最強のヒモが異異世界に行くそうです。好きにしろ   作:エタルガー

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えーこんな形で一周年を迎えて申し訳ない。



第6話 依頼→再会

依頼

 

はぐれ悪魔「ハァハァハァ!クソなんだよあの人間!」

 

一匹のはぐれ悪魔は森の中を全力で逃げていた。かつて善良な主を殺しそこからも快楽のために色々な種族を殺しており本人も腕が立つし冥界側から討伐隊を編成してもそれすら返り討ちにしてきたのでSS級のランクがこのはぐれ悪魔に付けられた等級である。だがそんな男が今日初めて恐怖を感じていた。今も迫り来る"ただの人間"に。

 

はぐれ悪魔「こんな!、こんなところで!この俺ガハァ!」

 

はぐれ悪魔が自分に暗示を開けるように言葉を発する前にその胸から刀が突き刺さっていた。

 

甚爾「"死ぬわけない"…とでも思ってたか」

 

はぐれ悪魔「ガバァ!」

 

胸から刀が抜け口と胸から大量に血を吐き出し絶命するはぐれ悪魔。

 

甚爾「はいーSS級はぐれ悪魔討伐完了〜」

 

本来なら集団で討伐しなれてばならないS級はぐれ悪魔であっても甚爾からしてみれば児戯にも等しくまるでゲームをするかの如く淡々と終わらせていた。

 

??「相変わらず仕事が早いですね貴方は」

 

甚爾がはぐれ悪魔をブッキーに収納している時に後ろから音もなく一人の執事服を着た悪魔が現れた。

 

甚爾「遅かったじゃねぇかゼロ。今日はお前が案内役か?」

 

ゼロ「ええ他の眷属たちは方々に所用がありまして私が今回は案内致します。それに今回は討伐以外にも我が主であるシウ様から大切な話があると…」

 

この悪魔の名はゼロ。正式な名前ではなくかつてのコードネームをそのまま使っている。現在はシウ・アガレスの女王を務めており生前はジェームズボンドが生きていた時代の暗殺者でとある組織が5000万円かけて暗殺の知識をこの男につぎ込みその時代では最強の暗殺者と呼ばれ全てを無かったことにするほどの腕前を持つためコードネームはゼロと呼ばれていた。だが組織がゼロを見限り殺されそうになっていた時にシウが組織を壊滅させその時に死にかけていたゼロに悪魔の駒を使い女王の駒を使い眷属にした。そうしたら5000万円かけて完成されたゼロは魔力にも恵まれており直ぐにシウ・アガレスの女王として恥ずかしくないような結果を次々と達成していたのである。

 

ゼロ(相変わらずこの人間は隙が無さすぎるあの時は少し自分に驕りがあり油断していた隙に私は地面に叩きつけられていた、他の眷属たちも皆この兵藤甚爾に地に付けられた全くシウ様はとんでもない方と親交があると常々思ってしまいます)

 

甚爾「おーい何物思いに耽ってんだよさっさと案内しろよ」

 

ゼロ「すみませんすぐに転移魔法を」

 

ゼロは自分の足元に転移魔法陣を展開した。

 

ゼロ「では私の手に」

 

甚爾「おう」

 

転移した後の森の中は静かであった。

 

 

此処は冥界のアガレス領。その広さはまさに広大でインドと同じくらいの大きさを誇り又魔王の代理人を務める大公の家系である。その権力は魔王・大王バアル家の次に権力を有しておりまた今の冥界の派閥は現魔王派と大王派に分かれているがアガレス家はそのどちらにも付かず常に中立を保っている中間管理職なので苦労が絶えないのだ。はぐれ悪魔の依頼を多家に依頼したり、悪魔の駒を持った純潔悪魔同士のレーティングゲームの聖地である浮遊都市アグレアスを所有しているため優っているところもある。

 

そして現在ゼロと甚爾は現当主シウ・アガレスの屋敷兼城に転移したのである。

 

甚爾「相変わらず冥界の空気は慣れるのにめんどくせぇわ」

 

