最近ニチアサを見る余裕が無くなって辛いです。
録画をしてはいるのですが録画だと後でいいやってなって結局ドンドン溜まっていきます。
リバイスはそろそろクライマックスに差し掛かるだろうし、ドンブラザーズも結構話進んでるはずだから…
今度余裕出来たら一気に見ます。
今回もお楽しみください!
三人称side
銀の福音鎮圧作戦の途中。
簪が山嵐を使用するタイミングを見計らっているのと同時刻の作戦会議室。
「簪…!」
「更識さん…!」
戦闘開始からかなり経った今漸く捕捉できる範囲に入った監視用ドローンからの映像を見ながら、操と真耶がそう呟いていた。
作戦会議室には2人以外にも菜月などの数人の教員が残っているのだが、菜月達も操達と同じような表情を浮かべながらモニターの事を眺めていた。
何故かカラーリングが違う銀の福音。
何故か増えた銀の鐘の翼の枚数。
懸念点を上げればキリがない。
けど、操達は信じていた。
簪なら、そしてラウラ達なら、絶対に上手くやれると。
そしてラウラ達のサポートがあれば春十も流石に攻撃を当てれると。
春十への信頼レベルが簪やラウラ達に比べると低いのは仕方が無いだろう。
操は織斑一夏の記憶から。
教員たちは今までの戦績から。
どうしても簪達の方が信頼できる。
操は兎も角教員達からも同じ評価だというのは、それ程までに今までなにも活躍していないという事である。
そしてそのまま硬直した戦況を見守る事数分。
『山嵐、全弾ロックオン………発射!!』
簪が遂に山嵐を使用した。
銀の鐘のエネルギー弾とミサイルがぶつかり合い爆発音が鳴り、モニターを黒煙が支配し、スピーカーからはノイズが流れる。
「カメラに異常は!?」
「無いです!黒煙が晴れたら問題なく映ります!」
真耶と菜月がそう会話したのを確認たので、操はジッとモニターの事を見つめる。
そうして暫くして、黒煙が晴れノイズも鳴りやみ再びモニターで戦況が確認出来るようになる。
『うぉおおおお!!』
今まさに、零落白夜を発動させた春十が銀の福音に突っ込んでいく場面だった。
AICによって拘束されているのが一目でわかる感じで静止している銀の福音が、零落白夜特有のエネルギーの刃によって切り裂かれる。
〈LAAAAAAAAAAAAA!?!?!?』
『やったぁ!!』
銀の福音は海へと落ちていき、簪達が歓声を上げる。
それと同時に、操達も笑顔を浮かべる。
「良し!」
「やりましたぁ!!」
『こちらボーデヴィッヒ、目標ISの撃破を確認!』
そして、ラウラから撃破の連絡が入る。
操がそれに応えるためにマイクをONにしようとする。
その瞬間、
「っ!緊急事態です!」
と、菜月が急に声を発する。
全員の視線が菜月に集まる。
「未確認のIS反応がボーデヴィッヒさん達の近くに!」
菜月の言葉を聞いた瞬間、全員が驚きの表情を発した。
折角今銀の福音を撃破したばかりだというのに、未確認のIS反応が確認された。
そんなもの驚かない訳が無い。
操は慌ててマイクをONにする。
「みんな!緊急事態だ!!未確認のIS反応あり!注意!!」
操のその言葉でラウラ達がそのIS反応を捜索する。
簪の発見と同時にカメラも簪達の視線の先に向ける。
するとそこには、銀の福音を抱える黄金のIS
「あ、あんなIS今まで見た事ありません!」
「な、なんであんな場所に!?というか、何時!?」
そのISを見た作戦会議室内も軽くパニックに陥る。
そんな中で、操だけはモニターから視線を外さずISの事を監視していた。
(モニター越しでも分かる隙の無さ…どう考えてもナリアのような幹部級の手練れ…そんな実力者が、何故?)
