INFINITE・THE WORLD   作:ZZZ777

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前回の続き。
春十は活躍出来るのだろうか…?

今回もお楽しみください!


銀の福音鎮圧作戦

三人称side

 

 

臨海学校2日目。

装備試験をしようとしたIS学園に暴走したIS、銀の福音の撃破依頼が来た。

それを承諾したIS学園は、零落白夜を一応使える春十を中心とした作戦を立案、決行した。

 

 

旅館から少し離れた海上。

銀の福音に向かって飛んでいくIS学園の部隊がいた。

 

 

「目標は捉えた!?」

 

 

「まだだ!そっちは!?」

 

 

「こっちもまだ!」

 

 

ラウラと、春十を運搬する簪。

 

 

「こちらもまだよ!」

 

 

訓練機を身に纏い、ラウラ達の近くを飛行する教員の交戦部隊。

 

 

『みなさん!こちら海上封鎖部隊です!100%封鎖完了しました!』

 

 

「了解です!」

 

 

海上封鎖部隊からの連絡を受け、春十を除く全員が一斉に更なる注意を払い銀の福音を捜索する。

 

 

『こちら作戦本部、山田です。状況を教えてください』

 

 

「こちら交戦部隊、ボーデヴィッヒです。現在全員で捜索していますが目標を捉えていません」

 

 

『こちら海上封鎖部隊、ロードです。海上封鎖、完了しました』

 

 

『了解です。現在目標はこちらでもレーダーで捜索していますがスピードが速すぎてレーダーでは捉えられない可能性の方が高いです。なんとかそちらで発見してください』

 

 

「了解!」

 

 

そこで通信は終了し、ラウラ達は再び銀の福音を捜索する。

そんな緊迫感溢れるこの場に置いて、唯一能天気な馬鹿が1人。

 

 

(まだかよ、俺の活躍の場面は!!)

 

 

言わずもがな、春十である。

簪に運んでもらっているので春十は今自分で動いていない。

その為ハイパーセンサーに全意識を割けるので今この場に置いて銀の福音の捜索が1番向いているのは春十なのである。

しかし、春十は未だ妄想に耽っている為ハイパーセンサーでの捜索もしていないのである。

 

 

(早く俺に活躍させろよ!俺が主人公だって証明するんだ!!)

 

 

もうこの際目的は如何でもいいので自分で捜索しろと言いたくなるが、生憎誰も春十の思考を読むことが出来ないので、全員何も言わない。

寧ろ黙ってジッとしているので、傍から見れば真剣に捜索しているように見える。

 

 

「っ!!2時の方向、3000m!!」

 

 

ラウラのその報告と同時に、全員がその方向を確認する。

するとそこには、確かに1機のISを確認した。

 

 

「本部!更識です!目標と思われるISを捕捉!これから交戦準備をします!」

 

 

『了解です!くれぐれも注意してください!』

 

 

「了解!」

 

 

簪の報告と同時に春十は簪の上から離れ、雪片弐型を展開する。

それに一瞬遅れラウラ達も各々の武装を展開し、構える。

そして、ぐんぐんとISが近付いて来てそれと同時にしっかりとその姿を視認できるようになる。

だが、その姿を視認した全員が驚愕の表情を浮かべる。

そのISが銀の福音な事に間違いはない。

先程確認した映像と同じシルエットである。

しかし、そのカラーリングはその映像で確認した美しい銀色では無くなっていた。

 

 

「なっ…!?」

 

 

「なんで白くなってるの!?」

 

 

そう、銀の福音のカラーリングは、真っ白に染まっていた。

まるでトーナメントの時に暴走したラウラのISのように。

 

 

「……カラーリングの変化くらい関係ない!交戦開始!!」

 

 

この場で唯一暴走の原因だと思われるデスガリアンの事を知っているラウラ。

その表情には少し不安が浮かんでいたものの、その考えを振り切り自分や周囲を鼓舞するように声を発する。

それと同時に作戦通りに銀の福音の動きを制限するためにラウラや教員たちが銀の福音に向かって弾幕を展開する。

 

 

バババババァン!!