ゼロ「数秒で慣れるくせによく言いますよ」

 

前来た時

 

甚爾『あ、あ、あ、あーよし慣れた』

 

ゼロ『うそーん』

 

 

甚爾「あん時のお前の惚けた顔は格別だったな」ゲラゲラ

 

ゼロ「本来人間にとって冥界の空気は毒なんですよほんとに規格外ですね天与呪縛のフィジカルギフテッドというのは」

 

甚爾「あんまりその名称は言うなよ手札は取っておくもんだ」

 

ゼロ「その力を持っているのは世界中を探しても貴方だけなのにですか?」

 

そう、天与呪縛のフィジカルギフテッドは世界中を探しても甚爾ただ一人。生まれ持っての縛り。呪力、この世界では魔力や妖力・仙術や法術などの才能や力が一切ない代わりに、超人的な身体能力・動植物を越えた五感・呪いに対する耐性などの力を成人してすぐに前世の頃にまで力が完成したのである。

 

甚爾「言っただろ手札は取っておいたほうがいいってよ」

 

ゼロ「まぁシウ様の客人でありお気に入りである貴方に手は出しませんよ。ご息女であられるジークヴァイラお嬢様も貴方をえらく気に入っておられますし」

 

甚爾「あのロボットオタクがか?よくまぁかなりの変わりもんだなあの嬢も」

 

??????「誰が変わり者ですか甚爾さん」

 

その声を聞き振り返ると後ろに複数の眷属を連れて歩いてくる黄緑色のロングの髪をなびかせ知的な赤縁メガネをかけているキリッとした外見の女性が現れた。彼女の名はジークヴァイラ・アガレス。現当主シウ・アガレスの娘でアガレス家の時期当主である。その隣にいる紳士服を着ているのはアリヴィアン。ジークヴァイラの執事兼女王であり人間の外見をしているがズメイと言う東欧のドラゴンである。あとは知らん。

 

眷属一同(なんかわからんけど悪意ある侮辱を受けた)

 

ゼロ「これはジークヴァイラお嬢様。おはようございます」

 

ゼロは主のご息女であるジークヴァイラに完璧と言わざるおえない礼をする。

 

ジークヴァイラ「ええ、ゼロ様もお変わりないようでなによりです。父のことをこれからもよろしくお願いします」

 

ゼロ「もったいなきお言葉です」

 

甚爾「…………」スタスタ

 

ジークヴァイラ「何を勝手に先に行こうとしているのですが私の話はまだ終わってませんが?」

 

甚爾「ええーだってお前の話長げぇし」

 

ジークヴァイラ「はぁーあなたくらいなものですよアガレス家次期当主である私にこんなタメ口をかけるのは」

 

甚爾「よく言うぜあった当初はあからさまに俺を見下してたくせに少し挫折させただけでこんなに態度変わるとはな」

 

ジークヴァイラ「あ!あの時のことは忘れてください!自分でも恥ずかしいばかりです。あなたが私たちの心を一度折らなければ典型的な見下すだけの上級悪魔になるところでした。……そのことに関しては感謝しています」

 

シウに連れられ初めて冥界のアガレス領に来た時に最初にシウの嫁であるアガレス夫人とその娘であるジークヴァイラと初対面した時に夫人からは歓迎されたが娘のジークヴァイラからは値踏み又は甚爾のことを下に見ている表情をしていたが甚爾が普通に粗相を働きジークヴァイラを怒らせジークヴァイラの眷属総出で決闘をしたがものの数秒で眷属達は地面に倒れ騎士一人と女王のアリヴィアンも本来の姿で戦うも思い切り地面に叩きつけられ意識を失った。残った王のジークヴァイラも呆然と見ていたが急に目の前に現れた甚爾から額にデコピンをくらいギャフンと叫び倒れたのであった。その次の日から急に態度が変わり周りに気を配るなどの気遣いができていたが甚爾からすればただの点数稼ぎにか思ってなく未だに冷たくあしらっていた。シウからは"いい加減許してやれよ"と言われているがジークヴァイラの反応が楽しみになっているので"嫌だ"と無視している。

