ラブライブ!サンシャイン!!×ウルトラマンZ~遥かに輝き!0から1へ!!   作:ワーラー

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久しぶりの投稿です。暖かい目で見てくれると嬉しいな


第1話 輝きたい!!/ご唱和ください我の名を 前編

普通な私の日常に突然訪れた奇跡

それは東京に行っていた時だ。親友の曜ちゃんと一緒に観光を楽しんでいる時、店頭にいたメイドさんからチラシを受け取ろうとするが、突然の風で飛ばされてしまう。近くにあるチラシは拾うことが出来たが最後の一枚が遠くに遠くに飛んでしまい、風がおさまった頃になんとか手に取る。

 その時ふと目に入ったTV画面に映っていたものに心を動かされた。

 

スクールアイドル

 

 

「スクールアイドル部でーす!!」

私、高海千歌は浦の星高校、入学式で部活の勧誘をしている。

「春から始まる、スクールアイドル部!」

親友の曜ちゃんもチラシを配りながら勧誘をしているが中々生徒は受け取ってくれない。

「あなたも、あなたも!スクールアイドルやってみませんか?輝けるアイドル!スクールアイドル~!!」

メガホンを持ち声を前以上に声を張って宣伝をするが、皆気に止める事無く立ち去ってしまう。

「千歌ちゃん…」

曜ちゃんが励ますような声をかける中、私のテンションは凄まじく下がっていった。

今日の行動を語る上で、この事も話すべきだろう。

 

「こんな田舎じゃ無理だって~」

私の姉、美渡姉ちゃんの声が1階から響いている。私はスクールアイドル、μ'sのメンバーのポーズを取り、曜ちゃんに見てもらっていた。

「本当に始めるつもり?」

曜ちゃんの質問にも即答でYesと答える。新学期が始まったら部活を立ち上げる為、プレートまで書いたのだ。部員も居ないし、曜ちゃんが水泳部をやってなければ誘っていた事も伝える。

「でもどうしてスクールアイドルなの?今までどんな部活にも興味無いって言ってたでしょ」

曜ちゃんの疑問も当然だ。今まで夢中になれることな無くて部活もやってなかったから…。

ふと現在の時刻を見ると8時半、私と曜ちゃんは猛ダッシュで実家兼、旅館である十千万を後にした。

 

「スクールアイドル部で~す…」

時は現在、生徒も私と曜ちゃんを残したまま2人でうなだれていた。

「どうした?随分元気が無いじゃないッスか」

声の主がした方向に1人の男の子が手を振って近づいてくる。

「ハルキ君!」

私は気持ちを切り替えて男の子、夏川ハルキ君に答える。黒髪短髪の爽やかな笑顔が特徴で曜ちゃんと同じく幼なじみだ。

「ねえ、ハルキ君もスクールアイドル部の部員集めの勧誘手伝ってよ~。」

私は半分涙目になりながらハルキ君に助っ人をお願いするが当の本人はピンときていない。

「なんスか、スクールアイドルって?」

と聞くハルキ君に、曜ちゃんが概要と私がやりたいことが出来たことを伝えてくれた。

「よし、じゃあ俺も千歌ちゃんの為に気合い入れて勧誘するか!」

と協力してくれるが見たところ新入生は一人も居ない状況に肩を落としていたが、正門に入っていく女の子2人を目にする。1人は茶髪のおっとりとした印象を受ける女の子、もう1人は赤毛の小柄な生徒であり、オレンジのリボンを付けている事から一年生なのだろう。

「美少女…」

そんな曜ちゃんの声を聞きながら私は2人を勧誘する。

「あの、スクールアイドルやりませんか!」

「ずらっ?」

茶髪の子のずら?という方言が気になったが勧誘を続ける。

「大会も開かれて凄く有名になるッスよ~」

とハルキ君も勧誘をしている。しかし、返事に困っているようなので私は赤毛の子にも話を振ってみたが…

「ピギャー!!」

 

凄まじい奇声を発し思わず尻餅を着く。どこからこんな声が出るのかと思う中、茶髪の子から「ルビィちゃんは究極の人見知りずら」という声を耳にした。

その時バキバキと枝が折れる落から別の悲鳴が聞こえてくる。

頭の右側にお団子を作った紺色の髪の女の子だ。リボンもオレンジの為一年であることは解ったが着地時の衝撃の為か膝が笑っている。その上カバンも落ちてきて頭にぶつかり悲惨な状況であった為、大丈夫かと声を掛ける。