 

 

ドガァン!ドガァン!

 

 

『La………♪』

 

 

それに気が付いた銀の福音。

まるで歌うかのような電子音が鳴り響いた後、ひらりひらりと踊るように弾幕を躱していく。

 

 

「……」

 

 

簪はそんなやり取りを見ながら作戦通り戦闘に巻き込まれないように少し離れた位置に移動する。

 

 

「本部、こちら更識です。目標ISとの戦闘を開始しました」

 

 

『了解しました。現段階でなにか報告事は他にありますか?』

 

 

「それが…目標ISのカラーリングは先程確認した映像とは変わっているんです」

 

 

『えっ…!?』

 

 

簪の報告を聞いた真耶は驚きの声を発する。

 

 

『……分かりました。ですが、カラーリング以外は特に変化は無いのですね?』

 

 

「はい、そうです」

 

 

『なら、作戦は続行します。くれぐれも注意してください』

 

 

「了解!」

 

 

簪と真耶のそのやり取りの間でも、ラウラ達は銀の福音と交戦していた。

 

 

「ぐ、このぉ!!」

 

 

「ハァ!」

 

 

『Laaaa!!』

 

 

ラウラ達の放つ攻撃を銀の福音は簡単に避け、逆にラウラ達に向かって背面にあるウイングスラスター、銀の鐘(シルバー・ベル)から高密度に圧縮されたエネルギー弾を放つ。

 

 

「くっ…!?」

 

 

「今だぁ!」

 

 

だが、銀の鐘は砲台であると同時にスラスターである。

全方向に砲撃が出来る武装ではあるが、ある一定方向に砲撃をするとその反対側にほんの一瞬隙が生まれる。

その隙は、本当に一瞬。

あって無いようなものかもしれない。

だが、この1対多の状況では話は別だ。

その僅かな隙で、銀の福音の背後にいたラウラがレールカノンを発砲する。

 

 

ドキュウン!

 

 

『Laaaaaaa!?』

 

 

レールカノンがヒットし銀の福音から苦悶のような電子音が鳴り響く。

その瞬間にラウラが右手を銀の福音に向けAICで拘束しようとする。

だが、その直前に

 

 

チャリィィィン

 

 

『Laaaaaaaaaaa!?!?』

 

 

まるでメダルが落ちるかのような音があたりに鳴り響いた後、銀の福音がより大きな電子音を鳴り響かせると同時に、銀の鐘の根本あたりから()()()()()()()()()()()が溢れて来た。

 

 

『なぁっ……!?』

 

 

それを見た全員が驚愕の声を発する。

だって、そのメダルは以前ラウラの暴走時に現れたものと同じものなのだから。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

銀の福音の咆哮と同時に、溢れ出たメダルは4枚の新しい翼へとなっていく。

その3対の翼を携えたその姿は、遠目に見れば天使のように見えるであろう。

しかし、今の銀の福音は暴走している破滅の天使。

見惚れていたら、危険である。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

その咆哮と同時に、6枚になった銀の鐘から弾丸が放たれる。

 

 

「くぅ!?」

 

 

「このぉ!」

 

 

翼が3倍になった事により、弾丸数も3倍。

先程は隙を付き反撃する事は出来たが、3倍になってしまっては避けるのが精いっぱいで隙を見つける事すら困難だ。

そしてその弾丸は少し離れた位置でスタンバイしている簪の元にもかなりの量が迫っていた。

 

 

「ほ、本部!こちら更識です!緊急事態!目標ISの武装の砲台が急に増加しました!!」

 

 

『え!?ど、如何いう事ですか!?』

 

 

「そ、そのままです!わ、私達も何が何だ…きゃあ!」

 

 

簪は必死に真耶に報告するも、その報告に意識を割き過ぎていたため足元に掠ってしまう。

 

 

『更識さん!?大丈夫ですか!?』

 

 

「は、はい…い、一応は…っ!」

 

 

〈LAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

銀の福音の咆哮、射撃は止まらない。

 

 

「くぅ…!?」

 

 

「きゃあ!?」

 

 

「うわぁ!?」

 