 

甚爾「おい早くしてくれねぇか?こっちはお前の親父から呼ばれてんださっさとしろよロボオタ」

 

ジークヴァイラ「だからその渾名やめてください!!…その実は夏休みにまた私たちに稽古つけて欲しいのですがダメですか?」

 

甚爾「それは依頼ってことでいいんだよな結構高くつくぞ」

 

ジークヴァイラ「もちろん言い値で依頼料を出します」

 

甚爾「よし!交渉成立日程はまた後で伝えてくれよ」

 

ジークヴァイラ「ええ、わかりました。それではゼロ様私たちは失礼します」

 

ゼロ「ええではまた」

 

そう言いお互いに振り向き歩いていくのだった。

 

 

 

コンコン

 

ゼロ「ゼロです。甚爾様をお連れしました」

 

シウ「入ってくれ」

 

当主の部屋にいるシウから了承をもらい部屋に入るゼロと甚爾。

 

ゼロ「失礼します」

 

甚爾「おーい来てやったぞシウさっそく話はなんださっきはぐれの討伐終わらせたんだ二度目はねぇよな」

 

甚爾は部屋のソファにドガッと座りシウに顔を向ける。

 

シウ「あぁそのことなんだがその前に一つお前に謝らなきゃならねぇんだ」

 

シウは椅子から立ち上がりソファに座っている甚爾に歩み寄りそして

 

シウ「すまない!!!」

 

甚爾「っ!?」

 

ゼロ「シウ様!!」

 

シウは甚爾に向かって土下座をしたのだ額に地面を付け何処かの倍返しばっか言っているドラマの上司ばりにの土下座であった。

 

ゼロ「おやめくださいシウ様!甚爾「おい…」甚爾様」

 

甚爾「まず土下座の意味を言え俺の家族に何かあった?」

 

ゼロ「なぜあなたの家族に話が行くのですか?」

 

甚爾「こいつが理由もなく土下座をすると思うか?俺に、そこから導かれる答えは俺の機嫌を損なうようなことをしてしまった=俺の家族に何かあったってことだよ」

 

シウ「ああ、お前からの報復が怖くて説明を省いちまった。…じゃあ今から本当のことを話すぞ」

 

ここまでためたのだから必ず甚爾にとって良くないことが起きたとすぐにわかるので甚爾は一字一句聞き逃さぬようにシウの言葉を聞くのであった。

 

シウ「お前の弟の兵藤一誠が堕天使に殺された。数ヶ月前に」

 

ドクゥン!!

 

シウ・ゼロ「っ!?」

 

シウとゼロはまるですごい重圧を受けていた。誰かが重力系の魔法でも使っているかの如く、だがこの二人はすぐに気づいたこれがなんなのかを……甚爾の殺気である。二人は甚爾に目を向けると甚爾を中心に空間が歪むほどの殺気が徐々に広がっていた。

 

甚爾「おいシウ俺約束したよな…お前の下にいる変わりに家族に危険がないようにするって契約をよ悪魔は契約を重んじてんだろ…それこそ血筋以上にどうしてくれんだよ。おいっ!!」

 

シウ「待て!待ってくれ!話はまだ続きがあるんだよ!」

 

甚爾「ホウ レン ソウもろくにできてねぇ奴がなに言ってんだよ…まぁいいさっさと続きを話せ、話次第じゃ…アガレス家が俺の気まぐれで終わるかもな」

 

 

かつての禪院家のように壊滅寸前まで追い込んだ甚爾はその気になればアガレス家を断絶させることもできる。そんな言葉を平気で言えるのであるからとても恐ろしいものである。

 

甚爾「………冗談だ、流石に滅ぼせば上の連中は俺に目をつけて親父たちににも迷惑がかかっからな…だからさっさと話せ」

 

シウ「ああ、」

 

