ラブライブ!サンシャイン!!×ウルトラマンZ~遥かに輝き!0から1へ!! 作:ワーラー
「これでよし!ついに承認された~!」
私、高海千歌はスクールアイドル部の部室となる部屋にプレートを取り付け喜びの声を上げる。
「それにしても、まさか本当に承認されるなんて!」
「部員足りないのにね。」
部員も足りない状態だが部として承認された事で本格的にスクールアイドルとして活動が出来るようになった。
「理事長の鞠莉さんが良いって言うならいいんじゃない?」
「良いっていうか、鞠莉さん凄いノリノリだったけど。」
そう、スクールアイドル承認の印鑑を鞠莉さんはノリノリで押していた事を思い出し、何故承認してくれたのか梨子ちゃんは疑問を浮かべていた。
「でもどうして鞠莉さんは私達の肩を持ってくれるのかしら…。」
「スクールアイドルが凄い好きなんじゃない?」
「それだけだとちょっと理由にはならないんじゃないかな?」
確かにそれだけではないかも知れないが、何にしても部として承認され、部室も貰えた為これからお世話になるこの部屋を掃除しようとする事になった。
「うわぁ……。」
曜ちゃんが絶句するのも無理はない。部室の鍵を開けると辺り一面段ボールや本が埋め尽くしており泥棒が入ったかの様な状態であった。
「片付けて使えって言ってたけど…。」
「これ全部~!!」
私の絶叫が部室の内に木霊する。ハルキ君、早く話を終えて手伝ってよ~!
「俺だけ残してどうしたんッスか?」
俺、夏川ハルキは鞠莉さんに残った理由を聞く。
「あなたを残したのは色々と聞きたいことがあるからです。ハルキ、いや…。ウルトラマン。」
なぜその事をと思った俺は絶句してしまう。しらばっくれようにもこの状況をやり過ごす言葉は浮かんでくる事は無く、その無言が答えと言わんばかりに鞠莉さんは「やっぱりね。」と口を開いた。
「一昨日のゴモラ輸送作戦の時、セブンガーが光ってウルトラマンが現れたの。セブンガーにはそんな機能は付いていないし、もしかしたらその日のパイロットであったあなたが関係しているんじゃないかって!」
バッチリ当たっている鞠莉さんの推理に俺はウルトラマンゼットとして変身しこれまで戦ってきたことを白状し、この事は上層部に伝えているのかを聞く。
「その事は伝えていないし、上層部に伝える気はナッシングです。ウルトラマンの正体が人間って事を言っても信じて貰えないしね!」
笑顔で答える鞠莉さんの顔からは嘘をついている様子も無く、この言葉を信じる事にした。
「そうだ、スクールアイドルのマネージャーとしてこれから頑張ってね。マネージャーは部員のサポートだけじゃない、皆を繋いでくれるものだと信じているわ。」
そう言った鞠莉さんの顔は一瞬だけ暗くなっていた。
「あの…、それって、」
俺は少し気になり聞こうとするが「さあ、部室をクリーニングしに行きなさい!あそこはかなり汚れてるわよ!」
と話を切られ、俺は理事長室を後にした。
マル事、国木田花丸は図書室で委員会の仕事をしながら本を読んでいる。と言ってももう放課後で室内には他の生徒もいない事もあり一人で自由に本に集中出来る為、この時間は都合がいいのだ。
「やっぱり部室出来てた!」
そう言いながらクラスメイトである黒澤ルビィちゃんが図書室に入ってくる。
「スクールアイドル部、承認されたんだよ!」
「良かったね!」
嬉しそうに話すルビィちゃん。
「またライブ見られるんだ…。」
と次のライブを楽しみにしている。昨日のライブをルビィちゃんと一緒に見たが確かに凄かった。あんな風にステージに立てる彼女達は素敵だったし、ライブを続けてやってくれるならマルも見てみたい。スクールアイドルの事が昔から好きなルビィちゃんなら尚更だろう。そんな事を思っていると突然扉が空き誰かが入ってくる。相変わらずルビィちゃんは人見知りの為、マルの側にある扇風機の後ろに隠れてしまうが。
「こんにちは~!あっ、花丸ちゃん!!」
「オッス!」
昨日ステージに出てた千歌先輩、曜先輩、梨子先輩とハルキ先輩が本を抱えながら入ってきた。
「……と、ルビィちゃん!!」
千歌先輩がビシッと扇風機の後ろに隠れているルビィちゃんを指差す。
「良く分かったね…。」
マルと梨子先輩、ハルキ先輩が同時に「え?」というような顔をしてしまう。この先輩、目が悪いのかな?
