最強のヒモが異異世界に行くそうです。好きにしろ   作:エタルガー

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やっと書けました。なんだか最近月一で出しているエタルガーです。
過去最高の一万文字になっております。

それではどうぞ!

ちなみに甚爾のこの世界での月日は12月31日と同じです。


第5話 また救済2→再会

また救済2

 

刺客2「殺せー!!」

 

刺客達は刀を使うものは前に札を使うものは後ろにと役割分担し甚爾に攻撃を仕掛けた。

 

刺客3「てぃやぁぁぁ」

 

刀を使い甚爾に斬りかかるが

 

甚爾「ふぅん」

 

刺客3「がはぁ!」ボキボギビキビキ

 

甚爾は避けた反動で決して見えない速度で右拳を顔面にぶち込んだ。その時決して出てはいけない音が出てしまい刺客3は顔面の骨・歯・首の骨を折り神社の塀まで吹き飛び絶命した。

 

刺客4「くらえ!」

 

札を持っていた刺客4が二つの札を甚爾めがけて投げつけその札は地面と空中にとどまり甚爾を上下に囲む。

 

刺客4「喝ッ!」

 

札から陰陽師がよく使う五芒星が出現し甚爾を結界で封じた。

 

刺客4「どうだ!Aランクのはぐれ悪魔でさえこの結界は破れない。しかもこちらからは攻撃が出来る結界だ!今からお前は嬲り殺しにされるんだよ!」

 

刺客4は勝ち誇った笑みを浮かべるが、

 

甚爾「……………………ヘヘァ」ガシッ!

 

甚爾は両手を使い結界を無理矢理にこじ開けようとする。

 

刺客4「無駄だ!言っただろ!Aランクのはぐれ悪魔でもこの結界は、

 

ビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキビキ!

 

甚爾が徐々に力を込めていくと五芒星の結界がひび割れていく。

 

刺客4「っ!?おいおい嘘だろ!やめろ!」

 

甚爾「ふんっ!」

 

刺客4の言葉も虚しくだったの数秒で五芒星の結界は甚爾の膂力だけで破壊された。

 

刺客「そ、そんな…」

 

刺客4は数秒立ち尽くしてしまった。その数秒が命取りとなってしまった。

 

甚爾「いいのかよ…いい的になってんぞ」

 

結界を壊し瞬きの間に刺客4に近づいた甚爾は強烈な前蹴りを刺客4の顔面に叩き込み首の骨を折った。

 

刺客4「ガバァッ」

 

ものの数秒で男は絶命した。

 

刺客5「なんなんだよ…なんなんだよお前はぁぁ!!」

 

刺客5は示現流宜しく刀を上げ斬りかかっていくが、

 

甚爾「ふんっ!」

 

バキィン

 

背を向いていた甚爾は回し蹴りを刺客5が持っていた刀の側面に叩き込み無情にも刀は折れた。

 

刺客5「へ?」

 

甚爾「お前らトーシロすぎんだよ」

 

ゴキ!

 

甚爾は刺客5の頭部と顎を両手で掴み思い切り捻った、刺客5は後ろにゆっくり沈み朽ち果てた。

 

 

刺客2「馬鹿な…姫島の精鋭が立った数十秒で私一人だけだと、貴様…本気で我々姫島と戦争する気か!」

 

甚爾「末端中の末端が大きな声出すなよ、弱く見えんぞ」

 

刺客2「こうなったら即座に貴様を殺して貴様のような異物を産んだ親も殺してやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

甚爾「あ?…今なんった?」

 

刺客2「聞こえなかったのか!貴様を殺して親も殺すと言ったんだ!子の責任は親の責任だ!常識だろ!!」

 

 

甚爾の頭から今プッツンと音がした。

 

 

甚爾「オラ!」

 

刺客2「がはっ!」

 

もはや音速で刺客2に近づき顔面に拳を叩き込んだ。甚爾は男が吹き飛ばぬよう服の襟を掴み留まらせた。

 

甚爾「ここまで怒らせたやつは生まれて初めてだぜ!あの爺を思い出して向っ腹が立ったわ!」

 

