奴隷白兎   作:山吹色ノ大妖精

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同棲開始/1日目

あの後、僕たちはフィンさんの言っていたアスフィさんが用意したと言う一軒家に来ていた。その建物は二人が住むには丁度いいくらいである。

 

「・・・変な気を起こしたら即燃やします」

「お、起こしませんよ!?」

 

ファミリアを立ち上げて神様と二人暮らししていた時はドキッとすることはあったけど意識することは無かったが、ここまで意識することは無かった・・・

中に入ってみるとそこには生活するには必要最低限のものがあった。キッチンや洗面所、シャワー室などは普通ではあったが・・・問題は寝室にあった。

 

「何でダブルベット何ですか!」

「知らないですよ!?」

 

そう、寝室のベットがダブルベットであることである。相手はエルフの女の子だ、エルフは認めた相手にしか肌に触れることを許さない種族であるので文句も言いたくあるのだろう。そして最悪なことにこの家にはソファが無い・・・仕方ない。

 

「あ、あの・・・レフィーヤさん、僕は床でもいいので一人で寝て大丈夫ですよ?」

「うっ・・・うぅ・・・いえ!いいです!こうなったらヤケです!あなたを床で寝させてしまえば私が嫌なやつになってしまいますぅ!」

「え、エェ!?」

 

レフィーヤさんはこう言ってるが他派閥同士で一緒に寝るのは不味いのではないか・・・?

 

「む、無茶しなくてもいいんですよ!?」

「ええい!主人がそう言ってるんです!言うことに従いなさーい!」

「は、はい!?」

「よし♪いい子♪・・・ハッ!?」

 

レフィーヤの命令に従った僕はご褒美によってまた頭を撫でられてしまった。

 

「ち、違いますから!か、体が勝手に動いているだけで、私の意思ではありませんから!」

「わ、分かってますから!?」

 

ぜえぜえと息をするレフィーヤさん。僕は・・・いや、僕たちはこれからどうするかを話し合おうとした。

 

「あの・・・レフィーヤさん」

「・・・なんですか」

「これからどうするか話し合いませんか?」

「・・・そうですね」

 

こうして話しあった結果、今日は僕が自由にしていい日でレフィーヤさんは僕についてきてくれるが、明日はレフィーヤさんが自由な日で僕がそれについていくと言う形式を終わるまで交互に過ごすことになった。

 

「それで早速なんですけど・・・」

「どうしたんですか」

「ダンジョン行っていいですか?

「・・・いいですよ」

 

〜レフィーヤside〜

 

「【ファイアボルト】!」

 

宿泊先の確認を終えた私達はベル・クラネルの今日の方針の元、二人でダンジョンの中層に来ています・・・

 

「何で二人きりでダンジョンに行くんですか!」

「え、えっと・・・ダメでしたか?」

「ダメではありませんが、貴方のファミリアはどうしたんですか」

「えぇっと・・・戦える人でもヴェルフはへファイストス様の所に行っていて、リリはアイテムの買い集め、命さんはタケミヅチ様の所で鍛錬らしいです・・・ごめんなさい?」

「・・・別に謝らなくていいです」

 

せめてで誰か呼べば良かったです。そう思うと後ろから大量のモンスターの気配がした。

 

「詠唱します。時間を稼いでください」

「わかりました!」

 

私の言葉に応じる彼は一切の敵を私に寄せ付けない、お陰であっという間に詠唱が終わってしまった。

 

「離れてください!【ヒュぜレイド・ファラーリカ】!」

『グギャアァアア!?』

 

私の魔法で殲滅されるモンスターたち、後に残ったのはモンスターの魔石の灰だけだった・・・それで安堵してしまった瞬間

 

「危ない、レフィーヤさん!【ファイヤ・ボルト】!」

「え?」

『キャイン!?』

 

ベル・クラネルの魔法が私の横を通り過ぎて後ろのヘルハウンドが爆散する。気がつかなかった・・・

 

「大丈夫ですか、レフィーヤさん?」

「え、えぇ・・・大丈夫です」

「もう帰りましょう。これで十分だと思います」

「そ、そうですか・・・」

 

危ない所をベル・クラネルに助けて貰った所為か顔が熱くなって彼の顔が見れない・・・

 

「レフィーヤさん?」

「な、なんでもありません!さ、早く行きましょ!」

「は、はい!・・・ムギュ!?」

「へ?」

 

咄嗟に誤魔化して先にダンジョンの上層に向かおうとしたら、体が一人でに動いて彼の頭を胸に抱きしめてしまいました・・・嘘!?私命令してなんか・・・あ”

 

『詠唱します。時間を稼いでください』

『離れなさい!【ヒュぜレイド・ファラーリカ】!』

 

あ、あの言葉が命令にカウントされていたってこと!?〜〜〜ッ!?

 

「れ、レフィーヤさん!?締まる!?頭が締まるぅ!?」

 

私は彼の悲鳴に気付くまで羞恥心に塗れながら震えていました。この時幸運だったのは誰も見なかったことと、モンスターに襲われなかったので無事に帰れたことでした・・・

 

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