「こ、こんにちは…。」
ルビィちゃんも顔を出し、四人にか細い声で挨拶をする。そうだ、あの日のお礼を言う機会が無かったのでハルキ先輩に改めて伝える。
「ハルキ先輩、あの時は助けて頂いて有り難うございました!」
「ああ!大丈夫ッスよ、あの日は怖い目に合わせてしまってゴメンね。」
とハルキ先輩も返す。ストレイジの仕事もしながらこうして彼女達を手伝う先輩は凄いな…。そう思う私に梨子さんがここに来た目的を話す為、両手に抱えてる本を見せる。
「これ部室にあったんだけど、図書室の本じゃ無いかな?」
マルは山積みの本を確認する。どうやらこの本は約1年半前に借りたまま放置されていたらしい。
「多分そうです。有り難うございま「スクールアイドル部へようこそ!!」」
千歌先輩が割って入りスクールアイドル部への勧誘をしてくる。ハルキ先輩が「どうどう…。」と言うのもお構い無い。
「結成したし、部として承認されたし、絶対悪い様にはしませんよ…!」
そんな言い方をする勧誘で良いことは無いと思い、引き気味なマルとルビィちゃんを見た曜先輩と梨子先輩も千歌先輩を止める。
「ゴメンね…、可愛いからつい。」
「千歌ちゃん、そろそろ練習。」
曜先輩が千歌先輩を練習に行くように言い、四人は図書室を後にした。
「スクールアイドルか…。」
ルビィちゃんが四人を名残惜しそうに見ながら呟く。
「やりたいんじゃないの?」
「でも…。」
何か理由があるのだろうか、そう思いルビィちゃんに訳を聞いてみる。
「ダイヤさんが?」
「うん…。」
ダイヤさんは昔、スクールアイドルが今のルビィちゃんと同じで好きだったらしい。だが高校に入ってしばらく経った頃からスクールアイドルを毛嫌いするようになったそうだ。
「本当は、ルビィも嫌いにならなくちゃいけない…。お姉ちゃんが嫌いなものを好きでいられないよ。」
この話は終わりと言わんばかりに今度はマルにスクールアイドルには興味ないのかと聞いてくる。
「マル!?無い無い!運動苦手だし、「オラ」とか言っちゃうし…。」
田舎っぺ丸出しのアイドルはさすがに無い。ルビィちゃんも、マルがやらないなら自分もやらない事を伝える。お姉ちゃんの事を優先して自分のやりたいことに踏み出せないでいるルビィちゃんを見てマルは何だか複雑な気持ちでいたのだった。
俺はスクールアイドル部の練習が終わった夜、ストレイジの格納庫にある新型特空機の様子を見に来ていた。
「おお!これが二号ロボ、ウインダム…。」
「セブンガーより軽量でさらに人形に近い。全身にジェット噴射口を装備しているからウルトラマンZの様に自由な飛行が可能!」
セブンガーがパワータイプならウインダムはスピードタイプということだろう。ユカ先輩の説明では新型電池も内臓しており、最大五分も稼働出来るとの事だ。
「じゃあこれで少しは怪獣と戦える時間が増えますね!」
「それで、今の状況は?」
俺が喜ぶ中、蛇倉隊長が今のウインダムの製造の状況をユカ先輩に聞く。その質問にコーヒーを持ってきたバコさんが答える。
「充電するのに後四日かかる…。」
「五分動かすのに四日ですか…。どうにかなりませんかね?」
ユカ先輩の当初の予定だともっと早く充電出来る予定だったのだが、上層部からの指示でパーツ毎に別の会社に発注をかけた事で接続が上手くいかず送電ロスが発生しているらしい。
