INFINITE・THE WORLD   作:ZZZ777

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サブタイそのまま。

作者の私生活が7月いっぱいまでありえないくらい忙しくなるので、更新頻度が下がったり下がらなかったりします。

今回もお楽しみください!


動物園に行こう

三人称side

 

 

操達が強盗犯を撃退し警察の事情聴取を受けた数十分後。

3人はIS学園でも聞き取りを受けていた。

 

 

操達はただバイトしているところに巻き込まれただけであり、警察からも御咎め無しだった為IS学園からも罰則は無しになった。

聞き取りが終わり会議室から出た3人は身体を伸ばす。

 

 

「あぁ…疲れたぁ……」

 

 

「疲れましたね……」

 

 

「疲れた~~~」

 

 

操、簪、本音の順番でそう呟く。

 

 

「ごめんね2人とも、変な事に巻き込んで」

 

 

「いえいえ、操さんは悪くないですよ。悪いのはあの強盗犯です」

 

 

「そ~ですよ。気にしないで下さい」

 

 

「そっか。ありがとう」

 

 

あの現場に巻き込んでしまったのは自分がバイトのスカウトをあの場で受けたからなので、多少なりとも責任を感じていた操。

簪と本音にそう言われ安心したような息を吐いた。

 

 

「それじゃ、そろそろ帰ろうか。部屋まで付き添うよ」

 

 

「え、でも…」

 

 

「良いから良いから」

 

 

「…分かりました、お願いします」

 

 

そうして、操は寮の部屋まで2人に付き添う事になった。

校舎の外に出ると、少し熱気をおびた風が吹く。

 

 

「まだ明るいし、まだ暑いな…」

 

 

「そうですね…暑いとやになっちゃいます」

 

 

「アイスは美味しく感じるんだけどねぇ~~」

 

 

どんな時でも平常運転の本音に、操と簪はついつい苦笑いを浮かべてしまう。

 

 

「のほほんさんはどんな時でものほほんさんだね」

 

 

「まぁ、本音が変わっちゃったらそっちの方が慌てる自信がります」

 

 

「むぅ。私だって、変わろうと思えば変われるんだよぉ~?」

 

 

「じゃあお菓子禁止にして成長を「駄目!それだけは本当に駄目!!」これも含めて本音」

 

 

2人のやり取りを見て微笑ましい表情を浮かべていた操だが、

 

 

ダダダダダ!

 

 

「ん?足音?」

 

 

遠くの方から聞こえてくる足音に首を捻る。

 

 

ダダダダダ!

 

 

「え?」

 

 

「んー?」

 

 

足音は大きくなり、簪と本音も気が付いた。

3人が足音が聞こえてきた方向に視線を向ける。

操は万が一に備えポケットに入っているジュウオウザライトに手を伸ばす。

だが、そんな警戒は直ぐに解かれることになる。

何故なら

 

 

「簪ちゃぁあああああああああん!!」

 

 

涙をボロボロ流しながら簪の名前を叫ぶIS学園生徒会長が猛スピードで簪に突っ込んでいったからだ。

 

 

「ちょ、お姉ちゃん!?」

 

 

「簪ちゃぁん!簪ちゃぁああん!!」

 

 

楯無は簪に抱き着き胸元に顔を押し付けわんわんと泣き始める。

簪は急に抱き着かれ、尚且つ楯無が泣いているのでどうしたら良いのか分からずアワアワする。

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」

 

 

「あ、虚さん」

 

 

「み、操さん、どうも…」

 

 

楯無がやって来た方向から、息を切らしながら走る虚がやって来た。

肩で息をして、なんとか呼吸が整ったのを確認してから操が話し掛ける。

 

 

「あの…楯無さんどうしたんですか?」

 

 

「か、簪お嬢様が強盗事件に巻き込まれたと聞きまして…」

 

 

「あ、あー、はい」

 

 

それだけで全てを理解した操。

 

 

「すみません、俺がバイトしなければ…」

 

 

「いえいえ、気にしないで下さい。操さんも生活があるでしょうし…」

 

 

「あ、簪から聞いたんですか?」

 

 

「はい、アルバイト前にお電話を頂きまして。勝手に聞いてしまい申し訳ありませんでした」

 

 

