孫悟飯は実力至上主義の教室へ。 作:PPキャンディ
文字数の割には話がほとんど進んでいません。
荒野を赤く照らす夕暮れの中、未だ悟飯達の戦いは続いていた。
(通常の気弾は無視できる。どどん波も1発なら大した威力はない。けど5発一気に食らうとまずい。普通なら5発一気に撃つと1発辺りの威力が下がるはずなのに、逆に大きく上昇してる。きっとあの5連装どどん波という技に強い思い入れがあるんだ。とにかくあれだけは喰らわないようにしないと)
技の威力というのは、その技に対する気持ちによって変わってくる。例え、同じ気弾は気功波でも、名前をつけて必殺技だと思い込むことによって、同じ気の消費でも威力は全然変わってくる。孫悟空のかめはめ波、ピッコロの魔貫光殺砲、そして孫悟飯の魔閃光など。自身が最強だと信頼する技の威力は他とは一線を画す威力になってくる。そして、一之瀬帆波の5連装どどん波もまた、彼女にとっては父母の仇を撃つ為に身に着けた信頼する必殺技の一つである。その威力はどどん波5本分を遥かに超える威力を発揮するのだ。
(だけど、いくら気の消費を効率化しても、あんなに撃ち続ければ普通ならすぐに体力が持たなくなるはずだ。調子に乗ったベジータさんが良くエネルギー弾を連射して息切れするみたいに。なのに彼女はずっと撃ち続けているのに対して消費は…いや、現実を受け止めるんだ。そう、彼女は全然気が減っていない。正確には撃った直後は気が減るけど、すぐに補充されて元の量に戻ってる。まるで18号さんを相手にしてるみたいだ)
悟飯は避けたどどん波によって巻き起こされた砂埃で身を隠しながら、少しでも息を入れる。悟飯は少しずつ戦闘の勘を取り戻しつつ、回避に専念して気の消費を抑えているが、それでも少しずつ削られていき、既に戦闘力は800億ほどになっていて、一之瀬との戦力差は縮まりつつあった。
(いくら消耗が少ない超サイヤ人1状態でも、これ以上は体力的にまずいよ。こうなったら、超サイヤ人2になって一気に終わらせるしかないか。そのためには、気を集中させる時間を稼がななきゃ。それにしても、本当に彼女の気は捉えにくいや)
戦場に気を拡散させることによって、自身の存在感を希薄化させ、気を捉えることをできなくさせる鶴仙流暗殺術の秘奥だ。一之瀬の習熟度がまだ低いため、完全に同一化させることは出来ていないので、まだ集中して探知することでなんとかぼんやりと捉えることは出来るが。悟飯はその感知した一之瀬から狙えない位置へと匠に移動する。
「よし、ここからだと、岩場を盾にすることによって狙いにくいはず…ぐわっ!」
悟飯は一之瀬の背後方向にある岩場の影に隠れて、超サイヤ人2へとなるべく気を集中させようとした。だが、その悟飯の背に5本のどどん波が突き刺さった。そして更に別方向からも5本のどどん波が襲いかかり、悟飯へと直撃する。
「な…なんで…別々の方から…」
「残念ね、孫悟飯。私に死角なんて無いわ」
聞こえた声に悟飯が顔を上げると、上空から一之瀬がゆっくりと降りてくる。悟飯がとっさに一之瀬の方を向き、防御を固めるが、またもやその背中にどどん波が直撃する。
悟飯がどどん波が飛んできた方を見ると、其処には5本の指をこちらに向ける一之瀬の手が浮いていた。よく見ると一之瀬の前腕部の前半分からが非常に細くなり、その分紐のように長く伸び、手が一之瀬本体から遠く離れた場所へ浮かんでいた。
「腕が…伸びてる?」
「腕が伸びるのがそんなに不思議なの?ピッコロっていう魔族も腕ぐらい伸ばしてたでしょ。それに古代のインド地方でダルシームというヨーガマスターが手足を伸ばし、空間を自在に転移しては、口から火を吹きだして百の王国を瞬く間に燃やし尽くしたそうよ。他にも手足を伸ばしたり体を変化させて闘う戦闘術は古今いくらでもあるわ。もちろん鶴仙流にもね」
一之瀬は気で肉体を変化させ、自身の手を飛ばすことによって必殺技の5連装どどん波をいろんな方向から発射することができる遠隔移動砲台とさせたのだ。
その手は空中を縦横無尽に飛び回り、あらゆる角度から悟飯へと5連装どどん波を叩き込む。悟飯は必死に避けようとするが、それぞれの手を広げることによりどどん波の射界を広げて交差させることにより、悟飯の逃げ場を塞いてくる。そして動けなくなったところに収束させた5連装どどん波を叩き込むのだ。
だが、悟飯は唯一、活路を見出すことが出来た。
(手の操作をしているからか、本体の動きは単調だ。それに攻撃のための両手は本体から離れているから…一番離れたタイミングで!ここだ!)