「でもこれじゃあ肝心な時に役に立たないぜ…。」
バコさんも充電の問題に頭を悩ましており、「考えてみるよ…。」と苦い顔で答えていた。
俺はそのままストレイジを後にし、隊長やユカ先輩、ヨウコ先輩から、ライブを終えた三人に「昨日は凄かったよ」と伝えておいてくれと頼まれたのだった。
「ええっ、本当に!?」
私、黒澤ルビィはスクールアイドル部のメンバーに仮入部をする事を伝える。もちろん花丸ちゃんも一緒だ。
それを聞いた千歌先輩はテンションがハイになり飛び上がる。
「やった~!これでラブライブ優勝だよ、レジェンドだよ!!」
そんな千歌先輩の様子を見たハルキ先輩は怪訝な顔をして「千歌ちゃん、なんか勘違いしてないッスか?」と声をかける。
「仮入部だよ?仮入部。」
「様するにお試しって事。合えば入部するし、難しそうなら止めるし…。」
曜先輩と梨子先輩も千歌先輩に伝える。お姉ちゃんの事もある為、花丸ちゃんがルビィが仮入部をしたことは内密にして欲しいと言っている最中、千歌先輩が部員募集のポスターにルビィと花丸ちゃんの名前を大きく書いている所を三人の先輩に止められていた。
梨子先輩が色んなスクールアイドルのブログを参考にAqoursの練習メニューを作ってくださり、今のAqoursはダンスの練習に比重を多くした練習でいきたいみたいだ。
「そういや、曲作りはどうするんッスか?」
ハルキ先輩が作曲に当てる時間が無いことに気付き、梨子先輩に質問する。
「それは別に時間を見つけてやるしかないわね…。」
と返す。本物のスクールアイドルの練習が出来る事にルビィのテンションは上がっていたが、練習場所が決まっておらずまずは広い場所を確保しようと曜先輩からの提案があった。
「中庭もグラウンドも一杯だね…。部室もそこまで広くないし。」
「砂浜じゃダメなの?」
「今までもそうしてきたしいいんじゃないッスか?」
曜先輩、ハルキ先輩が提案するが移動の時間も考えると学校内で場所の確保をしたほうが良いと梨子先輩が答える。その事でルビィは心辺りがあり、先輩達に提案をしてみる。
「あの、屋上はどうですか?μ'sはいつも屋上で練習してたみたいです!」
「そうか、屋上か!」
「確かにそこなら広くて思いっきりダンス出来るッスね!」
「行ってみよう!」
全員で屋上に上がってみるとルビィ達以外誰もおらず、貸し切り状態であった。ここから富士山もくっきり見えて眺めも最高だ。
「でも、日差しが強いズラ…。」
花丸ちゃんが手で日光を遮る。確かに他の場所より標高が高く、直射日光が直に来る。
「だからいいんだよ!太陽の光を一杯浴びて、海の空気を胸一杯に吸い込んで!」
「この場所で続けていけば体力も付くし練習に持ってこいの場所かもしれないッスよ。」
千歌先輩、ハルキ先輩も答える中、二人の先輩も頷く。確かにこの場所での練習に慣れる事が出来れば体力や精神力もバッチリ着くかもしれない。練習場所も決まった事で全員揃えてあの言葉を言う。それはライブ前に声を揃えて叫んだ言葉だという。
「アクア~」
「「「「「「サンシャイン!!」」」」」」
「ワンツースリーフォー、ワンツースリーフォー。」
ハルキ先輩がリズムを取る中、ルビィと千歌先輩がダンスの練習をする。無事にダンスもやりきり千歌先輩を振り向くとテンポがズレた千歌先輩が両手を上げてポーズを取っており、梨子先輩とハルキ先輩が口を揃えて言う。
