桃眼の鬼狩り   作:斬る斬るティー

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第16話:那田蜘蛛山

「へへへ。こんな洞窟に来るなんてバカな人間だぜ!!」

 

狭霧山を発ってから数日が経過した。そして何か鬼の気配を感じたから洞窟に入ったら本当に鬼が居た。てか根城にしていた。はい!報告終わり!!

 

「雑魚鬼。血を採る必要性は零か。最低でも十二鬼月の下弦の血が良いな」

「あ?何言ってんだ人間。てかお前希血だなぁー今日はついてる!」

 

鬼は手を舐めた後に勢いよく走り出してきた。

 

「死ねゃ!」

 

俺に振り下ろした腕を左手で掴み引いて右手を鳩尾に当て上に押し上げ勢いを殺さず肩車の要領で地面に叩きつける。

 

「グッハ! て、てm「五月蠅い」ギャアアア!」

 

五月蠅くほざくから右手で目潰ししてそのまま喉を鷲掴みして洞窟の出口に全速力で向かう。その間も暴れるから左手で鬼の両出を掴んで暴れないようにする。

 

「テメエ!何処に連れて行く気だ!」

「外」

「巫山戯んな!放せクソが!」

「暴れるなそろそろ外だから。今日は快晴だよ」

「クソがクソがクソが!!お前何もんだ!」

「冥土の土産に教えてやる。俺は桃眼の鬼狩りだ」

「・・・!?お前があの忌々しい桃眼の鬼狩りかよぉお!!」

 

鬼はそれだけ言うと日に焼かれ塵になった。大して強くなかった、恐らく10か20人しか喰ってなかったんだろうな。

 

「終わったか?」

「終わったよ犬さん。あんまし強くない鬼だった」

「そうか(出てきたときの絵面はヤバかったが)」

「行こうか犬さん」

「おう」

「確かこの近くに美味しい吉備団子を出す茶屋があったな」

「そうだな~・・・行く気か?」

「うん」

「満面の笑みで言いやがった」

 

 

 ☆

 

 

「美味し~」

 

今は言ってた茶屋で吉備団子を食べて休んでいる。

にしても此所の吉備団子は抹茶粉をまぶしていて美味しいし、この緑茶とよく合う。基本、吉備団子には餅米の粉を使うが此所のはうどん粉を使ってるのかな?うどんに近いもちもち食感がある。

 

「美味しいね犬さん」

「ワン!」

「そんなに喜んで貰えて嬉しいよ。ほれ、これはおまけだ。勘定はきにせんとお食べ」

「ありがとう御座います!」

 

嬉しいな~。此所は今まで食べた中で上位に入るおいしさだ。

 

「なあ、聞いたか?刀を持った複数の人間か那田蜘蛛山に入っていったって話」

「聞いた聞いたてか見た」

「ほんとか!」

 

?それってもしかしなくてもだよな?

 

「すみません」

「?なんだい嬢ちゃん」

「じょ!・・・いや、今は良いか。その那田蜘蛛山の話を詳しく教えてください」

「お、おういいぞ。な?」

「おう。昨日、那田蜘蛛山とか言う山に何人もの帯刀した人達が入って行くのを見たんだよ」

「そして噂じゃあ、その更に数日前にも何人も山に入っていったらしいぞ」

「なるほど」

 

確実に鬼殺隊だよな?行ってみるか?でももしこれで侍崩れの山賊だったらどうしよう。

 

「どうかしたか?」

「いえ、因みにその人達の服装とか分かりますか?」

「?確か黒い服の上に羽織を着ている人達だったな。あと何人か肩に烏とかを乗せてる者もいたな」

 

はい!決まり!鬼殺隊でした!・・・ん?待てよ昨日とその数日前に山に鬼殺隊が入っていったのならもう鬼は倒した?いや、まてまて。そんなにも隊士を動員させるって事はそれほどに強い鬼か?