その間にISは火球をラウラ達に飛ばしたりする。
火球を生み出せるという見たことが無い能力。
それを見た教員達もかじりつくようにモニターに視線を向ける。
そして、そのISの女は懐からとあるもの…5枚のメダルを取り出す。
それを見た操は目を見開く。
そのメダルは、元の世界で何度も目にしたメダル。
「コンテニューメダル…!!」
操は真耶達に聞こえないくらいの声量でそう声を発する。
そう、そのメダルとはデスガリアンのボス、ジニスの細胞を抽出する事で生み出されるコンテニューメダルだった。
『我々のボスから頂いたエネルギーです。無駄遣いせぬよう、励みなさい』
女は、操にとっては要所要所の言葉は違うものの聞きなれた、教員達にとっては全く聞き覚えの無い言葉を発する。
そして女は銀の福音の背面、銀の鐘に何故かあるメダル投入口に5枚のメダルを全て投入する。
〈LA!?LAAAAAAAAAA!!!!!!』
そうしてその瞬間に銀の福音がそう咆哮をあげる。
〈LAAAAAA…GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!』
教員達が呆気に取られ、操が睨むような表情を浮かべている中銀の福音は紫の光と共にその身体を巨大化させてゆく。
〈GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』
そうして、銀の福音は海の中に足を付けても腰から上が出るくらいにまで巨大化し、海に着地した。
「な、な、なっ!?」
「なに…あれ!?」
巨大化を初めてみる教員たちは、その表情を恐怖で染め、何度も見た操は奥歯を噛み締める。
(やはり…もともとデスガリアンに何の関係も無かったバングレイがコンテニュー出来ていたから、ISでも出来るのか…!!)
そうこうしているうちに巨大化した銀の福音は銀の鐘から巨大なレーザーを6本同時にラウラ達に向かって放つ。
『ドガァアアアアン!!』
「うきゃあ!?」
スピーカー越しでも響く爆撃音に悲鳴が上がる。
操は再びマイクをONにして全員に語り掛ける。
「みんな!退避だ!今までの戦闘で消耗してるみんなじゃあんなデカいのどうしようもない!」
『りょ、了解!!』
スピーカーから全員の焦ったような返事を聞く。
そうして全員が旅館側に戻って来るのを確認した時、再び銀の福音がレーザーを放つ。
ドローンがそれに巻き込まれ、モニターの映像がここで途切れ、スピーカからの音も無くなる。
それを見て、操はモニターを睨む。
(如何する?
「みっちゃん!口と鼻塞いで!!」
操が行動に移ろうとした時、そんな声が作戦会議室に響く。
操は咄嗟の反射でそのまま口と鼻を塞ぐ。
カラン
プシューーーー
その瞬間に天井から1本の缶が落ちて来て、作戦会議室内を白い煙が満たす。
「え!?いった、い、な、にが……」
ドシャア
その煙を吸ってしまった教員たちはたちまち意識を手放し作戦会議室内で倒れる。
煙が晴れた時、操は天井を見て声を発する。
「何をしたんですか、束さん」
「ただ眠らせただけ!特に身体に悪影響は無いよ!」
操の声と同時に天井裏から束が出て来る。
取り敢えず教員達に悪影響が無いと知った操を安堵する。
「それで、何が目的で?」
「みっちゃん
「はい。そのつもりです」
「だからさ、後々説明が面倒くさくならないようにした。今から周囲のカメラとかの機能駄目にしたり、密漁船なんかが入らないように船の通信機器ジャックして引き返させる。」
「…分かりました、お願いします」
今更束の技術力には驚かなくなった操はそう束にお願いする。
「そうそう、今戦ってた奴らも戻ってきたら眠らせちゃうね」
「ラウラは知ってるので起こしてあげてください」
「勿論。それで、起きた後の対応は任せたよ」
「分かりました」
時間が無いので、束と操は会話をそこで終わらせ、各々する事の準備に入るのだった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「急げ急げ!」
海上。
今まで銀の福音と戦っていたラウラ達は急いで旅館へと戻っていた。
その後ろには、時折レーザーを放ちながら迫って来る巨大化した銀の福音。
その巨体故先程までのような速度は無いものの、その巨体から放たれる威圧感に、どう考えても高すぎる威力のレーザー。
操の言う通り、疲弊しているラウラ達が戦える相手じゃない。
(クソ!どうする!?どうすればいい!?どうすれば、あんなに巨大な相手と戦える!?)
