今回もお楽しみください!
操side
簪と楯無さんが和解した翌日の朝のSHR前。
俺は何時ものように教室にいた。
昨日はいろいろとあったが、簪は4組だし楯無さんは2年生、虚さんは3年生。
そしてのほほんさんは
「ふぁううううう」
と、自分の机で眠そうに蹲っているのでSHR前である今は特に今までと変わった事は無い。
平和だ。
「おはよう」
「あ、デュノア君!おはよう!」
そんな事を考えていると、そんな会話が聞こえて来た。
声が聞こえて来た方向に視線をむけると、そこには笑顔でクラスメイトに挨拶をしているシャルル・デュノアがいた。
...やっぱり、女性に見えるんだよなぁ~。
「布仏さんもおはよう」
「うん、おはよぉ~~」
シャルル・デュノアの挨拶に眠そうにそう返すのほほんさん。
だけれども、そののほほんさんの目は一瞬だけだけども鋭いものになった。
...暗部である更識の幼馴染で専属メイドである布仏も、暗部であるという事か。
「あ、門藤さん。おはようございます」
「おはよう、デュノア君」
シャルル・デュノアがわざわざ教室の後ろの席に座っている俺にまで挨拶をしてきたのでそう返す。
でも、会話が続かない。
如何しよう...気まずい。
「あ、じゃあ僕はこれで...」
同じ気まずさを感じ取ったのだろう。
シャルル・デュノアはそう言うと自席に向かっていった。
「はぁ...いろいろと大変だなぁ」
シャルル・デュノアの後姿を見ながら思わずそう呟いてしまう。
あ、そうだ。
ラウラにもこの事伝えておいた方が良いのかな?
う~~ん...如何なんだろう?
まぁ、良いや。
楯無さんから連絡が来る前に決めれば。
そんな事を考えながら視線を前に戻す。
すると、
「......」
織斑春十が覇気の無い顔で教室に入って来ていた。
アイツ、最近元気無いな。
そんなにあの3人が停学だったり退学になるのがショックなのか。
もうGW終わって暫くしたぞ。
何時まで引きずってるんだ。
いや、まぁ、確かに中のいい友人が急にいなくなったらショックを受ける。
俺だって大和達が元の世界で急にいなくなったらショックを受ける。
でも、あの3人は自業自得なんだし、いい加減切り替えたらどうだろうか。
そんな事を考えているとドンドンとクラスメイトが教室にやって来る。
そうして時間は過ぎ、SHRの開始時刻になった。
キーンコーンカーンコーン
「フム、全員席に着け!SHRを始める!」
チャイムと同時に織斑先生が教室に入って来てそう指示を出す。
まぁ、指示を出される前に全員座っているのだが。
織斑先生から1歩遅れて山田先生が教室に入って来る。
「さて、先ずは全員に説明する事がある。もう直ぐ行われる学年別トーナメントに関してだ」
織斑先生がそう言うと、教室内が少しざわつくが少し静かになる。
学年別トーナメント。
その名の通り、学年別で行われるISを使用したトーナメント戦。
約1ヶ月の間で学んだ事を生かすという名目ではあるが、確かクラス対抗戦と同じように代表候補生の選考にも使うから結構大人の欲望が渦巻くイベントだったはず。
「先日のクラス対抗戦ではアクシデントがあったが、主犯の3人は停学中の為、通常通り開催される事になった」
おお、それは良かった。
「学年別トーナメントには、体調不良等の特別な理由が無い限り全員参加となる。そしてレギュレーションに関してなのだが、専用機持ちには武装とSEの制限が掛かる。あとで専用機持ちには細かいルールの紙が配布されるので確認しておくように」
まぁ、それは当然だな。
専用機持ちと一般生徒は訓練してきた期間、そして専用機と訓練機のスペックの差がある。
ハンデが無いのはおかしいだろう。
「他には...そうだ。今回のトーナメントは1学期の成績に加味される。全員緊張感をもって望むように」
なるほど、成績に入るのか。
確かに基本全員参加でトーナメント形式の模擬戦なのだから成績を付けるにはうってつけの機会か。
「ああ、それと門藤は不参加なので覚えておくように...」
ほうほう、俺は不参加...