そこから甚爾は一誠の数ヶ月の間に起きた体験を聞いた。元々一誠は神器を宿していたが故に堕天使レイナーレに目をつけられデートを装い一誠を殺害。そこに現れたのが今から2年ほど前に駒王町の領主に就任した現魔王を輩出したグレモリー公爵家の次期当主であるリアス・グレモリーである。一誠はリアスの兵士に転生し、駒王町に侵入した堕天使レイナーレ一派と交戦し、一誠はレイナーレとの戦いで神器は龍の籠手だと思っていたが覚醒させ神滅具の一つである赤龍帝の籠手

だと判明し、レイナーレを殴り倒し、意識を取り戻したレイナーレは一誠に醜く手のひら返しの如く命乞いをし最後にリアスの手で葬られた。

 

その数ヶ月後にリアス・グレモリーの婚約者であるフェニックス家の三男ライザー・フェニックスとの婚約にリアスは反対してレーティングゲームでの決着を付けるが眷属たちが次々にリタイアしていく様に耐えられなくなり自ら負けを宣言し婚約に話が移り変わり、婚約パーティーが行われている時に目を覚ました一誠が乱入し、ライザーと一騎打ちの決闘を申し込んだその場に居た魔王サーゼクス・ルシファーも了承付きで決闘をし見事に一誠が勝ち婚約は白紙に戻ったのである。

 

 

シウ「とまぁこれがこの春初めに起きた出来事だ」

 

甚爾「なるほど、一誠の中に何かいるとは思っていたがまさか神器、しかも神滅具だとはまず思わねぇーだろうなぁ」

 

ゼロ「赤龍帝の籠手。10秒ごとに自身の力を倍加させる能力。確かに極めれば神も殺せるほどの神器ですが同時に決して避けれない宿命にあるのです」

 

シウ「ドラゴンは力の象徴それ故に宿主の意思関係なしに争いを呼び込む呪いのようなもんがあるんだよ。それと同時に」

 

甚爾「白龍皇と戦う宿命にあるってか、随分とふざけた呪いだ。呪霊だったら特級になるぞ」

 

ゼロ「呪霊?」

 

シウ「気にするなこっちの話だ……さて話は戻るがその赤龍帝こと兵藤一誠にまた厄介なものが近づいている」

 

甚爾「ああ?」

 

シウの真剣な顔を前に先程までの苛立ちを押さえ話を聞く甚爾。

 

シウ「知り合いの情報屋から聞いたが各教会で保有して居た聖剣エクスカリバー複数が堕天使に盗まれたそうだ」

 

ゼロ「聖剣、しかもエクスカリバーがですか?」

 

甚爾「つかエクスカリバーって複数あんの?一本だけなんじゃねーの」

 

シウ「過去の大戦で折れちまったんだ。それを教会側が錬金術で再構築して七つの能力を備えた聖剣にしたんだ。一本だった頃には劣るが聖剣であることに変わりはねぇ掠っただけで悪魔にとっちゃ致命傷ものだ」

 

甚爾「で?盗んだ堕天使に目星は付けてんのか?」

 

シウ「堕天使組織・グリゴリの幹部コカビエルだ」

 

ゼロ「大戦の生き残りであり、誰よりも戦争の再開を望んでいる戦争狂ですね」

 

甚爾「だったら話は見えて来たな、コカビエルの目的は大戦の再開。そのために教会の聖剣盗んで魔王の妹が二人いる駒王町に侵入。あわよくば妹二人殺して魔王との殺し合いってか、随分と穴だらけな計画だな」

 

ゼロ「ですがサーゼクス様とセラフォルー様は妹想いのシスコンですから最悪駒王町が地図から消えるかもしれませんね」

 

シウ「縁起でもねぇこと言うなよそうなったら甚爾も介入してもっと混沌になるわ」

 

甚爾「おいシウ、俺にその話するってことはそれは依頼ってことでいいんだな」

 

シウ「あぁ成功報酬は5千万でどうだ」

 

甚爾「いいぜ…で?いつ起こるその前夜戦は?」

 