逃げる中でラウラは必至になりながら銀の福音への対抗策を考える。
しかし、万全の状態であっても対抗できないであろうあまりにも巨大すぎる銀の福音。
対抗策など微塵も思いつかない。
『ラウラ!聞こえるか!?』
そんなラウラに、操からプライベートチャネルで声を掛けられる。
ラウラもプライベートチャネルで返事をする。
「どうした!?」
『…
「っ!そうか!」
操の言葉に、ラウラは思わずそう反応する。
確かに操ならばなんとかできる。
そう思ったからだ。
『だから、みんなも戻ってきたらラウラ以外少し寝てもらう事になる。束さんに協力してくれ』
「ああ、分かった」
『じゃあ、急いで戻ってきてくれ』
「了解」
ラウラの返事を聞いた操は通話を終了する。
そうして、ラウラは表情に出さないようにしながら旅館に向かって行く。
約3分後。
海上を封鎖していた教員達と合流して飛行していくと、旅館が視界に入って来た。
旅館の前には、焦った様子で手を振る操がいた。
「みんな!」
「操さん!!」
操に簪が反応する。
「と、取り敢えず作戦会議室に向かってくれ!そこで学園長と通信の用意が出来てる!!」
「わ、分かりました!門藤君は!?」
「カメラ等で出来るだけの情報を集めます。早く!」
教員の1人の疑問に手に持っているカメラを見せながらそう説明をする。
操の言葉を聞いた簪達は頷きISを解除してから作戦会議室に向かう。
その瞬間に操とラウラはアイコンタクトをして頷き合う。
そうして、教員を含めた全員が作戦会議室に入っていく。
それを確認した操はジュウオウザライトを取り出す。
《ザワールド!》
「本能覚醒!」
《ウォーウォー!ライノース!》
「はぁぁぁぁぁ...はぁ!」
変身が完了したジュウオウザワールドは海の遠くを見つめる。
〈GYAAAAAAAAAAAAA!!』
すると、遠くの方から獣のような叫び声が聞こえてくる。
変身したことで強化された視力では、膝から上が海上に出ている銀の福音を確認出来た。
「デスガリアン…!!」
あのISが何処所属なのかは分からない。
でもコンテニューメダルを所有しているという事は、絶対にデスガリアンと…ジニスとつながりがある。
そして、ジニスがこの世界にいるという事だ。
「みっちゃん!」
「操!」
旅館から束とラウラが駆け寄って来る。
「全員眠らせたぞ!」
「カメラとかも全部OK!問題なく戦えるよ!」
2人の言葉を聞いたジュウオウザワールドは
「了解!旅館に戻ってカメラで見ていてくれ!」
と、束とラウラに声を掛ける
「うん!」
「分かった!」
そうして2人が旅館内に戻った事を確認してからジュウオウザライトを構え、後部のスイッチを2回押す。
《ジャンボ!》
中央のキューブを回転させ犀の顔が描かれている面に合わせもう1度スイッチを押す。
《キューブライノース!》
ドガァアン!!
その音声と共に、荷台にキューブクロコダイルとキューブウルフを乗せ、巨大化したキューブライノスが岩山を突き破って現れた。
「はぁ!!」
ジュウオウザワールドは跳躍しキューブライノスのコックピットに乗り込む。
ジュウオウザライトを操縦桿としてコックピットシートに接続し、ハンドルが付いたキューブステアリングと併せて操縦する。
キィィイイイイ!!
そんなブレーキ音を響かせながら砂浜に停止する。
〈GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!』
砂浜から目視でおよそ5000mの所にまで銀の福音がやって来た。
キューブライノスを認識した銀の福音は咆哮をあげる。
「デスガリアン…お前たちの目的がなんであろうと、お前たちの好きにはさせない!」
ジュウオウザワールドはそう言うと、ハンドルを回しキューブライノスを銀の福音に向かわせる。
「この星を、舐めるなよ!」
接続してあったジュウオウザライトを取り出し、後部のスイッチを3回押す。
《ライノス!クロコダイル!ウルフ!》
中央のキューブを回転させ犀、鰐、狼の3匹が描かれている面に合わせる。
そして、掛け声と同時にスイッチを押す。
「動物合体!」
《ウォーウォー!ウォウウォー!》
荷台からキューブクロコダイルとキューブウルフが宙に浮く。
キューブライノスは前方と後方が分かれ、前方からは犀の角部分が取れる。
前方部分は腰と足に、後方部分は両肩と腹部に変形し、直立した前方部分の上に後方部分が重なり合体する。
それと同時にライノスの角部分が左腕となる。
《9!》
キューブクロコダイルは変形しビッグクロコダイルジョーズを展開。
右腕として合体する。
《7!》
キューブウルフは上半身となった荷台の中央にキューブモードのまま、搭載され合体する。
《8!》
そして、キューブウルフのパーツが開き、頭部が出現する。
《トウサイジュウオー!!》
「完成!トウサイジュウオー!」
これが、ジュウオウザワールドの巨大戦力にして、ジュウオウジャーの3号ロボ。
トウサイジュウオーである。
トウサイジュウオーは海へと進んで行き、銀の福音と同じく膝下が海に沈むくらいのところまでやって来る。
〈GYAAAAAAAAAAAA!!』
銀の福音はトウサイジュウオーに向かって咆哮をあげ、殴り掛かって来る。
「させない!」
トウサイジュウオーは右腕のビッグクロコダイルジョーズでその殴り掛かって来た右腕を掴む。
〈GYAAAA!?』
「オラァ!」
驚いた声をあげる銀の福音にトウサイジュウオーは左腕での連続パンチを放つ。
〈GYAAAAAAA!!』
銀の福音は咆哮をあげ、大きく後ずさる。
〈GYAAAAAAAAA!!』
銀の福音は体制を立て直すと、巨大な6枚の翼をトウサイジュウオーに向ける。
そして同時に巨大なレーザーを6発同時に放つ。
ドドドドドドキュウン!!