十二鬼月は確定として上弦?は無いか。下弦と上弦の間には強い差があるって珠世さんは言ってたからな。それに上弦が暴れたら被害は大きく出ているハズだな・・・って事は下弦か。分からないけどまあ行ってみるか。

 

「ありがとう御座います」

「おう、・・・もしかして那田蜘蛛山に行こうと思ってないよな」

「ふふ。親父さん勘定置いときますね! それでは失礼します。行こう犬さん」

「わん!」

「・・・行っちまった。変わった嬢ちゃんだったな」

「おお、てか珍しい毛色だったな。雪みたいだった」

「だな」

 

 

 ☆

 

 

 

日が沈んで暗くなってきた。

 

「犬さん、那田蜘蛛山って言うぐらいだから蜘蛛の鬼とか出てくるから?」

「くるんじゃないか?牛鬼とか」

「牛鬼?・・・牛の鬼?それって蜘蛛じゃなくて牛じゃ無いの?」

「牛鬼はな、蜘蛛に角の生えた鬼の事を言うんだよ」

「なるほど~」

「知ってるか?今の日本妖怪はな、全部鬼共の所為なんだよ」

「そうなん? がしゃどくろとか海坊主、ろくろ首、ぬぺっふぽう、枕返し、ぬらりひょん最後に鬼太郎とか」

「そうだよ~考えてみろ。彼奴ら鬼は全員姿形を自在に変えるだろ」

「確かに~・・・マジか~お菊のお皿とかもなのか~」

「うん、まあ全部嘘なんだけどね」

「嘘なんかい!!!!」

「なっははは」

「ぎゃああああああ!」

「「!?」」

 

 後ろから突如の叫び声に驚き後ろを振り向いたらその先には、猪の様なかぶり物をした半裸の人物と叫び声の本人だと思わしき腰を抜かした黄色い髪の青年とそして――。

 

「炭治朗!」

「み、ミコト!」

「まてまてまて!待ってよ!たんじろぉぉおおお!」

「善逸?」

 

 ミコトに近づこうとした炭治朗に善逸と呼ばれた黄色髪の青年は叫び炭治朗の下半身にしがみつき止める。

 

「どうしたんだ善逸?」

「どうしたじゃ無いよ!彼奴人殺しだよ!隊服着てないのに刀持ってるとか完全に人斬りじゃん!辻斬りじゃん!近づいたら危ないよぉおぉおお!」

「善逸!あの人はそんなんじゃ無いよ!」

「無いこと無いじゃんかぁ!イッヤアアア!」

 

うわー。何か凄くイヤイヤ言って泣いている。何か凄い悪いことした気分になっちゃうな。

 

「ねえ話をしないかい?」

「イヤー!殺されるー!!」

「善逸!なんて失礼な事を言うんだ!」

「そうだよ!殺さないよ!・・・?善逸?」

 

善逸?善逸って確か桑島さんの弟子で居たよな?・・・もしかしてこの子が?確か桑島さんは

 

『善逸は直ぐ泣くし、隙あらば逃げ出すし、根性はありゃあせん。雷の呼吸は壱ノ型しか使えし』

『ぼ、ボロクソですね』

『うむ、実に手が掛かる。だがそれでも獪岳同様、儂の可愛い弟子じゃ』

 

って言ってたな・・・確かめてみるか。

 

「ねえ君」

「ヒィ!」

「君は桑島さんを知ってるかい?」

「え?爺ちゃんを知ってるの?」

「勿論。まずはさ話を聞いてよ」

「・・・うん」

「良かった、何とか話し合いは出来そうだ。」

 

 この後、ミコトは自己紹介をしてなんとか誤解を解くことに成功した。

 

「こ、此奴強いぜ!ビンビン感じる!」

「いきなり何言ってるの?猪頭君」

「あぁ”!?俺は嘴平伊之助だ!おかまマコト!」

「惜しい!俺は大和 ミコト!だよ、伊之助君」

「ミサト!」

「それは誤解が生まれるからダメ!ミ!コ!ト!」

「名前なんでどうでも良いだろ」

「あらーそれに辿り着く?まあいいか。それでこっちが相棒の犬さんだ」

「よろしく!」

「いやー!犬が喋ったぁああ!化け物だぁ!妖怪だぁああ!物の怪だ――グェ!」

「ミコト!?」

 

 犬さんが喋ったことに驚いた善逸の言葉を聞いてミコトは一瞬で善逸に近づき胸ぐらを掴むと顔を近づけ目を見ながら睨み付ける。

 