悟飯の後ろに回り込んで撃ってきたタイミングで本体へと一気に迫る。
追撃のどどん波が来るが、なんとか身を捩って避ける。
(一之瀬さん、慌ててるのかどどん波の命中精度が甘い。やっぱり本体を狙われるとまずいんだな!なら、ここで一気に決める!)
悟飯はここが勝機だと一気に気の配分を防御から移動速度へと振り分けて距離を縮める。
それを見て取った一之瀬は、だが逆に笑みを浮かべる。
(そうよね、そう考えるわよね。だけどそれは悪手よ。孫悟飯!)
一之瀬は悟飯が避けられない距離まで迫ったところで声を上げる。
「ほわあぁ!!お命頂戴!」
一之瀬は顔を上げて、口の中に一気に膨大な気を集中させる。
それを見て、悟飯の顔が引き攣るが、もう遅い。
「リクームイレイザーガン!!!!」
口から極光が迸る。
極太のビームと化したエネルギー砲が悟飯を飲み込んだ。
「『モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる』って多分こういうときに使うのよね」
彼女は落下していく孫悟飯に、アニメで見た自分の憧れの人のセリフを送るのだった。
▽
占いババの宮殿にてババの水晶球の中に映るドドル、いやホナミと孫悟飯の戦いを占いババと共に見ながら鶴仙人は彼女と出会った頃を思い出す。
あの日、久しぶりに弟に会おうと向かっていた旅中の野営地で近場に彗星らしきものが落下してくるのをワシが見つけたのが始まり。
目を凝らしてみると、彗星ではなく小型の乗り物のような物じゃった。
袂を分かったというのに律儀にも何かにつけて近況の便りを寄越す馬鹿弟子から、もし落ちてくるのを見かけたら注意しろと書かれていた宇宙人の小型ポットと特徴がよく似ていた。ワシはここ数十年怠っていた気の察知を使い警戒するも、どうやら随分衰弱しているような弱々しい気しか感じ取れんかった。
手負いの者か。なんなら介錯でもしてやろうと、ワシは落着地点に向かうと、其処に居たのは想像とは違うような小娘じゃった。
小娘の体から流れ出る血の匂いに惹かれて集まってきた恐竜たちが群がり、それぞれが小娘を奪い食べようと四肢を引っ張っている光景はなんともシュールじゃったの。頑丈そうな体で千切れはしていなかったが、関節が外れゴム人形のように四方に手足が伸び縮みしておった。
でもそれでも放っておけばいずれ食われてしまうじゃろう。ワシは柄でもなく小娘を助けてしまった。流石に見捨てては寝覚めが悪いからの。
その後、ぐったりしている彼女を知り合いの闇医者へと預けた。宇宙人じゃし、地球人とは体の構造が違うじゃろうから、普通の医者に見せたら騒ぎになるからの。
その闇医者は表向きは普通の病院を経営しているが、裏で反社会的組織の者の治療や、非日常的な存在の者の治療も請け負ってて、ワシや弟も年に二回の健康診断などで厄介になっておる。なにせ、ワシや弟は既に数百歳じゃ。寿命が非常識すぎて当然普通の医者にはかかれん。保険も戸籍もとうの昔に無くなっておるしの。
この前など『ピッコロ大魔王から生み出された』生き残り魔族と『コルド大王とやらのお付きで地球に来た』という元兵士の宇宙人がロビーで世間話しておったぞ。
そんな非常識極まりない病院で、宇宙人の診断にも実績があるので大丈夫じゃろうと連れきたのじゃ。
小娘は初めは心を病んでいて鬱いでおった。
ワシは病院から治療費代わりの依頼で少しばかり街の掃除をしつつ、これも何かの縁と小娘の見舞いをしてやっていた。
