奴隷白兎   作:山吹色ノ大妖精

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めっちゃお久しぶりです。色々新作を出したりゲームをしたりしてやらなかったのですが、前から完結したいと思っていた作品を再びスタートします。よろしくお願いします


知らない問題を運で当てちゃう頭脳派兎(?)/2日目

 朝になった。僕とレフィーヤさんは互いに背中を向けて寝ていた。彼女を起こさないようにゆっくり動きながらベットから脱出してキッチンに赴き朝食を用意する。昨日余った極東の調味料(醤油)をかけて卵が焼けてきたことで香ばしい匂いがしたところで後ろの扉が開いてレフィーヤさんが出てきた。

 

「おはようございます、レフィーヤさん」

「おはようございます・・・」

 

 レフィーヤさんはまだ眠そうで、そのまま洗面所に向かった。その間にも僕は野菜を切ってレタスを切ったりパン四枚とベーコン二枚を焼いた。そうして顔を洗って目を覚ましたレフィーヤさんが戻ってきた頃にはパンとベーコンはこんがり焼き上がり美味しそうな匂いを醸し出していた。僕は切ったレタスとベーコンと目玉焼きをパンで挟みベーコンエッグバーガーが完成した。

 

 ベーコンエッグバーガーを紙に包んでレフィーヤさんに手渡す。そして椅子に座って食事を始めた。ベーコンエッグバーガーを食べたレフィーヤさんは昨日のように点数を言い出した。

 

「・・・62点」

「ぐっ・・・な、なぜでしょうか」

「味が濃ゆすぎです、野菜も足りません。こんな料理を作っていれば太ってしまいます」

「うぐぅ・・・」

 

 なかなか道理的な意見をいただき撃沈した僕は食べ終わったベーコンエッグバーガーの包んだ紙を弱々しくゴミ箱に捨てた。レフィーヤさんも食べ終わり包み紙をゴミ箱に捨てると僕の方に向いて話しかけた。

 

「さて、今日は私の自由な日です。そういうことで私のファミリアのホームに行きましょう。ホームに着いたら目隠しをしてもらうので良いですね?」

「はい・・・」

「よろしい」

 

 強めの発言に怖気付きながら言う通りに頷く。そうして何事もなくロキ・ファミリアのホームに着いた。

 

「それではベル、後ろを向きなさい」

「はい・・・いだだだ!?キツイです!レフィーヤさん!」

「男なんだから我慢しなさい!・・・よし!」

 

 レフィーヤさんの言う通り後ろを向く。そしたら目の前が真っ暗になった。しかし目隠しをキツく絞められて悲鳴を上げて思わず抗議するもの一蹴されてしまった。

 

「手首を掴むのであなたは何も言わずに歩いてください。階段があったら言うので」

「はい」

「よし、いい子です」

 

 そうして前が見えない中着いた部屋で椅子に座らさられる。そして目隠しを外されると意外な人がいた。

 

「リヴェリアさん!?」

「リヴェリア様と呼びなさい!」

「いいんだレフィーヤ、彼はエルフではないから呼び方まで強制させる必要はない」

 

 リヴェリアさんがレフィーヤさんを嗜めている。ここはリヴェリアさんの執務室だろうか、周りが本棚に満ちていてリヴェリアさんのであろう大きな机の向かいに今も僕が座っている机のも含めて二つある。

 

「ベル・クラネル、突然だが君にはレフィーヤと一緒に私の用意したテストを受けてもらう」

「わ、わかりました」

「よし、それではプリントを配るぞ、始めというまでは表にしないように・・・・・・それでは、始め!」

 

 そうして配られたプリントを解き始めた。内容は中層のモンスターや罠の対策が主で最後に下層の内容らしき問題があった。流石に下層の講義はまだ受けていないので、予測と偏見で答えた。時間になるとリヴェリアさんにプリントを回収されて答え合わせをしてもらい返却された。

 結果は──

 

「ベル・クラネル、君は100点だ」

「ウソ!?」

「ひゃ、100点・・・!?」

 

 解答用紙を見てみると中層は兎も角、下層の問題まで正解していた。

 

「君は勤勉なようだ。下層の問題はレフィーヤもよく間違える。エイナも喜ぶだろう」

「待ってください!僕は下層の講義は受けていません!当たったのはほぼ運です!」

「過ぎたる謙遜は嫌味だと思われるぞ、横を見なさい」

「へっ?・・・ヒッ!?」

 

 指示通りに横を見るとあからさまな怒気を醸し出したレフィーヤさんがいた。

 

「運・・・私の敗因は、運の悪さだって言いたいんですかぁあああ!?」

「す、すみませんでしたぁああ!」

「止まれ!」

 

 思わずその場から逃げようとするが、レフィーヤさんの命令によって動きを止めてしまう。

 

「勝負しましょう、ベル・クラネル・・・運で私と勝負しなさーい!」

「落ち着けレフィーヤ」

 

 暴走したレフィーヤさんをリヴェリアさんは止めてくれた。今にも暴れ出しそうなレフィーヤさんの肩を両手で押さえている。

 

「ッ!・・・ふうふう、な、なんでしょうか」

「今からロキを呼んでくる。それまでに一旦間違った箇所を復習するんだ」

「呼んだか?」

「・・・噂をすればだな」

 

 ここでタイミングを合わせたかのようにこのホームの主神であるロキ様が入室した。

 

「丁度良かったロキ、ベル・クラネルと賭け事をしてみろ、勝てたら酒を飲ませてやる」

「いいのか!?やったるやったる!こんなちびっ子ボコボコにしたる!」

 

 リヴェリアさんの軽い口車に飛び乗ったロキ様とポーカーを3回勝負で勝負することになった。イカサマが無いようにリヴェリアさんとレフィーヤさんが僕達を監視している。

 結果は──

 

「ストレートや!」

「フラッシュです」

「何ィ!?」

 

「勝負やぁ!」

「フルハウス」

「・・・あ、あと一回だけやろや?」

 

「泣いても負けてもこれが最後・・・フォーカードや!」

「ロイヤルストレートフラッシュ」

「グフォ!?」

 

「凄まじいな・・・イカサマの動きも無かった」

「むしろロキの方がイカサマしてましたよね」

「それは言わんでくれえ!」

 

 全勝した、圧倒的だった。そのせいでロキ様は潰れてしまった。

 

「よし、レフィーヤ、ベル・クラネル、ついてこい。今日の昼は私が奢ろう」

「ロキは・・・?」

「ほっとけ」

 

 こうして僕達はリヴェリアさんに連れられて豊穣の女主人に向かった。




批評と高評価でやる気が上がります。よろしくお願いします
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