「テメェ!今なつった?犬さんを化け物と言ったか?今回は初めてだから許すが次言ったら・・・俺の刀がお前の頸を跳ね飛ばすからな。覚えとけよ・・・良いな?」

「は、はい!ガタガタガタガタガタ・・・」

「ぜ、善逸・・・」

「おいミコト!何時も言ってるが俺は化け物呼ばわりになれてるから一々怒るなよ。何時も気にするなと言ってるだろ?」

「家族を化け物と呼ばれて怒らない奴は居ません!」

「だからってなぁ~善逸が凄くビビってるだろ~」

「アハハ~。まあそれは置いといて、炭治朗達は何処に向かってたの?」

 

 ミコトの質問に張り付いていた善逸を無理矢理引き剥がした炭治朗はミコトの方を向く。

 

「俺達はあの山、那田蜘蛛山に向かうところだったんだ。ミコトは何処に向かう予定だったの?」

「俺も那田蜘蛛山だよ。茶屋で那田蜘蛛山に帯刀した集団が沢山入山したって聞いたからね」

 

 そうなんだ!と炭治朗はすこし嬉しげに反応して全員で那田蜘蛛山に向かうことにする。その間も善逸はミコトに怒られたことに怯え、最初は伊之助の背後に行くも殴り飛ばされ今は炭治朗の後ろからチラチラとミコトを見て怯え那田蜘蛛山を目指す。

だが、しばらく歩いて突如、善逸が立ち止まり座り込み蹲る。

 

「ちょっと待ってくれ!」

「どうした?」

「怖いんだ!目的地が近づいてきてとても怖いんだ!!」

「なに座ってんだこいつ。気持ち悪い」

「お前に言われたくねーよ猪頭!! 気持ち悪くなんてない!!普通だ!!俺は普通でお前らが異常だ!!」

「だとよミコト。お前異常者扱いされてるぞ」

「酷いな~犬さん。でも、否定できないからまた痛い」

 

 それだけ言うとミコトは善逸の前でしゃがみ込み、目線を合わせると優しい声色で話し出す。

 

「善逸君。怖いのは分かるよ。でもね、君は多くの人を守る鬼殺隊だ。君は強い子だよ」

「は?強くねーよ。嫌味か?嫌味なのか?」

「・・・・・・・いや、君強いでしょ?だって桑島さんが『善逸は直ぐ泣く泣き虫じゃがやるときはやる自慢の弟子』と言ってたよ?」

「爺ちゃんが?」

「うん!だから一緒にg「大丈夫ですか!!」!?どうし・・・!?」

 

 ミコトが振り帰ると宙に浮き、助けてくれ!と叫びながら山の中に引っ張られるように消えてゆく男隊士の姿だけを捉える事が出来た。

 その出来事によりミコトは思わず善逸を置いてすこし先に居た炭治朗と伊之助の元に駆け寄る。

 

「どうした!」

「隊士の人が山に引っ張られていった」

 

 善逸は「そんな」と呟き震え出す。

 

「・・・・・・犬さん行こうか」

「おう」

「俺が先に行く! お前らはガクガク震えながら後ろをついて来な! 腹が減るぜ!!」

 

 先に行こうとしたミコトの前に伊之助が立ち、両腰に挿した刀を握る。

 

「そこは腕が鳴るだよ。腹減ってるの?吉備団子あるけど喰う?って行っちゃった」

「俺らも行くか?」

「そうだね~。あ、善逸君は怖かったらそこに居て良いよ。恐らくこの山には十二鬼月が居るから。無理強いはしないよ?まあ鬼殺隊じゃない俺に言われても何とも思えないだろうけどね」

 

 はははと言い残すと先に行った炭治朗達を追いかけて入山する。

 だがすこしミコトは立ち止まり目を瞑り神経を研ぎ澄ます。

 

「どうした?」

「・・・やっぱりだ」

「?」

「この山の中に鬼複数いる」

「!? じゃあ先に入った奴らは」

「全滅してるかもね~。どの強さの人達がいるかは分からないけど」

 

でも気を付けないと。此所には十二鬼月の気配がある。炭治朗も強いと思うけどまだ十二鬼月は相手に出来るほどの強さは無い、もしあったら死ぬ確率の方が多いかな?恐らく3:7の対立でだな。だから急がないと。