ゼロ「いま私の使い魔から報告がありました。現在駒王学園にて堕天使コカビエルと元司教のバルパー・ガリレイ、はぐれ悪魔祓いフリード・セルゼンがエクスカリバーを一つにする儀式を開始しており駒王学園を中心とした爆発系の術式が設置されており後一時間ほどで爆発します。爆破半径は駒王町全体に及ぶと」

 

甚爾「今起きてんのかよ!!先言えよ!!」

 

シウ「……ごめん」

 

甚爾「お前終わったらマジビンタな」

 

そう言われたシウの顔はこの世の終わりかと思えるほどに真っ白になっていた。

 

甚爾「おいゼロさっさと転移魔法用意しろ」

 

ゼロ「あ、はい」

 

ゼロも下手に逆らうと殺されると思い素直に頷いた。

 

ゼロ「転移座標はどこにしましょう」

 

甚爾「隣町に転移しろあとは一人で行く、おいシウ」

 

シウ「どうした」

 

甚爾「お前の金でメシ食おうぜ良い店予約しとけよ」

 

ゼロ「転移開始します」

 

ゼロの言葉とともに甚爾は転移していった。

 

シウ「ここは嫌だよって言うとこなんだがなぁ一応店予約しとこ」

 

生前の甚爾との最後のやり取りを思い出しながらあの時とは違うと頭を切り替え行きつけの店の予約をしていた。

 

 

 

 

 

甚爾「よしっ!指定場所通りだな」

 

ゼロ「私はここで待機していますあなたが仕事を終わり次第すぐに駒王学園に赴きますので」

 

甚爾「おーそんじゃ………行くか」シュン

 

甚爾はまるでパルクールをするかのように電柱・家の屋根・マンション・ビル群と物理法則を無視して駒王町へ入り駒王学園に向かっていった。

 

 

 

 

再会

 

現在駒王学園では異常なことが入り浸っていた。ソーナ・シトリーを含むシトリー眷属は眷属総出で結界を貼り戦いの余波が外に出ないようにしていた。

 

匙「会長!まだ終わらないんすか!中で兵藤たち大丈夫なんすか」

 

椿姫「匙!根を上げてはなりません!会長を含め皆結界の維持に力を尽くしているんです。ここで折れればシトリー眷属の名折れです」

 

ソーナ「今はリアス達を信じましょう。魔王様達が来るまでで良いのですそれまで…っ!?」

 

椿姫「どうかされましたか会長」

 

肩まで伸ばした黒髪の眼鏡をかけたジークヴァイラとはまた違ったタイプの知略に長けた美女の名前はソーナ・シトリー。シトリー家の次期当主である彼女が急に変わった様子に見ていち早く気づいたのが女王の真羅椿姫である。

 

ソーナ「いえ気のせいなら良いのですが先程結界が一部開いたような気がするのですが。ちょうど成人男性が一人入れるぐらいの大きさに」

 

匙「おれのせいすかね!ちょっと集中力切れてたんで一瞬ですよ一瞬!」

 

眷属一同『じーーーーーー』

 

匙「そんな目でみないで!!」

 

ソーナ「(えぇ気のせいなら良いのですがもしここで第三者が介入したら)リアス、無事でいてください」

 

 

 

 

コカビエル「どうした!どうした!やはり今のお前らでは宝の持ち腐れのようだな!」

 

今まで空中の玉座に座っていたコカビエルが地上に降り光の剣を両手に持ち今グレモリー眷属の騎士木場祐斗と教会の悪魔祓いゼノヴィアを相手に死闘と言うにはあまりにもかけ離れた劣勢を強いられていた。木場は先程まではぐれ悪魔祓いのフリードと戦いその際に復讐相手だったバルパーから計画のさらなる実態を聞かされ一度は心が折れそうになるまもかつての同志達の声に気付かされ仲間達の鼓舞を受け

