INFINITE・THE WORLD   作:ZZZ777

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サブタイまんま。
相変わらず私は戦闘シーンが上手く書けない。

今回もお楽しみください!


世界の王者VS転生者

三人称side

 

 

『それでは、門藤操VS織斑春十。試合...開始!』

 

 

試合開始のアナウンスと同時に、ジュウオウザワールドはジュウオウザガンロッドから糸を取り出しフィッシングモードにすると、そのまま糸を春十に向かって振るう。

 

 

「つ、釣り竿!?」

 

 

『え、えええ!?』

 

 

その事に春十は勿論、見ていた観客も衝撃の声を発する。

糸に驚いたことで反応が遅れた春十はそのまま糸による攻撃を受ける。

そして、そのまま装甲から火花が散る。

 

 

「ぐぁ!?」

 

 

春十は攻撃を受けた衝撃でそう声を漏らし、体勢を崩す。

 

 

「はぁ!はぁ!」

 

 

体勢を崩した春十に向かって、ジュウオウザワールドはジュウオウザガンロッドを振るって糸で攻撃をする。

何度も何度も攻撃を受け、白式のSEがガリガリと削れていく。

 

 

「が、がぁ!クソ!」

 

 

攻撃を受け続けた春十だが、流石に何時までも攻撃を喰らっている訳ではない。

スラスターを使い大きく移動し、離脱する。

 

 

(はぁ、はぁ、クソ!如何なってやがる!何でこんなに、ダメージを受けてるんだ!こういうのは主人公補正で案外避けれるもんなんじゃないのかよ!?)

 

 

離脱をしながら、春十はそんな事を考える。

自分を主人公だと思ってるが故の、補正がある事前提の考え方。

セシリア戦でほぼ原作通りの戦いをしたので、それが更に強まった。

だから、そう考える。

 

 

(こうなったらぁ!これで決める!)

 

 

その瞬間に、春十が持っている雪片弐型が変形し、エネルギーの刃が展開される。

 

 

「っ!」

 

 

それを見たジュウオウザワールドは直ぐにジュウオウザガンロッドを両手で持ち、構える。

このエネルギーの刃は、白式の単一能力、零落白夜。

相手のエネルギー兵器を無効化したり、シールドバリアーを切り裂き直接ダメージを与えることが出来る、白式最大の攻撃。

それを、春十は発動したのだ。

 

 

「うおおお!」

 

 

そして、春十は雪片弐型を構えジュウオウザワールドに突っ込んでいく。

白式は全ISの中でトップレベルのスピードを出せるため、かなりの勢いが出ている。

だが、零落白夜は近接専用であり、ジュウオウザワールドが飛行能力が無く地面に立っているため、自然と春十も高度を下げなくてはいけない。

 

 

「はぁ!」

 

 

「な!?」

 

 

だから、高度が下がっていた春十の事を、ジュウオウザワールドは地面を思いっ切り蹴り、空中で前転しながら飛び越える。

その事に春十は驚き、動きが止まる。

その隙に地面に着地したジュウオウザワールドは、

 

 

「はぁ!!」

 

 

ジュウオウザガンロッドを振るい、糸を春十に飛ばす。

そして、その糸の行きつく先は...

 

 

「な!雪片弐型に!?」

 

 

そう、春十の持つ雪片弐型だ。

ジュウオウザガンロッドの糸は、雪片弐型の持ち手部分に巻き付いている。

 

 

「おらぁ!」

 

 

「あ!?」

 

 

ジュウオウザワールドは、そのままジュウオウザガンロッドを引き、釣りの要領で雪片弐型を手元に手繰り寄せる。

糸が絡みついた事に呆気に取られていた春十は、そのまま雪片弐型を離してしまう。

春十の手元を離れたことで、雪片弐型のエネルギー刃は消失し、変形も元に戻る。

そして、

 

 

「はぁ!はぁあ!」

 

 

「な!?ぐぁ!」

 

 

ジュウオウザワールドはジュウオウザガンロッドを振り、糸の先端に括りつけたままだった雪片弐型で春十の事を攻撃する。

春十はそのまま雪片弐型によって切り付けられる。

そうして、何度か切り付けられ、春十はアリーナの壁際に吹き飛ばされる。

 

 

「あ、がぁ!」

 

 

(クソ!もうSEが...何で、俺がこんなに追い詰められてるんだよ!)