ん?
俺は不参加ぁ!?
「何でですか!?」
思わず立ち上がりながらそう言ってしまう。
やっば、やっちまった。
「あ、すみません...それで、何で不参加何ですか?」
取り敢えず謝罪を入れてから、改めて織斑先生に聞き返す。
「門藤、お前はこの間のクラス対抗戦で違反行為を行った3人と同時に戦闘をし、圧勝した。しかも、2人の専用機持ちを含めてだ。ハンデを付けても他生徒とかなりの戦力差になると判断された結果、お前は不参加となった」
う、確かに...
そもそもジュウオウザワールドはSEの調整が出来ない。
そうなると不参加しかないか...
「...成績ってどうなるんですか?」
「門藤の分の成績はあの戦闘を考慮し、今回のトーナメントで与えられる成績の、満点を与える事になった」
「分かりました」
良かった、筆記試験とかにならなくて。
そう思いながらそのまま席に座る。
「さて、伝える事はこれで全部だ。山田先生、何かありますか」
「いえ、特に何もありません」
「では、これでSHRを終了する!この後の授業の準備をしておけ!」
織斑先生は最後にそう言うと、教室から出て行った。
そんな織斑先生を追うように山田先生も教室から出て行く。
さて、IS座学だ。
集中して授業を受けないとな...
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三人称side
「クソ!何なんだよ!」
その日の放課後。
春十は人気のない廊下でそんな事を呟いていた。
「何でトーナメントがタッグじゃ無いんだ!」
春十はそう叫ぶと、廊下の壁を殴る。
学園の壁を殴ったらいけないという小学生でも分かる事を理解していない行動はさておき、春十が荒れている理由。
それはトーナメントがシングルマッチだからだろう。
原作では、この学年別トーナメントはタッグマッチであり、ラウラとの和解のきっかけになる大事なイベントだ。
ただ、そもそもの話原作でタッグマッチになった理由はクラス対抗戦で無人機が襲撃してきたからなのだ。
無人機の襲撃が無い時点でこうなる事は分かっているはずなのに、春十は納得していない。
「それに、ルールに触れるタイミングもおかしいじゃねえか!まだシャルの正体は分かってないぞ!」
春十は再び壁を殴りながらそんな事を呟く。
春十が言っているのは、ルールがタッグマッチに変更になったシーンの事だろう。
確かに、あのシーンはシャルロットの正体が明確になった後なのだが、あのシーンのきっかけはラウラがセシリアと鈴をボコボコにして医務室送りにしたから発生したのだ。
ラウラはとっくに...というよりも、学園に入る前から性格は原作の物とは変わっており、それにセシリアと鈴はもう学園どころか日本にいないのだ。
そんな事が起こるわけが無い。
「クソ!クソ!」
壁を殴りながら春十は何時までもそんな事を言っている。
これまで、原作と違う事が何度も起こっているのに何故こういう展開を予想できないのか。
そして、何時まで現実逃避をしてしっかりとした事態の確認をしないのか。
「はぁ、はぁ......まだだ、まだだぁ!!」
春十は叫び終わった後、暫くイライラした表情で息を吐いていたが、やがて虚空を睨みながらそう言葉を発した。
「まだ、シャルのイベントが残ってる!それに、ラウラだって!まだだ、まだだぁ!」
そう言うと、春十は口元にニチャアと気味の悪い笑みを浮かべた。
その表情は決して他人に見せられるものでは無い。
「そうだ、そうだぁ!俺は主人公なんだ!俺は、この世界の中心の存在なんだ!俺がハーレムを作るんだ!」
春十はそう叫ぶと、天井を見上げ
「アッハハハハハ!!」
と、狂ったように笑うのであった...
