……………最後の姉御は余計」
八重垣・クレーリア達『ぷっはははははは!!!』
悪魔1「おいおいこいつらとうとう頭いかれたか、哀れだな」
悪魔2「ケッ!気持ち悪りぃ!おい!!さっさととどめさせ!!」
悪魔3「わかったよ!じゃあな」
悪魔の魔力がまとまりとうとう放たれようとしていた。
クレーリア「みんな…死ぬ時は一緒よ」
八重垣・眷属達『ああ!/はい!』
其処には覚悟を決めた敗者たちであるがその顔に一変の淀みはない。
クレーリア「正臣さん、愛してます」
八重垣「僕もだよクレーリア」
悪魔3「ははははは!ホント惨めだなそんじゃおさら"バァン"…ば?」
魔力を放とうとした瞬間、その悪魔の右脳から血飛沫が舞い悪魔は倒れた。放とうとした魔力も別の方向へと飛びクレーリア達にあたることはなかった。
使者「おいどうした!何が起きた!なぜあいつが倒れるんだ!」
悪魔1「今明らかに銃声の音が…おい悪魔祓い共!まさか光の弾丸が入った銃を使ったんじゃないよな!伏兵でもいんのか!」
悪魔祓い1「ふざけんな、そもそも方向が違うだろ、伏兵も忍ばせていない」
使者「だったら誰がやったんだ!!」
甚爾「はい、おつかれー解散解散ー」
一同『ッ!!!!!????』
彼らは一斉に声のする方向に振り向いた。その方向は銃の音が聞こえたところからであった。振り向いた先にいたのは
甚爾「ったくよ近所迷惑なんだよ一昔前のボンタン狩りかってんだ」
その男はおそらく寝巻きだろう黒一色の服装で右手に太刀を左手にまだ煙が出てる銃を握っており、何よりも目を引くのは
場違いにもほどがある戦隊モノの仮面を被っていたこと。はっきり言おうダサいと。
甚爾「てめえら全員殺しにきましたぁ」ニタリ
画面越しであるがその顔は酷く歪みきっていた。天与の暴君の初陣である。
救済2
悪魔1「おい貴様!なんで人間風情が此処にいる!!此処には結界が貼っているはずだ!」
甚爾「なんでって、あーそーゆーこと!ってかお前らがこんな夜中からうるさくしてんのが悪りぃんだろ近所迷惑考えろってんだ。それとも怪物にはそう言った機能が付いてないのか?」
悪魔3「なんだと貴様!!人間風情が調子に「待て!」ってなんですか使者様」
悪魔の声を遮るようにバアルの使者が声をあげた。
使者「貴様何故我々が悪魔とわかった」
甚爾「あ?んなもん体の構造が違うじゃねーか。そっちの聖職者みたいな団体は人間てのはすぐにわかる。匂いでな、だがお前ら異形、悪魔だっけ?お前らは構造が根本的に違う人間じゃねぇってのもな。
そんでこの状況を見るに教会と悪魔が徒党を組み此処にいる傷だらけの聖職者一人並びにその後ろにいる悪魔を殺すためにこんな変な帳開いたんだろ?」
使者「其処までわかっているのか、ならば貴様は此処で消さねばならんな元々此処にきた時点で貴様には死しかないんだよ!やれ!」
使者の号令で悪魔二十人が一斉に甚爾に向けて魔力を当てる。
悪魔1「ははは!死ね死ね人間がよ」
悪魔2「愚かだなまるで弱いものいじめしているみたいだ」
悪魔3「ホントにバカなやつだ一人でなんとかできると思ってんのかよバーカ!はははははは!」
他悪魔一同『ははははははははは!!!!!』
悪魔祓い1「紫藤さん!良いんですか!あいつらの蛮行を!」
紫藤「すべて私が責任を取る!!君達あの一般人を"ジャキン!!"んなんだ!」
魔力が当たる攻撃音の中不可思議な音のする方向に目を向けると攻撃を受けていた甚爾が無傷で悪魔達の後ろに太刀を振り抜いた状態で静止していた。あとその体に武器庫呪霊が本来の姿で甚爾の体に巻き付いていた。無論その不可思議な音は悪魔にも聞こえていた。
悪魔1「な!いつのまに後ろに!しかも無傷だと」
悪魔2「構うことはないもう一回当てればいいだけだ」
