桃眼の鬼狩り   作:斬る斬るティー

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スミマセン、朝に更新するのすっかり忘れてました。!


第22話:

 

「お世話になりました」

「これからもお体を大事にして下さいね」

「はい。・・・美久、本当に良いの?」

「うん」

 

朝出発準備している時に美久が来て、此所に残るって言い出した。理由は付いて行ったら俺の迷惑になると。あと小奈津ちゃんと友達になったからもっと一緒に居たいのと珠世さんの研究を手伝いたいとの事だ。

 

「・・・じゃあ珠世さん。美久の事よろしくお願いします」

「はい」

「愈史朗もね」

「・・・」イライライライラ

 

うわー。明らかイライラしてるごめんよ愈史朗。

 

「美久また来るからね」

「うん!」

 

 ミコトが出発したのを確認すると美久は少し悲しそうな顔をする。それに気づいた珠世は美久に近づく。

 

「良かったのですか本当に」

「うん。私が付いて行ったらミコトの迷惑になるし、それに・・・」

「それに?」

「人を沢山殺した私はあっち側には居られない」

「!?・・・そう、ですか」

「・・・うん」

「それでは医学、学びますか?」

「うん!」

 

 

 

 ☆

 

 

 

「・・・」

「ミコト、お前地味にショック受けてるだろ?」

「にゃハハハ・・・」

「まああれだ、元気出せ」

「だな」

「それでこれから何処に行く?」

「蝶屋敷に行って炭治朗の様子を見てくる」

「そうか」

「まあその前に墓参りに行こうか。久々に」

「だな!今年はあの()()()()()咲いてるかな?」

「あの彼岸花は本当に綺麗だよな~。滅多に見ないけど」

(彼奴が知ったら涙流して喜んだろうな。ま、四百年以上遅れての発見か)

 

 

~数日後~

 

 

 

「ごめんくださーい」

「は~い」

 

ん?今の声はしのぶさんでもアオイちゃんの声でもない。誰の声だろ?何処かで聞いた気もする・・・?

 

「どちら様かしら~・・・?」

「・・・あ、この女」

「・・・?」

 

出てきたのは、蝶模様の着物を着て、綺麗な顔付きにすらっとした体型、腰程まで伸びた綺麗な長い黒髪。そして頭の左右に着けた蝶の髪飾りが特徴の女性。

 

「・・・って!あ、あ!あああああああ!!!???」

「貴方はミコト君?」

「え、あ、あは、はい。貴女はしのぶさんの、しのぶさんの」

「そう、しのぶの姉の胡蝶カナエです。ミコト君、貴女の話はしのぶから聞いてるわ~。私も命の恩人の貴方と話したいの。ささ、どうぞ」

 

 そう言ってカナエはミコトの手を引っ張り中に連れ込む。犬さんは妙にニヤニヤしながら後を付いて行き、ミコトは戸惑った顔をしていた。理由は簡単だ、だってミコトはカナエが目覚めた事を知らなかったのだから。

 

「て、展開が早すぎるー!!しかも力強!」

 

 

 ☆

 

 

 ミコトは導かれるままカナエの部屋に案内され向き合ったまま座っていた。

 

「えっとー改めまして、俺は大和 ミコトと良います。それで相棒の犬さんです」

「おう、犬さんだ。よろしく」

「ええ、よろしく。私の事はもう知ってると思うけど、貴方に命を助けられた元鬼殺隊花柱、胡蝶 カナエです」

 

カナエさん。確かこの間の柱合会議にも名前出ていたなよな?確か、槇寿朗さんと同じで色んな隊士の人達の練度向上に勤めてるって。

 

「?どうかしたかしら?」

「いつ頃に眼を覚ましたのですか?」

「そうね、大体半年前かしら」

 

長いこと寝ていたのに約半年間でここまで動けるように回復するとか柱ヤバすぎだろ。

 

「回復能高すぎませんか?」

「そう?柱ならこの程度普通よ」

「・・・はは」

「それでね、ミコト君と沢山話したかったけど先ずはミコト君の用事ね」

「あ、俺は炭治朗に会いに来たんです」

「あらそうなのね。なら会いに行きましょー!」

 

またカナエさんに手を引っ張って連れて行かれれた。この人自由気ままな感じの人ってのが分った!見た目凄いおっとりとした感じの人だし。

 

 

「着いたわ」

「ほほー道場か。あ、炭治朗ー!」

 

なんかカナヲと追いかけっこ?していたが名前を呼ぶと俺に気づいてくれた。 あ、転けた。

 

「ミコト!それに犬さん!」

「よ!久しぶり」

「久しぶりだな」

 

 炭治朗はミコトと話すために休憩に入る。

 

「ミコトはいつ蝶屋敷に?」

「ついさっきだよ」

「そうなんだ!」

「炭治朗は・・・追いかけっこをしてたのかな?」

「え、あーまあそうなんだけど正確には機能回復訓練してたんだ」

「機能回復訓練?」

 

