INFINITE・THE WORLD   作:ZZZ777

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遂にタグで出てた3人目が出て来ます。
いったいどうなっていくのか...

今回もお楽しみください!


中国からの転校生

操side

 

 

俺のクラス代表就任記念パーティーからチョッと経ったある日。

俺は何時も通り教室に向かっていた。

 

 

入学してから1週間以上経って、23歳の俺もそこそこクラスに馴染んで来た。

まぁ、あのパーティーの後は何故か少し気まずかったけど。

正直、馴染めなくても仕方が無いと考えていたから凄い嬉しい。

このまま学園生活を楽しめたら良いんだけどな...

 

 

そんな事を考えていると、教室の前に着いた。

俺はそのまま教室の扉を開ける。

 

 

「おはよう!」

 

 

「あ、門藤さん。おはようございます!」

 

 

「おはようございます!」

 

 

クラスメイトと挨拶をしてから、一先ず自分の席に荷物を置く。

 

 

「あ、そうだ!門藤さん、噂聞きましたか?」

 

 

「噂?何の事?」

 

 

席に荷物を置いたタイミングで、そう聞かれたので俺は正直に答える。

本当に心当たりがない。

も、もしかして何か俺に関する事か?

いや、でも、噂になるような行動はしていない...はず。

 

 

「隣のクラスに、転校生がやって来るっていう噂です!」

 

 

その言葉を聞いて、俺は胸を撫で下ろした。

良かった、俺の事じゃない。

それにしても、転校生...

 

 

「まだ4月なのにか?」

 

 

「そうらしいですよ」

 

 

へ~、珍しい事もあるんだな。

 

 

「そう言えば、あの3人は相変わらずか?」

 

 

「はい、そうです...」

 

 

俺が教室の前の方の席に集まっている3人の方に視線を向けながらそう言うと、肯定が帰って来る。

俺の視線の先では、織斑春十を挟み何やら言い合っている篠ノ之箒とセシリア・オルコット。

あの3人は、模擬戦の翌日から常にあんな感じだ。

織斑春十を巡って、2人が口喧嘩をする。

その喧嘩は授業開始時間まで続くため、3人纏めて織斑先生が叩く。

その繰り返しだ。

 

 

「正直、もういい加減にして欲しいな」

 

 

「確かに、チョッとうるさいですよね」

 

 

俺が思わず言ってしまった言葉に、肯定の言葉が続く。

あの3人のやり取りは、もう面倒だと思われているらしい。

これ以上は陰口になっちゃうから何も言わないけど、あれを止めたらみんなと仲良くなれる気がするんだけどな。

そうすれば、俺の織斑春十と篠ノ之箒に対する嫌悪感も緩和されるかもしれない。

 

 

「それよりも門藤さん!もう直ぐクラス対抗戦ですね!」

 

 

「まぁ、入学して直ぐの行事だからね」

 

 

ここで、友人(だと思ってるクラスメイトの)清香がそう言ってきたので、俺は笑いながらそう返す。

クラス対抗戦は、入学して直ぐに行われ、学年別で各クラスのクラス代表が直接ISで戦うというものだ。

正直、クラス代表が代表候補生とかじゃないと物凄く辛いと思う。

不公平さを感じるが、ルールなので仕方ない。

 

 

「確か、優勝したらデザートフリーパスだっけ?」

 

 

「そうなんです!私達、絶対に欲しいです!」

 

 

「俺も欲しい!」

 

 

デザートフリーパスだよ。

欲しくない訳がない。

 

 

「これは、勝ちたいな!」

 

 

「そうですね、でも門藤さん強かったですし大丈夫ですよ!」

 

 

そうやってワイワイと会話していると、

 

 

「織斑春十っている!?」

 

 

と、教室の前の扉の方からそんな声が教室内に響く。

俺や俺の周りの席にいた友人達も一斉に教室の扉に視線を飛ばす。

するとそこには、小柄で髪をツインテールにしている少女がいた。

げ、アイツは...

 

 

「あ、あなたは?」

 

 

教室の入り口の近くにいた生徒がそのツインテールの少女にそう質問する。

 

 

「私は、中国国家代表候補生の凰鈴音よ!」

 

 

その少女...凰鈴音は、胸を張りながらそう言う。

やっぱり...