とにかく少しは心を開いてもらわんと何があったのか分からんので、菓子や子供向けのデーブイデーをもっていってやったわ。
いやはや寿命が長いと時の流れに乗り遅れるもんじゃな。数十年ぶりにビデオ屋に行ってみたらVHSが全く無くなっておったわ。つい最近開発されたと思っておったが既にデーブイデーという円盤に変わっておったらしい。しかも更にその次のブルーなんちゃらとかいう、これまた新しい円盤が出回ってるとか。一体何が違うのかワシにはとんと分からんが、デーブイデーの方がビデオデッキが安かったのでそっちを買ったわ。テレビ漫画は弟が熱心に勧めてきたアイカツ?やプリキュア?とかいうタイトル名しか知らず、そんな爺が見るようなものは子供向けじゃないじゃろうと、とりあえずよく分からんから天のやつが子供の頃に見ておったロボットが闘うやつを買っていって渡した。小娘は熱心に見ていたのでやはりこれで正解じゃったろう。なんか敵の赤いロボットにのった仮面をつけたヤツのことを気に入ったらしく、よく話をしていたな。私も彼みたいに父さんと母さんの仇を取ると。
そうやって少しずつ心を開いてきたが、それと同時に、ワシに戦い方を教えて欲しいと頼んでくるようになった。
父母の仇。それだけがやつに残された最後の生きる意味じゃったんじゃろうな。それを成せぬならいっそ殺してくれと言わんばかりじゃった。
恐竜に咀嚼されても無事な頑丈な体を持った小娘。いつもじゃったら受け入れていたんじゃろうがな。
でも小娘には致命的な欠陥があった。脊髄の損傷。気の通り道となるそれが完全に破壊されていた。
それでも闇医者はレッドリボン軍時代に培った技術でもって日常生活を送る程度には問題ないぐらいまで回復させ、気も少しであれば練れるようにはなった。
だが其処までじゃ。
そんな拙い気の操作で修められるほど鶴仙流は甘くはない。
そして彼女の仇というのは他でもない孫悟空の一味らしい。
この状態の小娘ではこの先数十年必死に修行をつもうが、餃子にすら勝てまい。
故に、ワシは断り、このまま一緒にいれば未練を残すことになるじゃろうからと、掃除した場所からついでに手に入れた貴金属類を換金した金を渡して去ろうしたのじゃ。
そしたら小娘がとんでもないことをしだした。
自身の両足を切り捨てたのじゃ。
これにはワシも仰天したわ。
だが、真に驚くのはこれからじゃった。
小娘からありえぬほどの量の気が迸ったのじゃ。
そしてそれは小娘の丹田から湧き出しておった。
「そんな…ありえん。今のドドルがこれほどの気を練れるわけが…まさか…まさかチャクラを開いたというのか!」
チャクラとは長い修行を積んだ果てに開けるようになるもので、それを開くことにより世界と接続することができる。そしてそのチャクラによって世界から気を汲み取ることが出来るようになる。
このチャクラを開けることによって神への道が開かれるのじゃ。嘗ては仙人とはチャクラを開き、神へと至る道を歩く者のみ名乗ることが許された物。
ちょっと長生きして多少強いと名乗れるような今の亀だの鶴だのという『なんちゃって仙人』とは違う本当の意味での超人。それが昔の仙人(鶴視点での昔は数千年単位)じゃった。
気が遠くなるほどの長く辛い修行の果てに悟りを開き、複数のチャクラを操ることにより、真なる神へと到れる。昇神することが出来たのじゃ。真なる神とはこれまた今の前任者から受け継ぐちょっと面倒なただの役職に成り下がった『なんちゃって神様』とは違い、まさに全知全能という言葉に相応しい力をもった存在。
