ラブライブ!サンシャイン!!×ウルトラマンZ~遥かに輝き!0から1へ!! 作:ワーラー
ゼットの形態での一番の推し、ベータスマッシュの登場です!(やっぱりウルトラマンは平均よりもゴツい体格とパワータイプに限る!)
それではどうぞ!
俺はこの金曜日、ゴモラを輸送する為にセブンガーに搭乗している。今回の作戦は生中継かつ、アメリカの事務次長も見ている事もあり、絶対に失敗は許されない。そしてこの作戦が成功すれば少なくともヨウコ先輩はライブに来てくれる。たかが一人だがされど一人だ。
私、小原鞠莉は今回の予算会議に出席している。
「ええ、これがストレイジが誇ります、世界初対怪獣用ロボット!セブンガーであります。」
栗山長官が説明する中、ディスプレイにセブンガーが映る。
「それではセブンガーのパイロットを紹介いたします。入りたまえ!」
長官の指示のもと、会議室に入室したのは黒髪の私と歳が近いポニーテールの女性であった。彼女は一礼し自己紹介をする。
「こんにちは、ストレイジのナカシマ・ヨウコです。よろしくお願いします!」
なぜか長官の顔色が変わり、ナカシマ隊員の耳元で何かを話している。
「えっ?君がここにいるって事はさ…。セブンガーに乗っているのは…。」
「アイツはやる時はやる男です!」
「アイツが乗ってるのか…。」と胃をさする長官を横に会議が始まった。
「セブンガーは従来の兵器では対応できないような、あらゆる場面での対怪獣用作戦行動に、たった一機で可能でありまして…、」
「ちょっといいデスカ?」
ナカシマ隊員の説明に事務次長が質問をする。
「たった一機だけで可能といいますが、セブンガーには作戦失敗も多く、コストパフォーマンスも決して良いとは言えないんじゃないデスカ?」
事務次長の質問も最もだ。作戦時には大なり小なり被害も出るが失敗も多く、コストも莫大掛かる。この状態では予算は降りにくい。そんな中セブンガーが会議室の窓から確認でき、ゴモラを持ち上げる姿を見ることが出来る。
「近くで見ると迫力あるな…。」
「小さい頃見た日本のロボットアニメを思い出すな!」
今回の会議にはアメリカ以外の各国の事務次長も参加されている。言葉は違えどセブンガーの迫力に舌を巻いている事は発言から分かり、好感を持てている。
「パワフルなロボットでクールデスネ!」
私もナカシマ隊員にその旨を伝え「ありがとうございます!」と返してくれた。
「あのセブンガーに乗っているのは、空手を始めとしたあらゆる格闘技の全国大会で入賞経験を持つ達人、ストレイジの夏川ハルキという男です!」
「空手、パイロットなのに空手の達人!?」
「凄いですね!事務次長!!」
パイロットへの好感度も高く、彼の凄さが分かる。だがある意味アメイジングでデンジャーな事がこれから始まるのをこの時の私達はまだ知る筈はなかった。
俺はゴモラを輸送するドローンの補助をしているが花粉も多くくしゃみを連発している。この状況はかなりキツく集中力を気力で繋げゴモラの輸送していた。そんな中、自分ではない何かのくしゃみを耳にしユカ先輩から緊急連絡が入った!
「おい、くしゃみしたぞ…。」
地上にいる蛇倉隊長がユカ先輩に見たままの感想を述べる。ユカ先輩はタブレットに表示されたゴモラのバイタルが急上昇している事を俺に大声で伝えた。
【ゴモラのバイタルが急上昇中!覚醒します!!】
ゴモラも花粉症の様で、ドローンのワイヤーを引きちぎった!