「気にしないで下さい。事実しか言ってないんですし」

 

 

ここで会話を終わらせ、操は簪と楯無に視線を向ける。

それと同時に虚も視線を2人に向ける。

楯無は未だに簪に抱き着いていた。

 

 

「流石に引きはがしましょうか?」

 

 

「お願いできますか?」

 

 

「任せてください」

 

 

操は2人に向かって歩いていく。

 

 

「簪、今からこの会長を引っぺがすから」

 

 

「分かりました」

 

 

会話の後、簪の肩と楯無の頭に手を置く。

そして

 

 

「フンッ!!」

 

 

力を籠めて無理矢理引きはがす。

 

 

「あ、ありがとうございます…」

 

 

「どういたしまして…なのかな?」

 

 

操は首を捻る。

それはそうとと、楯無の事を立ち上がらせる。

 

 

「楯無さん、簪も本音も無事ですから」

 

 

「お姉ちゃん、私は無事だから」

 

 

2人が楯無にそう声を掛ける。

 

 

「簪ちゃん…操さん…」

 

 

暫くの間呆けたような表情を浮かべていたが、やがてゴシゴシと涙を拭き笑顔になる。

 

 

「お帰りなさい!」

 

 

「「…ただいま!」…で、良いんですかね?」

 

 

楯無の言葉に簪は笑顔で、操は苦笑をし首を傾げながらそう反応する。

そんな3人の事を、布仏姉妹がニコニコしながら見ていたのだった。

 

 


 

 

激動の日から3日が経ったある日。

操と更識姉妹、布仏姉妹は電車に揺られていた。

理由は単純。

これから5人は動物園に行くからである。

 

 

事の発端は2日前。

楯無が急に

 

 

「みんなで動物園に行きましょう!」

 

 

と言い出したからだ。

もとより賑やかな事が大好きな楯無。

折角の夏休みなのでなにかお出かけをしたかったのだろう。

 

 

動物園に行くのに拒む理由は無い。

そういう訳で、この5人で動物園に向かっているのである。

 

 

「動物園ってどういうところなんですか?」

 

 

「最近出来たばっかりの所ですね」

 

 

「良くチケットとれたね、お姉ちゃん」

 

 

「ふっふん!今日の為に1か月前から頑張ったからね!」

 

 

「…今日無理だったらどうしてたんですか?」

 

 

操がそう尋ねると、楯無はわざとらしく視線を泳がせる。

 

 

「お嬢様、決めていなかったのですね?」

 

 

「……はい」

 

 

虚に言われ、しゅんと肩を落とす楯無。

それを見て虚はため息をし、操と簪は苦笑いを浮かべる。

 

 

「お姉ちゃんらしいというか、なんというか」

 

 

「あ、あはは…」

 

 

そうしていると、電車内に降車アナウンスが流れ始める。

操達は準備をし始めるのだが…

 

 

「スピィー、スピィー」

 

 

「本音、起きて、起きて」

 

 

本音がぐっすりと眠っていて起きない。

簪が肩をゆすりながら声を掛けるも、一向に起きない。

 

 

「まだ朝の9時50分なんだけどな…いや、9時50分だからか?」

 

 

「は、恥ずかしい…」

 

 

操が苦笑しながらそう言うと、虚が視線を逸らす。

姉として妹がこんなぐーたらだと恥ずかしいのだろう。

どうやって起こそうかと操達が考えていると、簪が本音の耳元で囁く。

 

 

「本音…起きないと本音のお菓子全部食べちゃうよ」

 

 

「起きる!起きます!」

 

 

一瞬でガバッと起きた本音。

簪の手際の良さに操達3人が驚きの表情を浮かべる。

 

 

そんなこんなで駅に停車し、5人は降りる。

動物園は駅からバスに乗る必要があるのでバス停に向かう。

バスに乗り込み揺られる事十数分。

 

 

「着いたぁ!」

 

 

「着いたぁ~」

 

 

5人は目的地である動物園『超!楽しい!ワイルド園!!』にやって来た。

 

 

「名前…」

 

 

「エクスクラメーションマークの主張が…」

 

 

「もっと考えられなかったのかな…」

 

 

出入口となるゲートにでかでかと掲げられている看板を見て操、虚、簪の順でそう呟く。

 

 