「ハァ!」
トウサイジュウオーは銀の福音とは比べ物にならない速度で横に移動し、レーザーを避ける。
バシャアアアン!!
レーザーは海へと着弾し、巨大な水柱を発生させる。
「お返ししてやる!」
トウサイジュウオーは右腕のビッグクロコダイルジョーズの間…キューブクロコダイルの口部分からレーザーを銀の福音に向かって放つ。
〈GYAA!?』
そのレーザーは翼を1枚貫く。
「良し!このままいくぞ!」
トウサイジュウオーは銀の福音に向かって走り出す。
〈GYAAA……GYAAAAAAAA!!』
銀の福音は咆哮をあげ走り出す。
レーザーの打ち合いでは勝てないと判断したんだろう。
〈GYAAAAAA!!』
「甘い!」
銀の福音の突進を利用し、トウサイジュウオーはショルダータックルをくらわせる。
バシャアアアン!!
銀の福音は体制を崩し海へと倒れ込む。
〈GYAAAAA……』
銀の福音はフラフラと立ち上がる。
そんな銀の福音の事をトウサイジュウオーは右腕でアッパーする。
「ハァア!」
〈GYAAAAAAAAA!?!?』
大きく吹き飛んだ銀の福音は空中に舞い上がり、再び海へと落下する。
「お前の世界は、ここで終わりだ!!」
ジュウオウザワールドのその言葉と同時に、ビッグクロコダイルジョーズにエネルギーが溜まり始める。
海へと落下した銀の福音は立ち上がり、エネルギーをチャージしているトウサイジュウオーが視界に入る。
〈GYAAAAAAAAAAAA!!!!』
残っている5枚の翼でレーザー発射の準備をする。
「トウサイ…トリプルザビースト!!」
〈GYAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』
トウサイジュウオーは動物モードのキューブライノス、キューブクロコダイル、キューブウルフ型のビームを、銀の福音は5本のレーザーを放つ。
ビームとレーザーはぶつかり合う。
「うぉおおおおおおおおおお!!」
ジュウオウザワールドから溢れるジューマンパワーを受け、トウサイジュウオーの目は発光し、ビームの威力が上がる。
ぶつかり合っていたレーザー毎押し切り、遂に銀の福音に到達する。
〈GYAAAA……GYAAAAAAAAAAAA!!!!』
銀の福音の叫び声を聞きながら、トウサイジュウオーは銀の福音に背を向ける。
ボガァアアアアアアン!!!!
その瞬間に、銀の福音は爆発する。
黒煙が発生し、水飛沫も発生する。
「っ!パイロットの人!!」
ジュウオウザワールドはそう叫び再びトウサイジュウオーを爆発した方向に向ける。
すると、黒煙の中から吹き飛んでくる金髪の女性が見えた。
トウサイジュウオーは左腕を伸ばし、女性をキャッチする。
そうして、そのままコックピットの方まで連れて来る。
「よっ……と」
コックピットの中で、ジュウオウザワールドはその女性を抱え込む。
「あ、あな、たは…?」
「今は休んでください。起きた時に説明します」
「う、うん…」
ジュウオウザワールドを見て不思議そうな表情を浮かべていた女性だが、そう言われ気絶するかのように意識を失った。
「怪我は…ぱっと見ではないか……」
一先ず見ただけで分かるような怪我がない事に安堵するジュウオウザワールド。
そうして、コックピットの中から空の向こうを睨む。
「お前たちの目的がなんであろうと、俺が絶対に阻止してやる!!」
そう、自分を鼓舞するように呟くと、トウサイジュウオーを操作し旅館に戻っていくのだった。
遂に登場!
トウサイジュウオー!!
再登場予定、約1年後!!(私の投稿ペースによって前後しますし、無くなる可能性もあります)
次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!
評価や感想、よろしくお願いします!