甚爾は前世の頃親同様に自分のことを見下し続けた叔父である禪院扇を思い出した。奴は術式至上主義であると同時に自分至上主義であり自分が下に見られていることを認めぬきちがいである。

 

甚爾「お前には実験台になってもらうわ一度やってみたかったんだよな!」

 

刺客2「あ、あ、ああああ!」

 

男はやっと気づいた自分はとんでもない、決して怒らせてはいけない怪物の逆鱗に触れてしまったことに

 

甚爾「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

刺客2「っ!?!?!?!?!?!?!?」

 

ジョ○ョ三部のスタンドのように男をタコ殴りにし

 

甚爾「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

 

三部のラスボスのスタンドのように男をさらにタコ殴りし

 

甚爾「オラ無駄オラ無駄オラ無駄オラ無駄オラ無駄オラ無駄!!」

 

もはや男には意識がなかった。拳を叩き込む速度が上がり続け男が徐々に上に上がり続け

 

甚爾「オ駄!!」

 

刺客2「カハッ!」

 

アッパーカットを叩き込み天高く男は吹き飛んだ!

 

甚爾「戦争だぁ?はっ!姫島ってのがお前らみたいな雑魚なら一時間もかからず終わるわ」

 

 

 

朱璃(うそ…彼が何をしたのか全然見えなかったわ!気がついた頃には刺客達が皆死んでいたなんて…でも彼は神器使い特有の力も感じない、いえ寧ろ彼からは魔力や妖術そう言った力も感じない。一体何をしたの?)

 

朱乃「かあさま?」

 

朱璃「っ!ごめんなさいね朱乃。もう少し目を閉じてなさい、でも怖い人は彼が追い払ってくれたから」

 

朱乃「うん」

 

甚爾「…おい、取り敢えず部屋の襖閉めさせてもらうぞ。まだ見せるには早ぇからな」ボソボソ

 

朱璃「っ!?(いつの間に!)…ええ、お願いします」

 

いきなり自分の近くに現れた甚爾に驚くが彼が朱乃に聞こえないように配慮し、小声で話してくれていることに気づくとすぐに冷静になり返事を返した。

死体を一纏めに集めた甚爾は朱璃たちの方に足を進め部屋に入る。

 

 

朱璃「先程はありがとうございます。私は姫島朱璃。此方は娘の朱乃です、ほら朱乃挨拶なさい」

 

母にそう言われて未だに体を震わせながら丁寧に挨拶をする。

 

朱乃「姫島朱乃です…助けてくれてありがとう…」

 

甚爾「あー…無理せんでいいぞ、初めは大体そんなもんだ。本来命のやり取りなんざな無縁なもんだろ?」

 

朱璃「ええ、ですが何故気づかれたんですか?姫島の刺客が人払いの結界が張られていたと思うのですが…」

 

甚爾「あー俺からしたら意味ないんだよな人よりも耳がいいからたまたま聞こえたんだよあまりにも場違いな騒音でな」

 

朱璃「そうですか。あまり深くは詮索しません」

 

甚爾「で、さっきの雑魚どもはそれなりの権力者の使いっ走りって言でいいんか?」

 

朱璃「はい、五大宗家と呼ばれる五つの退魔師の家系の一つが姫島家で今の当主、私の父か叔父あたりが今回のようなことを繰り返しているのです」

 

甚爾「理由はまあさっきの堕天使云々なんだろうけどよ随分と器が小せぇなまぁ長く続く家柄ほど腐敗してくもんだな」

 

朱璃「返す言葉もないわね」

 

前世でもそうだが何百年も続く組織ほどそのどす黒い部分は堪ったもんじゃないぐらい吐き気を催す邪悪と言える。自分は手を染めず部下にやらす世も末とはこのことだ。

 

朱乃「ねぇ…朱乃、産まれてきちゃダメだったの?」

 

朱璃「っ!?朱乃!なんてことを…っ!?」

 

甚爾「……………どうしてそう思う」

 

突然娘からそのような言葉が出てきたことに朱璃は声を上げてしまうが甚爾が手で遮り朱乃の質問に聞き返した。

 

