無職転生短編ず   作:れもんぬ

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 r15ぐらいある希ガス
 リリの口調は適当です
 n番煎じネタです


リリ「こども装置でけたー!!!」龍神右腕わい「???」

 

 急にうちの三女、リリが意味不明な言葉を叫んだ。

 物をいじりすぎて頭がおかしくなってしまったのかと思ったがどうやら違うらしい。

 禍々しい杖を持っている。 

 どす黒い。

 しかも嫌な予感がする。

 ギースが変な動きをした時みたいな悪い予感だ。

 やばい。

 

 「おとーさん!!こども装置できたよ!!!!」

 

 一体全体〝子供装置〟とはなんなのか。

 怖すぎる。

 

 「それ危険なやつだったりする?

 色がすごいと思うんだけど…」

 「んー多分だいじょうぶ!!!」

 

 多分て…

 多分かぁ。

 

 「お父さん!使ってみていいよ!!!」

 

 俺が使うのかぁ…

 娘が頼んできた時点で断る選択肢なんて消えたようなもんだけど、嫌だなぁ。

 

 「それどんな装置なの?」

 「こどもになれる装置!!」

 

ピクッ

 

 ん、今シルフィの耳が若干動いたような…

 

 でもなぁ明日仕事あるしなぁ。

 仕事ミスったらやばいからなぁ。

 でも娘の願いだしなぁ。

 んー

 

 俺は思いついた。

 実質娘を喜ばせる自分への言い訳を。

 

 今日断ってミッションを完璧にこなす。

        ↓

 オルステッド様がヒトガミを倒す

        ↓

 世界平和=娘が嬉しい=娘の喜び

 

完璧だ。

抜かりない。

 

 「そうなんだ。でも、ごめんねリリ。お父さん明日お仕事あるんだ。だから今日は早く寝ないと。」

 「そうなの?わかった!」

 

 ええ子やぁ。

 おぢさんうれしいぞぉ。

 

 「うん。偉いね!よしよし」

 「えへへ」

 

 かわえぇなぁ。

 

 「じゃぁおやすみ。ほら、リリもおいで」

 「あ、ちょっとルディ。リリの歯磨きまだだから。」

 

 あ、そっか。

 歯磨きはきちんとしなきゃな。

 

 「はーい。リリ、いってらっしゃい」

 「うん。おやすみパパ。」

 「おやすみルディ」

 「おやすみ」

 

 明日も仕事頑張ろう。

 打倒ヒトガミだ。

 

 

---

 

 

 シルフィエットは生まれながらに頭がいい。

 無詠唱を使いこなせる才能とそれなりの魔力量がある。

 

 シルフィエットは耳がいい。

 耳が長く、聞き取れる範囲が広いからだ。

 耳がいいと言っても常人と比べて少し良いぐらいだ。

 普通だったら聞き逃すことをギリギリ聞き取れるぐらいだ。

 

 しかし、人は時に能力のリミッターを外す時がある。

 「火事場の馬鹿力」なんてことわざがまさにそれだ。

 どうしても必要な時には、多少無理があってもどうにかできる力が人にはある。

 シルフィエットにとってどうしても必要な時、すなわち夜、ルーデウスをひぃひぃ言わせる方法を聞きつけた時。

 まさに今なのだ。

 長耳族の特徴である長い耳が、能力の限界を超え己の欲望のために力を解放したのだ。

 

 シルフィエットは頭がよく回る。

 未来を予測する"力"が彼女にはある。

 しかし、現在彼女の頭の中はショタデウスをいじめるビジョンしか映っていない。

 そして彼女は思った。

 実行するしかない、と。

 

 物事を決めた彼女の動きは早い。

 赤ママ、青ママを集め、ルディの上司のオルステッドに有給の申請を取り承諾してもらい、リリから〝子供装置〟を貸してもらう。

 さすが元アスラ王国第二王女、現在のアスラ王国国王アリエル・アモネイ・アスラの守護術師を務めていただけある。

 実行力が違う。

 決断力が違う。

 

 一体〝こども装置〟を使った彼らにどんな結末が待っているのか。

 今の彼女らにはわからない。

 

 

 

 

 

 

 

ps.ちゃんとリリの歯磨きは済ませました。

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