そして、7つ全てのチャクラを開いて神になった者は長い地球の歴史の中で唯一人、ブッダという神だけだそうだ。その神の力はまさに世界を一変させるもので、大地を割り、海を裂き、天を貫くほどだったと古い文献で読んだことがある。
ブッダはその力を持って、空から襲来したピンクの魔神と戦い圧倒したとのことじゃ。魔神は不死なる存在で力で勝るブッダでも殺すことは出来ず、異界から魔神を追ってきた他の神と共に大地に封印したとか。
荒唐無稽過ぎて眉唾ものじゃと思っておったが、一度だけ武泰斗様がチャクラを開いて見せてくれたことがあり、チャクラの感覚は覚えておる。
もっとも武泰斗様も数時間の瞑想を経て、なおほんの僅かに開くだけしかできず、実戦には全く役には立てずにピッコロ大魔王に殺されてしまったがの。
でもチャクラは元々は神のみが持っている権能で、神以外では唯一『神の模造品』である『地球人』のみ発現するものじゃったはず。
小娘、ドドルは宇宙人のはずじゃ。
ワシは直ぐ様医者に確認した。
「うん、確かに彼女の遺伝子の半分は宇宙人だね。だけど残り半分は地球人だよ。彼女の母親は純粋な地球人だったようだね」
「じゃが、彼女は今まで宇宙で暮らしていたそうじゃが」
「神隠しだろうね。いやいや、おとぎ話じゃなくて実際にあることだよ。これは時空の捻じれによって生じた時空震などが原因でワームホールが出来てうんちゃらかんちゃら(専門用語はワシには意味が分からんで記憶に無い)と、こういうわけ。結論としては彼女の母親は神隠しで父親が住む星に飛ばされて、そして父親と結ばれて彼女が出来た。そういうことだろう」
「地球人は神の模造品故に、どんな種族とでも子を成せる。そして、その子は相手の種族と地球人の両方の性質を強化する、じゃったか」
「うん。よく覚えているね。ゲロの研究を手伝った末に至った地球人最優論さ。やはり人造人間なんかより、地球人をベースにしたキメラこそが最強の生物になりうると思うんだよね。だけどゲロのやつは僕の可愛い娘を!ニーナを!ゲテモノ呼ばわりしたんだよ!ありえないよね!ふざけやがって!生き返ってもう一度死ね!」
「オトウサン…オチツイテ…」
タッカー医師はいつもの病気が再発して喚き散らし、彼の娘が宥め始める。娘の容姿を抜きぬすれば心温まる光景でもあるが、現実は控えめに言っても地獄絵図である。ワシはそっと気配を消してその場を去った。
それから、ワシは今も秘境にて生きている武泰斗様の知り合いの仙人などからチャクラに関する文献を融通してもらったり(悟りを開いた仙人のくせにエロ本を大量に要求されたわ)して小娘、ドドルのチャクラを制御するための修行を開始した。
そしてある程度、チャクラを制御できるようになり、医者から闇ルートでカプセルコーポレーション製の最新の義足を調達してもらってから、本格的な修行を開始することになった。
ちなみに修行の手伝いをさせるため、桃白白を招聘したんじゃが。
あの日、合流場所のデパートにある遊戯コーナーに行くと、弟、桃白白がゲーム機の前に座り、ゲームに熱中していた。ヤツの後ろには幼い女の子達が並んでおり「ねー、機械のおじちゃん。まだ終わらないの?」「1回やったら後ろに並び直さないといけないんだよ」と注意をしていた。「ええーーいうるさい小童共が!今、良いところなんだ!邪魔をするでない!」とヤツがみっともなく喚き、右手の剣を抜いて振り回しだしたので、とりあえず蹴り飛ばしておいた。
あのときは酷く恥をかいたもんじゃ。少女達の親御さんにワシが頭を下げてまわったんじゃぞ。もちろん弟の性根を叩き直してやったわ。