朱乃「さっきの人達、朱乃の事をバケモノを見た目していてこわかった。私がとおさまの娘だからかあさまが怖い目に遭うんだ、ねぇあけの産まれてきてよかったの?」

 

朱璃「朱乃!!」ギュ

 

娘の虚で今にも心が壊れかけの娘を見て朱璃は気持ちを落ち着かせるために朱乃を抱きしめ背中を摩る。

 

甚爾「あー…取り敢えずちょっとこっち来い」

 

朱乃「?はい」

 

朱璃から離れ甚爾の元に駆け寄る朱乃。

 

甚爾「……………………」

 

朱璃「あの…何を…」

 

甚爾から発せられる雰囲気を何かを感じ朱璃は声をかける。

 

パチィン!

 

朱乃「っ!?」ヒリヒリ

 

甚爾「二度と言うな」

 

甚爾は大怪我させないように超手加減をして朱乃の頬を叩いた。その頬は少し赤く腫れていた。

 

 

甚爾(やっぱ加減むずいな)

 

朱璃「ちょっとあなた何を!!」

 

助けてもらったとは言えいきなり娘を叩いて甚爾に噛み付く朱璃。

 

甚爾「何ガキの内からそんなこと考えてんだよ、いいかよく覚えておけよ!産まれるガキに罪はない。例え産んだ親が悪人でも違う血が流れていても…親の力を受け継がなくてもだ、そんなガキにケチつける奴はただの猿だ。キーキー喚くことしかできねぇ…」

 

朱乃「いいの?朱乃!生きてていいの?」

 

甚爾「いいに決まってんだろ俺が許す」

 

朱乃「ふえぇぇぇぇん!?」

 

色々な感情が朱乃の中で入り乱れ朱乃の涙腺が崩壊した。

 

甚爾「あーやっぱ痛かったか?悪いな加減がむずいんだよ」

 

朱璃(その涙ではないと思うのだけど)

 

甚爾「とにかく泣くなよ、叩いた俺が言うのもなんだが折角の美人が台無しだぜ」

 

 

朱乃「えぇ!?////」

 

甚爾「当たり前だろ、母親がこんな別嬪ならしっかりとお前も何年後かは瓜二つなくらいいい女になるはずだ。俺が保証する」

 

朱乃「う…うん////」

 

朱璃(あらあらこの子ったら、でも彼も彼よね娘を惚れさせてしまった責任は取らせなきゃ」

 

結果的に収まったから良しと一人納得する朱璃。

 

 

バラキエル「朱乃ーー!、朱璃ーー!無事かーー!」

 

朱璃「この声は!」

 

朱乃「とおさま!」

 

甚爾「?旦那か?」

 

朱璃「はい堕天使組織"神の子を見張るもの・グリゴリ"の幹部バラキエル。私の夫であり朱乃の父です」

 

バラキエル「二人とも無事か!」

 

閉めていた襖が開かれそこから現れたのは長身でガタイも良くそこに居るだけで他を圧倒するオーラを発する所謂武闘派という言葉がしっくり来る男が現れた。

 

甚爾(バラキエル…元大天使・七大天使の一人。この世界のバラキエルは堕天使なのか…まぁじゃなきゃ娘なんて産まれねぇわな)

 

バラキエル「っ!?」

 

バラキエルは襖を開ける数秒前に家の庭に降り死体の山があることに気づくと恐らく姫島本家からの刺客と思い、妻である朱璃が殺したのかと思ったがいくら朱璃でも娘の朱乃を庇いながら戦闘することは出来ないと思いすぐに第三者の介入を考えながら今襖の閉じている部屋に"朱璃と朱乃"が居ると踏んで襖を開ければそこにいたのは妻子二人に全く気配を感じなかった甚爾に気付きながら驚愕しおそらくこの男が第三者だと思いふと朱乃を見れば左頬が腫れているのを目にしバラキエルは

 

バラキエル「貴様あぁぁぁ!!!娘に何をしているぅぅ!!!」

 