 

 

吹き飛ばされた春十はそんな事を考えながらジュウオウザワールドの事を睨む。

ジュウオウザワールドはそんな視線を気にせずジュウオウザガンロッドを引き、先に括りつけている雪片弐型を手に取る。

そして、そのままそこら辺に雪片弐型を放り捨てる。

 

 

「てめぇ!よくも、千冬姉の剣を!」

 

 

その瞬間に、春十はそう声を上げると、ジュウオウザワールドが放り捨てた雪片弐型に向かって飛んでいく。

だが、そんな春十に向かってジュウオウザワールドは再び糸を飛ばす。

そして、今度はその足に糸が括りつけられる。

 

 

「はぁあああ!!」

 

 

「な、うわぁあああ!?」

 

 

そして、そのまま春十ごとジュウオウザガンロッドを振り回す。

 

ががががが!!

 

アリーナの壁に春十はぶつかりながら回転させられる事によってSEがガリガリと削れていく。

 

 

「おらぁ!!」

 

 

「がぁ!」

 

 

そして、ジュウオウザワールドがジュウオウザガンロッドを大きく振り抜く事で、春十の足に括りつけられていた糸が解け、春十はアリーナに転がる。

白式のSEはまだ辛うじて残っているが、もう普通の蹴りで無くなってしまう程しか残っていない。

 

 

(クソ!何でだ!何で俺が地面に転がっていて、アイツが立ってんだよ!俺は主人公だろ!)

 

 

地面に転がった春十はジュウオウザワールドを睨みながらそんな事を考える。

 

 

だが、ジュウオウザワールドが春十の事を圧倒出来るのは当然である。

春十は転生者故原作知識があるが、ISを使う事、そして戦う事に関しては素人である。

それに対し、ジュウオウザワールドは...操は10年前にデスガリアンと戦い、その後も何度も戦っていた。

戦闘は、訓練も経験も非常に大切である。

確かに情報も大きなアドバンテージになるが、戦う本人が未熟では意味ないし、そもそも春十はジュウオウザワールドを知らないので情報アドバンテージなど無い。

その為、素人である春十が勝てる訳がない。

 

 

ジュウオウザワールドは、ジュウオウザガンロッドを肩に担ぎながらゆっくりと春十に近付き、

 

 

「はぁ!」

 

 

春十の事を蹴り上げる。

 

 

「あがぁ!」

 

 

春十はそんな声を発する。

そうして、春十が身に纏っている白式のSEはゼロになり、機体が強制解除される。

その瞬間に試合終了のブザーが鳴り響き、

 

 

『白式、SEエンプティ!勝者、門藤操!』

 

 

ジュウオウザワールドの、操の勝利アナウンスが鳴り響く。

 

 

『わぁああああああああ!!』

 

 

そうして、観客は一斉に歓声を上げる。

その歓声を受け、ジュウオウザワールドは軽く右手を上げてから自身のピットに戻っていく。

敗北した春十は、一応救護班の教員が春十のピットに連れて帰って行く。

 

 

(負けた...クソ!クソォ!!何でだよ!何で俺が、負けたんだよ!俺は、主人公だろうが!)

 

 

その道中に、春十はそんな事を考える。

納得していないようだが、春十は負けたという事実は変わらない。

 

 

自身のピットに戻り、変身を解除した操は

 

 

「ライノスだけで終わったか...まさか、()()()()()()()()()()すら使わないなんてな...」

 

 

そんな事を呟く。

そして、ピットに備わっていたベンチに座り、

 

 

「やばい...怖い印象を植え付けたかもしれない...」

 

 

そう言いながら頭を抱える。

戦闘中は集中して思いつかなかったが、終わってみると思いつく。

 

 

「大丈夫だよな...もし仮にそういう印象を植え付けていたとしても、まだ4月。まだ、まだ挽回できる」

 

 

操は少しだけ前向きな事を呟くと、ピットから出て行った。

その表情は、少し不安が残っていたが、明るいものだった。

 

 

だが、操は忘れている。

この模擬戦に勝った為、自分がクラス代表になるという事を...

