転生したけど米なかった   作:イナバの書き置き

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体調があんまり良くなかったのと意欲が死んでたので全然書けてませんでした。
申し訳ないです。


第10話「白米無き調査 Ⅲ」

 地下水路とは、本来静謐な空間である。

 光の届かぬ暗闇の中に水が流れる音だけが響く、穏やかで何者も荒らせぬ帝都の生命線なのである。

 しかし──今ばかりは、違う。

 

「ああ────」

 

 色が。

 まるで塗料を直接ぶちまけたかのように、無数の色が目まぐるしく咲き乱れる。

 規則正しく積み上げられた煉瓦を無秩序な色に染め上げ、如何なる前衛芸術でもこうはならないと断言出来る程混沌に満ちた極彩色が水路を躍り狂う。

 それはただ流れているだけの水ですら例外ではない。

 一度「色」に触れれば、それらは化学物質に汚染された後の如き奇怪な色合いに貶められた。

 

「ああ────」

 

 形が。

 まるで粘土を捏ね回しているのではないかと思える程に、水路そのものが滅茶苦茶に形を変える。

 生物でないモノが生物に変わり、生物が生物でないモノに反転と回帰を繰り返す。

 それは偶々近くにいた鼠1匹とて例外ではない。

 粘性を帯びた破砕音に驚き慌てて逃れようとした彼らは瞬く間に生き物が如くうねる土と煉瓦に呑み込まれ、其処を自らの棺桶と定められた。

 

「────ああ、なんて事」

 

 そして、少女が。

 大切な人を奪い去られた少女が、自責のあまり1周回って平坦な懺悔を繰り返す。

 

「間違えないと決めたのに」

 

 魔女として帝国に保護されたその日から、失態は1度たりとも犯さないと自分に誓った筈だった。

 来るべき()()()退()()を迎える為にも完璧な魔女として、或いは完璧な兵器として誰にも弱味を見せるような行為をしないと決めた筈だった。

 それなのに、彼が触手に絡め取られるのを阻止する事はおろかろくに反応すら出来ないとは。

 

 少なくとも、青年だけだったら逃走のチャンスはあっただろう。

 何せ彼は暗闇に引き摺り込まれるまでの一瞬、触手を切断するのではなくエリシアを逃がす事に意識を割いたのだから。

 

(死んだ方が良いわね、私……)

 

 何たる無様、何たる失態。

 この体たらくでよくも青年の気遣いを断ってまで調査に付いて来れたものだ。

 優先順位があるから後回しにするつもりではあるが、青年を救出して魔獣に落とし前をつけさせたら自刃も視野に入れるべきだろうとエリシアは覚悟を固めた。

 

「浮かれていた、わね」

 

 そう、エリシアは浮かれていた。

 精々遠くから見守るか窮地に陥った時に手助けするしか関わりが作れないと思っていた青年が何故か「お話し相手」として現れ、少女の事こそ忘れているが信じられない位好意的に接してくれ、彼女自身すら出来損ないだと思っていたコメをうまいうまいと幸せそうに食べてくれたのだ。

 挙げ句の果てに、ただでさえ金欠気味な彼が身銭を切ってまで調査に適した服を選んでくれたと言うのだから浮かれない方がどうかしている。

 

 だが、手に入れた幸せもキチンと己の力で守らねば意味がない。

 青年が連れ去られたのは間違いなく愚かなエリシアの失態だ。

 ならば──奪還もまた、己の手で。

 

「『新世界』、術式改変開始────」

 

 無秩序に掻き乱されていた水路が、一瞬で平静を取り戻す。

 ばらまかれた色が消え失せ、変形した煉瓦があるべき形を取り戻す。

 同時に少女の右腕が歪な破砕音を立てて内側から()()()

 それはまるで紙を引き裂くかのように、びりびりぶちぶちと俗人であれば耳を覆いたくなるような音と共に肘から先の皮膚、肉、骨が飛散し──代わりに、半透明の「何か」が腕の形を取る。

 

「────固定、完了」

 