甚爾が朱乃に暴力を振るったと結果を出してしまい右手に雷光を集中させた。

 

朱璃「待って!違うのあなた!彼は!!」

 

バラキエル「娘から離れろおぉぉぉ!!!」

 

朱璃がバラキエルの誤解を解くため声を上げるが最早バラキエルには甚爾しか見えていなかった。その速さはまさに雷の如く一瞬で甚爾を黒焦げにしていまうだろう。

 

 

 

が、

 

 

 

バラキエル「なに!?」

 

朱璃「ええっ!」

 

甚爾「…………………………」

 

それよりも速くバラキエルですら視認できない速度で甚爾が雷光を纏った拳を片手で受け止めたのだ。バラキエルからは未だに雷光が発しているが甚爾の右手にはしびれや火傷はおっておらず。

 

甚爾「おい……さっさとその雷仕舞え…娘に当たんぞ……わかったな……」ゴゴゴゴゴ

 

バラキエル「…………すまない冷静さを欠いていた、恩人に対してすることではなかった。許してくれ」

 

甚爾「後で謝罪なら聞いてやるから今はガキのそばにいてやれ」

 

仰天することが目の前で起きバラキエルは落ち着きを取り戻し、雷光をしまい甚爾に謝罪をしたが気にする様子を見せず甚爾は隅による。

 

バラキエル「ああ……朱乃、朱璃、すまない!!。私がここを離れたばかりにお前達に怖い思いをさせてしまった!私は父親失格だ!」

 

朱璃「気にしないでと言ってもあなたは納得しないでしょうね。ほら朱乃も」

 

朱乃「うん、とおさま!………おかえりなさい!!」

 

朱乃は未だに恐怖が見え隠れしていたがそれを押し殺してバラキエルに抱きつく。

 

バラキエル「っ!?ああ!!ただいま!!」

 

朱璃「あなた…」

 

朱乃に抱きつかれたバラキエルは娘が震えていることに気付き心配させまいと自分も力いっぱい抱き返し頭を撫でてあげる。朱璃も二人を同時に抱き返しまさに家庭円満と言いようがない光景であった。

 

 

 

朱璃「…ですが私はまだ納得してませんので夜は覚悟してくださいね」小声

 

バラキエル「っ!?!?…ああ」小声

 

甚爾(聞かなかったことにしとこ)

 

フィジカルギフテッドの恩恵で五感が優れている甚爾は二人がSMの関係だと知るが甚爾はしばらくそっぽを向いていた。

 

 

 

甚爾「そんじゃ俺は帰るわそろそろ帰らんとお袋怒るだろうし」

 

バラキエル「此方としては色々と聞かなければならない立場なのだが…やめておこう貴殿を相手にするなら此方も全力を出さねば勝てぬ。だが妻子を残して死ぬ訳にはいかんからな。あの遺体は私の方で部下達に任せておく貴殿は早くここから出るといい」

 

甚爾「あんがとよ。あんたやっぱいい親だよ、俺に攻撃したこと以外はな」

 

バラキエル「そのことについては忘れてくれ!恥ずかしい限りだ…」

 

甚爾がバラキエルをからかっていると

 

朱乃「ねぇもう帰っちゃうの?」

 

玄関の扉からひょいと顔だけを出して朱乃が声を掛けた。

 

甚爾「ああ、元々寄り道のついででここに来たからな」

 

朱乃「また逢える?」

 

朱乃にはこれが甚爾と最後の出会いになってしまうと心のどこかで思ってしまったからである。

 

甚爾「あーそんじゃ」

 

朱乃「あっ…」

 

甚爾は朱乃の頭を撫でこうつぶやいた。

 

甚爾「取り敢えず泣き虫直せ。そして女を磨け、俺を惚れさせるくらいにな」

 

朱乃「えっ!?////うん…約束だよ…」

 

甚爾「おう、約束だ」

 

朱乃「うんっ!!」

 

バラキエル「………………」ギリギリギリ歯ぎしり

 

朱璃「あなた?」ドドドドド!