 

教員達も少しずつ攻撃に掠ってしまっている。

 

 

『…簪!聞こえるか!?』

 

 

「操さん!?」

 

 

そんな混戦状態の中、本部の通信担当が真耶から操に変わり、操が簪に声を掛ける。

 

 

『簪!完成してるんだろう!?マルチロックオンミサイル!!使わないとヤバいぞ!!』

 

 

「え!?で、出来てますけど、でも……!!」

 

 

操の言葉に、簪はそう反応する事しか出来なかった。

マルチロックオンミサイル自体は完成している。

だけれども、簪が使っていないのには理由がある。

先ず第一に、実戦で使った事が無いという事。

打鉄弐式は完成したばかり。

このような実戦も初めてだし、模擬戦すらしたことが無い。

そんなぶっつけ本番で簡単に使えるほど、状況は良くない。

 

そして、もう1つ理由はある。

ここ最近の簪は操達と関わる事で嘗ての楯無と比べられていた時のような思考をする事は無くなった。

でも、心の何処かでやはり引っ掛かってしまうのだ。

『自分の作った武装で、周りに迷惑を掛ける事になるのでは』と。

そんな思考、とうに振り切ったはずなのに。

心に負った暗い感情は、振り切った後でも傷跡として残るのだ。

 

 

『大丈夫だ!』

 

 

操はそう訴えかける。

通信機越しだから相手の表情だなんて確認できない。

だけれども簪には、優しそうな、でも真剣な表情を浮かべている操の姿が簡単に想像できる。

 

 

『確かに根拠はないかもしれない!でも!簪なら大丈夫だ!!簪が今までしてきた努力は絶対に報われる!!楯無さんも言ってただろ!!「簪ちゃんは凄いんだから」って!!だから大丈夫だ!!簪なら、出来る!!だから!!』

 

 

「……」

 

 

操の訴えを聞いた簪は、1度大きく息を吸い、吐いた。

 

 

「………やります!!」

 

 

『頑張れ!!』

 

 

簪の言葉を聞いた操は、最後にそう短く激励すると通信を終了した。

 

 

「ラウラ!聞こえる!?」

 

 

「簪!どうした!?」

 

 

「…マルチロックオンミサイルを、山嵐を使う。それで砲撃の何割かを相殺するから、後は任せてもいい!?」

 

 

「……ああ!任せろ!!」

 

 

ラウラの頼もしい返事を聞いた簪は、少し離れた位置から銀の福音に近付いて行く。

そうして、簪は使用するタイミングを見計らう為に銀の鐘の砲撃を避ける。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAA』

 

 

銀の福音は咆哮をあげ、辺りに弾幕を展開していく。

 

 

そんな混戦状態の中、作戦の要である春十が何をしているのかというと

 

 

「うわぁ!?」

 

 

特に反撃の機会を伺うでもなく、ただただ逃げ惑っていた。

 

 

(はぁ、はぁ、ヤバい!クソ!なんで俺がこんな逃げまどうような事を!!原作だったらもっとすんなり福音に肉薄で来てただろ!!)

 

 

声には出さないものの、春十は心の中でそう悪態をつく。

自分は何もしていないのに随分と身勝手である。

そして、原作で一夏が銀の福音に接触出来たのは、箒の、紅椿の存在が大きい。

暴走した銀の福音のスペックを上回る第四世代。

いくら箒自身が未熟でもスペックで無理矢理何とか出来た。

しかし、今この場にはそんな第四世代型ISは存在せず、目標である銀の福音も何故か銀の鐘に当たる翼が6枚になっている。

上手く接近出来ないのは仕方が無い。

 

そもそも、現時点の春十は原作の臨海学校時点の一夏とも積んできた経験量が違う。

仮に周囲の状況が原作通りだったとして、原作の一夏と同じ行動が出来る訳が無いのだが。

 

 

そして、そんな自己中の事を放って…というよりもはや頭の片隅にも残ってない状態で、ラウラ達は今でもチャンスを伺っていた。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAA!!!』

 

 