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トーナメントの説明があり、春十の変人っぷりが改めて確認できた日から暫くたったある日の放課後。
操は生徒会室に向かっていた。
理由は単純明快。
楯無に呼ばれたからだ。
「生徒会長か...初めて会うな」
「そうか、ラウラは会った事が無かったな」
そんな会話を操とラウラがする。
そう、今日はラウラも生徒会室に向かうのだ。
操はラウラに話すべきか1人での判断が出来なかったので十蔵に相談した。
その結果、今は味方が多い方が良いとの事でラウラに操がこの問題の説明をしたのだ。
因みにその際に盗聴器事件の事を説明すると、未だに心の整理が付いていないラウラでも引いていた。
ラウラが踏ん切り付く日も近いかもしれない。
「しかし操、少し良いか?」
「ん?何だラウラ」
その道中、ラウラが操に話し掛けた。
操が反応したことを確認したラウラは口を開いた。
「お前、結構簡単に友人が作れているではないか」
「あ~、確かに。入学前に思っていたよりかは友達が今はいるなぁ」
「そんなに心配する事あったのか?」
ラウラのその言葉を聞いた操は、表情を少し暗いものにする。
「...俺が門藤操になれた世界で、同じような状況になったらこうも心配しなかった。でも、旧名の時の記憶が抜けなかったから。あの時は、兎さん以外まともに話せる人がいなかったから」
「兎...ああ、なるほど」
ラウラは一瞬兎さんなる人物が誰か分からなかったが、少し考えるだけで直ぐに分かったようだ。
そんなラウラの表情も少し暗いものに変わっていく。
「すまない。あまり思い出したくないものを思い出せてしまったな」
「気にしなくていいさ。今こうやって、前を向いて生きていける。そして、周りには仲間と友達がいる。それだけで十分さ」
操は穏やかな表情を浮かべてそんな事を言う。
そんな操を見て、ラウラはフッと笑みを浮かべた。
「そうか。お前は強いな」
「大和達がいたから、そしてラウラ達がいるからだよ」
操がそう言うと、2人で同時に笑い合う。
そこから暫くの間雑談をしていると目的地である生徒会室に着いた。
2人は身だしなみを軽くチェックすると、操が扉を4回ノックする。
「1年1組、門藤操とラウラ・ボーデヴィッヒです。更識生徒会長に用事があって来ました」
『あ、入って下さーい!』
入室の許可を得た操は扉を開け、ラウラと共に生徒会室に入っていく。
「「失礼します」」
「操さん、それにラウラちゃんね。ようこそ、生徒会室へ」
生徒会室の中央、生徒会長というプレートがたてられた席に座った楯無が操とラウラに向かってそう言葉を掛ける。
「どうも。ご無沙汰してます、楯無さん」
「初めまして、ドイツ軍IS部隊シュヴァルツェ・ハーゼ隊長、ドイツ代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒです」
操は楯無に簡単に挨拶をし、ラウラは初対面なのでしっかりと自己紹介をする。
「私はIS学園生徒会長、そしてロシア国家代表の更識楯無よ。よろしくね、ラウラちゃん」
楯無は席を立ってラウラの前に移動してから自己紹介をする。
「はい、よろしくお願いします」
ラウラは返答すると、楯無に右手を差し出した。
楯無はフフッと笑みを浮かべると、そのまま握手をする。
「しかし、もう終わったんですね。もうちょっと...トーナメント後までは掛かると思ってましたよ」
「フフフ、更識を舐めないで下さい操さん。これくらい、簪ちゃんにハグするくらい簡単ですよ♪」
「...難しくないですか、それ」
楯無がドヤ顔で言った事に、操が苦笑いをしながらそう返す。
そう言われた楯無はアハハハと苦笑いを浮かべるだけだった。
「じゃあ、早速...と言いたいけど、チョッと他の人達を待っても良いですか?」
「他の人達...ああ、簪達ですか。確かに簪達も知った方が良いですからね。待ちましょう」
それから暫くの間、3人は椅子に座ってのんびりしていた。
その途中、生徒会室に置いてある客用のお菓子を食べていた時、ラウラが夢中で食べている姿を見て操と楯無が
「「小動物...」」
と思わず呟いてしまい、ラウラの顔が真っ赤になるといった出来事はあったが、まぁのんびりしていた。
ガチャ
「あ、操さん。もう来ていたのですね」
「ん?ああ、虚さん。どうも」
急に扉が開き、生徒会室に書類を持った虚が入って来た。
操が軽く挨拶すると
「初めまして、ラウラ・ボーデヴィッヒです」