 

バラキエル「だが朱璃」小声

 

朱璃「恋に試練はつきものよそれに朱乃の想いを無駄にするのですか?」ドドドドド

 

甚爾と朱乃の二人の雰囲気にどこか納得の言ってない顔をしているバラキエルそしてさらに禍々しく笑顔を向けている朱璃。カオスである。

 

甚爾「じゃ世話なったわ」

 

甚爾は疾風を描くように神社を後にした。

 

バラキエル「まさに嵐のような男だったな…………二人とも明日には堕天使領に住む場所を移すぞ。アザゼルからは許可を得ている」

 

朱璃「ええ、わかりました。またいつ本家から刺客を差し向けられるかわかりませんからね。もしかして今日グリゴリから呼ばれたもの」

 

バラキエル「それもあるがもう一つの用事を終わらせてから帰る予定だった。改めて二人が無事でよかった」

 

朱璃「もう、涙もろいんだから」

 

朱乃「とおさま、かあさま、お願いがあるの」

 

バラキエル「む?どうした朱乃」

 

朱璃「言ってごらんなさい」

 

朱乃「とおさま…朱乃もっと強くなりたい!もう守られるだけの朱乃じゃいや!とおさまもかあさまも守れるくらい強くなりたい!」

 

バラキエル「朱乃…もちろんいいが私の教えは厳しいぞ」

 

朱乃「うん!」

 

バラキエル「わかった」

 

朱乃の改めての覚悟のある瞳を見てバラキエルは特訓をつけてあげることにした。

 

朱乃「それでかあさま…」

 

朱璃「何かしら」

 

朱乃の様子にいち早く気づいた朱璃は自分から朱乃に耳を傾けた。

 

朱乃「いつか甚爾様に振り向いてもらうために女に必要なことをいっぱい教えて」

 

朱乃の顔を赤らめてまで放った言葉を聞いた母である朱璃は

 

朱璃「もちろんよ。でも彼結構やりてでかなり手強いけど頑張りなさい朱乃」

 

朱乃「はい!かあさま」

 

バラキエル「二人とも一体なんの話をしているんだ?」

 

朱乃「…………とおさまには教えない」

 

朱璃「ええ、女同士の秘密ですわ」

 

バラキエル「そんな!!頼む教えてくれ!!」

 

バラキエルは土下座までして二人の話を聞き出そうとしていた。

 

朱乃「とおさま嫌い」

 

バラキエル「ぐはぁ!!」

 

朱璃「あらあらうふふ」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方甚爾は

 

 

甚爾「いっけねDVD入ったカバンと学ラン忘れるとこだった」

 

 

なんとも締まらないオチだった。

 

 

 

再会

 

 

 

甚爾「はい三百円になります。ご利用ありがとうございました」

 

あの姫島親子の件から約2年甚爾は19歳、社会人になっており元々高校まで行ければ良いと甚爾は大学への進学を蹴り今はこのコンビニで働いていた。そして甚爾自身はこの世界が自分が前いた場所よりもおとぎ話や神話に連なる存在が多くいると改めて実感し天与呪縛のフィジカルギフテッドに頼りがちにならないように機動性・瞬発力・戦闘にと体を鍛え通信教育で様々な武道にも力を入れていた。例を挙げるなら柔道・空手・琉球空手・合気道・少林寺・テコンドー・ボクシング・キックボクシング・バリツ・パンクラチオン・カラリパヤット・中国拳法・功夫・太極拳・剣術・槍術・鎖術などのものを一流レベルでマスターしていき最早舞踊だけでお金取れるくらい神がかっている。

 

甚爾「ここでバイトして2年ぐらいか、給料の半分は家に出して残り半分は俺が持ってるからな。これが親孝行ってやつか…いいもんだ」

 

今は客がいない所を甚爾が黄昏ていると一人の黒スーツ姿の男性が入ってすぐに甚爾のいるレジに来た。

 

???「45…もらえる?」

 

甚爾「はいよー45の煙草ね〜(?この声どっかで聞いた気が…)」

 

???(?この声まさか?」

 

二人の心の中に何かが思い浮かんで来た。かたや自分と対等に話せる仲介人、かたや仕事か地獄にしか付き合わないといいはる相棒的存在。

 

