INFINITE・THE WORLD   作:ZZZ777

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前回の続きです。
さてさて、春十はどうなるかな?

今回もお楽しみください!


春十の考え

操side

 

 

違反行為を働いた3人の処分を聞いた翌朝。

俺は何時ものように自分の教室に向かっていた。

昨日は結局IS学園から行ける範囲の釣りが出来るところを色々探していたら寝るのが結構夜遅い時間になってしまった。

仕方が無い、楽しみなんだから。

そんな事を考えていると、1組の教室前に着いた。

 

 

「おはよう!」

 

 

「あ、おはようございます!」

 

 

俺が教室に入ってから挨拶をすると、挨拶が帰って来た。

俺はそのまま自分の席に向かい荷物を置く。

すると俺に周りにみんなが集まってくれる。

 

 

「門藤さん!昨日は凄かったですね!」

 

 

「IS3機と同時に戦えるだなんて凄かったです!」

 

 

そうして、みんながそう言ってくれる。

 

 

「そう言ってくれると嬉しいな」

 

 

褒められて嬉しくない人間だなんていないだろう。

多分。

もしかしたら嬉しくない人もいるかもしれないが...まぁ、限りなく少数だろう。

 

 

「それにしても、あの2人は何がしたかったんですかね?」

 

 

俺がそんな事を考えているとクラスメイトの1人、鷹月さんがそんな事を言ってくる。

 

 

「さぁ?良く分からない」

 

 

俺は篠ノ之箒とセシリア・オルコットの席を見ながらそう言う。

当然ながらそこには誰も座っていない。

織斑春十は2人がいないからか首を捻っている。

 

 

「あの2人と2組の凰さん、違反行為を働いてましたよね?どうなるんですかね?」

 

 

うーんと、まぁ言わない方が良いよな。

 

 

「分からない。まぁ、罰則はあるんじゃないかな?」

 

 

昨日山田先生から聞いたあの3人への処分は言わない方が良いと判断したので、取り敢えずはぐらかしておいた。

俺の言葉にみんな頷いているし、問題は無いな。

.....そうだ!

俺の席の周りにみんなが集まってるから、釣りに誘うなら今がチャンス!

 

 

「話題が変わるんだけどさ、みんなGWの予定って入ってる?もし空いてたら、俺と釣りに行かない?」

 

 

俺がそう言うと、みんな一斉に予定を確認しだす。

お、おう。

そこまで必死になって確認しなくても...

 

 

「あ、空いてる!空いてます!」

 

 

「く、もう殆ど埋まってる...何でこんなにも一気に入れてしまったんだ!」

 

 

地面に手をついて震えるほどか?

良く分からない。

 

 

「分かった。じゃあ決まり次第連絡するから、連絡先交換しよう」

 

 

「え!?良いんですか!?」

 

 

「うん」

 

 

そうして、俺は予定が合う何人かと連絡先を交換した。

やったぁ!

友人の連絡先だ!

束さんとラウラ達以外連絡先増えないんじゃないかとか思ってたから嬉しい!

 

 

「じゃあ、そろそろSHRだから座った方が良いんじゃない?」

 

 

「あ、そうですね。教えてくれてありがとうございます!」

 

 

そうして、俺の周りに集まっていたみんなは自分の席に戻っていく。

約2分後にチャイムが鳴り、教室に織斑先生と山田先生が教室に入って来た。

SHRの開始までに篠ノ之箒とセシリア・オルコットがまだ来ていないからか、みんなが若干だがざわつく。

 

 

「さて、本日のSHRを始める。先ずは全員に知らせておくことがある」

 

 

織斑先生がそう言うと、教室内の空気が緊張したものに変わる。

 

 

「昨日のクラス対抗戦で違反行為を働いた篠ノ之とオルコットは、停学処分となった」

 

 

織斑先生の言葉を聞いて、さっきまでとは比べ物にならない程教室内がざわつく。

それは当然か。

まだ4月だというのに停学になるクラスメイトが2人も出たら驚きはする。

だが、織斑先生や山田先生が何かを言う前にみんなが落ち着きを取り戻した。

クラス対抗戦の試合に乱入という重大な違反行為には、これぐらいじゃないとつり合わないとか考えたのかな?