何故か炭治朗のあの花札の様な耳飾りと額の痣を見ると、こー胸の内がそわそわして気分が上がる気がするんだよな~。 あ、炭治朗達いた。

 

「なんか伊之助君ほわほわしてね?」

「してるな」

「な。おーい、炭治朗~」

「あ、ミコト」

「何しに来た!白黒!」

「誰が白黒だ!って白髪に黒い羽織だからか?」

「伊之助!ミコト!誰か居る!」

 

炭治朗の指を差した方にはビクビクしながら木に隠れる一人の男の姿があった。その人の近くまで寄って炭治朗が話しかけると凄いビックリしてた。

 

「応援に来ました。階級癸、竃門 炭治朗です」

「・・・・・・癸・・・・・・・・癸・・・・・!?なんで柱じゃないんだ・・・!! 癸なんて何人来ても同じだ!意味が無い!」

 

 怯える隊士に伊之助が殴ろうとするが、ミコトがその拳を受け止める。

 

「ダメだよ伊之助君。 君、どうなってるのか説明して」

「いや、何なんだよその猪頭! しかも何で君は隊服着てないんだよ!?」

「俺鬼殺隊じゃないもん」

「はあ!?お前ら一般人連れて来たのか!?」

「違うよ、俺は」

「じゃあお前は何なんだよ!!」

ッチ!・・・俺のこの眼を見たら分かるだろ。桃眼の鬼狩りだよ」

「お前が桃眼の鬼狩り!?」

「そうだよ」

「なんで今更!」

「・・・ッチ!」

「「「!?」」」

 

 突如の舌打ちに三人は驚きミコトを見る。

 

「は~面倒い。産屋敷さんには鬼殺隊に入ってって誘われてるけどやっぱり断ろ。こんな状況なのにさっさと状況説明もしないなんて論外。やっぱ俺は俺のやり方でいこ」

「み、ミコト?」

「すまんな炭治朗。じゃあね」

「ま、待ってくれ。する!説明するから!」

 

 ミコトの足にしがみつき必死に引き留める男性隊士にすこしドン引きしながらミコトは名前と説明を聞く。

 

「それで君の隊は壊滅状態と?村田」

「はい」

「なるほど。・・・でも君がもたもたしてるから来たよ。ほら」

「・・・え」

 

 指をさされた方には口から血を吐きながらゆらゆらと歩いてきている隊士がいた。

 それだけではなく、キリキリと音が鳴ると周りから怪我の大小異なれど沢山の死んだ隊士が現れる。だがミコトは関係無く隊士に斬りかかる。

 

「ダメだミコト!亡骸を傷つけるのは!!」

「大丈夫」

 

 

 

 ☆

 

 

 

 岩の上に色白に白い髪、顔に赤い模様のある女鬼がいた。

 

「ウフフフフフフ。さぁ私の可愛いお人形たち。手足がもげるまで踊り狂ってね亅

 

 指から糸を出し楽しそうに糸を操る。

 

「・・・・へ? う、そ」

 

 だがそれは直ぐに驚愕の顔に染まる。

 

 

 

 

 

 ☆

 

 

 

 

「な、にが?」

 

 ミコトは隊士の上空の()()を斬る。その瞬間隊士は地面に倒れ込む。

 

「お前ら!隊士の体に絡みついている糸を斬れ!それが全ての原因だ!目を凝らせば見える!」

 

 その言葉を信じて目を凝らすと炭治朗と伊之助は糸が見え次々と糸を斬ってゆく。

 

「これで全部」

「なんで分かったんだ?」

「昔似た技を使う鬼と戦った事がある(初めて殺した鬼。髪鬼)」

「ミコト?」

「何でも無い。恐らく近くに沢山いる蜘蛛が原因ってか鬼の血鬼術の何かだ。それに気を付ければ良い、先に行くぞ。鬼の気配はあっちからだ・・・あ」

 

 先ほど糸を斬って解放した隊士達がまた操られ立ち上がる。全員構えるが

 

「ここは俺に任せて先に行け!」

「小便漏らしが何言ってやがる!」

「誰が漏らしたこのクソ猪!!テメェに話しかけてねえわ黙っとけ!!桃眼の鬼狩り!さっきわ悪かった三人で先に行ってくれ!」

「お前は大丈夫なのか?」

「ああ、戦い方が分かった蜘蛛にも糸にも気を着ける!!」

「分かった。行くぞ炭治朗、伊之助」

 