輸送中に突然目覚めたゴモラに会議室にいた事務次長達はパニックを起こしていた。
「あれ、起きてるんじゃナイ?」
「大丈夫です!ハルキが、セブンガーが対応してくれます。落ち着いてください!」
ナカシマ隊員が対処する中私達はセブンガーとゴモラの戦いを見守る事にした。
俺は覚醒したゴモラを止める為、交戦を開始する。鼻を掻きながら苦しむゴモラに同情するが町を破壊される道理は無い。
「花粉症でイライラするのは分かるが…落ち着け!」
ゴモラに飛びかかるが鼻に付いている角の攻撃を食らい地面に激突する。体制を直し組み合うが力では先日のギガスよりも更に上回っている。一旦間合いを切りセブンガーの正拳突きを叩き込みダウンを取った。追撃を謀るため間合いを詰めるが水路に足を滑らせそのままゴモラの上にのしかかってしまう。
「なにやってるんだアイツ!」
手を広げゴモラにタックルをかました衝撃でビルが倒壊し、栗山長官が外にいるハルキに対し文句を言う。そんな中
「Oh!カブキアタック!」
アメリカ事務次長の命名、カブキアタックで各国の事務次長も沸き立っていた。
「凄い!あんな粋な必殺技まであるのか!」
「イッツ、ワンダフル!」
私もつい、皆のテンションに当てられてしまうが歓喜に包まれたのも束の間、ゴモラの接近を止めようとしたセブンガーはその丸太のような尻尾に滅多打ちにされ機能を停止してしまう。絶対絶命の状況に皆が悲鳴を上げる中、私だけはうつ伏せになったセブンガーから光が発せられるのを目にし、ゴモラの後ろにウルトラマンが現れた。ナカシマ隊員もウルトラマンの姿を確認し援護をする為に会議室を出ていく。光の発生場所から私は何故か確信を持ってしまう。信じられないが、まさか彼がウルトラマンなのでは…私はそんなことを思わざるを得なかった。
俺はZさんに変身し、ゴモラを迎撃する為に構えを取る。そんな中このウルトラの空間には花粉が無く空気がとてつもなく良いことに気づいた。
「なんだここ、空気いいな…。花粉全然無いじゃないですかゼットさん!」
『そんな事より来るぞハルキ!』
Zさんの指示の元、俺はゴモラを倒すため再度気を引き締め、ゴモラの頭突きを受け止める。光のヌンチャクや得意の拳法で迎撃するが驚異的なタフネスと腕力、尻尾の攻撃に苦戦を強いられる。
ゴモラの背中側のビルからライフル音が聞こえる為ヨウコ先輩も援護をしてくれているが有効的なダメージを与えられていない様子であった。
再度ゴモラと組み合いゴモラの真反対にあるビルに叩きつけられた俺はヨウコ先輩の姿を確認する。尻餅をついただけで、さほど大きな怪我はしていないことに安堵したがヨウコ先輩の懐から転がり落ちた物にZさんが反応する。
『あっ、あれはウルトラマンのメダル!』
「ウルトラマン?」
『俺達皆の兄さんみたいなウルトラ凄い人だ!』
そんな凄い方のメダルをなんでヨウコ先輩が持っているのかは分からないが、あれがあればゴモラの馬鹿力に対抗出来る為、ヨウコ先輩からメダルを貰うことをZさんに提案される。
「ヨウコ先輩!そのメダルを…メダルを!」
俺は両手を使って「メダルを下さい」とジェスチャーをするがヨウコ先輩には“シュワッ、シュワッ!”としか聴こえておらず、首を傾げている。
「言葉が伝わっていない…。」
『こうなったら気合いとボディランゲージだ!』
「ヨウコ先輩!その、メダル!メダル!!」
俺は丸を何度も作りメダルを渡すように指示を出す。ヨウコ先輩は「丸?持ってないよ!」と手を横に振るが諦めず、落ちている場所を指差し片手で丸印を作ることでやっと伝わった。
「ひょっとして、このメダルがほしいの?Z様。」
俺は大きく頷くとヨウコ先輩がメダルを投げ、それをキャッチする。俺とZさんはメダルケースにウルトラマンのメダルが入るのを確認するとゴモラの力に対抗する為、反撃に出る。
『ウルトラフュージョンだ!真っ赤に燃える勇気の力…。気合い入れていくぞ!!』
「オッス!」
俺はゲネガーグとの戦いの直後に回収したメダルと先程ヨウコ先輩から受け取ったウルトラマンのメダルの計三枚を取り出す。
『マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さんのメダルだ!!』
「真っ赤に燃える、勇気の力!マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さん!」
俺は三人の師匠のメダルを入れる要領で兄さん達のメダルをゼットライザーにはめ込む。
『ご唱和下さい、我の名を!ウルトラマンZ(ゼーット)!!』
「ウルトラマンZ(ゼーット)!!」
ウルトラマンZ、ベータスマッシュが誕生した!
私、小原鞠莉はゴモラに押されているウルトラマンの体が突然光出し、天空に飛翔する姿を目にしている。その直後、今までの姿とは違う色の姿となってゴモラの顔面を蹴り飛ばしていた。
「色がチェンジした…。」
栗山長官も各国の事務次長達もウルトラマンの姿が変わった事に驚きを隠せない様子であった。今まで確認されたものは青をベースとしトサカついたタイプであったが、目の前の姿は赤と銀色のカラーリングに覆面レスラーを思わせる隈取りのような顔、そして膨れ上がった筋肉が特徴的な姿をしていた。
赤いウルトラマンはゴモラとの組み合いにも力負けする事無く互角以上の戦いを行っている。
“ジュワッ!”