 

 

「そして、2組の凰も停学処分になった。その為、2組のクラス代表が変更になった。まぁ、これは同じクラス代表である門藤以外にはあまり関係が無いかもしれないが、覚えておいてくれ」

 

 

あ、変更になったんだ。

誰だろう?

やっぱりティナかな?

 

 

「停学の期間は、7月の臨海学校の直前までだ。その為、臨海学校には参加する事になる」

 

 

織斑先生がそう言うと、みんなが頷く。

ん?

何で織斑春十はあんなに驚いてるんだ?

普通に考えたら罰則があるのは当然だろう。

 

 

「では、これで私の話は終わる。山田先生、何かありますか?」

 

 

「いえ、特にありません」

 

 

「それでは、これでSHRを終了する。織斑には話があるのでついてこい」

 

 

最後に織斑先生はそう言うと、教室を出ていった。

山田先生もその後に続いて教室を出ていく。

 

 

「.....」

 

 

織斑春十も、黙って席を立つとそのまま織斑先生を追いかけるように教室を出ていった。

フム、織斑春十に話って何だろうな?

.....凰鈴音が停学明けには退学って事を伝えるのかな?

まぁいいや。

次の授業の準備をしようっと。

 

 

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三人称side

 

 

「ち、千冬姉!如何いう事だよ!箒と鈴とセシリアが停学って!?」

 

 

「織斑先生だ!」

 

 

教室から離れた人通りの少ない廊下で。

春十は千冬にそう言って、千冬に出席簿で頭を叩かれていた。

 

 

(な、何がどうなってるんだ!?そんなの原作にはないはずだろ!!)

 

 

春十は叩かれた部分をさすりながらそんな事を考える。

 

 

「そのままだ。篠ノ之、オルコット、凰の3人は違反行為を行った。その為の罰則だ」

 

 

「た、たった1回で停学って!如何にか出来なかったのかよ!」

 

 

「無理だ。オルコットと凰に関しては国から帰国命令が出ている。代表候補生の資格剥奪と専用機の没収は間違いないだろう」

 

 

「なぁ!?」

 

 

(なんだよ、それ!!専用機がなくなる!?そうなったら、臨海学校とか、この先の物語はどうなるんだよ!?)

 

 

春十は心の中でそう叫ぶ。

原作知識を持っている春十からしたらたまったものじゃないだろう。

だが、普通に考えてゴーレムの乱入じゃ無く、箒とセシリアが乱入した時点でこのようになるという考えは無かったのだろうか。

 

 

「それで織斑、今回お前を呼び出したのはこれの確認の為じゃない」

 

 

「え?じゃあいったい何が...」

 

 

「.....凰は、停学が明けたらIS学園を退学になる」

 

 

「............はぁぁあああ!?」

 

 

千冬の言葉を聞いた春十は、絶叫を上げる。

 

 

「ど、如何いう事だよ!何で鈴が退学になるんだよ!?」

 

 

そうして、春十は千冬の肩を掴みながらそう質問する。

 

 

「...凰はクラス代表を変わる際、前任者を脅迫していたらしい。その為、退学処分となる」

 

 

「そ、そんな...」

 

 

千冬にそう言われ、脱力したように春十は千冬の肩から手を離す。

 

 

(た、退学...それだけは、それだけは!)

 

 

「ど、如何にか出来ないのかよ千冬姉!!そうだ、特記事項第21は!?」

 

 

春十は千冬に詰め寄る。

 

 

(そうだ、原作でもシャルはこれで留まっていた!これで何とかなるだろ!)

 

 

「無理だ。そもそもこれは学園側の決定だ。特記事項第21は関係ない。帰国命令も学園が許可を出してる以上、撤回は出来ない」

 

 

春十は内心自信満々だったが、千冬のその言葉で一気に絶望の表情を変える。

 

 

「そ、そんあぁ.....千冬姉!ブリュンヒルデだろ!何とかしてくれ!!」

 

 

春十は縋りつくようにそう千冬に言う。

 

 

(俺のハーレムは、ここで終わっちゃ駄目なんだよ!!)