「生徒会会計、布仏虚です。よろしくお願いします」
「はい、よろしくお願いします」
ラウラと虚が軽く自己紹介をしあった。
虚は持っていた書類を楯無に差し出しながら
「織斑先生からです。明日までにこの書類を終わらせろ、と」
と言った。
その言葉を聞いた楯無は表情を若干険しいものにしてから書類を受け取る。
そしてジッと読んだあと、ため息をつきながら机の上に書類を置いた。
「この書類、如何考えても教員の物よね、虚ちゃん」
「はい、その様です」
「......つまり、織斑先生から仕事を押し付けられたって訳ですか?」
「「はい」」
操が確認するように呟いた事に、間髪入れずに楯無と虚が頷く。
2人の表情は、若干死んでいるようだった。
この表情から今までも何回もあったんだと操は察した。
「そうか...教官がそんな事を......自分の仕事を、全うしないとは......」
そんな会話を聞いて、ラウラは周りに聞こえない程のボリュームでそう呟いた。
その表情は、何処か踏ん切りがついたような表情だった。
コンコンコン
『学園長の十蔵です。更識簪さん、布仏本音さんも一緒です』
「あ、入っても大丈夫です」
ここでノックと共に十蔵のそんな声が聞こえた。
楯無が返事をすると、扉が開き十蔵と簪、本音が入って来た。
その瞬間にラウラが改めて身だしなみを整える。
そうして、ラウラは十蔵と簪に自己紹介をした。
それに十蔵と簪も軽く挨拶を返した。
この時、ついでのようにサラッと本音が言った生徒会書記という肩書に操とラウラが本気で驚いていたのは仕方あるまい。
普段の様子を見ていると、生徒会メンバーであるとは誰も思わないだろう。
「あ、学園長、報告の前に少し良いですか?」
「どうかしましたか?」
「あの、織斑先生からこれをやれと言われて...」
虚がさっき持ってきた書類を十蔵に見せる。
その書類を見た十蔵はその表情をとても険しいものに変える。
どれくらい険しいかというと、簪と本音が若干ビックリしたくらいには険しかった。
「はぁ...すみません。これは織斑先生に返します。しっかりと注意しておきます」
「お願いします」
十蔵は思いっ切りため息をつきながらそう言うと、虚から書類を受け取る。
そんな十蔵を見て、
(学園長...なんか、すみません...)
操は関係が無いのに何故か申し訳なくなっていた。
何度も十蔵にいろいろなお願いをして迷惑を掛けていると考えているんだろう。
「んん、それで楯無さん。報告をお願いしても?」
切り替えるように頭を振った操はそう言葉を発する。
その瞬間に、生徒会室の中の空気が少し重たいものになる。
「分かりました。順番に説明するので、全員座って下さい」
楯無に言われ、十蔵達が席に着く。
その事を確認した楯無は小さく頷くと、そのまま調べたことを順番に報告した。
先ず第一に、デュノア社社長夫妻にはシャルル・デュノアなどという息子はいない。
でも、子供がいない訳では無い。
名前はシャルロット・デュノア。
今年で16歳になる娘である。
そこまで聞いて、操たちは察した。
そのシャルロット・デュノアが、シャルル・デュノアであるという事を。
事実、楯無から見せられたシャルロットの顔写真は、如何見てもシャルルのものと一緒だった。
そして、楯無は次の説明を続けた。
シャルロットは、社長の娘ではあるが社長夫人の娘ではない...つまり、社長と愛人の子供らしいとの事だ。
そんな生まれのシャルロットは、物心ついたときから自由な生活が出来ていなかったらしい。
母親と貧困的な生活を送り、母親が亡くなってしまった瞬間にIS適性を買われてデュノア社のテストパイロットに。
でも、社内幹部からは快く思われておらず、かなりひどい扱いを受けていたとの事。
そんなデュノア社だが、ここ最近危機が訪れていた。
技術不足による経営難だ。
訓練機であるラファール・リヴァイヴの開発元で、IS世界シェア3位なのに、だ。
そんな状況で男性IS操縦者が見つかった。
それをチャンスだと感じたデュノア社は何を想ったのかシャルロットに男装してIS学園に侵入し、男性IS操縦者とその専用機のデータを盗んで来るように命令されたとの事だ。
「これが、私達が分かった全部です」
楯無はそう言うと、報告を終わらせた。
「なるほど、そんな過去が...」
十蔵は、そう呟く。
そうして暫くの間、生徒会室を重たい空気が包み込む。
思っていた以上にシャルル...いや、シャルロットの過去が重たかったので、少し受け入れるのに時間が掛かっているのだろう。
(そうか、そうか...なら、俺は......)