甚爾「はいお会計は…???「お前…禪院か…?」…ああ?」

 

ついつい客に言ってはいけないような声を出してしまう甚爾。だが仕方がない禪院という言葉は甚爾にとって一番触れてはならない言葉でもあるからだ。

 

???「ははは…その言葉に反応するったあやっぱお前なんだな禪院」

 

甚爾「お前…シウか?」

 

シウ「ああ、久しぶりだな」

 

そこにいたのは目つきが甚爾並みに鋭く無精髭を生やした黒スーツの男、コン・シウが甚爾の目の前にいたのだ。

 

 

 

甚爾「あぁ、ちょっと寄り道してから帰るわ、ああ、そんじゃ…待ったか?」

 

シウ「いや、前世ぶりに会ったんだ。いくらでも待ってやるよ…すぅー…はぁ…お前も吸うか?」

 

甚爾のバイトの時間が終わり母三希に寄り道すると連絡を入れ甚爾は電話を切った。公園のベンチに座わりその際にシウは甚爾に煙草を渡そうとする。

 

甚爾「俺が煙草と酒苦手なの知ってて言ってんのか」

 

シウ「ぷっ!ははは!まだ苦手なのかよ!でもお前酒は飲めんだろ」

 

甚爾をからかいながらシウも甚爾の座っているベンチに間を開けて座った。

 

甚爾「酒は嗜む程度にしてんだよ、てゆうかさっさと本題に入れ話によ」

 

シウ「まあ落ち着け、……お前はもう会ったんだろ?呪術師や呪霊とは違う存在によ」

 

甚爾「悪魔とか名乗ってる奴らや悪魔祓い・堕天使・京都の妖怪・日本の退魔師。まぁこんだけだわ今んところ」

 

シウ「なるほどなぁ一応お前にも教えておく、この世にはその悪魔・堕天使・天使もいるその三つの種族は三大勢力と呼ばれている、更には日本神話・ギリシャ神話・北欧神話・須弥山・インド神話・ケルト神話などの神話勢力。果てには伝説の魔獣・ドラゴンも存在するんだよこの世界にはな」

 

甚爾「………普通に多くね。よく滅びねぇなこの世界」

 

シウ「基本的、異形の者たちは表には出ないんだよそれは術師も同じだろう」

 

シウの説明を聞いていると少し腑に落ちないことがあった。

 

甚爾「待て、そんじゃあ人間は圧倒的に不利だろいつその異形どもにかられるかわからんだろ」

 

シウ「なんでそう思うんだ」

 

甚爾「組織ってのは一枚岩じゃねぇだろ必ず独断する阿呆がいるのはよく知ってるからな」

 

シウ「もちろん人間にも対抗手段はある、"神器セイクリッドギア"が宿っている人間ならな」

 

甚爾「神器?そういや対峙した際に何度か聞いたな…その神器ってのはなんだ?」

 

甚爾はシウに神器の説明を要求する。

 

シウ「神器ってのは三大勢力の一つ天使を統べる聖書の神が無力な人間が異形に対抗するためにランダムで人間に宿る力だ。歴史に名を残す奴は皆持ってたらしい」

 

甚爾「具体的は能力は?」

 

シウ「自身の力を倍加する龍の手。あらゆる属性の魔剣を創造する魔剣創造その反対にあらゆる属性の聖剣を創造する聖剣創造。まぁあげたらきりがねえけどなまあでも覚えておいたほうがいい神器もあるその神器は13種しか存在しない"神滅具ロンギヌス"って呼ばれている」

 

甚爾「ロンギヌス、イエスキリストを処刑した際に刺した槍か。それが源流なのか?」

 

シウ「そうだちなみにその槍はロンギヌスとして神器になっている」

 

甚爾「まじか、」

 

シウ「ははは!その顔も久しぶりに見るな」

 

そこからシウは神滅具の名前、能力などを甚爾に説明した。

 

甚爾「そういやよシウ…お前本当に人間か?」

 

シウ「…………………その心は?」

 