 それは男性のそれとも女性のそれとも違う、彫刻のように非現実的なバランスをした「腕」だった。

 そう、エリシアは半径24メートルに展開している「新世界」を自らの効果で改変する事によって無敵の結界を()()()展開し、改変範囲も体内のみに自ら機能を限定したのだ。

 しかし、機能を限定したと言っても弱体化したのではない。

 寧ろその逆。

「何でも出来る」を自身の肉体のみに制限した事で、彼女()()は何物をも通さぬ不老不死の完全生物へと変貌したのだ。

 尤も彼女自身初めての試みだった為に上手く制御出来ず右腕が弾け飛んでしまったが──今のエリシアにはそれすら問題とは成り得ない。

 その気になればいつだって再生出来るし、マナで構成された「完璧な右腕」が直ぐ様機能を代替してくれる。

 

「今行くから──待っててね」

 

 呟きと同時に、少女が()()

 完璧な生物に最早歩行は必要ない。

 この世界には絶対に存在しない「完璧」になった彼女は、世界の全てから──即ち人が立って依るべき地面からすら拒絶される運命にあるのだ。

 

「ふふ、ふふふふふふふふふ────」

 

 そんなおぞましい行いを平然と行った少女は、目的地へと向かって滑り出す。

 壁をすり抜け、地中をすり抜け、一直線に──想い人の下へ。

 

 

 

■■■

 

 

 

「────」

 

 最早。

 最早、女に言葉は必要なかった。

 いや、正確には音を作り出す己の喉に価値を見出だしていなかった。

 

(……喋ったりなんか、するから)

 

 喋ったりしたから、あの日麦粥を食べていた青年に声をかけてしまったから、上手くコミュニケーションを取れずに天邪鬼的な絡み方しか出来なかったから、善かれと思って本部行きを勧めたりするから、ハルトマンにまんまと言いくるめられてしまったから、こんな事になる。

 挙句彼はコメを探すという誰に恥じる必要もない立派な夢に邁進するべきなのに、寄り道をするどころか命を奪われようとしている。

 その原因を作ったのは他でもない、リリーと彼女の声帯だ。

 

(いっそ切り取って、棄ててしまおうか……?)

 

 郊外の「盾」本部から地下水路までぶち抜く間に何度もそう考えるが、結局実行には移せず。

 それをやってしまえば死んでしまうから、とかまだ取り返しがつくかもしれないから、とかではなくまだ「彼」と話したいからと言うあまりにも未練がましい理由によって彼女は口を噤むだけに留めている。

 そしてそんな己に気付いていながら、未だに治す事も出来ていない。

 とことんまでリリー・スターロッドは中途半端だった。

 

(……いや、最初から「私」は中途半端だったかな)

 

 そもそもからして、リリーが男装の麗人として振る舞っているのは親への細やかな反発である。

 魔術師として、貴族の当主として極めて高い能力を持ちながら、一にも二にも「ナメられたら終わり」な貴族社会に於いて最も重要な「性別」にだけ彼女は適性が無かったのだ。

 帝国の歴史を顧みて女性当主が全くのゼロだったかと言えばそうではないが数える程しかいないのもまた事実、よって貴族としては磐石な地位を築きつつも家の舵取りに関してはやたら慎重な姿勢が目立つスターロッド家では、リリーが「惜しい」子として扱われるのは当然の話であった──当人が納得するかはまた別の話だが。

 

(……でも、()は)

 

 普通に──いや、過保護とも呼べる程に愛されている。

 スターロッド伯爵は「惜しい」からと言って育児を放棄するような冷血ではなかった。

 寧ろ期待されていた、応援されていた、過保護過ぎると思う位真っ当な愛を受けてもいた。

 しかしたった1つのどうにもならない要素のせいで諦められてもいる。

 敬愛する父に「リリーになら立派な当主になれるさ」と励まされる一方で、自分を産んだ母からは「あの子が男の子だったら」と溜め息を吐かれる。

 逆もまた然り。

 勝手に期待されて勝手に失望されると言う無垢な幼子には酷過ぎる環境に、期待に応えようとするリリーの心はやがて反発へと変わっていった。

 