凰鈴音。

俺は、正直コイツの事も嫌いだ。

コイツは、篠ノ之箒が要人保護プログラムによって転校した翌年に中国から転校してきた。

当初は言語の違いから虐められてたけど、気が付いたら周りに馴染んで織斑一夏の事を虐める側になっていた。

だからこそ、俺は嫌いだ。

流石にずっと嫌いって言ってられないから、門藤操としては何とも思わないくらいまで改善したい。

 

 

「鈴!やっぱり鈴じゃないか!」

 

 

俺がそんな事を考えていると、織斑春十が席を立ち凰鈴音に向かっていく。

そんな織斑春十は凰鈴音の事を見て、篠ノ之箒とセシリア・オルコットはプルプルと肩を震わせているのが分かる。

俺の周りの友人達も、2人の事を見ている。

 

 

「なぁ、みんな。あの2人の事を見るのもいいけど、もうそろそろ朝のSHR始まるよ」

 

 

俺がそう言うと、みんな一斉に教室にある時計に視線を向け、

 

 

「ありがとうございます!戻ります!」

 

 

「教えてくれて本当にありがとうございます!」

 

 

そう言いながら、自分の席に戻っていった。

俺の席の周りに集まっていた人がみんな一斉に席に戻ったから、俺の周りにいなかったクラスメイトもSHRが始まる事に気が付き、席に戻っていく。

そうして、教室内には入り口付近で話をしている織斑春十と凰鈴音、その2人を見てなんかキレてる篠ノ之箒とセシリア・オルコット。

その4人だけが立っている状態になった。

おいおい、席を立ってると...

 

 

バァン!

 

 

俺がそんな事を考えていると、教室内にそんな音が鳴り響く。

見ると、教室の入り口に立っていたはずの凰鈴音がその場に蹲っていた。

そんな凰鈴音の後ろには、出席簿を持っている織斑先生。

それで察した、織斑先生が出席簿で叩いたのだろう。

 

 

「痛った~!!」

 

 

「凰、SHRだ。教室に戻れ」

 

 

「ち、千冬さん...」

 

 

「織斑先生だ!」

 

 

「は、はい!」

 

 

そう会話をして、凰鈴音は自身の教室に戻っていった。

 

 

「貴様らも席に着け!」

 

 

「「「は、はい!」」」

 

 

織斑先生は立っていた3人にそう言い、言われた3人はすぐさま席に座る。

 

 

「はぁ...それでは、今日のSHRを始める!」

 

 

そうして、織斑先生は朝のSHRを開始した。

まぁ、殆ど話をしていたのは織斑先生の後から教室に入って来た山田先生だったけど。

そのまま話は終了し

 

 

「それでは、次の授業はISの実技だ!遅れないように!」

 

 

と、最後に織斑先生がそう言い、SHRは終了した。

そのまま織斑先生と山田先生は教室から出て行った。

さて、実技って事はみんな着替えるから、さっさと教室から出ないとな。

俺はそう判断し、ポケットにしっかりとジュウオウザライトが入っている事を確認してから教室を出る。

授業も頑張るか!

 

 

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三人称side

 

 

時刻は進み、昼休み。

大勢の生徒が食堂で昼食を食べていた。

そんな中、とある4人の集まりが注目を受けていた。

春十、箒、セシリア、鈴の4人である。

今現在は春十を中央に、箒とセシリアと鈴が会話をしている。

 

 

(よしよし、鈴もしっかり転校してきたし、授業内容とかも今まで原作と違うところはない!)

 

 

そんな中で、春十はそんな事を考えていた。

模擬戦の後、殆ど春十の予想通りに授業などが進んでいた。

初の実習でお手本として飛行した事やその時に地面に突っ込んだことなど、殆どを原作の一夏がしていた行動に沿って行動していた。

そして今日、鈴も転校してきてこれまた原作のように箒とセシリアと会話をしている。

しっかりと原作通りに進んでいる事に、春十は喜んでいた。

 

 

(後は、門藤操さえいなくなれば!!)