銀の福音の攻撃はドンドンと激しくなっていっている。

しかし、こんな状況でも幸いなのは銀の福音が本土の方に無理矢理にも進行していない事だ。

もし銀の福音がラウラ達との交戦ではなく本土への進行を優先していたら、ラウラ達は自分の身体を犠牲に足止めをしなくてはいけなかっただろう。

だが、銀の福音は現在ラウラ達を攻撃する事を優先している。

攻撃は激しいが、避けるのに専念しても銀の福音が進行する事は無い。

そして、反撃のチャンスを伺う事も出来る。

 

 

「……」

 

 

簪は避けながら山嵐を使用するタイミングを見計らう。

 

 

(チャンスは多分1回…そしてエネルギー弾を相殺するだけじゃ駄目…ラウラ達が銀の福音に反撃できるタイミングで……)

 

 

簪の頬には緊張の汗が流れている。

今までの砲撃を避ける途中で何発か掠ってしまい、SEも削れてしまっている。

そんな状態でも、じっくりとタイミングを見計らう。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

銀の福音がそう咆哮をあげ、それと同時に銀の鐘から大量のエネルギー弾を発射する。

 

 

「っ……!!」

 

 

(銀の福音とラウラ達の位置関係…今……!!)

 

 

簪はその瞬間に空中にキーボードを出現させると、素早く打ち込みミサイル全弾を発射準備する。

 

 

「山嵐、全弾ロックオン………発射!!」

 

 

バシュシュシュシュシュシュ!!!!

 

 

簪がそう言うと同時に、48発もの大量のミサイルが一斉に発射されエネルギー弾に向かって行く。

その大量のミサイルに、分かっていたはずのラウラ達でさえ少しギョッとしてしまう。

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガァァアアアアン!!!!!!

 

 

そして、ミサイルとエネルギー弾がぶつかり合い物凄い爆撃音があたりに響き、大量の黒煙が発生する。

 

 

「うっ…!!」

 

 

48発ものミサイルでも、エネルギー弾全てを相殺できる訳では無い。

事実、黒煙の中から姿を現すエネルギー弾に簪も掠ってしまう。

 

 

〈LAAAAAAAAAAA!?!?』

 

 

銀の福音は予想外の事だったのか。そう驚いたような音があたりに響く。

 

 

「…今!!」

 

 

『任せろ!!』

 

 

簪の声にラウラ達が返事をすると、銀の福音に向かって一斉射撃が行われる。

 

 

ババババババァン!!

 

ドキュウン!ドキュウン!

 

 

〈LAAAAAAAAAA…………!?!?』

 

 

銀の福音は当然のようにそれに反応するも全てを避ける事は叶わず、全身にその攻撃を受ける。

 

 

「ハァア!!」

 

 

そして、動きが固まった銀の福音に向かってラウラが今度こそAICを発動する。

 

 

〈LA…LAA…LAA……!!』

 

 

銀の福音はAICの拘束から逃れようと身を捩るも、ラウラの集中力が持続している限りAICが解除される事は無い。

これで条件は整った。

 

 

「織斑君!今です!!」

 

 

教員の1人が春十にそう声を掛ける。

 

 

「……あ、ああ!」

 

 

未だ妄想に耽っていた春十は反応が遅れるも、漸く現実に戻ってきた…いや、現実にやって来た春十が雪片弐型を構え銀の福音に突っ込んでいく。

 

 

「うぉおおおお!!」

 

 

零落白夜を発動させ、一思いに銀の福音の事を切り裂く。

 

 

〈LAAAAAAAAAAAAA!?!?!?』

 

 

銀の福音のその咆哮と同時に今までの戦闘で疲労していたラウラの集中力が限界を迎え、AICが解除される。

拘束から解除された銀の福音は重力に従い海へと落下していく。

 

 

『やったぁ!!』

 

 

「良し…!こちらボーデヴィッヒ、目標ISの撃破を確認!」

 

 

その事に簪達は思わず声を出して喜び、ラウラが本部へと撃破の報告をする。

そんな中、介護されまくりとはいえ最後に攻撃を決めた春十はというと

 

 

(…はぁ!?おかしいだろ!!なんでこのまま普通に倒せたんだよ!?)