 機能回復訓練、それは入院生活で鈍った身体の機能回復を目的とする。主に柔軟・反射・動作の訓練が行われる。

 

 柔軟訓練は、そのまま柔軟運動で固くなった体をほぐす。

 

 反射訓練は、10以上のランダムに並んだ湯呑のなかに薬湯が入っており、お互いに薬湯をかけあうのだけ。湯飲みを持ち上げる前に、相手から湯飲みを押さえられた場合は湯飲みを動かせない。

 

 動作訓練は、カナヲ又はアオイとの鬼ごっこ。捕まえればよし。

 

「それはまた大変な内容だな」

「うん。凄く大変」

「善逸君と伊之助君は?」

「二人は病室にいると思うよ」

「そうか。じゃあ顔を出してくるよ」

「うん。・・・ミコト」

「何?」

「柱合会議の時、俺と禰豆子の為に心を鬼にしてくれてありがとう」

 

 炭治朗は床を壊すのではないかと思うぐらいに額を強く床に着けていた。

 

「頭を上げてくれ炭治朗」

 

 その言葉で炭治朗は頭を上げる。

 

「炭治朗は俺にお礼を言うが本当は俺を殴るべきじゃ無いか?」

「そ!そんな事しないよ!」

「やっぱり炭治朗は優しいな」

「そうかな~」

「ああ。・・・あ、そういえば炭治朗は強くなるための練習もしてるんだよな?」

「うん」

「全集中の常中はしてるか?」

「常中?」

「そう。寝てる間も含んで一日中呼吸を使うんだ」

「え!?呼吸って1回するだけでも疲れるのにソレをずっと!?」

「そうだよ。出来る出来ないでは大きな差があるからな。炭治朗も出来る様になればカナヲに追いつくことは出来るんじゃないかな?」

「そうか!頑張る!!」

「ファイトだ!それじゃあ俺は善逸達のお見舞いに行ってくる」

「うん」

 

そのあと炭治朗はやるぞー!!って言ってきよちゃん、なほちゃん、すみちゃんに色々とお願いして張り切ってた。

そして善逸達に会いに行けば善逸は俺達が入山した後に山に入り鬼を討伐したらしいが、少し体が縮んでいた。まさかの血鬼術で蜘蛛にされかけたとか。

伊之助はなんか凄く声が枯れて?ごめんね、弱くって、って言うし何が有ったんだろう?

 

そのあとはまたカナエさんに部屋に連れ込まれて色々と話してた。そしたらまさかの一緒に寝る流れになったんだが何故だ!?流石に断ったけどこの人の包容力は危険だ!母さんや珠世さんと同じで何か、何か危険なあれが有る!!

その所為で抱きしめられた瞬間に俺の意識飛んだ。

 

 

 

 ~???~

 

 

「頭を垂れて蹲え、平伏せよ」

 

「「「「「!?」」」」」

 

 上下左右に襖や畳、床、壁など様々な物がある、滅茶苦茶な空間に女の姿に擬態した鬼舞辻無惨と頭を垂れ平伏する、五人の下弦の鬼がいた。

 

「も、申し訳ありません。お姿も気配も以前とは異なっていらしたので・・・・」

「黙れ。誰が喋って良いと言った?」

 

 只でさえ怯えてる下弦の鬼に更に圧をかける。

 

「貴様らのくだらぬ意思で物を言うな!・・・

 累が殺された。下弦の伍だ。私が問いたいのはただ一つのみ。何故に貴様ら下弦の鬼は弱いのか、だ」

 

 そして遂には圧を通り超して殺気を放つ。

 

「もはや十二鬼月は上弦のみで良いと思っている。下弦の鬼は解体しようと思っている」

「「「「!?」」」」

 

 無惨の言葉は肯定しても否定しても無惨の気分次第で殺される。

 そして今の無惨はご機嫌斜めの為に、下弦の鬼は解体しようと思っていると言われると殺されるといった解釈し、約1名以外全員恐怖する。

 

「だが、貴様らに最後の機会をやろう」

 

 その言葉に鬼達は驚く――事は無く、言葉を聞いた瞬間に鬼達の頸に触手の様な物が突き刺さり、何かが流れ込む。

 

「貴様らに私の血を分けてやろう」

 

 血を撃ち込まれもだえ苦しむ鬼に更に言葉をかける。

 

「そして花札の様な耳飾りを付けた子供、そして何より桃眼の鬼狩りを殺しその首を持ってこい。そしたら、更に血を分けてやろう」

 

 それを告げると琵琶の音が鳴り苦しんでいる鬼達の下に襖が現れると開き鬼達を飲み込むと消える。そして無惨も現れた襖の中に姿を消す。

 

 そして鬼達の頭の中には炭治朗と桃眼姿のミコトの記憶が流れ込む。

 

 






~大正コソコソ噂話~


犬さんは青い彼岸花の重要性を知っているようです。





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出来れば桃並みの甘さで!
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