 炭治朗と伊之助は先に進むミコトの後を追う。

 

「アイツ絶対ぶん殴ってやる!!」

「そういうこと言うの止めろ!!」

「クソ猪とか言われたんだぜ紋次郎」

「炭治朗だ!!」

「はは、仲良いね」

「ミコト!」

 

 近くの茂みから犬さんが飛び出しミコトに近づく。

 

「どうだった?」

「この先に何人かの隊士とその先に女鬼がいる」

「索敵ありがとう。犬さん・・・!?」

 

 ミコト達の前には隊士の首を刺し貫き死んだ隊士の頭をわしづかみしている女の隊士と生きてる隊士に向く数人がいた。

 

「俺が相手する!炭治朗と伊之助君は先に行け!」

「分かった!」

「任せたぞ!白黒!」

「だからミコトだって!」

 

 炭治朗達は先に行き、ミコトは女隊士に向き直ると驚き目を見開く。

 

「あなたは、桃眼の鬼狩り!?」

「君は豪鐵相手に最後まで戦っていた人!」

「私達はもう駄目。気にしないで私達を殺して!」

「そんな事するかよ! 我流剣術 渦遠雷」

 

 走り出し女性隊士の間合いに入った瞬間に振り下ろされた刀をジャンプして回避し回転しながら操っていた糸を全て斬る。

 

「大丈夫?」

「・・・す、凄い」

「聞いてる?」

「は、はい!大丈夫です」

「良かった。簡潔に言うと蜘蛛に気を付けろそいつらの糸に絡まれると操られる。俺は鬼を殺しに行くから気張れ!」

「え?え?」

「良いな?」

「は、はい」

「それじゃあ。鬼は直ぐ殺して来てやるから安心しろ」

 

 ミコトは炭治朗達の後を追うと炭治朗と伊之助が巨大な頸の無い異形の鬼?と戦ってるのが見えるがそれと同じく糸が見えた事で操る鬼の犯人では無いことに気づく。

 

「炭治朗!伊之助!」

「ミコト!?」

「その傀儡は任せる!原因の鬼は俺が殺す!」

「わ、分かった!」

 

 そう言うと巨大鬼の足もとをスライディングで通ると真っ直ぐ走る。

 

「あは! はっははははははは!!見つけた!」

 

 ミコトの目線の先には岩に座り糸を操る色白の白髪の鬼を見つける。そしてその鬼も桃眼を宿し、狂気の笑みを浮かべるミコトを見つけ驚愕と恐怖の表情を表す。

 

「ひぃいい!なんで桃眼の鬼狩りがいるの!?なんでなんで!し、死んでよおおお!!」

「お前が死ねよ!鬼ぃぃぃいいい!」

「いや!来ないで!来ないで!来ないでよぉぉおぉおおおお!!」

 

 鬼は手の糸を解き、ミコトに手を向け糸は飛ばし攻撃をするが、ミコトは全てを最小限の動きだけで躱し刀を抜く。

 

「我流剣術 渦雷・円」

 

 渦を巻く縦型の雷が光ると鬼の両腕を切り落とすし牙突の構えを取る。

 

「第弐秘剣 氷天ノ一突き!」

 

 勢いよく突き出した刀の切っ先が鬼に向かう。だか鬼の頸を斬るためではなく、鬼の眉間に突き刺さる。

 

「ガァ!」

 

 牙突の勢いのまま鬼は後に吹き飛び岩から落ちる。

 

「あっははははは!!」

 

 最後にミコトは鬼の上に立つと刀を鬼の眉間から抜き、振りかぶる。

 

「あはははははは、は、は、は・・・・・・・・・・・・は?」




~大正コソコソ噂話~

ミコト達は目的地が遠いときはいつも犬さんが先を歩きミコトを目的地まで連れて行ってます。
ただしミコトは自力で目的地まで行けてると思い込んでいる。そこは犬さんの腕のすごさ。





ただでさえ遅い更新が更に遅くなるかもしれません。
理由?それはモンストが鬼滅コラボ第2段始まったからです!!それでは。



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