悪魔3「全くだ、おいお前らも反対方向向け!そっちにいるぞ」
他悪魔一同『………………………………………。』
悪魔3「おいおまえら!聞いて……なっ!!??」
他の悪魔たちは声を発しないそしてある者は首が落ち、あるのもは袈裟斬りに斬られ、またある者は細切れになりその場に真っ赤な血を大量に撒き散らしながら崩れ落ちて死んだ。しめて十七人の悪魔が一瞬で死んだ。
悪魔1「な!何がどうなったんだ!というかあの男いつのまに違う武器を持ってんだ」
悪魔2「それにあの体に巻きついている魔物はなんだあんな醜悪なやつ見たことがないぞ!!」
悪魔3「ふざけんな…フザケンナよ!死ねよ!お前が死んで俺が勝つ!それが常識だろうが!!」
悪魔3は魔力を撃ちながら甚爾に向かっていくが甚爾は一瞬で横に移動しその悪魔の顔面を殴った。殴られた悪魔は脳が揺れ白目を向いていた。吹き飛ばされる前に甚爾は服を掴み顔面に何度も何度も拳を叩き込む。それを見て黙っているほど悪魔はお利口ではない。
悪魔2「隙を見せたな死に晒せ!!」
貯めに貯めた魔力砲を無防備な甚爾の背中に叩きつけようとする。
甚爾「うん?ほらよ楽になれ」
殴り飽きた悪魔を魔力砲に向けて投げ捨て悪魔は消し飛んだ、だが魔力砲はまだまだ甚爾に向かう。
甚爾「試してみっか!」
ブッキー「おえ」
甚爾は短刀、特急呪具・天の逆鉾を魔力砲に向けて振り抜いた。
そしてその魔力の塊は強制解除され粒子状に消し飛んだ。
悪魔2「馬鹿な貴様一体何を!」
甚爾「何したんだろうなぁー!」ニタァ
怒号をぶつける悪魔を無視し背後に回った甚爾は、獲物を太刀に掛けて悪魔を頭から股下までに真っ二つにした。
悪魔1「そんな馬鹿な!なんなんだお前はー!」
甚爾「知らなくていいことだよ」
悪魔の顎を掴み後ろに無理矢理に押し込みゴキと首を折って殺した。
使者「ああああ……馬鹿な精鋭揃いの悪魔達が「あとはてめーだけだよな」ヒイィィィ!ま!待て!私は大王バアル家の使者だぞ私に手を出せばバアル家を敵に回すことになるんだぞ!」
甚爾「バアルってのはこの教会の周りを監視していた悪魔のことでいいんだよなそいつらならもう死んでるから安心しろ」
使者「へ?…はっ!?」
使者は先ほどまでの予想外なことに動揺していたそして本来の作戦を思い出した。教会内部にいる自分たちが失敗しても外の監視要員達で弱ったクレーリア達を仕留めるという作戦。この作戦は使者しか知られていない。
使者「まさか此処に来る前にそいつらも殺したのか!」
甚爾「まぁそう言うことだから報告されることもないからお前が死んでもあー死んだんだーぐらいにしか思わねぇよ」
使者「い、い!いやだー死にたくないーだ!t」
甚爾は流れるように首チョンパしてバアルの使者を殺した。
八重垣「助かったのか俺たちは」
教会チーム
紫藤「なんでやつだ明らかに精鋭揃いの悪魔達を一瞬で倒してしまうとは」
悪魔祓い2「局長、どうします次の矛先は我々かもしれません此処にいる全員で対処すれば或いは」
紫藤「やめておけ!死ににいくような者だ気配は人間だか明らかに人間をはるかに超えた身体能力。此処は相手の次の出方を待つ方がいい」
すると甚爾は吹き抜けになった天井に向けて天の逆鉾を投げた。投げた先には結界があり結界に当たると粒子状になり結界が消えていった。
するとその数秒後、転移魔法陣が現れたその紋様はベリアル家のものである。
クレーリア「もしかして!」
その魔法陣から出てきたのは暗い銀髪の壮年男性が配下と共に心配した形相でクレーリアに声をかけた。
ディハウザー「クレーリア!」
クレーリア「ディハウザー兄さん!」
その男の名はディハウザー・ベリアル。冥界で行われるレーティングゲームにおいて不動の一位を築いている魔王を除けば最強の悪魔の一人である。
次の回に続きます。