「早く行きましょう!」

 

 

「行こう行こう~!!」

 

 

さして気にする様子を見せずはしゃいでいる楯無と本音。

操達は苦笑いを浮かべると2人の後に付いて行き園の中に入る。

 

 

~サバンナコーナー~

 

 

「ライオンだぁ~!」

 

 

「あ、あっちはアフリカゾウ!」

 

 

「へぇ、最初っからライオンとかを見せてくれるだなんて珍しい気がする」

 

 

「それに、ライオンがしっかり出て来てますね。暑いから奥にいる場合も多いでしょうに」

 

 

まず最初にやって来たのはサバンナコーナー。

多種多様な生き物が一度に見れる目玉コーナーの1つ。

楯無と本音はキラッキラした目で見ているし、簪と虚も興味深い視線で動物たちを見ている。

そんな中、操はライオンやゾウを見て少し悲しそうな表情を浮かべる。

 

 

(レオ、タスク…それに、シマウマとかキリンも…)

 

 

だが、折角楯無が誘ってくれたのだと頭を振って意識を切り替えると、4人を追いかけていく。

そうしてサバンナコーナーをいろいろ見ていく。

 

 

「あ、犀だ」

 

 

「おっ?」

 

 

そうして、5人は犀の前にやって来た。

操がピクリと反応し近付いていく。

 

 

「あ、そうか。操さん、犀とは関わりが…」

 

 

「そうそう」

 

 

簪と操がそう会話したことで、他の3人はジュウオウザワールドに犀が描かれている事を思い出した。

操としてはただ描かれているだけでなく身体に犀男のジューマンパワーが存在する為犀とはズブズブの関係(一方的にそう思っているだけ)なのだ。

恋人であるリリアンも人ではなく犀のジューマンである為尚更そう思っている。

 

 

〈…!!〉

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

犀たちは一斉に操に視線を向けると、同時に操に向かって歩いてくる。

操が驚いたような声を発するが、そんな事犀には関係が無い。

柵ギリギリまでやって来た犀たち。

 

 

〈……〉

 

 

「えっ…?」

 

 

「これは…?」

 

 

「さ、犀たちが…」

 

 

「跪いている…?」

 

 

「凄~い!」

 

 

操、簪、楯無、虚の順番で呆けたような表情を発し、本音が無邪気に笑い声をあげる。

そう、犀たちは並ぶとまるで跪くかのようにしゃがんだのだ。

周囲の他の客たちもその異様な光景を見てなんだなんだとザワザワし始める。

 

 

(もしかしなくても、犀男の影響だよな?え、もしかして犀のジューマンの中でもかなり身分高かったの?)

 

 

その疑問を抱くと同時に、久しぶりに脳内会議が開かれる。

 

 

〈そうだぜ?俺は結構すごかったんだぜ?〉

 

 

〈はっ!それを言うなら?俺の方が凄いんだよなぁ?だって俺は狼の王だったんだからな!〉

 

 

〈それを言うなら俺だって!俺も鰐の王…〉

 

 

〈おいおい、それは某ゴリラのゲームの敵キャラじゃんか。パクリだパクリ〉

 

 

〈違うし!それを言ったらお前だってアメリカの著書と被ってるじゃんか!〉

 

 

〈ええいお前ら!今は俺が凄いって事を話してるんだよ!〉

 

 

〈〈なぁ~にぃ~~?〉〉

 

 

(あああ、もう!ちょっと落ち着いてよ!)

 

 

「…さん?操さん!?」

 

 

「はっ!?」

 

 

脳内会議に集中し過ぎて暫くの間ボーッとしていた操。

簪に肩を掴まれ揺らされ漸く現実に戻ってきた。

 

 

「どうしました?」

 

 

「い、いや、なんでも無いよ。ちょっと暑かったから」

 

 

「休憩しましょうか?」

 

 

「いや、大丈夫ですよ。次行きましょう!」

 

 

簪と虚が心配するが、操がそう言った事で切り替える事にした。

犀たちももう既に元居た場所に戻っている。

それを確認した操達は次のコーナーに向かうのだった。

 

 

~小動物コーナー~

 

 

「「可愛い~~!」」

 

 

「か、簪ちゃぁん…簪ちゃんも可愛いわよぉ…」

 