 

 

しかし、その理由は何ともくだらないものなのだが。

そして縋りつかれた千冬はというと

 

 

(春十...そうだな、友人が離れていくのは悲しいよな。それに、凰は春十に惚れている。春十は気付いていないかもしれないが、春十の幸せには必要なんだ)

 

 

「分かった。可能な事をしてみよう」

 

 

春十の事を考え、行動をする事を口にした。

それを聞いた春十は笑みを浮かべる。

 

 

(春十も一夏も、私の弟だ!私の家族は私が守る!そして、春十と一夏の為の、味方も守る!)

 

 

そうして、千冬は改めて決意をしていた。

 

 

「...織斑、そろそろ授業が始まる。教室に戻れ」

 

 

「分かりました、織斑先生」

 

 

そうして、春十は教室に戻っていった。

 

 

(これで、鈴は守られる!俺のハーレム計画は、絶対に終わらせはしない!)

 

 

その道中でも、春十はそんな事を考えている。

そうして、そんな春十の背中を見ている千冬は

 

 

(春十、大丈夫だ。私が何とかするからな)

 

 

春十がハーレムだなんてものを考えているとも露知らず、そんな事を考えている。

弟の考えている事を少しも分かっていないとなると、果たしてそれは姉として弟の事をちゃんと見ていると言えるのだろうか...

 

 

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操side

 

 

「ふぅ、今日の授業も終わり...」

 

 

後は帰りのSHRで今日も放課後だ。

6時限目の授業が終わったので、俺は軽く伸びをしながらそう言葉を零す。

 

 

今日でGWの釣りの予定は大体決めることが出来た。

決まっているメンバーは、鷹月さん、四十院さん、谷本さん、夜竹さんの4人。

正直後3人くらいは一緒に行けるけど、まぁ良いかな。

取り敢えず、この4人との関係を只のクラスメイトから名前で呼び合える友人にまでグレードアップさせる!

あ、ティナも誘ってみようかな?

でもティナ以外のメンバーが全員1組だからな...

まぁ、誘うだけ誘ってみよう。

断られても俺の心にダメージが入るだけだ。

.....結構しんどいな、それ。

俺がそんな事を考えていると、教室に織斑先生と山田先生が入って来た。

 

 

「では、SHRを始める」

 

 

そうして、そのまま織斑先生は教壇に立ってそう言葉を発する。

SHRは特に問題や大きな報告もなく、終了した。

 

 

「さて、2組に行くか...」

 

 

俺は荷物を纏める前に取り敢えず2組に向かう事にした。

その時に、視界に織斑春十が入る。

織斑春十はなんか今日おかしかったな。

朝のSHRの時はオーバーに感じるほど驚いていたし、その後織斑先生に付いて行ってからは笑みを浮かべたりなんか絶望したような顔になったり...

そんな感じで表情がコロコロ入れ替わっていた。

チョッと不気味だった。

その証拠に、周りの席のクラスメイトだったり、休み時間に教室の前の廊下にいた人たちは、教室内の織斑春十の事を見て若干引いていた。

そんなにあの3人が停学したり退学するのがショックなのか?

 

さて、2組の教室に着いた。

まぁ、1組のすぐ隣なんだけど。

 

 

「すみません、門藤ですけど。ハミルトンさんいますか?」

 

 

「あ、あああはい!直ぐ呼びます!」

 

 

俺は教室の入り口付近にいた2組の生徒にそう声を掛けると、その生徒は焦ったようにティナの事を呼びに行った。

そんなに急がなくても良いんだけど...

 

 

「操さん、何かありましたか?」

 

 

俺がそんな事を考えていると、ティナが俺の所にやって来た。

 

 

「おう、ティナ。いや、GWに釣りに行こうと思ってるから誘おうと思って...」

 

 

「行きます!」

 

 

ティナの即答に、俺は思わず苦笑いしてしまう。

そうして、一応連絡先を交換して、待ち合わせ場所と時間を伝える。

 

 

「じゃあ、それだけだから。楽しみにしてる」

 

 

「私もです!」

 

 

そうして、俺は1組の教室に戻る。

その際に2組の教室から

 

 

「ティナ!何時門藤さんと仲良くなったのよ!」

 

 

「教えてよ!」

 

 

「え、えっとぉ...」

 

 

という声が聞こえてくる。

なんか、チョッと申し訳ない。

俺が悪いわけじゃない...よな?