青いタイプとは異なりスピードは大きく劣り機敏さは失っているが見た目に違わないパワフルなパンチやキックを叩き込みゴモラを追い詰めていた。
「凄い…パワフルファイターです!」
接近では勝てない事が分かったのかゴモラは距離を取り、角から赤い光を発光させ地面に突き立てると光の柱状の光線を発射する。ウルトラマンも両腕をクロスさせそのまま上下に開くと光の刃を生成しゴモラにぶつける。
“シュワッ!”
二つの光が激突するがウルトラマンの光刃がゴモラの攻撃を押しきりゴモラを袈裟斬りにする。そのまま追撃と言わんばかりにゴモラを持ち上げ上空に放り投げると、そのまま飛翔したウルトラマンは全身を赤く発光させながらゴモラの身体にアッパーを叩き込みゴモラを粉々に粉砕した!
「Oh!グレイト!!凄いわ、ウルトラマン!!!」
私の声を掻き消すほどの歓声が会議室全体に木霊していた。
「すみませんでした!作戦は失敗し、セブンガーも結局ゴモラに負けてしまって…。」
俺は…俺達ストレイジ全員は栗山長官に頭を下げる。ゼットさんになってゴモラを倒せたのだが、セブンガーだけではゴモラに手も足も出せずにいた事で二号ロボの予算は降りない事を覚悟していた。
「いや、それなんだがね…。」
栗山長官が会議での結果を報告する。ウルトラマンでも苦戦したゴモラに大健闘したセブンガーを直に見たアメリカ事務次長の権限で予算を出すとの事であり、今回の会議は大成功の事であったそうだ。
「確かに勝てはしなかったが勇敢な戦いっぷりだったよ!いずれはウルトラマンを越えるロボットも作れるようなロボットを作りたいとも思っているそうだ!」
栗山長官は俺の肩を叩きストレイジ全員に
「これからも期待しているぞ!」
と激励を送り作戦室を後にしようとする。
「夏川隊員、小原家の娘さんが小原家も開発費を続けて出すと言われていた。明日お礼を言いなさい。」
と鞠莉さんの家も協力してくれる事を聞き「オッス!」と答えた。
「よっしゃー!これで二号ロボが完成する!!」
ユカ先輩がはしゃぐ中、ヨウコ先輩が
「今回は大健闘だったな!約束通り明日はライブを見に行くよ。」
とライブを見てくれる約束もしてくれた。俺は今日は早めに帰宅し明日に備えて珍しく早めに寝るのであった。
ライブ当日、この日の結果でスクールアイドル部として申請が出来るかどうかが決まる運命の日が豪雨なんて…と私高海千歌は少々ショックを受けていた。
「やっぱり慣れないわ…本当にこんなに短くて大丈夫なの?」
梨子ちゃんが衣装のスカート丈の短さに不安を覚えているが
「大丈夫だって!μ'sの最初の衣装ってこれだよ?」
とμ'sが三人だった時の衣装を見せる。
「ステージに出れば忘れるよ!」
曜ちゃんも梨子ちゃんに「ファイト!」とエールを送る。
「そろそろ始まるね!えっと、どうするんだっけ?」
「確かこうやって手を重ねて…。」
私達三人が手を重ねている所をハルキ君が見ている。曜ちゃんがハルキ君に手招きをし、梨子ちゃんも「ハルキ君も一緒に!」と合わせて四人で手を重ねる。
「手、繋ごうか…。」
私の提案に皆が頷くと重ねた手を繋げ大きな輪を作る。
「雨だね…。」
「そうッスね…。」
「皆来てくれるかな?」
「もし来てくれなかったら?」
梨子ちゃんの最悪な結果を予想していたが私は「じゃあここで止めて終わりにする?」
という言葉に、皆が「あり得ない」と言わんばかりに吹き出す。
「ハルキ君も任務がある中これまでありがとうね!」
私はハルキ君に改めてお礼を言う。
「いやいや、俺も、もっと手伝いたかったのに本当にすんません…。」
「気にしないで。」
「ハルキ君の頑張りの分まで精一杯ライブをするから!」
ハルキ君の謝罪に対し、梨子ちゃん、曜ちゃんが答える。若干曇り顔だったその顔も笑顔になり
「オッス!皆、今日は頑張ってください!」
とエールを送ってくれた。
「じゃあ行くよ?今、全力で輝こう!アクア…」
「「「「サンシャイン!!」」」」
ハルキ君は裏方から出て、私達は舞台にスタンバイする。幕が上がりこれで部として認めて貰えるかが決まる決定的瞬間を目にした。だが…
10人前後。多くて20人…。それも学校の生徒とハルキ君が呼んでくれたであろう、ストレイジのお姉さんや上官にあたる30代くらいのお兄さんだけだった。承認は貰えないが先程言った様に止められないし、終われない。結果がどうであれ今までの事を出しきり輝きたい!そう思った私の足は自然と一歩を踏み出していた。
「私達は浦の星高校スクールアイドル…せーのっ」
「「「アクアです!」」」
「私達はその輝きと!」
「諦めない気持ちと!」
「信じる力に憧れスクールアイドルを始めました!」
梨子ちゃん、曜ちゃん、私と言葉を口にする!