 

 

そうして、春十はそんな事を考えている。

今までの学園生活で唯一の誤算。

それが操の存在だった。

そんな操の事を、春十は邪魔に思っていた。

 

 

(まぁ、焦らずとも、シャルやラウラを惚れさせてからで問題は無い!俺がハーレムを作って、その上でアイツをボコボコにする!)

 

 

春十がそんな事を考えている中、箒とセシリアと鈴は会話をしている。

 

 

「え!?1組のクラス代表、春十じゃないの!?」

 

 

ここで、鈴が心底驚いた表情でそう言う。

 

 

「そうなのだ。あの、もう1人の男だ」

 

 

「何よそれ。空気読めてないわね~~」

 

 

かなり身勝手な言葉だが、その鈴の言葉に箒とセシリアは頷く。

 

 

「あの男は、春十さんの活躍の機会を奪ったのですわ!」

 

 

そのまま、セシリアはそんな事を言う。

模擬戦まで自分で春十の事を馬鹿にしていたのに、その事は棚に上げて会話している。

 

 

(ははは!セシリアも完璧に俺に惚れてる!)

 

 

そんなセシリアの言葉を聞いて、春十は心の中で歓喜する。

 

 

「春十、私がもう1人の男をボコボコにしといてあげるわ!」

 

 

そんな春十に、鈴がドヤ顔でそう宣言する。

春十は鈴に何か言おうと口を開いたその時

 

 

「貴様ら!何時まで食べてる!もう直ぐ昼休みは終わるぞ!」

 

 

と、千冬が食堂内に響くように声を発する。

その言葉を聞いた春十達は一斉に食器を片付け始める。

 

 

(アハハハ!こういう細かい事も、しっかりと原作通りだ!待ってろ門藤操!)

 

 

その途中、春十は笑みを浮かべながらそんな事を考える。

1度ボコボコにされているのに、何故そんな事を思うのか。

それは、春十がハーレムの事しか考えていないからだろう。

 

 

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操side

 

 

隣のクラスに、凰鈴音が転校してきてからそこそこな時間が経った4月末。

週明けにはとうとうクラス対抗戦が開催される、とある日。

俺は学園長室に向かっていた。

理由は単純、学園長に盗聴器関係が如何なっているかの確認をするためだ。

 

 

あれから、如何やら隣のクラス...2組のクラス代表は凰鈴音に変わったらしい。

元々クラス代表だった生徒はどうなったんだと聞きたいが、俺に分かる事ではない。

そして、凰鈴音は寮でなんか騒いで織斑先生に叱られたらしい。

俺は教員寮に住んでるからそこら辺を良く知らないが、織斑春十と同室の篠ノ之箒に部屋を変われと迫ったらしい。

何とも我儘だ。

その場は織斑先生の出席簿アタックによって如何にかなったらしい。

それから、織斑春十の訓練には篠ノ之箒とセシリア・オルコットと凰鈴音の3人が付き添うようになったとか。

そこら辺はまぁ、そこまで俺に関係ないからいいや。

 

 

そんな事を考えていると、学園長室の前に着いた。

身だしなみをチェックして、扉をノックする。

 

 

「門藤操です、入っても宜しいでしょうか?」

 

 

『はい、問題ないですよ。入って来てください』

 

 

「失礼します」

 

 

そうして、軽く頭を下げながら学園長室に入る。

 

 

「門藤君、今日はわざわざ来てくれてありがとうございます」

 

 

「いえいえ、気にしないで下さい。元はといえば私の部屋にあったものなんですから」

 

 

「そう言ってくれると、此方としても気が楽です。座って下さい」

 

 

「失礼します」

 

 

学園長に言われたので、俺はソファーに座る。

まだ4月だというのに、ここに来たのはもう3回目。

正直申し訳なくなってくる。

 

 

「早速ですが、説明をさせていただきます」

 

 

「よろしくお願いします」

 

 

そうして、学園長は説明を開始してくれる。

 

 

「先ず、門藤君が教員寮の1号室に入るという情報が外部に漏れた形跡はありませんでした。必然的に、これはIS学園内部の人間が起こした事件です」

 

 

「やっぱりですか」

 

 

そうだと思ってた。

 

 

「これは、私の落ち度でもあります。本当にすみません」

 

 

「気にしないで下さい。こうやって調査をして頂けるだけでもありがたいです」

 

 

「...ありがとうございます」

 

 

そう言って学園長は頭を下げる。

あれ?