神器を禁手にさせ双覇の聖魔剣【ソード・オブ・ビトレイヤー】に覚醒させフリード追い詰めそこに追い打ちをかけるようにゼノヴィアが異空間に収納していた聖剣デュランダルがフリードが持っていたエクスカリバーを砕き割り発狂していたフリードに木場が聖魔剣を袈裟斬りで叩き込んだ。フリードが倒れた後バルパーが何かをぶつぶつ呟き大声で魔王だけじゃなく神もと同時にバルパーの背中をコカビエルが放った光の槍に貫かれ消滅した。コカビエルはリアスを挑発し一誠の赤龍帝の籠手の力で今出せる限界まで倍加させリアスにギフトさせ最上級悪魔並みに倍加させた滅びの魔力を直でコカビエルは受けるも両腕に少量の血を流すだけにとどめてしまった。その後立て続けに"雷光"を纏った光の槍を手にグレモリー眷属の女王姫島朱乃がコカビエルに迫るもやはり経験の差というものなのか相殺され吹き飛んでしまった。戦車の塔城小猫も地面に降りたコカビエルに拳を叩き込むも片手で易々と受け止められ鳩尾に蹴りをくらい地面に転がった。

 

木場とゼノヴィアが立て続けに迫るが両手に光の槍を剣状にし、両者の獲物を受け止める。

 

コカビエル「聖魔剣か…まだまだ維持するのを慣れていないな…デュランダル使いなのは驚いたがまだまだ本来の力を出し切ってないな、貴様の前の所有者はもっと豪剣でありそれを手足のように扱っていたぞ!そんなもので俺の前に出てくるな!かあぁっ!」

 

木場・ゼノヴィア「ぐはぁ!」

 

鍔迫り合いの状態から両者を地につけた。

 

コカビエル「…しかし仕えるべき主人を失ってまでお前達神の信徒と悪魔はよく戦う…」

 

ゼノヴィア「なに…どういうことだ!!」

 

一息ついたコカビエルは息を吐くように言葉を発する。その意味を理解していないゼノヴィアが荒々しく声をあげる。

 

コカビエル「そうかそうかそうだったなぁお前達下々の者には言えるわけがないか………先の三つ巴の戦争で四大魔王だけでなく神も死んだのさ!!」

 

一同『なっ!?!?!?』

 

ゼノヴィア「神が…死んだ…だと」

 

皆が驚愕する。当然だろうそんな話聞いたことがないのだ。

 

ゼノヴィア「う、嘘だ!主がいないなんて!」

 

ゼノヴィアが納得できずコカビエルに声を荒げる。

 

コカビエル「知らなくて当然だ、神が死んだなどと誰が言える!!人間は神がいなくては心の均衡と定めた法も機能しない不完全な集まりだ。我ら堕天使、悪魔さえ下々にそれらを教えるわけにはいかなかった。いつ、どこで神が死んだなどと漏れるかわかったもんじゃないからな、三大勢力でもこのことを知っているのは一部のトップの者達だけだ……先程バルパーは気づいたようだがな」

 

誰もが他な言葉を失っていた。コカビエルはさらに愉悦に語りかける。

 

コカビエル「戦後に残ったのは、神を失った天使、魔王全員と上級悪魔の殆どを失った悪魔、幹部以外の殆どを失った堕天使、最早戦争どころじゃなかった。どの勢力も人間に頼らねば種の存続ができないほどに落ちていたのだ。天使と堕天使は人と交わらねば種が残せない、天使が堕ちれば堕天使になり数が増えるが純粋な天使は神を失った今では増えることなどできん、悪魔も純血種は希少だからな」

 

ゼノヴィア「そんな、嘘だ、嘘だ!」

 

コカビエル「正直戦争など故意に起こさねば起きない、それだけどの勢力も戦争で泣きを見た。戦争の大元である神と魔王を失ってからは二度目の戦争継続など頓挫してしまい、アザゼルも大勢の部下を失ってからは"二度目の戦争はない"と宣言してしまう始末…つらい!堪え難い!堪え難いんだよ!!一度振り上げた拳を下ろすなど!!あのまま継続していれば俺たち堕天使が勝っていたんだ!!」