 

 

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操side

 

 

模擬戦の翌日の朝のSHR前。

俺は普通に教室に向かっていた。

 

 

「大丈夫、大丈夫だ...」

 

 

だが、如何しても不安を拭いきれない。

だって昨日あれだけ暴れたんだ。

不安を覚えない方がおかしい。

 

 

そんな事を考えているうちに、気付いたら1年1組の教室前に着いていた。

俺はいったん深呼吸をしてから、教室の扉を開ける。

 

 

「お、おはよう...」

 

 

そして俺はクラスのみんなにそう挨拶をする。

すると、

 

 

「あ、門藤さん!おはようございます!」

 

 

と、クラスメイトの清香が元気よく挨拶を返してくれる。

その清香の挨拶で、他のみんなも俺に反応してくれる。

 

 

「門藤さん、昨日は格好良かったですよ!」

 

 

そんな中で、1人のクラスメイトがそんな事を言ってくれる。

 

 

「き、昨日は怖く無かったのか?」

 

 

「はい、全然怖く無かったですよ。凄く強くて、格好良かったです!」

 

 

その言葉に同意するようにみんなが頷く。

それにつられて、俺も笑みを浮かべる。

良かったぁ...本当に良かったぁ...

 

 

それはそうと。

 

 

「なぁ、あれって如何いう状況?」

 

 

俺は、教室の窓際に視線を向けながらそうみんなに尋ねる。

するとみんなも俺と同じ方向に視線を向ける。

俺らの視線の先では、織斑春十を挟みながら篠ノ之箒とセシリア・オルコットが何か言い合っていた。

本当に何があったらああなる?

 

 

「えっと...篠ノ之さんと織斑君が話してたら、織斑君にオルコットさんが謝罪して、オルコットさんに篠ノ之さんが突っかかって喧嘩が始まりました...」

 

 

その説明を聞いて納得した。

 

 

「つまり、修羅場か...」

 

 

俺のその呟きに、周りのみんなが頷く。

昨日セシリア・オルコットが辞退した理由が分かった。

織斑春十に惚れたんだろう。

あれだけ男の事をボロカス言ってたのに、急に掌返しか...

好印象は持てないな。

そもそも、俺は織斑春十と篠ノ之箒が苦手...いや、嫌いだ。

門藤操はあの2人との関わりが無いが、俺には織斑一夏の記憶がある。

その記憶があるから、あの2人の事が嫌いだ。

そんな織斑春十に惚れたとなると...セシリア・オルコットの事も嫌いになりそうだ。

 

 

俺がそんな事を考えていると、朝のSHRの時間になり、チャイムが鳴り響く。

それに従い、俺達は自席に座るが、織斑春十達は未だに何かやってる。

 

 

「席に座れ馬鹿者共!」

 

 

「「「痛っ!?」」」

 

 

そうして、教室に入って来た織斑先生が出席簿で3人の頭を順番にすっぱたく。

うわ、痛そう...

織斑先生、教員が暴力振るって良いんですか?

普通に駄目な気しかしないんだが...

後ろで一緒にやって来た山田先生がアワアワしてますよ。

頭を叩かれた3人は直ぐに席に戻っていく。

3人がしっかりと座った事を確認した山田先生は口を開く。

 

 

「さて、門藤君、織斑君、オルコットさん、昨日はお疲れさまでした!そして、模擬戦に勝利した門藤君が、1年1組のクラス代表に決定しました~~!」

 

 

「....やっべ、忘れてた」

 

 

そうじゃん!

昨日の模擬戦、クラス代表を決めるための模擬戦じゃん!

みんなからの反応が心配すぎてすっかり忘れてた...

 

 

「門藤、クラスに向かって何か一言喋れ」

 

 

俺がそんな事を考えていると、織斑先生がそう指示をしてきた。

少し面倒だが仕方が無い。

俺は席を立ち、教壇前に移動してからみんなの方を向く。

 

 

「えっと...23歳で年齢が離れていますが、頑張りますので協力してくれたら嬉しいです。よろしくお願いします!」

 

 

『よろしくお願いします!』

 

 

俺がそう言うと、みんなもそう返してくれる。

だが、例の3人は何処か睨むような視線で俺の事を見て来た。

はぁ.....

俺は心の中でため息をつきながら、自席に戻る。

 

 

「んん!さて、SHRで伝えるのは以上だ!次の授業は私の授業だ、準備を忘れるなよ」

 

 

そうして、織斑先生は最後にそう言うと山田先生と共に教室から出て行った。

さて、今日も頑張ろうか!