 つまり、男装や言葉遣いは親に対する精一杯の嫌がらせ。

 何年もそうしているせいで此方が「素」になってしまったが、本来の一人称は「私」だし本当は女らしく振る舞っている方がずっと楽だった。

 

(ただ、好きでいたいだけなのに……)

 

 そしてだからこそ、自分の事なんか見向きもせずひたすら「コメ」とやらを探そうとするあの青年にリリーは執着しているのだ。

 彼はリリーにとって正しく理想だ。

 腐って中途半端な嫌がらせをするだけの自分と違って、もういっそ気が狂っているとしか呼べない程自分に課したルールを徹底し夢に進み続ける彼の姿は憧れと言って間違いなかった。

 それを。

 それをただ守る事しか考えていなかったばかりに。

 

(……止めよう。こう言う事ばかり考えてるから、直ぐにダメになるんだ)

 

 水を、土を、煉瓦を、周囲のあらゆる物体を腐食させながらリリーは際限なくネガティブになりつつある己の思考を猛省した。

 それよりも、今の彼女にとって重要なのは青年の現在地だ。

 うざったらしい位丁寧にハルトマンが事情を説明してくれたお陰で大まかな居場所は絞り込めているものの、具体的な現在地など知る筈もなく。

 探知系魔術も「優れている」リリーならば直ぐ様探し出せるとしてもその僅かな間に青年が死ぬ可能性を考えれば急がない理由はなかった。

 

(早く助けないと──多分、このままじゃまずい)

 

 大体、幾ら悪目立ちし過ぎたからと言って魔女と一緒に彼を駆り出す時点で色々と可笑しいのだ。

 リリーの見立でも青年は「機転はスゴいけどそれ以外に飛び抜けた部分はない」程度でしかなく、いざ戦闘となれば魔女の足を引っ張るのは確実。

 そして仮に青年の機転に何かしらを期待してきるのだとしても、「断れない依頼」が態々魔女に出されるのだとすればその裏にはドス黒い陰謀が渦巻いているのは間違いないのだ。

 

(救わないと)

 

 であれば、救い出さねばならない。

 もう殆ど手遅れだけど。

 理想の青年を、自分を、自らの手で汚してしまったけれど。

 まだ間に合う筈だ。

 自分にとって最も大切な命だけは、守り抜ける筈だと己に言い聞かせる。

 

「────絶対に、()の手で、救わないと」

 

 しかし、そこに秘められた傲慢に気付く事無く。

 無駄に回る口を閉じていようと言う己の決意を破っている事にすら気付く事なく。

 壁を腐らせ、水を腐らせ、一直線に──想い人の下へ。

 

 

 

■■■

 

 

 

「いってぇ……」

 

 先ず結論から述べてしまうのならば、青年の命に別状は無かった。

 触手に引き摺られる過程で壁に叩き付けられたり振り回されたりしたものの骨折する事もなく、多少痣や擦り傷が付いた程度で済んだのは運が良かったと言えよう。

 

「どーすっかなマジで……」

 

 しかし彼はその場から動く事が出来ずにいる。

 腕から外れた代わりに足に絡み付いた触手を切断しようともせず、何とも言い難い表情でぼやき続けているのだ。

 当然ながら、それには深い理由があった。

 魔獣と戦うには貧弱で機転以外は凡人な盛年にはどうにもし難い、正に試練と呼ぶに相応しい障害があったのだ。

 そう────

 

 

 

「うえぇ……頭に血が上ってくるぅ……炊き込みご飯がでるぅ」

 

 

 

 青年は今、水路の天井から逆さ吊りにされていた。

 ナイフで触手を切ろうとしないのもこれが理由だ。

 多数の支流が合流し帝都外の川へと続くこの空間はこれまでの狭い通路に比べて格段に広く、迂闊に切断してしまえば約7メートル程下に敷き詰められた煉瓦に叩き付けられてしまう事になるのだ。

 それも受け身すら取れぬまま、頭から。

 実行してしまえば当然即死は免れない。

 それによしんば上手く着地出来たとしても、自身を吊り上げている触手の主と相対しなければならないと言う問題も控えているのだ。

 

「■■■……」

 