 

「ここはもしかして地上~?」

 

女の子は顔をニマァと笑いながら問い、曜ちゃんとハルキ君が「うわぁ…」と引き気味な声をあげる。足の状態を問うが、ヨハネだか厨二病のような返事が返ってくる。「色々大丈夫じゃない!」と結論付けていたが茶髪の子の「善子ちゃん?」という声に女の子は顔をひきつらせる。

「やっぱり善子ちゃんだ!花丸だよ?幼稚園以来だね」

と再開を喜ぶ。善子ちゃんはしらばっくれているが、花丸ちゃんが急にジャンケンをし、中指と小指だけを曲げた状態のチョキを出したことで確信をする。ハルキ君は善子ちゃんと同じように右手でチョキを作るが上手く出来ず手首を振って諦めていた。善子ちゃんは叫びながら

「善子言うな!私はヨハネ、ヨハネなんだから~!」

とその場を走って立ち去る。花丸ちゃんは善子ちゃんを、ルビィちゃんは花丸ちゃんを追うような形で後にした後、私は「3人を後でスカウトに行こう」と意気込みを口にする。曜ちゃんは乾いた笑いをしながら私を見ていた。

 

その後、ハルキ君の携帯電話から着信音が鳴る。電話を終えたハルキ君は私達に仕事が出来たからと答え、急いで学校を後にした。

「ハルキ君が急いで学校を出ていったって事は…」

曜ちゃんが私に聞き、私も苦い顔で答える。

「怪獣…」

数年前、空想上の生物としか言われていなかった怪獣が現れそれに対抗する組織、ストレイジが設立された。ハルキ君は私達と同じ高校生でありながらストレイジに所属するパイロットでもある。怪獣の脅威から私達を守ってくれているが、ハルキ君も危険と隣り合わせの任務をこなしている。私達はどうする事も出来ずに正門から出ていく彼を見守るしか出来ないでいた。

 

 

 

「こんなだから、ウチはどんどん予算を削られるんだぞ!!」

長官の怒号に対し、蛇倉隊長が

「すみません長官!コイツも反省してるようですし…。なっ、ハルキ」

俺、夏川ハルキの尻を後ろでつねりながら謝罪をする。

沼津に出現した怪獣、ゴメスを撃退したが同時にビルを破壊してしまい長官に絞られていた。

「ハルキ、命を守りたいっていうお前の気持ちは大切だが、せっかくだから命だけじゃなく規律も守ってくれ。」

蛇倉隊長の言い分も最もだが自分は怪獣の近くにいた犬を守るために戦線に出てしまい、怪獣に対抗する為の特空機、セブンガーが倒れこみビルを大破させてしまった。

「万が一、セブンガーがお前を踏んでしまったらパイロットのヨウコに一生消えないトラウマを植え付けることになる。」

ヨウコ先輩は隊長に、もう気にしていないとフォローをしてくれているが、自分の行動のせいで先輩にトラウマを植えてしまった時の事を考えると申し訳なさで一杯になる。言いたいことを終えたのか隊長の顔に笑顔が戻り、瓦礫撤去の任務に行ってこいとの命令を聞くと自分も「オッス」と答え、その場を後にした。

 

 

 

「あなたですの?このチラシを配っていたのは…」

ハルキ君が正門を去り、声をかけられた方向を振り返ると黒髪、おかっぱ頭の女の子が立っていた。

「いつ何時、スクールアイドルがこの浦の星に出来たのです?」

棘がある口調なのが気になるがチラシを見てくれたのもあり、私は勧誘を続ける。一年生にはどんどん声を掛けないと!

「千歌ちゃん、その人は新入生じゃなくて三年の…」

曜ちゃんが私の耳元でボソボソと何かを伝え、その言葉に私は絶句した。

「嘘、生徒会長…」

 

「つまり、設立の許可どころか申請すらもしていない内に勝手に部員集めをしていた訳?」

生徒会室に連行された私は先ほどの生徒会長、黒澤ダイヤさんに問われている。悪気は無く、皆もやっていたので自分も乗じてと笑いながら答える。部員の人数も自分1人と言うことも伝えるがダイヤさんは青筋を立て、眉間にシワを寄せながら手を机に叩きつける。

「とにかく、こんな不備だらけの申請書は受け取れませんわ」

私が文句を言うなか、曜ちゃんが一旦戻ろうとドア越しから助け船を渡してくる。

「じゃあ、5人集めたらまた持ってきます」

そう言って生徒会室を出ようとするが、ダイヤさんからの返事はNoの一言。彼女はきっぱり言い切った。

 