 

「た、楯無さん落ち着いて下さい!」

 

 

「お嬢様!お気を確かに!」

 

 

小動物コーナー。

兎やモルモット、少し離れたところには水族館でも無いのにカワウソもいるコーナー。

簪と本音がふれあいコーナーで兎とふれあい笑みを浮かべていた。

それに伴い楯無が暴走しかけているが、操と虚が必死に抑えている。

 

 

「ふぅ、ふぅ…ご、ごめんなさい。落ち着きました」

 

 

「全く…お嬢様、少しはその暴走癖を直してください」

 

 

「癖じゃないわよ!癖じゃない、わ、よ?」

 

 

「なんで不安になってるんですか…ほら、俺達も行きましょう」

 

 

「そうですね、行きましょう!」

 

 

なんとか楯無の暴走を未然に食い止めた操と虚は楯無と共に簪達と合流する。

 

 

「あ、操さ~ん、お姉ちゃ~ん、お嬢様の暴走抑えれたんですか~?」

 

 

「なんとか」

 

 

「……うちの姉がすみません」

 

 

「簪様、お気になさらず。お嬢様の暴走を鎮めるのも私の仕事です」

 

 

「ちょっと!?それじゃあ私が問題児みたいじゃない!」

 

 

「そう言ってる」

 

 

「そう言ってます」

 

 

簪と虚に切り捨てられ、ショックを受けたのかズーンとした表情を浮かべる楯無。

 

 

「お嬢様~、もふもふですよぉ~~」

 

 

良い意味で空気を読まない本音が楯無に声を掛ける。

しっかりと手入れが施され、もっふもふの綺麗な毛並みを持つ兎。

 

 

「可愛い!」

 

 

落ち込んでいた楯無も、その可愛さにテンションが上がる。

本音のように兎を撫でようと1匹の白い兎に手を伸ばす。

手を伸ばされている兎も楯無に気が付いた。

兎の視力は人間で言うところの0.05~0.1程。

しかしその分聴覚や嗅覚に優れている為、楯無の匂いに反応したのだ。

そうして楯無の手が兎に触れる…その瞬間。

 

 

「痛いっ!?」

 

 

「「「「ぶっ!?」」」」

 

 

楯無が指を兎に噛まれた。

思わず他4人が噴き出す。

 

 

「痛たたたた!?ちょ、離して離して!!」

 

 

「ふ、ふふふ!」

 

 

「アハハ~!」

 

 

「笑ってないで助けてよ!痛い痛い!」

 

 

「お、お嬢様、い、今すぐ助けますので…プフッ」

 

 

「虚ちゃんも笑ってるじゃない!」

 

 

楯無が助けを求めても、簪、本音、虚は笑っている為助けてくれない。

最後の希望として操の事を探す楯無。

その操はというと…

 

 

「お~、よしよし」

 

 

「せめて興味は示してください!?」

 

 

兎を撫でていた。

楯無の悲鳴に笑みを浮かべているあたり、わざとなのだろう。

 

 

「楯無さん、もう離されてますよ」

 

 

「え?そういえば…」

 

 

操に言われ、自分の指がもう痛くない事に気が付いた楯無。

視線を向け直すと、さっきまで自分の指を嚙みちぎらんばかりの勢いで噛んでいた兎が頬で手をすりすりしていた。

 

 

「か、可愛い…!」

 

 

「チョロい」

 

 

「簪ちゃん!?」

 

 

簪に言われ、悲鳴を上げる楯無。

そんなやり取りを見て、残りの3人は苦笑を浮かべるのであった。

 

 


 

 

あれから、5人は動物園をひとしきり楽しんだ。

食事の際には本音がレストランや外の売店で売っているスイーツを全種類食し操達や他の客たちを驚かしたり、室内のコーナーで展示されていた爬虫類や両生類に簪と虚がビビったり、鳥類のコーナーで鷹を見た操がやはり悲しそうな表情を浮かべたりなどなど…

 

 

時刻は15:30。

帰らないとIS学園到着するのがかなり遅い時間になってしまうので、もう既に5人は帰路についている。

 

 

「操さん、すみません。荷物持ってもらっちゃって」

 

 

「気にしないで気にしないで。寧ろ男の仕事でしょ、荷物持ちは」

 