 それは全高5メートル程になる、罅割れた卵と形容すべき怪物だった。

 帝国軍によって揺り籠(クレイドル)と名付けられたこのおぞましい魔獣の目的は、原生生物の()()()にある。

 割れ目から伸ばした触手を用いて体内に引き摺り込まれた動物は其処で消化液と大量のマナを浴びせられ別種の魔獣へと強制的に再構成されてしまうのだ。

 しかも極めて鈍重ではあるが自ら移動するし、個人の火器で外殻を貫く事は出来ない。

 故に帝国軍でも平地なら火砲で、閉所なら導師による魔術攻撃が推奨されている──そんな動く魔獣工場とも呼べるグロテスク極まりない化け物が眼下で蠢いている以上、迂闊な行動は無意味に寿命を縮めるだけなのは明白だった。

 

 だが、何も悪い事ばかりではない。

 不幸中の幸いと言うべきか「揺り籠」は青年より前に捕食した獲物を再構築するのに夢中で青年を後回しにし、彼に「考える時間」を与えてしまったのだ。

 そしてその結果として、幾つかの気付きを逆さ吊りの青年は既に得ている。

 

「成る程、外面しか考えてないお貴族様が態々俺とエリシアを指名したのはこれが理由か……」

 

 1つ、貴族の動機。

 相変わらず殆ど光源が存在しない暗がりであったが、しかし青年の瞳は確かに打ち捨てられた甲冑や武器の類いを捉えていた。

 正規軍とも「盾」の支給品とも明らかに造りの異なるそれらはこの区域を管理する貴族が抱えていた私兵のモノである。

 どうやら幾ら水路の管理に無関心な貴族と言えど責任問題となるからか自身の管轄に魔獣が発生するのまでは見過ごせなかったらしく、事が大きくなる前に兵を送り込んで内密に処理してしまおうとしたらしい。

 しかし地形や練度の問題もあってか敢え無く返り討ちに遭い、どうする事も出来なくなって「盾」に泣き付いてきたのが事態の真相だろう。

 米を摂取してほんの少しだけ心が広くなった青年もその点に関しては同情した。

 

「だからって人の命を何ともおもってないのかよアイツら……頭おかしいよ……」

 

 だが、この化け物を移動させたくないが為に罪のないスラム民を金で釣って与え続けたのは別の話だろう。

 地面を見れば、壁を見れば、水中を見ればすぐに分かる。

 

「しかも面子の為ならガキまでお構いなしとかさぁ……本当に辞めたくなってくる……」

 

 其処に煌めくのは無数の銅貨であり、隣で青年と同じように吊られているのはボロ布を纏い痩せこけた幼い少女だ。

 その他にも何人かの貧しい身形をした人間がぶら下がっており、被害者が両手の指で収まらぬ事を如実に示していた。

 そう、信じ難い事に腐れ切った貴族共はほんの2、3日分の食事代程度にしかならない小銭と言葉で貧民を騙し、何も知らない彼らを餌として「揺り籠」の下へと送り込んだのだ。

 断言こそ出来ないものの、先日青年が撃破したスライムも「揺り籠」によって変異させられた人間である可能性が高い。

 

「コイツ……」

 

 逆さに吊るされたまま、蠢く外道卵を睨み付けながら青年は唸った。

 この状況をどう捉えるべきか。

 この感情をどう表現するべきか。

 この事態をどうやって打開するべきか。

 米に関する事以外では回転の遅い青年の脳味噌では、襲い掛かってきた現実を1度に処理しきれなかったのである。

 

「……ぶっ殺してやる」

 

 だが、青年の口から漏れたのは殺意だった。

 青年は超能力を使う暗殺者でもなければ、真っ当な正義感に燃える正義の味方でもない。

 現代人の価値観に引っ張られまくって損をしまくる、ごく普通の転生者だ。

 しかし彼は自分自身の為に、この我が物顔でスラムの人々を凌辱するイカレ卵を「ぶっ殺さねばならない」と固く決意した。

 完膚なきまでに、粉微塵になるまで滅殺すべしと己に宣誓すらした。

 何故なら────

 

「ああもう、胸糞悪いんだよホントに!こんなんじゃ飯が不味くなるだろうが……!」

 

