天国にいるおじいちゃん。元気ですか?僕も元気です。おじいちゃんの遺言でオラリオに来てから色々なことがあって異端児との騒動が終わって数日が経った僕は・・・
一週間限定でレフィーヤさんの奴隷になりました。
「どうしてこうなった・・・」
「それはこっちのセリフです!」
発端は1時間前のことでした・・・
『マジックアイテムの実験に付き合って欲しい?』
『はい、許可して頂けばこちらのマジックアイテムを提供します』
『いいですよ』
3行で纏めるとこんな感じでまんまと渡された首輪型のマジックアイテムを着けてしまい、一方ではヘルメス・ファミリアのルルネ・ルーイさんがレフィーヤさんに指輪型の嵌めてしまいお互いのマジックアイテムが共鳴しあって効果を発動してしまい今に至ります・・・閑話休題、今はロキ・ファミリアのホームの『黄昏の館』にてこれからどうするかを話し合っています。
「・・・神ヘルメスが言うにはマジックアイテムの効力は一週間で失う。君も大変だね、ベル・クラネル」
「あ、あはは・・・」
「笑い事ではありません!」
そう、笑い事では無い。本来なら他派閥同士が干渉しあうのは良くないことだ。それもあの騒動の直後にである。
「万能者曰く、互いのホームにいることはないように一軒家を貸し切ってるらしい。君たちにはそこで暮らして貰う」
「え“、そ、それって・・・」
「ど、同棲・・・ってことですか・・・?」
「まぁ・・・そうなるね」
フィンさんが苦笑いしながら言う。固まる僕、そこにレフィーヤさんが手を挙げる。
「ま、待ってください!そ、そのマジックアイテムを壊すことは出来ないんですか!?」
「それも試してみようと思ったけどね・・・素材がアダマンタイトで出来ているんだ」
「何でアダマンタイトで出来てるんですかー!?」
ウガーとしながら叫ぶレフィーヤさん。因みにこの二つのマジックアイテムの名前はレフィーヤさんの方は『主人の指輪』僕の方は『奴隷の首輪』である。効果は一定以上の距離を取れないことと、名前の通り奴隷に対する主人の命令は絶対。そしてその命令を完了すれば主人からの『ご褒美』が強制的に発生する。
「うぅ・・・べ、ベル・クラネル!」
「は、はいぃ!?」
「団長の言うことはわかりました。だから今回は特別です」
「は、はい・・・?」
「一緒に同棲してあげるんです!わかりましたかあ!」
「わ、わかりましたぁ!?」
「よし、いい子です♪」
空気が凍る、レフィーヤさんが僕の頭を撫でてきた。真顔になるフィンさんにハッとするレフィーヤさん僕は突然の事で固まっている。
「ち、違います!わ、わざとじゃありません!?」
「成程・・・これが命令に対する『ご褒美』か・・・」
「こ、これが・・・うぅ・・・最悪です」
こうして僕とレフィーヤさんの長い一週間が始まった・・・