「「千歌ちゃんはやり直し」ッス」
屋上での練習をひとまず終え部室に戻り、梨子先輩が千歌先輩に作詞は出来たのかを聞くとまだ出来て無いらしく、梨子先輩からお説教を受けていた。
「今日までって約束だった筈よ?」
「思い付かなかったんだもん~。」
そんなやり取りを聞きながらルビィは今日やったダンスを繰り返し練習し続けている。
「楽しいッスか?」
ハルキ先輩の言葉にルビィは笑顔で即答する。
「はい!」
そんな中、ハルキ先輩の携帯から着信が鳴る。ストレイジからの出撃命令があり、先輩が部室を後にしようとする。
「あ、あの…。」
ルビィの言葉にハルキ先輩が振り向く。
「頑張ってください!でも、無理はしないでください…。」
「ありがとう。ルビィちゃんも花丸ちゃんも練習頑張って!」
ルビィも花丸ちゃんも笑顔で返事を返し、ハルキ先輩は部室を後にした。
俺は毎度のようにバイクでストレイジに到着し、作戦室で怪獣と町の状況を確認する。今度は埼玉県に怪獣が出現したみたいだ。
「地底怪獣テレスドン。でも夜行性で地中深くに生息する筈の怪獣がどうして地上に?」
ユカ先輩が疑問に思う中、基地のアナウンスでテレスドンは北北西に向かっている事が告げられる。
「そっちに何があるんだ?」
蛇倉隊長の疑問にユカ先輩が手に持っているタブレットで進行先を調べた所、工事が始まったばかりのジオフロントがあるそうだ。
「ジオフロント?」
「地下都市よ。」
俺の疑問にヨウコ先輩が答える。
今回はヨウコ先輩がセブンガーで出撃し、俺とユカ先輩はデータを録る為車で援護を担当する事になった。
埼玉に現れたテレスドンを迎撃する為、セブンガーも猛スピードで現地に到着する。セブンガーの手に乗せた車を素早く道路に置き戦闘を開始した。
モグラのような外見をしているがスピードは思いの他素早く、背中から押さえ込んだセブンガーに激しく抵抗する。
「このテレスドン、データより動きが素早い。」
「ヨウコ先輩、俺が市外に誘導します!」
ユカ先輩もデータ以上の素早さを見せるテレスドンに焦り、俺はヨウコ先輩を援護する為、信号弾をテレスドンの目の前に発射し威嚇をする。俺はユカ先輩を助手席に乗せ、車のアクセルを全開にし、市外に向かって突っ走った。テレスドンの火炎や噛みつきを避けながら市外に向かうが突然の大きなサイレンの音にテレスドンは急に方向を変える。その音源であるスピーカーとその一帯を火炎で火の海にした後テレスドンは地中に潜りその戦闘は一時終了した。
「ジオフロントは壊滅し、テレスドンには逃げられた。また長官に怒られるな…。」
作戦が失敗し、蛇倉隊長が「また説教されるよ…。」と言ったニュアンスで俺達に伝える。
「まあ、明らかにセブンガーじゃ力不足だろう。」
隊長も皆に気持ちを切り替えろと言わんばかりに明るい声を出していると、テンションが上がっているユカ先輩が作戦室に入ってきた。
「見て!セブンガーの手からテレスドンの表皮が採取出来ました~!!」
先程の戦闘で表皮が採取されたのは良いがユカ先輩はそれを冷蔵庫に保存しようとする。
「ちょっと~。俺のプリンの横に置かないでくださいよ。」
ヨウコ先輩が
「また冷蔵庫にコレクションが増えた…。」
と頭を抱えているが、プリンの横に真空パックで保存してある怪獣の表皮を置かれたら食べる気を無くしてしまう。