 

アーシア「主がいない…では私たちに与えられる愛は」

 

グレモリー眷属の僧侶アーシア・アルジェントは目の焦点が合わず今にも精神崩壊してしまいそうな表情であった。

 

コカビエル「そう、神の守護・愛がなくて当然なんだよ。神はもういないんだからな、ミカエルはよくやっているよ神の代わりに天使と人間をまとめているんだからな。神のシステムをある程度機能させれば、神への祈り・祝福は動作するからなその分切られる信徒も増えたからな。そこの聖魔剣使いがいい例だ!聖魔剣など神と魔王のバランスが崩れているから創り出せたようなもの本来聖と魔は混じり合わない!聖と魔のパワーバランスを司る神と魔王がいないからこそ特異な現象が起きたものだ」

 

コカビエルはさらに目に力を入れ宣言する。

 

コカビエル「俺は戦争を始める!これを機にお前たちの首を手土産に

俺だけでもあの時の続きをしてやる!!俺たち堕天使が最強だと魔王どもと熾天使どもに見せつけてやる!!」

 

その言葉に異を唱えるものがいた。

 

一誠「ふざけんな…ふざけんな!テメェの勝手な都合でこの町に手出しなんか絶対させねぇ!!それに…俺はハーレム王になる男だからだ!!」

 

コカビエル「くくくっ!ハーレム王か、今代の赤龍帝は欲望丸出しだな、ならば俺と来い、ハーレムならいくらでも作らせてやるぞ」

 

堕天使幹部からのあからさまな勧誘に

 

一誠「ふ、ふ、ふざけんな、お、お、俺がそんな見え見えの罠に」

 

グレモリー眷属一同『一誠/一誠くん/一誠先輩…』

 

コカビエル「最初の犠牲はお前だ!バラキエルの娘!」

 

コカビエルは両腕の光の剣を消し、超光度に圧縮した光の槍を朱乃に向けて投げ飛ばした。

 

朱乃「っ!?はあぁぁぁぁ!」

 

咄嗟に悪魔式の防御魔法陣と陰陽式の結界を貼り押しとどめるが徐々にひびがはいり。

 

朱乃「キャアアァァァァ」パリン!

 

跡形もなく砕かれてしまいその衝撃で着ていた巫女服が少し裂けてしまい綺麗な肌に傷を残してしまう。

 

リアス「朱乃!!」

 

祐斗「朱乃さん!」

 

小猫「朱乃先輩!」

 

一誠「あ!朱乃さーーん!」

 

皆が心配するも虚しくコカビエルは吹き飛ぶ朱乃に距離を詰める。

 

コカビエル「貴様の父バラキエルに恨みはないが奴が復讐で俺に向かって来るために死んでくれ!」

 

コカビエルは両手にもう一度光の剣を創り朱乃に斬りかかる。

 

朱乃(これで終わりなの………っ!!嫌…絶対に嫌!!やっと…やっと"あの人"の手掛かりを見つけたのにこんな形で終わるなんて絶対に嫌!!)

 

 

話は数週間前に戻るオカルト研究部の報告会で部室で清掃が入り急遽一誠の家で行われた。その際に母三希がアルバムを持ってきて鑑賞会をしている時に木場祐斗が聖剣を見つけてしまった時と同じように姫島朱乃もある写真を見つけてしまうのであった。

 

朱乃「こ!この写真は!!」

 

リアス「どうしたの朱乃!」

 

一同『!?』

 

普段見せないような驚きと声を上げた朱乃に皆の視線がいく。

 

一誠「朱乃さん俺の家の家族写真がどうかしましたか?」

 

その写真は家の前で家族写真を撮っている父五朗・母三希・弟一誠と

兄甚爾が笑顔で写っている姿であった。

 

朱乃「い、一誠くん!この人は!この黒髪の男性のお名前はなんと言うのですか!」

 

一誠「お、お、落ち着いてください朱乃さん!?」

 