 そう、もし仮に「揺り籠」を撃破せずに帰還できたとして、数多の人死にを見過ごした上でのんびりと飯を食っていられる程青年は図太い神経はしていないからだ。

 

「折角米に巡り会えたってのに、これからだって時に……!」

 

 それは基本的に命が脅かされる事のない現代日本人的価値観であり、ふとした拍子に生命の危機に陥れられる確率が高い異世界に於いてはなまっちょろいとしか言いようがない生き方である。

 だが、青年はその為に生きている。

 美味しくご飯を食べる為に究極の食材である米の育成ノウハウを蓄積し、美味しくご飯を食べる機会を妨害されない為に働き、戦うのだ。

 姿形は変われど前世でも現世でもそれだけは変わらない。

 故に、「自分だけ助かった後に食べる飯」なんて恐らく世界で一番不味い食事にありつかない為にもこの無粋な魔獣は己の手で完膚なきまでに抹殺する必要があった。

 それが例え、自分の命を危機に晒す事になるのだとしても。

 

「どいつもこいつも────」

 

 そして、決意を固めてしまったのならもうやる事は決まっている。

 一切躊躇なく背中に背負っていた喇叭銃を引き抜き、構え──撃つ。

 

「■■■■■────!」

「なんで俺に気持ち良く飯を食わせてくれないんだ」

 

 呟きと共に飛散した鉛球が触手を切断すれば、後は落ちるのみ。

 ただし、落ちる先は敷き詰められた煉瓦ではない。

 米への崇拝を向ける先も、理不尽ばかりを押し付けてくる異世界への怒りも、地面なんぞにぶつけて発散する事は断じて有り得ない。

 役目を果たした喇叭銃を投げ捨てた男は、丁度真下で体内に迎え入れようと殻を開く「揺り籠」に飛び掛かり──肉の海に滑り込むや否や、直剣を引き抜き振り上げる。

 

「殺す」

 

 そうだ、殺す。

 これからこの不愉快極まりない魔獣を殺す。

 完膚なきまでに抹殺し、貧民の命を救い、さっさと地上に戻って米の研究に戻る。

 やる事は至ってシンプルだ。

 

「それにお前、この野郎────」

 

 だが、それは決して前述の理由が全てではない。

 大体半分位を占めているが、残り半分の動機は別にあった。

 そう────

 

 

 

 

 

「俺の魚醤に何してくれんだ……!」

 

 

 

 

 

 触手に引きずり込まれたその瞬間、ポーチに忍ばせていた魚醤の瓶が粉砕されてしまった事に対する激憤である。




◯青年
麦粥は心底嫌いだし物凄く渋面で食べるけどそれはそれとして完食するし「ごちそうさまでした」も欠かさない系一般人。
米が死ぬほど好きだし米だけでも美味いと思ってるけど米を引き立てるその他の要素もかなり重視している。
なので「人を見捨てて食う飯は不味い」は彼にとって十分命を懸ける理由になる。
ただそれに戦闘力が伴っていない。

魚醤をポーチに入れていたのは現在の米野郎が特定の住居を持っていないから。
「盾」の戦闘員として頻繁に移動するので長期間何処かに部屋を借りるとかも出来ず、武器を除けば持ち物はかなり少ない。
更に異世界での治安の悪さから、宿屋の人間に盗まれる可能性も考え携帯出来る物は普段から携帯している(依頼を受けたら宿に置いてく)。
しかし今回は飛び入りかつエリシアに服を買ったりしていたのでうっかり持ち込んでしまい…

これでもう炒飯作れないねぇ

◯エリシア
まさかのやらかしに自分自身唖然としてる系魔女。
どんな強い能力を持っていてもそれを使う側に油断や満身があれば必ず失敗するモノである。
だから完全な生物になって殴りにいくね…

◯リリー・スターロッド
コイツ何もかも中途半端だな(辛辣)
気分で喋るの止めよ…ってしてたのに結局喋り始めるし、青年が無事ならいいかなーみたいな事考えつつやっぱり自分の手で救いてーしてるし
そもそも男っぽい仕草格好全部親への反抗心だし
そういうとこだぞ。
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