「ハルキ~。これ私の冷蔵庫だから勝手に入れてると食べちゃうよ?」
とユカ先輩はプリンを一旦手に取り冷蔵庫に戻す。
「プリンもいいが…、テレスドンの解析はどうなった?」
蛇倉隊長の指示の下、作戦会議が始まった。
「テレスドンの体内には二千度の温度を持つ火炎袋があります。」
「火炎袋?」
俺の疑問にユカ先輩は「怪獣のエンジンみたいなもの。」と説明をし続きを話す。
「それがテレスドンの力の源になっていて、日中での活動を可能にしたようです。」
そしてテレスドンの目的はジオフロント工事の騒音で目覚めたと推測され、地下開発はどんどん進んでおり、都市の地下は騒音だらけで目覚めたらまた現れる可能性は十分あると蛇倉隊長も推測を口にする。
「でも隊長、今日の感じじゃ正直セブンガーでも厳しいッスよ?」
俺の質問に隊長も頭を抱え
「ウインダムが間に合えばなぁ~。」
と呟いていた。そんな隊長を見ながら俺はある事が頭に浮かび、ユカ先輩に聞いてみる。
「静岡は大丈夫なんッスかね?」
俺の疑問にユカ先輩はタブレットで静岡の状況を調べている。
「確かにまずいかもね。特に沼津だと地下鉄も走っているし…。」
沼津に二回も怪獣が出現したこともあり、俺は不安を隠せずにいた。
俺は一先ず家に帰宅し、ユカ先輩はウインダムの充電の改善の為徹夜をする事になったらしい。
ハルキ先輩が部室を出て校内での練習が終わった後、マル達は淡島神社の階段前に来ていた。この階段を一気に登っているのだが頂上まではかなり長く、途中で休憩を挟みながら走っているそうだ。
「でもライブで何曲も踊るには、頂上まで駆け上がるスタミナが必要だし。」
梨子先輩の言う通り、スタミナを着けるには持ってこいな場所なのだろう。千歌先輩のよーいドンの掛け声でマル達全員が頂上を目指して走り出した。最初は何とか皆のペースについてこれたが体力の無さから次第に距離が離れていってしまう。それに気付いたルビィちゃんが先輩達に「先に行っててください。」と伝え、マルに一緒に行こうと誘う。でも…
「ダメだよ…。」
マルはそれを拒否しルビィちゃんに先に行く様に言う。
「花丸ちゃん…。」
「ルビィちゃんはもっと自分の気持ちを大切にしなきゃ…。自分に嘘をついて無理に人に合わせても辛いだけだよ。」
ルビィちゃんに自分の気持ちを伝える。ルビィちゃんは優しく思いやりがあるが他人に気を使う余り、自分の気持ちもやりたいことも出来ないでいる。憧れている物も胸に閉じ込めているが、この機会を逃すとルビィちゃんはきっと後悔する。マル自身もルビィちゃんには自分らしくいられる為のきっかけが欲しいとずっと思っていた。
「ルビィちゃんはスクールアイドルになりたいんでしょ?だったら前に進まなきゃ!」
再度行く様に伝え、ルビィちゃんは頂上を目指して駆け上がる。その背中を見送るとマルは階段を降りながらある人に電話をかける。淡島神社の階段前に来る様に伝え、降りる頃にはその人はもう到着していた。
「何ですの?こんな所に呼び出して…。」
とルビィちゃんのお姉さん、黒澤ダイヤさんがマルに用件は何かを聞く。マルが言いたいのはたった一つ。
「あの、ルビィちゃんの話を…、ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげてください。」
それだけ伝えるとマルはその場を後にした。