桃白白にドドルの基礎修行任せてからワシは、ドドルの母親の事を調べるため、占いババの館に向かった。
流石に法外な占い料金を払う事は厳しいので、ドドルに隠れてこっそりと修行を積み直し、やっと占いをしてもらえたのはドドルの修行を開始して1年後、5回目の挑戦でじゃった。あの態度のでかい禿のナッパと太鼓持ちのラディッツめ。毎回奴らにボコにされて途中からは奴らに一矢報いる為という理由で修行が捗ったわい。
最後は二人まとめて簀巻きにしてやったがな。がはは。
それでもドドルの復讐を止める為には仕方がないことじゃ。
天涯孤独になったと思いこんでおるドドルに自分にもまだ帰る場所があるってことを教えてやるのが大人の努め。
ドドルの母親の年齢は生きていれば今年で30だそうじゃ。つまりその両親は50代ぐらいのはず。どちらも健在と考えるほうが常識的じゃ。
故に、占いババに母親の両親について占ってもらうことにした。
「…ドドルの母親の実家は東の都じゃな」
その言葉を聞いて、嫌な予感がした。
「両親もまた、東の都に住んでおったようじゃな」
そうか…
その都の名前はよく知っておる。
一日にして消えた都。
そしてサイヤ人によって消された都。
「両親は神隠しになった娘を、最後の日まで探しておったようじゃな。ちょうどサイヤ人が降りてきた場所で、その日も娘の所在を知っている人を探していたようじゃ。残念なことじゃ」
なるほど、なるほど。ここでもサイヤ人がついて回るか。ふざけるな。
奇しくもドドルの大事な人は全てサイヤ人に奪われたということじゃ。クソッタレが。
だが、ドラゴンボールなら!
「ちなみに、両親も、そのドドルの母親も、両方とも一度ピッコロ大魔王に殺されておる。残念じゃが二度目の蘇生はできん。諦めることじゃな」
やはり、地球に本当の神は居ないらしい。
全く、この世界は本当に糞みたいな世界じゃ。力がなくば幸せすら掴み取れんとわな。
ならば、ワシは小娘を幸せにするために、力を授けるしか無い。
何者にも負けぬ力を。
もう何も奪われぬようにな。
鶴仙流は何を持ってしても相手を殺す為の流派。
どんな理不尽な相手だろうが跳ね返して勝利を掴み取る為の流派。
誰も泣かずにすむ、そんな世界を作る為に目指した流派じゃ。
武泰斗様見ておいてくれ。ワシが目指した原点。今度こそ道を見失うことなく彼女に伝えてやるわ。
さしあたってワシがまずすることは…
「小娘、お主の新しい名を与える。お主はこれからイチノセ・ホナミと名乗るが良い」
「イチノセ…ホナミ?」
「ホナミとは極東の言葉で帆波と書く。荒々しい波の中でも帆を張り、未来へと進んでいける。そんな名前じゃ」
「イチノセは?」
「ああ…それは…そう、ワシの古い知り合いの家名じゃ。ちょうど戸籍を取るために使わせてもらってな」
あの後、安くない金を使って、戸籍を取った。
もし復讐を諦めた後、普通の少女として暮らせるように。
せめて、母親の家名だけは残せるように。
何か占いババの視点と勘違いしている方がいらしたのでちょっと修正しました。
後半は鶴仙人の回想シーンです。
全国1億5千万の桃白白ファンの皆様。
本当にごめんなさい。
なんか愉快なアイカツおじさんになってしまった。
予定ではもっとニヒルで頼りがいのある兄弟子ポジションの予定だったのに。
感想・評価をしていただけるとモチベ維持に繋がるのでありがたいです。
疑問質問罵倒なんでもお待ちしています。
今後もよろしくおねがいします。