それは、操も同様だったが、他の人達と違い直ぐにその表情を変えた。
操の表情は覚悟が決まった表情だった。
「操さん、何か、思いましたか?」
そんな操の表情の変化に気付いた楯無がそう声を発する。
「...ああ」
操が頷いた事で、視線が操に集まる。
それを確認した操は口を開いた。
「...俺は、シャルロット・デュノアを助けたい。綺麗事だとか、偽善だとか言われても。困って、苦しんでる人を、俺はほっとけないんだ」
世界の王者として。
ジュウオウザワールドとして。
動物戦隊ジュウオウジャーとして。
矛盾してるところもあるかもしれない。
それでも、譲れないのだ。
「......ふっ、お前ならそう言うと思っていたさ」
ラウラは笑みを浮かべながらそう返す。
「私達姉妹を助けてくれた操さんなら、デュノアさんも助けられます」
「そうだよ~~!操さんがやるなら、私達も手伝いま~す!」
「はい、手伝います」
簪と本音と虚はもう既にやる気満々と言った感じの返答をする。
「...門藤君」
「はい、何ですか」
「.......特別な事情を抱えていようと、スパイ行為を働こうとしていようと、まだ起こった訳ではありません。制裁処分は免れないですが、それでも、まだデュノアさんは大切な生徒です」
「はい」
「ですから、デュノアさんを助けましょう」
『はい!』
最後の十蔵の言葉には、操だけではなく全員が返事をした。
「...取り敢えず、最悪のシナリオはスパイ行為を実践してしまう事。その前に、一刻も早く止めないといけない」
「なら、先ずは本人の意思を確認しては如何でしょうか?」
「この間のかんちゃん達みたいに、思いを全部吐き出させるんだね~~」
「...確かに、そうすればいったんは思いとどまってくれる...はずだ。その後の処分や処置は、また後で考えよう」
「ならば、する事は決まったな」
ラウラの確認するかのような言葉に、全員が頷く。
「楯無さん、此処、お借りします」
「寧ろ使って下さい、私達もその場にいると思います」
「どうやって呼び出すんですか?」
「同じクラスの俺かラウラかのほほんさん...のほほんさんだな。呼び出してもらう。その後に最悪また俺が縛るから此処に連れて来る」
「良し、それで行こう」
「その後の事も~、チョットは考えていた方が良いんじゃない~~?」
「なら、亡命の手続きの準備をしておきます。日本が良いでしょう。まぁ、本人の希望次第で直ぐに変更できるくらいに留めておきますが」
いろいろと話し合いをしながら、今後の予定を決めていく。
「じゃあ、作戦決行は明日。みんな、行くぞ!」
『おおー!!』
操の声に、全員がそう返答する。
シャルロットを助けられるかどうか、明日で決まるのだ...
タッグにする理由が無い(乱入者はいないし、ラウラも既に味方)ので普通に個人戦です。
結構珍しい展開になったかな?
次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
評価や感想、いつもありがとうございます!
今回も是非よろしくお願いします!