「目標は…、スクールアイドル、μ'sです!!」
私は憧れのスクールアイドルの名前を口にする。
「「「聴いてください!!」」」
私達のファーストライブが始まった!!
(♪ダイスキだったらダイジョウブ!)
俺は舞台裏から出て人数の状況に変わってない事にかなりショックを受けていた。ストレイジのメンバーは来てくれたが他の生徒は十人過ぎ、私服の人もおらず今までのチラシ配りはなんだったのかと思う中、ステージの幕が上がってライブがスタートする。
そうだ…結果がどうであれ、俺はあの三人を見届けなければならない…。そんな考えであったが曲が始まり歌が聴こえるとあまりの凄さに魅入ってしまっていた。そんな中サビに突入するとアクシデントが発生した…。
バチッ!!!!
そんな耳障りな音の中全ての電気、音源が消えて、辺りが真っ暗な状況になる。
体育館に居る全員が動揺し、ステージに立っている梨子ちゃん、曜ちゃんの表情が曇る。そんな中千歌ちゃんがサビ前からの歌詞をアカペラで歌い始め、なんとか持ち直そうと試みていた。それに続いて二人もフレーズを続ける。
「ハルキ…。ここの予備電源を使って電気を復旧させるぞ!」
蛇倉隊長の指示に俺以外のストレイジのメンバー二人が敬礼をし体育館を後にする。ヨウコ先輩が俺の手を掴み体育館を後にしながら
「あの子達の頑張りを無駄にしたいの?」
と激を飛ばす。そうだ、このライブは絶対にやりきるんだ。その事を思い出した俺は予備電源を使う為、体育館の裏側に移動する。そこには先客が配電盤を弄り電気を復旧させようとしていたのだ。
「ダイヤさん?」
「夏川さん…どうして?」
「お嬢さん、俺達が変わろう。」
ダイヤさんも俺達と同じでこのライブをやりきりたいという思いなのだろう。蛇倉隊長の指示のもとストレイジメンバーと交代し、俺達四人は驚異的な早さで電気を復旧させてアクシデントを最小限に留めた。
電気も復旧した事を確認し、ふと道路を見ると学校に車が入り道路沿いまでの大渋滞になっており、ストレイジの整備班のメンバーも多く来ていた。何事かと思い体育館の入り口まで駆けつけると美渡姉が
「バカ千歌!あんた、開始時間間違えたでしょ!!」
と千歌ちゃんにサムズアップをしていた。
そういえばライブが始まった時には気付いていなかったが開始時間の15分前にスタートしており、人もいないのも当たり前といえばそうであったのだ。ステージの三人の顔にも笑顔が戻り改めてライブが再開される!先程の歌やμ'sのカバー曲などを披露し大成功を納めたのだ!!
「彼女達は言いました!」
「スクールアイドルはこれからも広がっていく。どこまでだって行ける!」
「どんな夢だって叶えられると!」
曜ちゃん、梨子ちゃん、千歌ちゃんの言葉にダイヤさんが壇上にいる三人を見上げながらあることを言う。
「これは、これまでのスクールアイドルの努力と、町の人達の善意があっての成功ですわ!勘違いしないように!!」
ダイヤさんの厳しい発言にムッとしつつもこの事実を受け止めてしまっている自分がいた。確かに彼女達三人の実力だけが全てではない。スクールアイドルの歴史は分からないが、チラシを受け取り来てくれた人や照明器具等を使ってサポートしてくれているクラスメイトなど、多くの人達の協力があっての成功だった。
「分かってます!でもただ見ているだけじゃ始まらないって…。」
千歌ちゃんは続ける。
「今しかない瞬間だから…。だから!」
「「「輝きたい!!」」」
俺は思わず拍手をし、それが体育館全体に広がっていく。
このライブが、成功が最初の一歩だ。そう思う中俺達スクールアイドルの四人に何か熱い気持ちが生まれていた事は言葉を交わさずとも絶対に分かったのであった。
ハルキとAqoursのウルトラナビ
ハルキ 「今回紹介するのはウルトラマン!」
ゼット 『皆が憧れる兄さんのような伝説のヒーロー!その鍛え抜かれた肉体を受け継いだのがベータスマッシュだ!』
鞠莉 「ウルトラマンはゴモラや様々な怪獣を倒してきた怪獣退治のスペシャリスト!必殺のスペシウム光線は超強力よ!」
ハルキ ゼット 鞠莉 「「『次回もお楽しみに!!』」」