「わたくしが生徒会長でいる限り、スクールアイドル部は認められないからです!!」

 

横暴すぎる返答に私の「そんな~」と言う声が生徒会室にこだました。

 

「あ~あ、失敗しちゃったな…。でも、どうしてスクールアイドル部はダメなんて言うんだろう…」

夕方、入学式が終わってお母さんからの届け物を船で届けている最中、私はそんなことを口にした。

「嫌いみたい…。」

曜ちゃんが以前、クラスの子が私と同じようにスクールアイドル部を立ち上げようとした時も断られた事を伝える。生徒会長の家は古風な家らしくスクールアイドルのようなチャラチャラしたものは嫌っているのではないかとの噂があるようだ。

 

船から降りて目的地に着くとウエットスーツを着たポニーテールの女の子が「遅かったね」と口にする。

私と曜ちゃんの一つ上の幼なじみ、松浦果南の家に回覧板とみかんを届ける為に来たのだ。

「それで、果南ちゃんは学校来れそう?」

曜ちゃんが果南ちゃんに聞くがお父さんの骨折と店のダイビングショップの手伝いがまだ残っている為、復学するのには時間がかかるようだ。

「そうか~。果南ちゃんも誘いたかったんだけどな…。私、スクールアイドルやるんだ!」

果南ちゃんに伝えるが自分は3年だから難しいかなと答え、そう言いながら家から持ってきた干物を私に渡す。もう少し休学が続くから学校で何かあれば伝えて欲しいと頼まれ果南ちゃんの家を後にした。

 

船から降り、家に帰ろうとした時にエンジ色の髪をした女の子が服を脱ぎ水着になっているのを見つけた。

「嘘…、まだ4月だよ。」

海開きもまだで、水温も低い状況で泳ぐのかといった考えを他所に女の子は海に向かって一直線に走っていく。私は急いで彼女を止めるが「行かなくちゃいけないの!」と聞く耳を持たない。二人でもつれている中足を滑らせ…海中に仲良くダイブした。

 

 

夕方、セブンガーに乗り瓦礫撤去の任務をこなしていた俺はヨウコ先輩からの通信に耳を疑った。

「ハルキ、沼津に隕石が接近中…。この動き、隕石じゃ無い…。怪獣!?」

その通信の直後、巨大な隕石から巨大な影が現れた。朝に出現したゴメスと呼ばれる怪獣は20メートル、セブンガーの約半分の体長だが今目の前にいる怪獣は50メートル前後とセブンガーと同じくらいのサイズの巨大さであった。見た目は鮫や鰐を思わせる大きな口で建物をなぎ倒している。町をこれ以上破壊される訳にはいかない為、俺はセブンガーを前進させ交戦しようとするが、ストレイジのユカ先輩から同じ場所に高熱源体が接近しているとの通信が入る。

そこに現れた熱源体は怪獣と同じくらいの全長の巨人だった。白い二つの双眼、青と銀色の体で頭にはトサカのような突起物、胸の水晶にはアルファベットのZが付いている巨人が怪獣に向かって攻撃を仕掛けていく。最初こそ巨人が優勢に立ち回っていたが怪獣の反撃に苦戦している様子だった。周辺の被害の拡大を抑える為、改めて蛇倉隊長に許可を申し立てる。

「十分に注意しろ!」

と隊長の言葉に「オッス!」と返し、俺も巨人を援護する為に戦闘を開始する。

セブンガーのバッテリーを新しい物に交換し怪獣に突っ込むが、怪獣の力に押されてしまいビルに激突してしまう。巨人がセブンガーを引っ張りあげ、こちらと交戦の意志が無いことを再度確認すると今度は息を合わせて怪獣を殴り倒す。しかし、怪獣は素早く体制を立て直し、魚の尻尾に該当する部分から炎を噴射し、ジェット機のようにセブンガーに突撃してきた。

ヨウコ先輩から進行方向に避難所としている小学校があることを聞き、巨人にダメもとで手を貸すことを音声で伝える。巨人は言葉が通じるのか援護をしてくれるが、セブンガーのバッテリーも残り30秒という時間を許さない状況にあり、巨人の胸の水晶も青から赤に音を立てて点滅している。そんな中怪獣の体温が急上昇しているとユカ先輩からの通信が入り、怪獣の全身からミサイルが発射され

 

俺の意識は無くなった……。

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