 

 

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『門藤さん、クラス代表就任おめでとう!』

 

 

「ありがとう!」

 

 

時刻は進み放課後。

俺はIS学園の食堂にて俺のクラス代表就任記念パーティーに参加していた。

食堂を貸し切ってまで開催されたこの集まり。

何でか知らないが1組以外の1年生も集まっている。

まぁ、ただただ騒ぎたいだけだろう。

それはそれで賑やかだし、他のクラスの人とも関われるから良いか。

 

 

「...大和達がいたら、もっと楽しいだろうな」

 

 

俺はそんな事を思わず呟いてしまう。

この世界に大和達はいない。

そんな事分かっているのに、そう思ってしまう。

ラリーとか絶対にこういうの開催するの得意だからな...

 

 

因みに、この場に例の3人はいない。

誘ったらしいのだか断られたようだ。

俺からしても正直いない方が良いからありがたいんだが、何時までもこんな事じゃ駄目だよな...

その内何とか仲良くとまではいかなくても顔を合わせても何も思わないくらいまでは改善したい。

だけれども、あの3人の態度的にそれも無理だな...

 

 

「はいはーい!新聞部でーす!話題の門藤操さんにインタビューしに来ました~!」

 

 

そんな事を考えていると、食堂内にそんな声が響く。

食堂の入り口の方に視線を向けると、そこには眼鏡を着用し首からカメラを下げ、腕には新聞部と書いている紙を付けた生徒がいた。

リボンの色的に、2年生か。

 

 

「お、いたいた!私、新聞部副部長の黛薫子です!よろしくお願いします!」

 

 

そうして、その生徒...黛さんは名刺を差し出してくる。

随分と本格的だな...

 

 

「門藤操です。よろしくお願いします」

 

 

俺は取り敢えずそう返す。

黛さんは、俺が座っている前の席に座ってメモ帳を取り出し、ボイスレコーダーを机の上に置く。

 

 

「じゃあ、早速インタビューを開始します!」

 

 

あれ?

俺承認したっけ?

 

 

「クラス代表に就任しましたが、何か一言どうぞ!」

 

 

俺はそう疑問を感じたものの、黛さんは畳み掛けるようにそう質問してくる。

これは何か言っても無駄な奴だ。

仕方が無い、素直に応対しよう。

 

 

「まぁ、程々に頑張ります」

 

 

「えー、それだけですか?まぁ、捏造するから...」

 

 

「おっと、それは駄目だ」

 

 

何やら怪しい事を呟いたので机の上のボイスレコーダーを奪い取る。

 

 

「あ、ちょ!」

 

 

「今すぐさっきの言葉を訂正しないとこれを学園長に聞かせる」

 

 

黛さんは奪い返そうとしてきたが、俺がそう言った瞬間に土下座する。

流れるような土下座。

これは何度もこういう状況を経験してるな?

 

 

「それだけは勘弁してください!」

 

 

「なら訂正してください」

 

 

「します!しますから!」

 

 

それを聞いた俺はボイスレコーダーのデータを自分のスマホにコピーしてから黛さんに返す。

簡単にコピーが出来る最新式で助かった。

 

 

「ううう...では、続きをさせてもらいます...」

 

 

まだするか。

正直これで帰ると思ってたんだが...

 

 

「好みの女性のタイプは?」

 

 

「リリアンです」

 

 

黛さんの質問にすぐさまそう返答すると、黛さんは呆気に取られたかのような表情を浮かべる。

チラッと周りを見てみると、聞き耳を立てていたみんなも同じ様な表情になってる。

 

 

「えっと、その...リリアンっていうのは...」

 

 

黛さんは恐る恐るといった感じで聞いてくる。

周りのみんなもさっきまでの賑やかな雰囲気をおさめ、俺の事をじっくりと見てくる。

 

 

「恋人(恋犀)の名前ですけど」

 

 

若干の気まずさを感じながら俺はそういう。

すると、

 

 

『ええええええ!?』

 

 

と、全員が一斉に絶叫する。

ビックリしたぁ...

急に叫ぶのは止めてくれ...

 

 

「も、門藤さん恋人いるんですか!?」

 

 

「そう言ってるじゃん。俺に恋人がいるのがそんなに不思議か?」

 

 

山田先生もそうだったし...

俺、そんなにパッとしない?

なんか、嫌だなぁ。

イメチェンしようかな?

 

 

「そ、そんな...」

 

 

「き、貴重な男性が...」

 

 

周りの生徒達はそんな事を呟く。

何だ何だ?

訳が分からん。

 

 

「あ、ありがとうございました...」

 

 

黛さんもそう言って帰ってしまう。

えーと...この状況、如何しよう...?

 

 

 

 




思ったより早く決着が着いた。
春十が弱いのか、操が強いのか...
どっちもか。

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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