甚爾「最初はお前に久しぶりに会ったからちょっと思考停止してたけど改めてお前から匂うものが人間のそれじゃないってすぐわかった。中にはあの時に会った悪魔と同じ匂い今のお前はなんなんだ?」

 

シウ「…………………………ふっ」

 

ベンチから立ち上がったシウは数歩歩くとこちらに目を向け右手の指で指パッチンをした。するとこの公園を覆うように結界を張った。

 

甚爾「お前帳おろせるほど呪力の才能あったか?」

 

シウ「とぼけんでもいい人払いの結界くらい悪魔に会ったんなら知ってんだろ。さて改めて自己紹介しようかな」

 

シウはその背中からコウモリのような翼を五対十枚の羽を出したその羽は5年ほど前に見た悪魔の翼だった。

 

シウ「前世での名はコン・シウ。今はシウ・アガレス。元ソロモン七十二柱序列二位大公アガレス家の現当主だ。改めてよろしく頼むぞ術師殺し」

 

甚爾は久しぶりに驚いていた。かつて親交のあった男が悪魔のしかも悪魔の名家中の名家に生まれて転生していたというところにだが甚爾にはどうしても言いたいことがあった。

 

 

甚爾「その名乗り恥ずかしくないのか?」

 

シウ「言うなよ!あー!今やった後だとめっちゃ恥ずかしい!」ガクッ

 

シウは頭を抱えて懺悔するかのようにうなだれていた。

 

 

 

 

 

甚爾「はいはい元気出せよ、よくわかったから悪魔ってのはお前みたいに厨二病が多いってことがな」

 

シウ「全然わかってねーよなぁ!!今の発言冥界の悪魔が知ったら俺みたいになるぞ!」

 

甚爾「本当人払いの結界しといてよかったなぁ今の見られたらSNSに拡散されてタイトルいたいおっさんってなってるかんなー」

 

シウ「まじでお前ぶっ殺してやろうか?」

 

甚爾「ハッやれるならやってみろよお前の攻撃が俺にあたるならな?」

 

シウ(っ!?おいおいこの殺気あの頃となんら変わってねーじゃねーか!やっぱりお前は最高だわ」

 

シウの前世も含め悪魔として何百年も生きていた経験から甚爾の殺気ですぐに甚爾のレベルが先に行っていることに。

 

シウ「やめとくよお前には勝てる気がしねぇ。長生きするもんだわ」

 

 

 

 

 

シウ「それにお前その力やっぱり持っていたんだなその天与呪縛のフィジカルギフテッド。どうりで匂いだけでバレるわけだ」

 

甚爾「今思えばあってよかったって思ってるところだ……一つ聞いていいかあの呪霊操術のガキどうなった?」

 

シウ「なんで今更?」

 

甚爾「結果が聞きたいんだよあいつは落ちたのか?それとも留まったのか?」

 

夏油傑。術式では珍しい呪霊操術の使い手であり星漿体天内理子の護衛の際甚爾が重傷を合わせた男。

 

シウ「落ちたよ、特級でありながら五条悟と格差が開き、偶々任務に赴いた村で虐待されている術師の双子のガキを見てその村の住人を皆殺しして呪詛師に落ちた。そのあと伴星教を乗っ取って資金源にしていたな俺が仲介してやったからよく覚えてるよ」

 

 

甚爾「はっはっはっはっ!やっぱ落ちたか!予想はしてたがな!」

 

シウ「してた?」

 

甚爾「聞いた話呪霊操術は支配した呪霊をガチャガチャのカプセルにして口から飲み込むんだけどよ呪霊の味って結構まずいらしいぞ、嘔吐物を拭き終わった雑巾を丸めて飲み込む感覚らしいからな」

 

甚爾「誰にも言えないわなぁそして無下限呪術と六眼の抱き合わせの五条悟が死にかけたことにより呪力の核心に至たり劣等感が募ってってのが俺の推理だよ」

 

シウ「俺の説明意味ねぇじゃねーか!」

 

 

シウ「これ俺のアドレスとこっちは有事の際になんかあったら言えよ俺の眷属には後で説明しておくから」

 