 

簪の言葉に、操が笑顔でそう返答する。

操は今、簪達がお土産として購入したぬいぐるみ等が入った袋を抱えているのだ。

 

 

「すみません、つい楽しくなっちゃって…」

 

 

「いえいえ、折角なんですからお土産は買わないと」

 

 

「でも操さんは買って無かったですよね?」

 

 

「最近バイト始めたばっかりなんで、まだ給料入って無いんですよ。あの当日の奴は食費になりましたし」

 

 

「なるほど…」

 

 

虚と会話した操はチラッと袋の中のぬいぐるみに視線を向ける。

 

 

「いやぁ、ぬいぐるみなぁ。今度久々に作ろうかな」

 

 

「えっ!?操さんぬいぐるみも作れるんですか!?」

 

 

その呟きを聞いた楯無が驚きの表情を浮かべる。

 

 

「そうですよ。昔からぬいぐるみ作りは得意なんですよ。ちょっと待っててください」

 

 

操はそう言うと大きな荷物を持っているとは思えない程器用にスマホを取り出すと画像を表示させ楯無達に見せる。

そこに映っているのは、操が3月末に作りラウラ達にあげたぬいぐるみの写真。

 

 

「これは…?」

 

 

「今ドイツではラウラの部隊にお世話になってるんですよ。その隊員達にあげた手作りぬいぐるみですね」

 

 

バキィ!!

 

 

説明を聞いた途端、そんな何かが折れる音が聞こえた。

気がした。

 

 

「どうしました?」

 

 

身に纏っているオーラが明らかに暗くなった4人へ操がそう質問する。

しかし、4人はそんな操に反応することなく(反応する余裕などなく)、4人で固まるとヒソヒソと話し始める。

 

 

「負けた…」

 

 

「はい…私なんかのより全然綺麗です…」

 

 

「操さんには料理では絶対に勝てないけど、裁縫でも勝てないなんて…」

 

 

「もしかしたら~、掃除とかでも負けてたりして~…」

 

 

「…それは全然あり得る」

 

 

「そうなったら、私達何一つ操さんに勝って無いわよ?」

 

 

「お姉ちゃん、学園最強なんじゃないの?」

 

 

「あ、あんな凄いのに直接戦ったら負けちゃうかもしれないじゃない!」

 

 

「それは確かに~」

 

 

「……と、言う事は何一つ操さんに勝てる自身が無い、という事ですか……」

 

 

「「「「はぁ……」」」」

 

 

「???」

 

 

同時にため息をついた楯無達。

操は首を傾げる。

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「い、いや、なんでも無いです…」

 

 

「そうです、なんでも無いです…」

 

 

「なら良いですけど…ずっと此処に留まってる訳にもいかないですし取り敢えず移動しましょう」

 

 

操にそう言われ、楯無達は再び歩き始める。

 

 

(なんだ?俺が原因か?)

 

 

なんで楯無達が落ち込んでいるのか理解できないが、なんとなく自分が切っ掛けなんだど察した操。

なんとか雰囲気を良くしようと言葉を発する。

 

 

「きょ、今日は楽しかったですね!のほほんさん、どうだった?」

 

 

良くも悪くも切り替えるのが素早い本音。

操に尋ねられ、明るく返答する。

 

 

「楽しかったですよ~!いろんな動物見れましたし!」

 

 

先程まで自分達と同じように落ち込んでいたはずの本音が明るく答えた事で、自分達が未だに引きずってるのがバカバカしくなり、簪達は笑みを浮かべる。

 

 

「簪達はどうでした?」

 

 

「楽しかったです!」

 

 

「思い出もたくさんできましたし!」

 

 

「はい、とても有意義な時間でした」

 

 

操に問われ、3人は笑顔のままそう返答する。

雰囲気が明るいものに切り替わったので操もホッとしたような息を吐く。

 

 

「まだまだ夏休みはありますから!」

 

 

「そうですね、まだまだ楽しんで思い出作りましょう!」

 

 

「「「おー!」」」

 

 

そうして、5人は笑顔のままIS学園に帰って行くのだった。

 

 

 




なんか終わりスゲェ微妙になっちまった。
許してください。

次回も何時になるか分かりませんが、楽しみにしていてください!

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