なんか心配になる。

そうして、1組の教室に戻って来たので俺は鞄に教科書類の荷物を纏める。

 

 

「さて、部屋に戻ろうかな」

 

 

俺はそう呟き、教室の外に出る。

その瞬間に

 

 

「あ、門藤さ~~ん」

 

 

と、間延びした声で俺の名前が呼ばれる。

この声は...

 

 

「布仏さん」

 

 

俺は声を掛けられた方向を見ながらそう声を発する。

そこにいたのは、袖丈がやたらと長い制服を着用し常に眠たげな雰囲気を醸している女子生徒。

布仏本音さんだった。

布仏さんは基本的に人の事をあだ名で呼んでいるのだが、俺の年齢が23歳だという事を考慮してか普通に苗字にさん付けで呼んでくれる。

私的にはみんなにみたいにあだ名で呼んで欲しい。

まぁ、布仏さんのあだ名ののほほんさんで俺も呼んでないからどっこいどっこいかな。

 

 

「何か用かな?」

 

 

「うん、かんちゃん...私の友達が、門藤さんに会いたいって言ってて~~」

 

 

「布仏さんの友達?」

 

 

誰だろう?

布仏さんは基本的に誰とでも仲が良いからな...

かんちゃんっていうあだ名に俺は心当たりが無いから、多分俺の知らない人だろう。

 

 

「別にいいけど、俺に会いたいって理由は?」

 

 

「それは~~、私からじゃ説明できないな~~」

 

 

何か事情があるんだろうか?

まぁ、布仏さんが説明できないと言っている以上、ここで粘っても意味は無いか。

 

 

「分かった、じゃあ会いにいくよ。何処に行ったらいい?」

 

 

「あ、私が案内するので、付いて来て下さ~い」

 

 

布仏さんはそう言うと、歩き出す。

だが、そのペースはかなりゆっくりめだ。

それこそ、小学生の方が早く歩けるんじゃないかと思う程には。

普段からまったりしてるとは思ってたけど、まさか歩く速度もまったりしてるとは...

これ、時間は大丈夫だよな?

着いたらもう最終下校ですとかならないよな?

俺はそんな事を考えながら布仏さんのペースに合わせて歩く。

 

 

「此処だよぉ~」

 

 

そうして、大体20分後。

布仏さんはとある大きな扉の前で立ち止まった。

 

 

「此処って...」

 

 

「整備室~~」

 

 

そう、ここは整備室だ。

ISのや武装の点検だったり、整備課の先輩方が実習で使用する場所。

何でこんな場所に...

俺がそんな事を考えていると、布仏さんは整備室の奥の方に歩いて行く。

慌てて追いかけなくても追いつく速度なのがありがたい。

そうして、整備室の最奥に着いた。

 

 

「っ!」

 

 

その瞬間、とあるものが視界に入って来る。

そのとあるものとは...

 

 

「IS...?」

 

 

そう、ISだった。

だが、俺が首を傾げたのには理由がある。

そのISが、何処から如何見ても未完成だったからだ。

そして、そのISの近くで何か作業をしている生徒が1人。

 

 

「かんちゃ~~ん!来たよぉ!!」

 

 

布仏さんがそう声を発する。

すると、その作業をしていた生徒が立ち上がり、此方に顔を向けて来る。

水色で内巻きの癖毛の髪。

四角い眼鏡。

そしてISのヘッドギアみたいなものを頭に着けているのが特徴的だ。

 

 

「門藤、操さん...」

 

 

そうして、その女子生徒は俺の名前を呟く。

 

 

「そ、そうだけど。君は?」

 

 

俺がそう尋ねると、その女子生徒は一瞬視線を逸らした。

な、何だ?

俺がそう考えていると、その女子生徒は決意の籠った視線を俺に向けて来て、言葉を発した。

 

 

「私の名前は、更識簪。門藤さん、教えてください。あなたの、強さの秘密を」

 

 

 

 




今日からEDでティナと真耶と十蔵も踊ってくれたよ!

ティナ「なかなか、疲れる...」

真耶「こ、これ毎回ですか?大変ですね」

十蔵「私には、適度な運動に感じましたがね」

操「楽しんで踊れればそれで大丈夫!」

3人「「「分かった!(分かりました!)」」」

次回もいつになるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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