普通逆じゃないか?

 

 

「続けます。それで、内部の人間を今洗っている所です」

 

 

「なるほど...現段階で、怪しいと思っている人の名前を教えて頂いても?」

 

 

「はい、現段階では、織斑先生と更識生徒会長が怪しいと考えています」

 

 

「生徒会長?」

 

 

織斑先生は、俺の事を一夏一夏と呼んでくるし納得できるが、生徒会長には疑問を持たざるを得ない。

俺が疑問を感じたのを学園長も察したのだろう。

息を吐いてから説明をしてくれる。

 

 

「他言無用でお願いします。更識生徒会長は、日本人なのですが今現在はロシアの国家代表を務めています」

 

 

「それは...何でですか?」

 

 

「それは、彼女の実家に秘密があるからです。彼女の実家、更識は日本政府の対暗部用暗部。いわゆる裏社会の家系です。その特別性から、更識家には自由国籍権が認められており、その結果彼女はロシア国籍になったのです」

 

 

「な、なるほど」

 

 

そういう秘密があるのか。

確かに、裏社会関係者なら情報を得るために俺の部屋に盗聴器を仕掛けても不思議ではない。

 

 

「教えてくれてありがとうございます。ですが、何で私に教えてくれたのですか?」

 

 

俺がそう聞くと、学園長はいったん目を伏せてから、俺の方に視線を戻す。

 

 

「正直、私の判断で伝えていい事ではありません。ですが、男性IS操縦者の保護...そして、大事な生徒の保護の方が優先度は高いと判断しました」

 

 

「学園長...」

 

 

何ていい人なんだぁ!

 

 

「くれぐれも、他言無用でお願いします」

 

 

「それは当然です」

 

 

こんな生徒の事を思っている人を裏切るような真似はしない。

そんな事をしたら、俺はもう胸を張って大和達に会えない。

 

 

「折角来てもらって申し訳ないのですが、今日お話しできるのはこれくらいです」

 

 

「いえ、それが聞けただけでもありがたかったです。今日はありがとうございました」

 

 

「また何かあったら、いつでも相談してください。そして今度のクラス対抗戦、頑張って下さい」

 

 

「...!分かりました。失礼します」

 

 

ここで、会話は終了した。

なので俺は学園長室から出た。

そうして、そのまま時刻を確認する。

17:10か。

 

 

「もう寮に帰るか」

 

 

俺はそう呟くと、寮の自室に向かって歩き出す。

 

 

「取り敢えず、織斑先生と更識生徒会長には気を付けておくか」

 

 

俺、更識生徒会長の顔知らないけど。

そんな事を考えながら歩いていると、教員寮に着いた。

まぁ、同じ敷地にある建物だし直ぐついて当然か。

 

 

「ただいま~」

 

 

しっかりと手洗いうがいをして、俺はベッドの上に座る。

 

 

「はぁ~~盗聴器の犯人、どっちなんだろう」

 

 

これは正直、学園長に任せるしかないな。

今はそれよりも、

 

 

「クラス対抗戦...どうなるんだろうか」

 

 

それが気になる。

2組のクラス代表が変わったという事は、俺は凰鈴音と戦う必要がある。

それは...嫌だなぁ。

 

 

「でも、大丈夫だ。俺は織斑春十とは戦えた」

 

 

強さで言うと、確実に凰鈴音の方が強いだろう。

だが、俺の心理状況的には、織斑一夏のトラウマ的には、織斑春十の方がずっと強かった。

ならば問題ない。

 

 

「デザートフリーパスもあるしな!頑張ろう!」

 

 

大丈夫、俺なら出来る!

 

 

 

 




操「はぁ、踊った踊った」

毎回同じダンス踊ってるけど、飽きないの?

操「当然!だって戦隊っていったらこれでしょ!」

そ、そう...

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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