甚爾「あーそういやお前悪魔だったな」

 

シウ「………忘れてたよな完全に…それでお前どうする」

 

甚爾「あ?」

 

シウ「ここまで浸かっちまったんだ…どうだまた裏にこないか?」

 

甚爾の中にこの世界でのはじめての思い出がたくさん溢れてくる。はじめての幼稚園・小学校・中学・高校。そして行事、運動会で毎年全リレーのアンカーを務め一位を取り両親に心から褒めてもらったことや弟の一誠が生まれ、てのかかる弟だがとても可愛がってあげたりとこの世界の人生を振り返り改めて思った。

 

かつての刺激を求めたいと

 

 

甚爾「いいぜ、ちょうどバイトもやめようと思ってたんだ俺を飽きさせんなよシウ」

 

その時甚爾が浮かべた笑みはかつて術師殺しと呼ばれていた頃の笑みになっていた。

 

シウ「その言葉を待っていたぜ」ふぅーー

 

シウも笑みを浮かべタバコの煙を吐いた。

 

甚爾「そのかわり条件がある。俺の家族に危害が及ばないよう手配してくれるか?」

 

シウ「それくらい安いもんだ俺の方から信頼に足る奴らに護衛を任せる。お前の家族には指一本触れさせねぇからな」

 

 

 

 

 

甚爾「そんじゃあ俺はそろそろ帰るわさすがにお袋たちに心配かけちまうからな」

 

シウ「ああこっちも決まったらスマホで連絡してくれ………ああそれとこっちも一つ聞いていいか?」

 

甚爾「なんだ?」

 

 

 

シウ「お前、今は禪院か?それとも伏黒か?」

 

 

 

 

その言葉を久しぶりに聞いた甚爾。

 

 

 

 

甚爾「ふっ、……今は兵藤だ」

 

 

 

 

 

甚爾「ただいまぁ」

 

三希「おかえりなさい甚爾。どうだった久しぶりに友達に会って」

 

甚爾「……………お袋」

 

三希「どうしたの?」

 

甚爾「ちょっと我が儘言ってもいいか?」

 

 

 

そこからはトントン拍子で話が進みシウも兵藤家に自ら趣き、表向きは甚爾に自分がやっているプロジェクトに参加させたいという話で最初は難色を示していた両親だったがシウと甚爾の説得の末に了承してくれたのだ。

 

そして甚爾は両親と弟の一誠に見送りをしてもらい兵藤家を後にした。無論甚爾は虫かごにいる武器庫呪霊ことブッキーを連れて

 

シウ「さてと落ち着いてきたらお前に依頼をしてもらうからな」

 

甚爾「改めて大変だなお前ははぐれ悪魔の居場所調べたりと」

 

シウ「アガレスはそう言った情報ごとに長けているからな」

 

甚爾「そんじゃあ長い付き合いになるな覚悟しとけよシウ。俺を飽きさせんなよ」

 

シウ「おう、楽しみにしてろよ」

 

ブッキー「二人とも楽しそうっすねー」

 

 

 

シウ「お前喋るんかい!!」

 

ブッキー「あんたもかよ!!」

 

それから4年甚爾は24歳に弟の一誠は16歳になりここから物語は始まる。

 

 

ブッキー「いや俺出番少な!!」

 

 




NGコーナー

パチィン!

朱乃「っ!?」

甚爾「二度と言うな」

朱乃「…………お父さんがぶったー!!うあぁーーーーん!!」号泣

甚爾「お父さんじゃねぇよ!あとこのネタわかる奴いねーよ!!」

エタルガー「はいすいません。取り直しまーす」

甚爾「お前も出てくんな作者ぁー!!」

エタルガー「メジュラァ!」



はいと言うわけで読んでいただいてありがとうございました。
次から原作に入ります。やっといけるなとしみじみしています。
自分の最後の甚爾の声優予想は
小野友樹さん
鈴木崚太さん
浅沼晋太郎さん
ですかねではまた会いましょう。


ちなみに後書きのネタはキューティクル探偵因幡第6巻に書いてあります。
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