リアス「そうよ少し冷静になりなさい!」

 

アーシア「そ、そうです!一誠さんと近いです!」

 

一誠の顔ギリギリまで近づいて聞いてくる朱乃を一誠の想い人であるリアスとアーシアが必死に距離を話した。

 

朱乃「も、申し訳ありません。少し動揺してました」

 

リアス「少しどころじゃないでしょ」

 

リアスは呆れ、横でアーシアもウンウンと頷いていた。

 

小猫「一誠先輩この人はお兄さんなんですか?」

 

唐突に小猫が聞いてきた。

 

一誠「うん、兵藤甚爾。俺の8つ歳上の兄貴で俺の目標なんだよ」

 

アーシア「そういえば一誠さんのお家に住まわせてからお兄さんの顔を見たことがないのですけど…」

 

リアス「私もよ。今日初めて聞いたわ、あまり家に居ないの一誠?」

 

兵藤家にホームステイという形で住んで一月半のアーシアと半月のリアスも今日まで一誠に兄がいることを知らなかったのである。

 

一誠「はい。お盆とか大晦日くらいしか家にいません。後俺の誕生日とか父の日とか母の日ぐらいに郵送でプレゼントが届くのとその日の感謝の手紙くらいですね」

 

リアス「そう…いいお兄様ね」

 

アーシア「はい!私も会ってみたいです!」

 

小猫「そうですね。祐斗先輩はどうですか?」

 

木場「え…あ!うんそうだね」

 

朱乃「兵藤…甚爾。甚爾様」

 

一同『様!!!???』

 

朱乃のありえない一面を見て驚く一同。

 

リアス「朱乃、もしかしてあなたが昔助けてもらった人間って」

 

朱乃以外『????』

 

朱乃「はい…あまりの無力さに絶望しかけていた時に喝を入れてもらいました。"生まれてくるガキに罪はない。産んだ親が悪人でも違う地が流れていても親の力を受け継がなくても"と、あの日から私は甚爾様に並ぶ為に頑張って来たと言っても過言ではありません」

 

リアス「あらそれじゃ私の眷属になったのもそういった意味合いがあるの?」

 

朱乃「……………ぷい」

 

リアス「そっぽ向かない!答えなさいよ朱乃!」

 

 

 

 

 

朱乃「やっと会えるのにこんなところで終わらせて、なるものですか!!」

 

 

 

 

甚爾「まぁ及第点だな」

 

パリン!

 

コカビエル「っ!?何っ!」

 

甚爾「はいどいてろ!」

 

コカビエル「くゔぅぅぅぐはぁ!」

 

突如聞こえた声と同時にコカビエルの光の剣が砕かれ咄嗟に腕をクロスし防御の構えを取るすると凄まじい蹴りがコカビエルを襲うがなんとか耐えたが一秒も掛からずもう一撃蹴りが入りコカビエルはグラウンドに叩きつけられた。

 

朱乃「今の声」

 

甚爾「よう、あん時ぶりだな」

 

コカビエルが落ちたすぐ近くにその男は着地した。

 

その姿は黒のピッチリとしたシャツ、下は肌色のカンフーパンツ、カンフーシューズと動きやすさを重視した服装。その男が朱乃の方に顔を振り向いた。

 

朱乃「あ、っっっ!!??」

 

朱乃は言い表せないくらいにこの出会いに感動していた。

 

甚爾「確か、朱乃だっけ。言った通りいい女になったな」

 

兵藤甚爾。駒王学園に降り立つ!!

 





はい皆様このような形で一周年を迎えてしまい本当に申し訳ありません。役五ヶ月くらいですかねほんと自分の飽き性と文才の無さには嘆かわしく思います。

反省はここまでにして甚爾の呪具の大刀の名前が出ましたねその効果もフィジカルギフテッドだから使いこなせるのですね。

後余談ですが、ラオウ・白ひげ・縁壱・甚爾とジャンプの最強キャラはみんな立って死んでいますね。ザ男って感じです。

またみてね。
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