 

 

混乱していた。

原作では第一接触時には密漁船をかばい一夏は気絶してしまう。

そうしてなんやかんやあり白式が二次移行したのだ。

春十は自分もそうなると思っていたので、驚いているのだ。

自分では特に何もせず、周りしか頑張っていなかったのに随分と身勝手である。

 

 

そんな春十を放っておいて、ラウラ達は旅館に帰還しようとする。

その直前

 

 

『みんな!緊急事態だ!!』

 

 

と、操が焦りながら全員に通信する。

 

 

『未確認のIS反応あり!注意!!』

 

 

操のその言葉に、全員が一斉にハイパーセンサーを使用する。

 

 

「っ!下です!!」

 

 

簪のその声と同時に全員が視線を下に向ける。

するとそこには……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…こんなにあっけなくやられるとは……」

 

 

銀の福音の事を抱えながら、そう言葉を零す1機のISが存在した。

バイザーで顔が隠れているその操縦者は、金髪で長髪。

そしてそのISも同じく黄金であり、巨大な尾のようなパーツが特徴的である。

 

 

「なっ!?貴様、何者だ!?」

 

 

「…うるさいわね、少し黙って貰いましょう」

 

 

ラウラがそう詰問をすると、そのISに乗っている女がそう声を発すると同時に女の周囲に幾つもの巨大な火球が出現する。

 

 

「ふっ!」

 

 

その火球は女の声と同時にラウラ達に向かって飛ばす。

 

 

「くぅ!?」

 

 

「危な!?」

 

 

ISを纏っているのにも関わらず感じる熱に、ラウラ達は思わず顔をしかめ動きを固めてしまう。

そんなラウラ達から視線を銀の福音に移した女は、懐からあるものを取り出す。

それは、メダルだった。

全体のカラーは金だが、中央部分にオレンジ色のまるで染みのようなものがあるそれを、女は5枚取り出した。

 

 

「貴様、何を……!!」

 

 

「我々のボスから頂いたエネルギーです」

 

 

ラウラの言葉を無視して、女は5枚のメダルの内1枚にキスをする。

 

 

「無駄遣いせぬよう、励みなさい」

 

 

チャリィン

 

 

女はそう言いながら5枚のメダルを銀の福音の背後…銀の鐘の根本に何故か存在するメダル投入口に5枚一気に投入する。

 

 

〈LA!?LAAAAAAAAAA!!!!!!』

 

 

その瞬間に今の今まで動かなかった銀の福音がそう電子音を発生させる。

 

 

「なっ!?」

 

 

「なんで、急に!?」

 

 

その事に教員たちが驚愕の声を発する。

 

 

「フフフッ…」

 

 

その様子を見た女はそう笑みを浮かべると、火球を再び1つ発生させ、それを海へと打ち付ける。

 

 

バシャアン!!

 

 

そんな激しい音と同時に水蒸気が大量に発生する。

その水蒸気が晴れる頃には、女はその場から消えていた。

 

 

「ど、何処に行ったの!?」

 

 

「それよりも銀の福音だ!様子がおかしい!!」

 

 

簪が女が消えた事に対して声を発するが、ラウラの声と同時に視線を銀の福音に向ける。

それと同時に教員たちも視線を銀の福音に向ける。

 

 

〈LAAAAAA…GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』

 

 

銀の福音は今までとは全く異なる、まるで生物のような声を発する。

それと同時に、そこ装甲の隙間から紫の光を放つ。

そして、銀の福音の身体は()()()()()()()

 

 

「なっ!?」

 

 

「なんで!?」

 

 

「で、デカい…!!」

 

 

〈GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』

 

 

バシャァアアアアアン!!!!

 

 

海の中に足についてもなお、腰上が水上に出るほどまでに巨大化した銀の福音は、獣のような咆哮をあげるのだった…

 




春十の出番、殆どゼロ。
全く、ここまで介護してもらわないといけないなんて…

ラーの方がマシだよ?
おっと失礼、これは関係ない事でしたね。

次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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